事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1107文字
3 【事業の内容】 当社(ファーマライズホールディングス株式会社)は平成21年6月1日付で新設型会社分割を行い、調剤薬局事業を新設子会社のファーマライズ株式会社が承継することで、当社は持株会社となりました。現在の当社グループは、持株会社である当社を中心に、連結子会社12社で構成されております。 まちほけ株式会社は令和7年4月1日にGOOD AID株式会社を存続会社とする吸収合併をしたため、連結子会社の数より除外しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 それぞれの事業内容は以下のとおりであります。 (調剤薬局事業) 調剤薬局事業は、ファーマライズ株式会社、株式会社ケミスト、株式会社ヘルシーワーク、北海道ファーマライズ株式会社、GOOD AID株式会社、next PH株式会社、及び有限会社ひかり調剤薬局による、医療機関の発行する処方せんに基づき一般患者に医薬品の調剤を行う調剤薬局の経営事業であります。 (物販事業) 物販事業の主な内容は、ファーマライズ株式会社による化粧品等販売事業、コンビニエンスストア並びにドラッグストア等の運営事業であります。 (医学資料保管・管理事業) 医学資料保管・管理事業は、調剤薬局事業の周辺業務として、株式会社寿データバンクが手掛ける紙カルテやレントゲンフィルム等の保管・管理事業であります。同事業は、全国の病院において震災対応や業務効率化のための建替・移転が活発に行われていることから、積極的な営業活動により事業基盤の安定化に努めております。 (医療モール経営事業) 医療モール経営事業は、ファーマライズ株式会社がJR札幌駅内の「JRタワーオフィスプラザさっぽろ」で運営している医療モールに係る事業です。 (その他) その他の事業の主な内容は、①株式会社ミュートスで行っている製薬企業等向けのシステムインテグレーション事業等、②株式会社メディカルフロントで行っている医療関連ITソリューション事業等、③株式会社レイケアセンターによる人材派遣事業、④株式会社ウィークによる有料職業紹介事業、⑤GOOD AID株式会社等によるデイサービス・訪問看護・有料老人ホーム事業であります。 当社グループでは、これらの物販事業、医学資料保管・管理事業、医療モール経営事業及びその他の事業につきましても、調剤薬局のシナジー事業として収益機会の拡大に向けて鋭意取り組んでおります。 (事業系統図)
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約749文字
(3) 中長期的な会社の経営戦略 令和7年6月25日付で公表しました「中期経営計画~Make a Leap 2027 足場を固め、さらなる飛躍へ~」(以下、「中期経営計画」といいます)では、新たにミッション・ビジョン・バリューを定義し、グループ全体として「地域の患者に選ばれ信頼される調剤薬局グループ」、「特に高齢者の健康維持・医療・介護ニーズにきちんと寄り添う調剤薬局グループ」を長期的なゴールに掲げ、以下の項目につき、それぞれ成長戦略を設定しました。 (調剤薬局事業) ①薬剤師のかかりつけとしての機能強化 ②患者中心の薬局運営の継続 ③応需処方せん枚数増加に向けた取組の徹底 (その他) ④M&A対応の高度化 ⑤調剤薬局事業以外の既存事業の再構築 ⑥企業としての持続的な成長(サステナビリティ)の推進 中期経営計画策定にあたり、一定の不確実性を帯びるM&Aによる拡大は織り込まず、既存の基盤の成長のみで達成する計画であり、現実的かつ確実性の高い目標であると認識しております。 中期経営計画期間においては、特に新たにグループ入りした会社・店舗のPMI(M&Aの統合プロセス)を早期に完遂させ、利益率や運営効率を引き上げることで、調剤薬局事業を基軸としたさらなる飛躍につなげて行くための足場固めの期間と位置付けております。 (4) 目標とする経営指標 中期経営計画の最終年度となる令和10年(2028年)5月期における目標とする経営指標(連結ベース)は以下のとおりです。 項目 令和10年5月期 売上高 700億円 営業利益 16億円 当期純利益 7億円 ROIC 注 4.5% 注:ROIC(Return On Invested Capital)=税引後営業利益÷投下資本(純資産+有利子負債)
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約4061文字
(5) 対処すべき課題について ① 次なる成長期に向けての足場固め 新中計期間においては、当連結会計年度までに実施した大型M&A等によりグループインした会社・店舗の統合プロセスの早期完遂に注力します。横断的な部署間連携により、PMIを推進できる当社の強みを生かして、店舗・本部ともに既存のリソースを使った、オーガニックでの売上・営業利益確保に向けた体制を整備いたします。 体制整備を迅速に完了したのち、さらなる規模拡大へつなげてまいります。 ② 変化への対応と質的向上 調剤薬局業界は医療法、健康保険法によって調剤技術料、薬価等が定められており、そのために隔年で実施される診療報酬の改定(直近では薬価改定は毎年改定)等の影響を受けます。また社会の変化につれて医療の質も時々刻々変化しており、調剤薬局に対するニーズも今後一層強まっていく半面、競争が激化しております。 当社グループは応需処方せん枚数を増加させるために、変化するニーズを適確に捉え、積極的にサービスをそのニーズに反映させていく方針であります。新中計では、店舗スタッフ一人ひとりが患者に寄り添い、地域の健康・医療の窓口となり、地域医療の推進に薬物のプロとして貢献することを基本方針の価値観と改めて定めました。具体的な中期的成長戦略としては、1.教育プログラムを整備し、患者一人ひとりと丁寧に向き合うことができる薬剤師のかかりつけとしての機能を強化すること、2.地域の皆様に必要とされる「相談できる薬局」を構築し、患者中心の薬局運営を継続すること、3.患者満足度(CS)を把握し、満足度のさらなる向上へ取り組みながら、医療機関あるいは介護保険等の施設へのアプローチをすること等、基本的な対応を大事にして推し進めることとしております。 またニーズに適切に対応するためには、最新の専門情報の収集・蓄積や薬剤師の質的向上が必要となります。当社グループは従来から学術研究の充実に取り組み、薬局業務に関するテーマについて自主的に研究を重ねるとともに、その成果を共有するための社内学術大会を開催して人材育成に投資してまいりました。また、教育・研修に関する専門部署を設けてリーダー人材育成の研修も実施してレベルアップを図ってまいりました。こうした様々な角度での教育実施を繰り返し行うことにより、質の高いかかりつけ薬剤師の確保につながり、変化への対応が可能になるものと考えております。 ③ リスク管理の徹底 イ.調剤過誤への対応 調剤薬局は医療機関であり、患者の生命、健康に関わる業務です。特に調剤過誤は、健康を損なうおそれがあり、徹底的に防止することが使命であると認識しております。当社グループでは過誤のリスクに対し、委員会組織を設けてその防止に取り組んでおります。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約4974文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績の状況の概要 当連結会計年度(令和6年6月1日から令和7年5月31日)におけるわが国経済は、2024年度の名目GDPが600兆円を超える見込みであり緩やかな回復が続いております。しかしながら、米国の関税等の政策による世界的な景気後退リスク、これにともなう金融資本市場の変動リスク、及び国内の物価上昇の懸念等により見通しが付け難い状況であります。 こうしたなか、当社グループは令和3年12月24日に公表した「中期経営計画LSG(Leading to Sustainable Growth)2024」の最終年度を終え、令和7年6月25日付で新たな中期経営計画「Make a Leap 2027 足場を固め、さらなる飛躍へ」(以下、新中計)を公表しました。前連結会計年度から当連結会計年度にかけて、調剤薬局事業における300店舗以上のチェーングループを対象とする調剤報酬の減少があった中、積極的なM&Aによる規模拡大を推し進め、店舗の収益力を見極めながら不採算店舗を閉局して収益力向上に取り組んでまいりました。新中計では、新たにグループインした会社・店舗のPMI(M&A後の統合プロセス)を早期に完遂させることで足場を固め、調剤薬局事業を基軸とした成長戦略にしっかり取り組むことでさらなる飛躍につなげて行きます。 当連結会計年度における業績は、売上高63,508百万円(前年同期比16.6%増)、営業利益293百万円(前年同期比67.9%減)、経常利益は136百万円(前年同期比83.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は367百万円の損失(前年同期は351百万円の損失)となりました。 売上高においては、調剤薬局事業における調剤報酬・薬価改定の影響があったものの、主に調剤薬局事業のM&Aによる店舗数拡大にともなう調剤売上高の増加、及び物販事業のコンビニエンスストア部門が好調に推移したことにより増収となりました。 利益面においては、調剤薬局事業における調剤報酬・薬価改定の影響、仕入環境の変動にともなう原価の上昇、給与水準の引き上げによる人件費の上昇、及びM&Aにともなう費用の増加等により、前年同期比で営業利益及び経常利益は減益、親会社株主に帰属する当期純利益は損失となりました。 なお、セグメントごとの業績は以下のとおりであります。 (調剤薬局事業) 当連結会計年度における調剤薬局事業の業績は、売上高は52,625百万円(前年同期比19.1%増)、セグメント利益は578百万円(前年同期比47.3%減)となりました。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約697文字
(2) セグメント資産の調整額 45百万円 は、報告セグメントに配分していない全社資産であり、全社資産は主に報告セグメントに帰属しない提出会社現金及び投資有価証券であります。 当連結会計年度(自 令和6年6月1日 至 令和7年5月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務 諸表計上額 調剤薬局 事業 物販事業 医学資料 保管・管理事業 医療 モール 経営事業 売上高 外部顧客への 売上高 52,625 8,696 609 511 62,443 1,064 63,508 63,508 セグメント間の 内部売上高又は 振替高 52,625 8,696 609 511 62,443 1,064 63,508 63,508 セグメント利益又は損失(△) 578 △ 44 51 103 688 △ 52 636 △ 342 293 セグメント資産 26,655 1,969 1,261 299 30,186 1,691 31,878 45 31,924 その他の項目 減価償却費 549 27 42 17 637 92 730 730 のれんの償却額 650 95 745 17 763 763 減損損失 149 14 164 20 184 184 有形固定資産及び 無形固定資産の 増加額 1,767 11 37 101 1,917 153 2,071 2,071 (注) 1 その他には、報告セグメントに含まれない人材派遣事業、製薬企業等向けのシステムインテグレーション事業等が含まれております。 2 調整額は、以下のとおりであります。
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約3134文字
(2) 当連結会計年度の調剤薬局事業における地区別の店舗数及び販売実績は、以下のとおりであります。 地 区 別 店舗数 前年比増減 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 前年同期比(%) 北海道 62 21 7,215 7,727 107.1 青森県 109 宮城県 10 1,464 1,402 95.7 秋田県 251 237 94.3 山形県 114 150 131.3 福島県 12 1,656 1,619 97.8 茨城県 574 581 101.2 栃木県 547 508 92.9 群馬県 913 901 98.7 埼玉県 1,229 1,355 110.3 千葉県 658 693 105.3 東京都 46 3,943 4,838 122.7 神奈川県 12 1,523 1,746 114.6 新潟県 30 10 2,527 3,103 122.8 富山県 △1 701 668 95.3 石川県 1,178 1,138 96.6 福井県 691 672 97.3 山梨県 32 30 91.6 長野県 260 岐阜県 237 258 108.8 静岡県 16 2,828 3,128 110.6 愛知県 32 2,965 7,684 259.1 三重県 11 2,206 2,089 94.7 滋賀県 11 228 562 246.6 京都府 1,006 1,068 106.1 大阪府 48 △3 5,103 5,419 106.2 兵庫県 17 2,171 2,105 97.0 奈良県 386 381 98.5 和歌山県 422 574 135.8 長崎県 321 316 98.4 宮崎県 173 337 193.8 沖縄県 897 951 105.9 合 計 401 50 44,178 52,625 119.1 c. 調剤実績 当連結会計年度における処方せん応需実績は、以下のとおりであります。 地 区 別 前連結会計年度 (千枚) 当連結会計年度 (千枚) 構成比(%) 前年同期比(%) 北海道 683 769 14.5 112.5 青森県 18 0.3 宮城県 96 107 2.0 111.7 秋田県 19 18 0.4 96.5 山形県 0.2 108.6 福島県 157 143 2.7 91.2 茨城県 76 112 2.1 146.7 栃木県 28 27 0.5 98.2 群馬県 73 73 1.4 100.8 埼玉県 118 158 3.0 132.9 千葉県 103 96 1.8 93.6 東京都 454 588 11.1 129.3 神奈川県 109 155 2.9 142.0 新潟県 202 341 6.4 168.5 富山県 34 62 1.2 180.5 石川県 76 74 1.4 97.…