事業の内容
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3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社34社及び関連会社5社により構成され、農薬を軸とする有機化学分野と、機能性材料と酸化チタンを軸とする無機化学分野における化学工業製品の製造・販売及びその他の事業の3部門に関する事業を行っております。各事業における当社及び主な関係会社の位置付けは、次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 有機化学事業:農薬(除草剤、殺虫剤、殺菌剤等)、動物用医薬品、医薬、有機中間体 農薬は、当社が製造し、国内販売は石原バイオサイエンス(株)を通じて、海外販売は当社が直接・間接に販売しております。主な海外子会社の位置付けは、次のとおりであります。 ISK BIOSCIENCES EUROPE N.V.は欧州・中東及びアフリカ地域において、ISK BIOSCIENCES CORP.は米州において当社農薬事業の統括及び農薬の製剤・販売を行っております。 動物用医薬品については、当社が研究・開発を行っており、国内は当社が製造し直接・間接に販売しております。米国は、ISK ANIMAL HEALTH, LLCが製造・販売しております。 医薬については、当社保有技術を活かして医薬品原末の製造・販売を行っております。 有機中間体は、当社が製造し直接販売を行っております。 無機化学事業:機能性材料、酸化チタン、その他化成品 機能性材料は、当社、富士チタン工業(株)及びMFマテリアル(株)が製造し、直接・間接に販売しております。 酸化チタンは、当社及び富士チタン工業(株)で製造し、国内はもとより世界市場に向けて直接・間接に販売しております。 台湾石原産業(股)は、当社グループの機能性材料、酸化チタン製品等の輸入・販売業務を行っております。 その他の事業:商社業、建設業等 商社業は、石原テクノ(株)が、当社の有機・無機化学製品の販売や原材料の調達などを行っているほか、一般化学工業品等の仕入・販売を行っております。 石原エンジニアリングパートナーズ(株)は、当社グループの生産設備等の建設・修繕や外部受託によるプラントなどの建設・修繕を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(2) 目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループは、長期ビジョン「Vision 2030」とそれに基づく中期経営計画(2024~2026年度)「Vision 2030 Stage Ⅱ 」に取り組んでおります。 1. 長期ビジョン「Vision 2030」 当社グループは、創立100周年を機に、10年先の2030年にありたい姿を描き、2030年に向けた長期ビジョン「Vision 2030」として 「独創・加速・グローバル。化学の力で暮らしを変える。」 を制定し、以下の経営目標や取組方針などの実現を目指します。 (1) 経営目標(2030年) ・連結営業利益 240億円以上( 想定連結売上 1,800億円以上 ) ROE 10%以上の安定確保 ・株主還元 安定的な株主還元の継続 (2) 基本的な取組方針 ・コアコンピタンスである「化学技術」を中心として「独自の技術開発力」「品質・環境対応力」「グローバルな協業力」 の“3つの強み”とそれらを支える「経営推進力」により「Vision 2030」の達成に取り組んでいきます。 ・ サステナブルな社会の実現に向けて貢献するとともに、その事業活動を通じて企業価値の向上を両立します。 (3) 事業方針と重点施策 1) 有機化学事業 事業方針:「顧客の価値向上に直結する独自製品を世界中に供給し、人々の食、健康、生命を支えてサステナブルな社会の実現に貢献する。」 重点施策:・バリューチェーンを意識した開発・商業化の推進 ・自社技術の錬磨・進化による価値創造加速と成長路線復活 ・主力製品の世界一低コスト製造と顧客への安定供給 2) 無機化学事業 事業方針:「酸化チタンで培った技術をベースとした新たなる価値を創造し、環境並びに情報化社会を支えてサステナブルな社会の実現に貢献する。」 重点施策:・酸化チタンの光学的特性を多様化させて、新たな価値創造を実現 ・ICT普及や自動車EV化などの社会課題解決に機能性材料で貢献 ・生産構造改革により環境負荷低減と生産効率化とを両立 2. 中期経営計画(2024~2026年度) 「Vision 2030 Stage Ⅱ 」 (1) 基本方針 長期ビジョン「Vision 2030」からバックキャストした2段階目の中期経営計画「Vision 2030 Stage Ⅱ」は、「Vision 2030 Stage Ⅰ」から継続し、サステナブルな企業価値創造を目指すことを基本方針とします。そして、 独創のための研究・技術開発力の強化と効率化 、当社の技術力を海外市場で発揮するための グローバル化の加速 、 ROIC経営の推進 、並びに、 安定した株主還元の継続 、等の重点施策の実施により、事業基盤の強化と事業構造の改革を推進します。…
対処すべき課題
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(2) 目標とする経営指標、中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 当社グループは、長期ビジョン「Vision 2030」とそれに基づく中期経営計画(2024~2026年度)「Vision 2030 Stage Ⅱ 」に取り組んでおります。 1. 長期ビジョン「Vision 2030」 当社グループは、創立100周年を機に、10年先の2030年にありたい姿を描き、2030年に向けた長期ビジョン「Vision 2030」として 「独創・加速・グローバル。化学の力で暮らしを変える。」 を制定し、以下の経営目標や取組方針などの実現を目指します。 (1) 経営目標(2030年) ・連結営業利益 240億円以上( 想定連結売上 1,800億円以上 ) ROE 10%以上の安定確保 ・株主還元 安定的な株主還元の継続 (2) 基本的な取組方針 ・コアコンピタンスである「化学技術」を中心として「独自の技術開発力」「品質・環境対応力」「グローバルな協業力」 の“3つの強み”とそれらを支える「経営推進力」により「Vision 2030」の達成に取り組んでいきます。 ・ サステナブルな社会の実現に向けて貢献するとともに、その事業活動を通じて企業価値の向上を両立します。 (3) 事業方針と重点施策 1) 有機化学事業 事業方針:「顧客の価値向上に直結する独自製品を世界中に供給し、人々の食、健康、生命を支えてサステナブルな社会の実現に貢献する。」 重点施策:・バリューチェーンを意識した開発・商業化の推進 ・自社技術の錬磨・進化による価値創造加速と成長路線復活 ・主力製品の世界一低コスト製造と顧客への安定供給 2) 無機化学事業 事業方針:「酸化チタンで培った技術をベースとした新たなる価値を創造し、環境並びに情報化社会を支えてサステナブルな社会の実現に貢献する。」 重点施策:・酸化チタンの光学的特性を多様化させて、新たな価値創造を実現 ・ICT普及や自動車EV化などの社会課題解決に機能性材料で貢献 ・生産構造改革により環境負荷低減と生産効率化とを両立 2. 中期経営計画(2024~2026年度) 「Vision 2030 Stage Ⅱ 」 (1) 基本方針 長期ビジョン「Vision 2030」からバックキャストした2段階目の中期経営計画「Vision 2030 Stage Ⅱ」は、「Vision 2030 Stage Ⅰ」から継続し、サステナブルな企業価値創造を目指すことを基本方針とします。そして、 独創のための研究・技術開発力の強化と効率化 、当社の技術力を海外市場で発揮するための グローバル化の加速 、 ROIC経営の推進 、並びに、 安定した株主還元の継続 、等の重点施策の実施により、事業基盤の強化と事業構造の改革を推進します。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 経営成績の状況 当期の世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や世界的なインフレによる物価高の継続、各国の金融引き締め政策などにより、依然として景気の先行き不透明な状況が続きました。当社グループの主力事業を取り巻く環境は、有機化学事業においては、主力の農薬について、米州で殺菌剤が減少したものの、欧州では殺虫剤などの需要が増加し、アジアや国内販売も堅調に推移しました。無機化学事業においては、酸化チタンの自動車向けが堅調に推移したものの、国内建築用途向けや海外販売が低迷し、機能性材料も電子部品用材料の販売が積層セラミックコンデンサ(MLCC)業界の在庫調整の影響で減少しました。 このような状況下、当社グループは、長期ビジョンとして「Vision 2030 独創・加速・グローバル。化学の力で暮らしを変える。」を掲げ、2021年度から2023年度の3か年の中期経営計画「Vision 2030 StageⅠ」に取り組む中で、ESG、SDGs視点での経営強化や目標の具体化などを推進することにより、サステナブルな企業価値創造を目指しました。 この結果、当期の連結業績は、売上高1,384億円(前期比72億円増)、営業利益114億円(前期比28億円増)、営業外では為替差益を計上するなどで経常利益148億円(前期比45億円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、硫酸法酸化チタンに関連する固定資産の減損損失67億円を特別損失に計上するなどで79億円(前期比10億円増)となりました。 事業の種類別セグメントの状況は次のとおりであります。 (有機化学事業) 農薬は、海外販売について、米州では、除草剤が堅調に推移しましたが、ブラジルでの在庫調整の影響などにより殺菌剤の販売が大きく減少しました。欧州では、アフリカでの害虫発生などにより殺虫剤の需要が拡大したことなどで増収となりました。アジアでは、除草剤や殺菌剤などの販売が増加しました。国内販売については、殺虫剤や殺菌剤などの販売が前期を上回りました。 農薬以外では、動物用医薬品や医薬品原末などのヘルスケア事業の売上高が前期を上回りました。 この結果、有機化学事業の売上高は、671億円(前期比34億円増)、営業利益は113億円(前期比7億円増)となりました。 (無機化学事業) 酸化チタンは、自動車向けは需要が回復したものの、建築用途向けなどの需要回復が鈍かったことに加え、アジア市況の低迷などが長引き、販売数量は伸び悩みました。その一方で、前期に実施した価格改定の寄与や、為替円安の影響などで、売上高は532億円(前期比37億円増)となりました。…
セグメント関連
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(1) セグメント利益の調整額△3,234百万円には、セグメント間取引消去122百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,356百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2) セグメント資産の調整額16,573百万円には、セグメント間債権債務消去△1,282百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産17,856百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない親会社での余資運用資金(現金及び有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)、全社共用の資産等であります。 2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注1) 連結 財務諸表 計上額 (注2) 有機化学事業 無機化学事業 その他の事業 売上高 外部顧客への売上高 67,171 68,043 3,241 138,456 138,456 セグメント間の内部 売上高又は振替高 3,878 3,878 △ 3,878 67,172 68,043 7,119 142,334 △ 3,878 138,456 セグメント利益 11,326 3,278 291 14,897 △ 3,405 11,491 セグメント資産 91,242 106,043 4,848 202,134 22,190 224,324 その他の項目 減価償却費 957 3,989 49 4,996 211 5,207 持分法投資利益 597 597 597 減損損失 6,763 6,763 204 6,967 持分法適用会社への投資額 6,388 6,388 6,388 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 987 7,751 8,748 900 9,648 (注) 1 調整額は、次のとおりであります。
主要な顧客・販売先
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(3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称 販売高(百万円) 前年比(%) 有機化学事業 67,171 5.3 無機化学事業 68,043 5.5 その他の事業 3,241 8.2 合計 138,456 5.5 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。