事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約2180文字
3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(子会社139社及び関連会社23社)が営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。 事業内容の区分については、「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1)[連結財務諸表][注記事項]」に掲げる「[セグメント情報]」における事業区分と同一であります。 なお、当社グループでは、同業種または関連事業を展開するグループ会社及び当社の各部門を一体 と捉えた経営管理単位として「鉄道」、「物販・飲食」、「ホテル」、「ショッピングセンター (SC)」、「不動産」の5つのカンパニーを設置しております。各カンパニーの構成会社の概要は以 下のとおりであります。 ・鉄道カンパニー:当社鉄道部門及び以下の業種の連結子会社等 鉄道事業、船舶事業、車両等設備工事業、機械等設備工事業、電気工事業、 清掃整備事業、建設事業、駅業務等運営業 ・物販・飲食カンパニー:物販・飲食業及び流通業セグメントに区分されるホテル業の連結子会社 ・ホテルカンパニー:ホテル業(流通業セグメントに区分されるものを除く)の連結子会社等 ・ショッピングセンター(SC)カンパニー:ショッピングセンター運営業の連結子会社等 ・不動産カンパニー:不動産販売・賃貸業及び不動産投資運用業の連結子会社等 (1)モビリティ業 鉄道事業のほかに、旅客自動車運送事業及び船舶事業を展開しております。 鉄道事業のうち、当社は、北陸、近畿、中国及び九州北部の2府16県の広いエリアを営業範囲として、新幹線、在来線の特急を中心とする都市間輸送及び京阪神都市圏や広島、岡山等の地方中核都市を中心とする地域での都市圏輸送等を行っております。 そのほか、各種工事業、清掃整備事業等を展開しております。 事業の内容 主要な関係会社 鉄道事業 当社、嵯峨野観光鉄道㈱、関西高速鉄道㈱※、大阪外環状鉄道㈱※ 旅客自動車運送事業 JRバス中国㈱、西日本ジェイアールバス㈱ 船舶事業 JR西日本宮島フェリー㈱ 貸自動車業 JR西日本レンタカー&リース㈱ 車両等設備工事業 ㈱JR西日本テクノス、㈱JR西日本新幹線テクノス 機械等設備工事業 ㈱JR西日本テクシア 電気工事業 JR西日本電気テック㈱、JR西日本電気システム㈱、㈱てつでん 清掃整備事業 ㈱JR西日本メンテック、㈱JR西日本中国メンテック、㈱JR西日本金沢メンテック 建設事業 大鉄工業㈱、㈱JR西日本レールテック、㈱ジェイアール西日本ビルト、 広成建設㈱※ その他 ㈱JR西日本カスタマーリレーションズ、㈱JR西日本交通サービス、 ㈱JR西日本中国交通サービス (注)㈱てつでんは、2026年6月1日にT-SoLinx㈱に商号変更しております。 (2)流通業 百貨店業のほかに、主要駅における物販・飲食業等を展開しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2763文字
(3) 中長期的経営戦略 当社グループは、「私たちの志」の実現に向け策定した「JR西日本グループ長期ビジョン2032」(以下、「長期ビジョン」)において、<実現したい未来>を掲げており、その上で、<2035年にありたい姿>を次のとおり定義しました。 <実現したい未来> [安全、安心で、人と地球にやさしい交通] 交通全体がシームレスなサービスとして認識され、定着している未来 [人々が行きかう、いきいきとしたまち] 地域の魅力が高まり、定住・交流・関係人口が増加していく未来 [一人ひとりにやさしく便利で豊かなくらし] リアルの良さとデジタルの組み合わせで、個客体験が大きく高まる未来 [持続可能な社会] 様々なパートナーとの連携を通じて、持続可能な社会システムが構築されている未来 <2035年にありたい姿> [人を起点に、徹底した顧客目線で共創と挑戦を重ね、人、まち、社会のつながりを進化させ続ける企業グループ] また、<2035年にありたい姿>や経営環境変化等を踏まえ、重要課題であるマテリアリティを再整理しました(詳細は「2[サステナビリティに関する考え方及び取組] (2)重要なサステナビリティ項目」参照)。 2026年4月に策定した「JR西日本グループ中期経営計画2030」(以下、「中期経営計画2030」)では、未来に向けた「共創と挑戦」として、「安全、良質でサステナブルなモビリティへの変革」と、グループの強み(顧客接点・データ、技術・ノウハウ等)を活かした「事業ポートフォリオの変革」を実現することを基本方針としています。 その変革に向けて、<3つの重点分野>とともに、<全社横断戦略>として、各分野が連携して成長を図るための「5つの重点戦略」と「経営基盤の強化」を掲げています。なお、各重点分野における取り組みについては、<事業戦略>に記載のとおりです。 <3つの重点分野> ① モビリティ分野 ② 生活サービス分野 ③ インフラソリューション分野 <全社横断戦略> ① 5つの重点戦略 ア.安全、良質でサステナブルなモビリティへの変革 安全性向上を最優先に、顧客体験価値向上と技術による革新で、安全、良質でサステナブルなモビリティへの変革をめざします。 〇 安全性向上 ・ 重大リスクの抑え込み ・ 社会のニーズに応じた安全対策 〇 顧客体験価値向上 ・ カスタマージャーニーに沿った体験価値の向上 ・ 一人ひとりの好奇心を起点としたツーリズム ・ 新幹線のご利用機会の拡大 ・ 地域に最適な交通モード・運行体系の構築 〇 技術による革新 ・ オペレーションの進化・メンテナンス構造改革 ・ 鉄道技術を活かしたソリューション提供 イ.…
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約1051文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 当社グループを取り巻く経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、国内景気の緩やかな回復基調や堅調なインバウンド需要が継続してきました。一方で、自然災害の激甚化、人口減少に伴う市場の縮小や人財獲得競争の激化、ニーズや価値観の多様化、物価・金利の上昇に加え、不透明な国際情勢等、急速かつ構造的な環境変化に直面しています。 (2) 経営の基本方針 当社グループは、福知山線列車事故のような重大な事故を決して発生させないという確固たる決意のもと、被害に遭われた方々への真摯な対応、安全性向上に取り組んでいきます。 2023年4月には、未来社会におけるJR西日本グループの存在意義を見つめなおし、めざす姿として「私たちの志」を策定しました。この「私たちの志」をグループ全体の羅針盤として、グループ一丸となって取り組んでいます。 私たちの志 人、まち、社会のつながりを進化させ、 心を動かす。未来を動かす。 私たちは、 これからも安全、安心を追求し、高め続けます。 人と人、人とまち、人と社会を、リアルとデジタルの場でつなぎ、 西日本を起点に地域の課題を解決します。 そして、持続可能で活力ある未来を創り、その先の一人ひとりが思い描く暮らしを 様々なパートナーと共に実現していきます。 これまで、鉄道や駅を中心に人と人、人とまちをつなぎ、安全で豊かな社会づくりに貢献できるよう努力を積み重ねてきましたが、インフラを担う企業として、未来においても社会づくりに貢献する役割を果たし続けていくため、大きな転換期を迎えているこれからの社会の課題と向き合い、求められる価値を、事業活動を通じて提供していきます。 とりわけ、一人ひとりの暮らし、まち、社会全体が直面する課題に着目したとき、安全を基盤に広域で人と人、まち、社会をつなぐインフラサービスを提供し、またグループ全体で多くのお客様との接点、地域とのつながりを持つ当社グループは、これまで以上にお客様視点で「つながりを進化させる」ことで、大きな役割を果たしていくことができ、それこそが、未来の社会における私たちの存在意義と考えます。 引き続き、鉄道の安全性向上に向けた不断の取り組みを積み重ねていくことを基盤としつつ、様々なパートナーとの共創とイノベーションにより、「地域共生企業」として事業を通じて社会や地域の課題解決に貢献することで、社会的価値と経済的価値をあわせて創出し、よりよい未来を創り上げていきます。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約9172文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度においては、大阪・関西万博に伴うご利用、インバウンドのお客様のご利用等が堅調に推移する一方で、労働力不足やインフレ等、当社グループの経営に重大な影響を及ぼす環境の変化がより顕在化してきました。 このような事業環境の中で、当社グループは、2024年4月にアップデートを行った「中期経営計画2025」のもと、「私たちの志」「長期ビジョン」の実現に向けて、大阪駅や広島駅周辺のまちづくりプロジェクトの開業効果最大化、総合インフラマネジメント事業「JCLaaS」の推進、新決済サービス「Wesmo!」を通じたWESTERワールドの拡大等、リアルとデジタルの双方で、人・まち・社会のつながりの進化に取り組みました。 また、鉄道運行への再生可能エネルギー由来電力の導入を引き続き進めるとともに、国内で初めて次世代バイオディーゼル燃料を100%使用したディーゼル車両による営業列車の運行を開始するなど、地球環境保護の取り組みを推進しました。 その結果、営業収益は前期比8.1%増の1兆8,458億円、営業利益は同9.9%増の1,980億円、経常利益は同10.9%増の1,836億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.9%増の1,274億円となりました。 これをセグメント別に示すと次のとおりとなります。 ① モビリティ業 当社グループは、2005年4月25日に福知山線列車事故を発生させたことを踏まえ、引き続き、被害に遭われた方々へ真摯に対応してまいります。昨年12月には、「福知山線列車事故 車両保存施設」を整備しました。また、2023年4月にスタートした「安全考動計画2027」に基づき、「お客様を想い、ご期待にお応えする」ことを強く意識して安全性の向上に取り組むよう、安全に対する向きあい方を深め、組織風土として醸成すること等に取り組んでいます。 当連結会計年度においても、ホーム柵の整備を引き続き進めるとともに、お客様の転落を検知し乗務員や駅係員に知らせるホーム安全スクリーンや、ホームと車両の段差・隙間対策等、ホームの安全対策を進めました。具体的な例としては、京都駅、神戸駅、天王寺駅等の一部ホームでホーム柵の使用を、草津駅等でホーム安全スクリーンの使用を開始しました。また、岡山駅、 広島駅の新幹線ホーム等でホームと車両の段差や隙間を縮小する整備を実施しました。 自然災害への対策としては、斜面防災対策や降雨時運転規制へのレーダー雨量活用をはじめとした豪雨対策を引き続き実施しました。山陽新幹線における地震対策については、耐震補強対策及び逸脱防止対策を全線に拡大すべく、主要な対策は2027年度末までの完了をめざし、着実に整備を進めました。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1975文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) モビリティ業 流通業 不動産業 旅行・地域 ソリュー ション業 その他 (注1) 合計 調整額 (注2) 連結 財務諸表 計上額 (注3) 売上高 外部顧客への売上高 1,046,794 208,271 232,686 188,778 31,413 1,707,944 1,707,944 セグメント間の内部 売上高又は振替高 42,892 5,281 17,366 3,758 68,401 137,700 △ 137,700 1,089,687 213,552 250,052 192,536 99,814 1,845,644 △ 137,700 1,707,944 セグメント利益 122,508 13,833 38,908 1,133 4,141 180,526 △ 365 180,161 セグメント資産 2,319,346 111,761 983,754 62,419 74,805 3,552,087 200,272 3,752,359 その他の項目 減価償却費 130,720 5,700 33,321 613 1,552 171,908 △ 2,555 169,352 減損損失 283 2,229 2,774 32 114 5,435 5,435 持分法適用会社への 投資額 43,133 8,627 51,761 51,761 有形固定資産及び 無形固定資産の 増加額 174,242 7,124 102,671 1,212 2,948 288,200 288,200 (注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、広告業等を含んでおります。 2 調整額は以下のとおりであります。 (1) セグメント利益の調整額△365百万円は、セグメント間取引消去であります。 (2) セグメント資産の調整額200,272百万円には、セグメントに配分していない全社資産284,496百万円、セグメント間債権債務消去等△84,224百万円が含まれております。 (3) 減価償却費の調整額△2,555百万円は、セグメント間取引消去であります。 3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。…