事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約839文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、連結財務諸表提出会社(以下「当社」という。)および子会社36社、関連会社9社により構成されております。 事業の内容の区分とセグメント区分は同一であり、当社および関係会社の当該事業に係る位置付けならびに各セグメントの関連は、次のとおりであります。 区分 主要製品・事業 事業を構成する会社 化学品事業 基礎化学品 当社、 (硫酸、硝酸、アンモニア等) その他会社 1社 ファインケミカル (封止材用等特殊エポキシ、難燃剤、殺菌 消毒剤等) (会社総数 2社) 機能性材料事業 ディスプレイ材料 当社、 (液晶配向材用ポリイミド等) NCK Co., Ltd.、 半導体材料 Nissan Chemical America Corporation、 (半導体用反射防止コーティング材等) 台湾日産化学半導体材料股份有限公司 、 無機コロイド その他会社 2社 (電子材料用研磨剤、各種表面処理剤等) (会社総数 6社) 農業化学品事業 農薬 当社、 (除草剤、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、 Nissan Chemical Europe S.A.S.、 植物成長調整剤) Nissan Bharat Rasayan Pvt., Ltd.、 動物用医薬品原薬 NCアグロ函館㈱、 その他会社 7社 (会社総数 11社) ヘルスケア事業 高コレステロール血症治療薬原薬 当社 ファインテック(課題解決型受託事業) (会社総数 1社) 卸売事業 化学品の卸売等 日星産業㈱、 その他会社 12社 (会社総数 13社) その他の事業 肥料(高度化成等)、造園緑化、運送、プラントエンジニアリング、硫酸の製造、電子材料の製造販売等 日本肥糧㈱、日産物流㈱、日産緑化㈱、 日産エンジニアリング㈱、NC東京ベイ㈱、 日本ポリテック㈱ その他会社 10社 (会社総数 16社) 以上の当社グループについて図示すると、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約3188文字
(1) 中長期的な会社の経営戦略並びに会社の対処すべき課題 当社グループは、2022年度に6ヵ年の中期経営計画Vista2027を始動しました。 後半3ヵ年(2025年度~2027年度)のStageⅡにおいて、2025年度は機能性材料セグメントの半導体材料が全体を牽引し、営業利益636億円(前年比+12%)、経常利益659億円といずれも過去最高値を更新しました。しかしながら、機能性材料以外のセグメント合計では営業利益は前年比で2%程度の増加に止まりました。その要因を踏まえた対処すべき主要課題は、新製品・新事業創出の加速、既存事業の収益性改善、DXなどを通じた業務変革と認識しております。 これらの解決に向け、新技術の導入やコストダウンにより事業基盤の強化を推し進めながら、M&A(合併・買収)を含めた成長分野への戦略投資、不採算事業の見極めを積極的に行うことで、事業ポートフォリオの拡充と切れ目の無い成長軌道の堅持を目指します。 Vista2027の後半3ヵ年(2025年度~2027年度)のStageⅡでは、最終年度(2027年度)の数値目標を売上高2,930億円、営業利益650億円と定め、最重要課題を新製品の創出としたうえで、基本戦略として次の3つを掲げております。 (1)「現有事業の利益拡大」 (2)「2030年を見据えた新製品の開発」 (3)「事業基盤の強化」 第1の戦略「現有事業の利益拡大」では、成長が見込まれる機能性材料および農業化学品セグメントへM&Aを含めて経営資源を集中的に投下し、既存製品や新製品の販売・開発を進め、利益の最大化を図ります。 機能性材料セグメントでは、AIサーバー向けなどの最先端・先端世代向けに使用量が増加している半導体材料の売上高は、今後も高いレベルの成長率を維持すると見込んでおります。これら旺盛な需要に対応する供給能力確保のため、研究開発から製造販売に至るバリューチェーン全体の強化と拡大に向けた投資を段階的に実施します。2025年度は富山工場において、半導体材料の技術開発、解析・検査能力増強のため「第2分析棟」を建設して運用を開始しました。 農業化学品セグメントでは、国内販売出荷金額ベースシェア1位を堅持することに加え、既存剤の適用拡大、新規国上市の増加、混合剤開発と導出を含む提携先協業強化などにより、海外向け既存剤の販売を更に拡大します。動物薬フルララネルは、米国MSD Animal Health社の新製品による市場拡大を見据え、原薬製造コストの低減により競争力を高めます。 化学品セグメントでは、2024年度にサブセグメントであるファインケミカルの固定資産の減損を実施しましたが、今後も外部製造委託の活用、製造工程の見直しなどの原価低減を徹底し、存続事業の拡大と高収益化を図ります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約3188文字
(1) 中長期的な会社の経営戦略並びに会社の対処すべき課題 当社グループは、2022年度に6ヵ年の中期経営計画Vista2027を始動しました。 後半3ヵ年(2025年度~2027年度)のStageⅡにおいて、2025年度は機能性材料セグメントの半導体材料が全体を牽引し、営業利益636億円(前年比+12%)、経常利益659億円といずれも過去最高値を更新しました。しかしながら、機能性材料以外のセグメント合計では営業利益は前年比で2%程度の増加に止まりました。その要因を踏まえた対処すべき主要課題は、新製品・新事業創出の加速、既存事業の収益性改善、DXなどを通じた業務変革と認識しております。 これらの解決に向け、新技術の導入やコストダウンにより事業基盤の強化を推し進めながら、M&A(合併・買収)を含めた成長分野への戦略投資、不採算事業の見極めを積極的に行うことで、事業ポートフォリオの拡充と切れ目の無い成長軌道の堅持を目指します。 Vista2027の後半3ヵ年(2025年度~2027年度)のStageⅡでは、最終年度(2027年度)の数値目標を売上高2,930億円、営業利益650億円と定め、最重要課題を新製品の創出としたうえで、基本戦略として次の3つを掲げております。 (1)「現有事業の利益拡大」 (2)「2030年を見据えた新製品の開発」 (3)「事業基盤の強化」 第1の戦略「現有事業の利益拡大」では、成長が見込まれる機能性材料および農業化学品セグメントへM&Aを含めて経営資源を集中的に投下し、既存製品や新製品の販売・開発を進め、利益の最大化を図ります。 機能性材料セグメントでは、AIサーバー向けなどの最先端・先端世代向けに使用量が増加している半導体材料の売上高は、今後も高いレベルの成長率を維持すると見込んでおります。これら旺盛な需要に対応する供給能力確保のため、研究開発から製造販売に至るバリューチェーン全体の強化と拡大に向けた投資を段階的に実施します。2025年度は富山工場において、半導体材料の技術開発、解析・検査能力増強のため「第2分析棟」を建設して運用を開始しました。 農業化学品セグメントでは、国内販売出荷金額ベースシェア1位を堅持することに加え、既存剤の適用拡大、新規国上市の増加、混合剤開発と導出を含む提携先協業強化などにより、海外向け既存剤の販売を更に拡大します。動物薬フルララネルは、米国MSD Animal Health社の新製品による市場拡大を見据え、原薬製造コストの低減により競争力を高めます。 化学品セグメントでは、2024年度にサブセグメントであるファインケミカルの固定資産の減損を実施しましたが、今後も外部製造委託の活用、製造工程の見直しなどの原価低減を徹底し、存続事業の拡大と高収益化を図ります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3852文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の世界経済は、人工知能を含むテクノロジー分野への投資拡大や各国の財政・金融政策を背景に回復基調を示したものの、2026年2月の中東における軍事衝突以降、原燃料価格の高騰やサプライチェーンの混乱などの影響を受け、 不透明感が高まりました 。このような状況のもと、当社グループの事業につきましては、化学品セグメントは、基礎化学品、ファインケミカルともに増収となりました。機能性材料セグメントは、半導体材料が好調に推移し、大幅な増収となりました。農業化学品セグメントは、国内、海外向け農薬ともに増収となりました。ヘルスケアセグメントは、減収となりました。 この結果、当期間における業績は以下の結果となり、売上高、各利益ともに前年同期及び業績予想を上回りました。 (単位:百万円、百万円未満切捨て) 2025年3月期 (実績) 2026年3月期 (実績) 前年比増減 2026年3月期 (業績予想) 業績予想比 増減 売上高 251,365 279,586 +28,221 272,200 +7,386 営業利益 56,833 63,552 +6,719 59,000 +4,552 経常利益 58,018 65,897 +7,878 59,000 +6,897 親会社株主に帰属する 当期純利益 43,043 49,707 +6,664 44,000 +5,707 セグメント別概況は以下のとおりであります。 化学品セグメント 基礎化学品では、高純度硫酸(半導体用洗浄剤)、尿素・「アドブルー®*」(高品位尿素水)が増収となりました。ファインケミカルでは、ファインオキソコール(化粧品原料等)が増収となりました。 この結果、当セグメントの売上高は 393億13百万円 (前年同期比 14億78百万円増 )、営業利益は 11億7百万円 (同 7億37百万円増 )となりました。業績予想比では、売上高は 3億円の下ぶれ 、営業利益は 3億円の上ぶれ となりました。なお、基礎素材であるアンモニアの生産量は前連結会計年度を下回りました。 * アドブルー®はドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標です。 機能性材料セグメント ディスプレイ材料では、「サンエバー」(液晶配向材用ポリイミド)が減収となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1290文字
1.報告セグメントの外部顧客に対する売上高は、代理人取引となる売上高についても総額で算定しております。 代理人取引となる売上高を純額とするための調整は、調整額に含めております。 2.調整額は以下のとおりです。 (1)外部顧客に対する売上高の調整額 △25,900百万円 には、代理人取引消去 △26,240百万円 と、各報告セグメントに帰属していない売上高 340百万円 が含まれております。 (2)セグメント利益の調整額 △5,413百万円 には、セグメント間取引消去 212百万円 、各報告セグメントに帰属していない売上高 341百万円 、各報告セグメントに配分していない全社費用等 △5,967百万円 が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (3)セグメント資産の調整額 42,367百万円 には、セグメント間取引消去 △29,918百万円 、各報告セグメントに配分していない全社資産 72,285百万円 が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産であります。 (4)減価償却費の調整額 574百万円 は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。 (5)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 1,091百万円 は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産であります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注) 2 連結財 務諸表 計上額 化学品 事業 機能性 材料 事業 農業 化学品 事業 ヘルス ケア 事業 卸売 事業 その他の事業 売上高 (1)外部顧客に対する 売上高(注) 1 26,198 78,310 82,109 5,133 98,050 15,542 305,344 △ 25,757 279,586 (2)セグメント間の 内部売上高又は振替高 13,115 35,066 14,134 91 30,849 16,213 109,470 △ 109,470 39,313 113,377 96,243 5,224 128,899 31,755 414,814 △ 135,227 279,586 セグメント利益 (営業利益) 1,107 35,331 26,043 1,352 3,813 2,038 69,687 △ 6,134 63,552 セグメント資産 33,751 77,237 111,518 8,385 53,398 25,279 309,569 45,508 355,078 その他の項目 減価償却費 2,803 6,216 3,931 472 90 1,293 14,808 597 15,405 のれんの償却…