事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約1361文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は栗田工業株式会社(当社)、子会社65社及び関連会社1社により構成されております。 事業としては、水処理に関する技術、商品、メンテナンス・サービスを幅広く提供しており、水処理に関する薬品類の製造販売及びメンテナンス・サービスの提供を行う水処理薬品事業と、水処理に関する装置・施設類の製造販売及びメンテナンス・サービスの提供を行う水処理装置事業の2つに区分できます。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業における位置づけは、次のとおりであります。 なお、事業区分はセグメント情報におけるセグメントの区分と同一であります。また、当社を含む9社は複数の事業を行っております。 [水処理薬品事業] ─ボイラ薬品、冷却水薬品、空調関係水処理薬品、石油精製・石油化学向けプロセス薬品、紙・パルプ向けプロセス薬品、鉄鋼向けプロセス薬品、船舶関連水処理薬品、排水処理薬品、汚泥脱水処理薬品、土木建築関連処理薬品、ダイオキシン処理薬品、重金属固定剤、逆浸透膜処理薬品、薬注装置、イオン交換樹脂、メンテナンス・サービス、水質分析、ソフトウエアサービス ─会社総数39社 薬品類及び付帯機器の販売並びにメンテナンス・サービスの提供は、主に当社、クリタ・ケミカル関東㈱、クリタ・ケミカル関西㈱、クリタ・ビルテック㈱等17社(国内11社、海外6社)が行っております。また、薬品の製造販売はクリタ・ヨーロッパGmbH、栗田水処理新材料(江陰)有限公司等19社(海外19社)が行っております。そのほか薬品類の製造会社1社(国内1社)、水質等の分析会社1社(国内1社)、ソフトウエアサービス会社1社(海外1社)があります。 [水処理装置事業] ─超純水製造装置、医薬用水製造装置、純水装置、復水脱塩装置、ろ過装置、純水装置・排水処理装置・各種水処理装置の規格型商品、電子・鉄鋼・石油精製・石油化学・電力・紙・パルプ・医薬品・食品など各種産業の用水・排水処理装置、排水回収装置、工業用高性能液体クロマトグラフィー装置、有価物回収装置、バイオガス化設備、海水淡水化装置、プール関連設備、イオン交換樹脂、逆浸透膜、限外ろ過膜、半導体製造プロセス向け機能性洗浄水製造装置、浄水器、超純水供給、再生水供給、メンテナンス・サービス、精密洗浄、化学洗浄、水処理施設の運転・維持管理、土壌・地下水浄化、家庭用飲料水、ソフトウエアサービス ─会社総数28社 装置・施設類の製造販売及びメンテナンス・サービスの提供は、主に当社、韓水テクニカルサービス、U.S.ウォーター・サービス,Inc.等6社(国内1社、海外5社)が行っております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約739文字
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社グループは、2018年4月より5ヵ年の中期経営計画「MVP-22」(Maximize Value Proposition 2022)をスタートさせました。MVP-22計画最終年度(2022年度)の業績目標は次のとおりです。 売上高年平均成長率 3%以上(M&A等による上積みを除いた自律的成長分) 売上高営業利益率 15% 自己資本当期純利益率(ROE) 10%以上 MVP-22計画では「既成概念を壊し、仕事の品質とスピードを飛躍的に高め、顧客親密性を最大化する」を基本方針として、「社会との共通価値の創造」、「ソリューション提供の高速化」、「収益性のさらなる向上」、「コーポレートガバナンスの強化」、「働き方・意識改革とICT活用」を目指し、次の重点施策にスピードを上げて取組んでおります。 (重点施策) ①CSV(Creating Shared Value)ビジネスの展開 自然環境、産業、人々の生活に貢献する独創性の高い技術・商品・サービスで収益を拡大する。 ②総合ソリューションの拡充 水処理薬品、水処理装置、メンテナンスの技術・商品・サービスを駆使した総合ソリューションを顧客に迅速に展開する。 ③水処理装置事業の生産体制の再構築 生産体制・プロセスを抜本的に見直し、生産活動の品質とスピードを飛躍的に高める。 ④新事業の創出とイノベーション推進 既存の事業領域を拡大・拡充するとともに、新たな収益の柱となる事業領域を創出する。 ⑤研究開発の基盤強化と推進 技術立社としての強固な基盤を構築し、先進的な研究開発を推進する。 ⑥グループガバナンスの体制整備 グループ各社における内部統制の実効性を向上させる。
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約805文字
(3) 会社の対処すべき課題 中期経営計画「MVP-22」の初年度である2018年度は、CSVビジネスの展開と総合ソリューションの拡充に注力し、米国のU.S.ウォーター・サービス,Inc.の買収により米国において水処理薬品、水処理装置、メンテナンス・サービスによる総合ソリューションを拡大展開するための事業基盤を獲得するとともに、米国で半導体向け精密洗浄事業を展開するペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.の25%株式取得に関する契約を締結し、半導体市場における精密洗浄のグローバルサプライヤーとして付加価値の高いソリューションを提供するためのサービス事業の基盤を強化しました。さらに、米国で人工知能/機械学習を活用した水道管の劣化予測ソフトウエアサービスを展開するベンチャー企業フラクタ,Inc.の株式の過半数を取得し、人工知能と機械学習の最先端技術、ノウハウを取得し、水と環境の分野でIoT/AIを活用したイノベーションにより新たなビジネスモデルを創出する体制を強化しました。また、コーポレートガバナンスのさらなる強化にも取り組み、社長をはじめとした経営層の後継者育成に関わる仕組みを整備するとともに、政策保有株式の縮減に関する方針を明確化し、保有株式の売却に注力しました。 MVP-22計画の達成に向けた当社グループのさらなる変革には、従来のビジネスモデル、ビジネスプロセスから早期脱却を図り、顧客にとって他に替え難い独創性の高い総合ソリューションの提供に邁進していくことが必要です。そのために、MVP-22計画の2年目となる2019年度は、国内における市場別・地域別営業体制を一層強化し総合ソリューションの展開を加速するとともに、海外においては買収事業のPMIを迅速に完遂し、グループとしての最適かつ一体的な運営体制を軌道に乗せることで、中間年度以降の飛躍的な変革に向けた土台を固めていきます。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約6031文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。 (1) 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題により景気の先行きに不透明感が高まり、年度後半にかけて中国及び欧州の経済成長は減速しましたが、米国の景気は堅調に推移し、中国を除くアジアの新興諸国も景気回復の動きが続いたことから、総じて緩やかに成長しました。国内経済は、個人消費が伸び悩むなど力強さはないものの、緩やかな成長が続きました。 当社グループを取り巻く市場環境は、国内においては、夏期に自然災害が相次いだことにより製造業の生産活動は、一時的に低下したものの、底堅く推移しました。設備投資は、高水準な企業収益を背景に増加しました。海外では、東アジアの電子産業を中心に活発な設備投資が継続しました。 このような中、当社グループは5ヵ年の中期経営計画「MVP-22」(Maximize Value Proposition 2022)をスタートさせました。「既成概念を壊し、仕事の品質とスピードを飛躍的に高め、顧客親密性を最大化する」という基本方針のもと、当連結会計年度は、水処理薬品、水処理装置、メンテナンス・サービスの技術・商品・サービスを駆使した総合ソリューションによる顧客への価値の提供に注力しました。特に、顧客の「節水」「CO2削減」「廃棄物削減」効果に優れ、社会との共通価値の創造を促進する技術・商品・サービスをCSV(Creating Shared Value)ビジネスと位置付け、排水回収システムを用いた顧客の水資源問題の解決に貢献する再生水供給サービス、ボイラ内のスケール(難溶性物質)生成を防止することによりボイラの省エネルギー稼働に貢献する水処理薬品、ごみ焼却施設に適用することで廃棄物削減と持続可能なエネルギー利用の実現に貢献する乾式メタン発酵技術を用いて発生するガスを利用する資源循環設備向け大型案件などを展開しました。また、IT・センシング技術を活用した競争力のある商品・サービスの開発と市場展開により総合ソリューションの強化を図りました。海外では、米国において水処理薬品・水処理装置を製造・販売するU.S.ウォーター・サービス,Inc.を買収したほか、半導体向けの精密洗浄事業を展開するペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.の25%株式取得に関する契約を締結するなど、米国での総合ソリューション展開に向けた事業基盤を強化しました。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約1019文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注) 連結財務諸表 計上額 水処理薬品 事業 水処理装置 事業 売上高 外部顧客への売上高 90,361 146,453 236,815 236,815 セグメント間の内部売上高 又は振替高 431 298 729 △ 729 90,792 146,751 237,544 △ 729 236,815 セグメント利益 7,180 15,312 22,493 △ 18 22,475 セグメント資産 95,589 158,631 254,220 68,826 323,046 セグメント負債 29,198 53,167 82,366 △ 172 82,193 その他の項目 減価償却費 3,593 12,083 15,677 15,677 減損損失 85 85 327 413 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 3,162 19,805 22,967 22,967 当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注) 連結財務諸表 計上額 水処理薬品 事業 水処理装置 事業 売上高 外部顧客への売上高 102,088 157,321 259,409 259,409 セグメント間の内部売上高 又は振替高 779 1,532 2,311 △ 2,311 102,867 158,854 261,721 △ 2,311 259,409 セグメント利益 8,327 15,932 24,260 65 24,326 セグメント資産 111,580 196,152 307,733 42,152 349,885 セグメント負債 34,105 76,660 110,765 △ 353 110,412 その他の項目 減価償却費 4,117 12,001 16,118 16,118 減損損失 1,097 1,097 1,097 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 3,502 34,668 38,170 38,170 (注) 調整額は、次のとおりであります。 1.売上高は、セグメント間取引消去額であります。 2.セグメント利益は、セグメント間取引消去に伴うものであります。