事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1060文字
3 【事業の内容】 当企業グループは当社、連結子会社56社及び持分法適用関連会社4社により構成されております。 当企業グループが営んでいる事業内容は、次のとおりであります。 区分 主要な事業の内容 主要な会社 色材・機能材 関連事業 有機顔料、加工顔料、 プラスチック用着色剤、 カラーフィルター用材料、 インクジェット材料、 リチウムイオン電池材料 等 国内 トーヨーカラー、 東洋ビジュアルソリューションズ 海外 Toyo Ink Compounds Vietnam、 珠海東洋色材、台湾東洋先端科技、 Toyo Ink Europe Specialty Chemicals、 LioChem、LioChem e-Materials、韓一東洋 他 ポリマー・塗加工 関連事業 缶用塗料、樹脂、接着剤、 粘着剤、塗工材料、 天然材料、メディカル製品 等 国内 トーヨーケム、東洋モートン 他 海外 Toyo Ink (Thailand)、上海東洋油墨制造、 三永インキペイント製造、東洋インキ韓国 他 パッケージ 関連事業 グラビアインキ、 フレキソインキ、 グラビアシリンダー製版 等 国内 東洋インキ 他 海外 Toyochem Specialty Chemical、 Toyo Ink Indonesia、Toyo Ink Vietnam、 江門東洋油墨、Toyo Printing Inks 他 印刷・情報 関連事業 オフセットインキ、金属インキ、 印刷機械、印刷機器、 プリプレスシステム、 印刷材料 等 国内 東洋インキ、マツイカガク 海外 Toyo Ink India、天津東洋油墨、 Toyo Ink Europe、Toyo Ink America、 Toyo Ink Brasil 他 その他の事業 原料販売、役務提供、 不動産の賃貸管理、 子会社の持株会社 等 国内 当社、東洋ビーネット 他 海外 TIPPS、東洋油墨極東、 Toyo Ink International 他 販売業 各種当企業グループ取扱製品の 販売 海外 東洋油墨亞洲、深圳東洋油墨 他 また、当企業グループとその他の関係会社の子会社であるTOPPAN株式会社との間で製商品等の取引が行われております。 当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 事業の系統図は次のとおりであります。 (事業系統図)
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1337文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当企業グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当企業グループは、2024年1月1日より、商号・理念体系を新たにしました。新商号artience(読み方:アーティエンス、英語表記artience Co., Ltd.)は、「art」と「science」を融合した言葉です。artは色彩をはじめとした五感や心への刺激に加え、リベラルアーツの観点、scienceは技術や素材、合理性を表現しています。 新たな理念体系は、経営の基本的な考え方となるCorporate Philosophy(経営哲学)「人間尊重の経営」、ステークホルダーへの約束となるBrand Promise & Slogan(ブランドプロミス&スローガン)「感性に響く価値を創り出し、心豊かな未来に挑む」「Empowering Feeling」、社員の活動の拠り所となるOur Principles(行動指針)から構成されています。この理念体系の中で、持続的に輝き続ける未来のために人々が心豊かに暮らすことのできる社会を実現したいという「存在理由」、さまざまな技術や発想をつなぎ社会が抱える課題を解決に導くために、自社だけではなくパートナーと協業しその力を組み合わせることで人々の心を充たす美しさ・快さ・安心を届けるという「私たちの役割」を明確にし、我々が今後世界に提供していくべき価値を「感性に響く価値」と定義いたしました。 当企業グループは新たな理念体系のもと、強みとすべくartとscienceを融合し磨き上げ、目で見えること、触れて感じること、あるいは製品の品質を通じて感じることなど、人々の感性に響く価値を創り出し、心豊かな未来の実現に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 前中期経営計画においては、コロナ禍や急速な原材料高騰、ウクライナ紛争の長期化など大きな環境変化のなか、LiB用CNT分散体の事業の立上げなど今後の成長に向けた取り組みが進捗した一方で、既存事業の収益力やキャッシュフローなど業績・経営基盤には課題が残る結果となりました。 この様な状況下、社会から求められる価値の変化に対応し、「感性に響く価値」を提供し、心豊かで持続可能な社会に貢献する会社となるべく、artience株式会社と商号を変更するとともに、その目指す姿の実現に向けて新しい中期経営計画を策定しております。 当企業グループが成長の軌道に乗り、市場での存在感を発揮していくために、“GROWTH”を柱に、強い覚悟を持って変革を進めてまいります。 当企業グループは2029年12月期にROE10.0%以上を目標として掲げ、その過程として2026年12月期にROE7.0%以上を目標としておりましたが、8.…
対処すべき課題
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/ 原文長 約1378文字
(4) 対処すべき課題 新中期経営計画「artience2027」の2年目となる次期連結会計年度では、各事業を以下の通り推進してまいります。 色材・機能材関連事業では、液晶ディスプレイカラーフィルター用材料の中国市場でのシェア向上へ、現地での生産体制の確立など、市場ニーズに合わせた重点施策を進めてまいります。光半導体用材料は着実に事業を拡大させていくとともに、次世代技術の開発や用途展開により更に事業の幅を広げていきます。また、車載用リチウムイオン電池材料は、中長期でのEVシフトの方向性は変わらない見通しのもと、事業環境を見据えながら欧•米•中•日での生産体制の確立を進めるとともに、新規採用の更なる獲得、負極用やLMFP用の導電助剤などの製品構成拡大により収益機会の多様化を進めます。これらと並行し、全固体電池など次世代技術の開発も推進してまいります。 ポリマー・塗加工関連事業では、中国•米国•インドを中心にニーズを捉えた粘接着剤製品の開発を進め、グローバル視点でのサプライチェーンの最適化と更なる生産増強を図ります。缶用塗料は、2023年に実施したM&Aの効果を拡大すべく、グローバルで拠点間のネットワークを強化してシナジー創出に取り組みます。また、エレクトロニクス関連材料は、半導体向け製品群の実績を拡大するとともに、パイロットプラントを活用した差別化製品開発と量産化技術の獲得を促進し、アライアンスやM&Aも視野に事業拡大を加速してまいります。 パッケージ関連事業では、インドや東南アジアなど、海外市場の成長の取り込みを進めてまいります。中国では更なる成長へ向けて生産・営業・技術を強化すべく拠点間の連携体制の再構築を進めます。トルコでは新工場を稼働させ、トルコ市場のみならずEMEA地域(欧州・中東・アフリカ)への展開も加速させてまいります。また、顧客ニーズに先行した環境調和型製品の開発や展開を進めてまいります。 印刷・情報関連事業では、国内の情報系印刷市場の縮小が継続するとの考えのもと、アライアンスなども含めた更なる効率化を進めてまいります。また、省エネニーズをとらえたUV及びLEDインキの拡販や、脱プラに貢献する枚葉インキ・機能性コーティング剤の展開を進め、海外市場への拡大と紙器パッケージ市場での製品展開を加速させてまいります。 このような事業活動に加え、持続可能な経営の実践として経営基盤強化への取り組みを進めてまいります。人事制度や人材育成体系の刷新、DE&Iの推進、ビジネスアイデアコンテストの実施などの諸施策により、エンゲージメントの向上や挑戦する風土の醸成を図るとともに、事業戦略と連動した人材確保の取り組みなど、人的資本の強化を進めてまいります。また、ROIC等の資本効率性指標の浸透を進め、事業活動での実践展開を図ります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約6037文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当企業グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (単位:百万円) 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 2024年12月 期 351,064 20,414 21,008 18,540 伸長率(%) 9.0 52.7 63.1 90.4 2023年12月 期 322,122 13,372 12,880 9,737 当連結会計年度における世界経済は、国内で個人消費に持ち直しの動きがみられたほか、米国やインドでは景気が拡大し、東南アジアでも緩やかに回復しました。一方、中国では政策効果により供給の増加がみられたものの景気は足踏み状態となりました。 このような環境のなか、当企業グループは次の3つを経営方針として掲げ、経営活動を行ってまいりました。 第一の方針である「高収益既存事業群への変革」については、成長事業として位置付ける海外の包装関連分野で粘接着剤やリキッドインキが前中期経営計画期間に設備投資を行ってきたインドや東南アジアを中心に拡販が進んだほか、デジタル印刷市場の成長に伴いインクジェットインキが中国や欧州で伸長しました。また、高まる環境意識を背景として脱プラスチックに寄与する機能性コーティング剤や、省エネルギー対応のUV及びLEDインキの販売が好調に推移しました。 収益基盤事業として位置付けるプラスチック用着色剤は、北米の自動車用途や太陽電池用途が堅調に推移し、原材料費や運搬費等の費用増加がみられた国内の接着剤やリキッドインキは、品種統合による効率化やコストダウンを推し進めることで利益を確保しました。国内のオフセットインキは、情報系印刷市場の縮小が継続する中で、生産や物流面のアライアンスを更に進め、サプライチェーンの効率化を推進し採算改善を図りました。 第二の方針である「戦略的重点事業群の創出」については、ディスプレイ・先端エレクトロニクス関連事業で、液晶ディスプレイ市場の中国へのシフトが一段と加速する中、中国現地パートナーを活用したカラーフィルター用材料の現地供給に向けた準備が進展したほか、CMOSイメージセンサーなどの光半導体用材料の拡販も進めました。また、ディスプレイ用粘着剤の中国市場での拡販が進み、半導体関連分野でも電子デバイス向け半導体の絶縁シートなどが新規に採用となったことに加え、国内に設置したパイロットプラントを活用した半導体用の樹脂材料開発が進展しました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1596文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 調整額 (注)2 連結 財務諸表 計上額 (注)3 色材・ 機能材 関連事業 ポリマー・塗加工 関連事業 パッケージ関連事業 印刷・情報 関連事業 売上高 外部顧客への売上高 79,210 77,551 83,581 77,176 317,518 4,603 322,122 セグメント間の内部 売上高又は振替高 1,859 195 711 26 2,791 1,005 △ 3,797 81,069 77,746 84,292 77,202 320,310 5,609 △ 3,797 322,122 セグメント利益又は 損失(△) 2,687 5,257 3,668 2,373 13,986 △ 601 △ 12 13,372 セグメント資産 124,784 111,832 99,650 100,732 436,998 10,799 447,798 その他の項目 減価償却費 4,275 2,748 2,188 1,923 11,136 203 11,339 持分法適用会社への 投資額 2,069 856 2,925 267 3,192 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 8,647 4,526 3,402 2,817 19,394 562 19,956 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない原料販売等の事業セグメントや、当社が親会社として行うその他の収益を稼得する事業活動であり、役務提供等を含んでおります。 2 セグメント利益又は損失(△)の調整額 △12百万円 は、セグメント間取引消去等であります。 3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2716文字
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合につきましては、販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は、前期比 289億42百万円 ( 9.0%)増 の 3,510億64百万円 (期初計画 3,400億円、2024年8月9日公表修正計画 3,550億円)となりました。その内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しており、前中計期間に実施した海外での設備増強や販売強化策に加え、為替の効果もあり、成長事業(グラビアインキ、粘接着剤、UVインキなど)が大きく伸長し、増収となりました。この結果、海外売上高比率は、過去最高の55.4%となっております。 営業利益は、前期比 70億41百万円 ( 52.7%)増 の 204億14百万円 (期初計画 145億円、修正計画 200億円)となりました。液晶ディスプレイカラーフィルター用材料は大型が前半好調も後半は顧客の在庫調整があり前期並みとなり、車載用リチウムイオン電池材料は市況の鈍化により前期を下回ったものの、成長事業の伸長に加え、モバイル端末向け機能性フィルムの拡販や国内印刷情報の構造改革効果継続が寄与した結果、グループ全体で増益となりました。 経常利益は、前期比 81億27百万円 ( 63.1%)増 の 210億8百万円 (期初計画 135億円、修正計画 200億円)となりました。「支払利息」が増加しましたものの、営業利益の増加に加え「正味貨幣持高に係る利得」の発生により増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比 88億3百万円 ( 90.4%)増 の 185億40百万円 (期初計画 100億円、修正計画 165億円)となりました。経常利益の増加に加え、「投資有価証券売却益」の増加や、トルコでの投資優遇税制活用による税負担減により増益となりました。この結果、ROEは7.3%となり、前期の4.2%から大きく改善しております。 なお、セグメント別の経営成績については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。…