事業の内容
抜粋表示
/ 原文長 約3377文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社167社、関連会社27社で構成され、事業の核をヘルスケアにおいて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連(注)、消費者関連及びその他(倉庫・運送業、液晶・分光事業及び化学薬品等)の事業活動を展開しております。 当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (注)ニュートラシューティカルズとは、栄養「Nutrition」+薬「Pharmaceuticals」の造語であり、科学的根拠をもとに開発された医薬部外品や機能性食品及び栄養補助食品等を取り扱うセグメントです。 [医療関連事業] 国内においては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱他が、海外においては大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他が医療用医薬品の販売を担っております。 このうち、治療薬の分野に関しては、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱が日本における製造販売を行っており、大塚製薬㈱及び大鵬薬品工業㈱は、大塚アメリカファーマシューティカル Inc.、大鵬オンコロジー Inc.及び大塚ファーマシューティカルヨーロッパ Ltd.他に対して治療薬の輸出を行っております。また、臨床栄養の分野に関しては、日本においては㈱大塚製薬工場及びイーエヌ大塚製薬㈱他が製造販売を、海外においては中国、インド、インドネシア及びエジプト他、各国で製造販売を行っております。研究開発活動に関しては、日本及び米国を中心に行っており、大塚製薬㈱は、新薬に関する研究開発業務を米国の大塚ファーマシューティカルD&C Inc.、アステックスファーマシューティカルズ Inc.他に委託しております。 当社の医療関連事業における主要製品は、以下のとおりであります。 製品名 主な効果・効能 薬の作用と効果について エビリファイ持続性水懸筋注用/Abilify Maintena 統合失調症の治療 脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善する。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2730文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、「流汗悟道(Commitment)」、「実証(Actualization)」、「創造性(Creativity)」という経営の真髄に基づき、ユニークかつ多様な事業と世の中の真のニーズ・インサイト、サイエンスやテクノロジーを有機的に結合させることから生まれる新しいコンセプトや、多様な事業との重なりや派生、ニッチな領域の開拓により新たな価値を創造してきました。 引き続き、日々の健康の維持・増進、疾病の診断から治療までを担うトータルヘルスケア企業として、顕在化しているが満たされないニーズと消費者が気付いていないニーズに対し、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の独創的な製品を提供することにより、「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を目指してまいります。 (1) 第3次中期経営計画の位置づけと主な施策 第3次中期経営計画は、「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進~成長の5年間~」と位置づけ、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業をコア事業として、新たな価値創造と既存事業価値の最大化に取り組みます。また資本コストを意識した経営を実践し、持続的な成長を目指します。 <業績目標>年平均成長率10%以上の事業利益成長 • 医療関連事業・ニュートラシューティカルズ関連事業の主力製品・ブランドの着実な成長により実現(オーガニックな成長) • 積極的な研究開発投資を行い、次期中期経営計画以降の収益を牽引する新薬開発の継続 (注)事業利益=売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費+持分法による投資損益-研究開発費 <事業戦略>既存事業価値の最大化と新たな価値創造 ① 主力製品・ブランドへの戦略的な取り組みにより成長を加速 ・医療グローバル4製品(「エビリファイ メンテナ」「レキサルティ」「サムスカ/ジンアーク」「ロンサーフ」)、ニュートラシューティカルズ主要3ブランド(「ポカリスエット」「ネイチャーメイド」、ニュートリション エ サンテ社ブランド)、ニュートラシューティカルズ育成3ブランド(デイヤフーズ社ブランド、「エクエル」「ボディメンテ」)を成長ドライバーと位置付け、戦略的な取り組みを強化 ② 次世代の事業・製品への取り組み ・医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業における持続的成長を牽引する新製品群の上市と育成 医療関連事業:“大塚だからできる”新領域での挑戦、未充足な医療ニーズの解決と独創的かつ多様な研究基盤からのイノベーション創出 ニュートラシューティカルズ関連事業:環境変化を見据えた新しいコンセプトの創出、新カテゴリ…
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約2730文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、「流汗悟道(Commitment)」、「実証(Actualization)」、「創造性(Creativity)」という経営の真髄に基づき、ユニークかつ多様な事業と世の中の真のニーズ・インサイト、サイエンスやテクノロジーを有機的に結合させることから生まれる新しいコンセプトや、多様な事業との重なりや派生、ニッチな領域の開拓により新たな価値を創造してきました。 引き続き、日々の健康の維持・増進、疾病の診断から治療までを担うトータルヘルスケア企業として、顕在化しているが満たされないニーズと消費者が気付いていないニーズに対し、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の独創的な製品を提供することにより、「世界の人々の健康に貢献する、なくてはならない企業」を目指してまいります。 (1) 第3次中期経営計画の位置づけと主な施策 第3次中期経営計画は、「独自のトータルヘルスケア企業として世界に躍進~成長の5年間~」と位置づけ、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業をコア事業として、新たな価値創造と既存事業価値の最大化に取り組みます。また資本コストを意識した経営を実践し、持続的な成長を目指します。 <業績目標>年平均成長率10%以上の事業利益成長 • 医療関連事業・ニュートラシューティカルズ関連事業の主力製品・ブランドの着実な成長により実現(オーガニックな成長) • 積極的な研究開発投資を行い、次期中期経営計画以降の収益を牽引する新薬開発の継続 (注)事業利益=売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費+持分法による投資損益-研究開発費 <事業戦略>既存事業価値の最大化と新たな価値創造 ① 主力製品・ブランドへの戦略的な取り組みにより成長を加速 ・医療グローバル4製品(「エビリファイ メンテナ」「レキサルティ」「サムスカ/ジンアーク」「ロンサーフ」)、ニュートラシューティカルズ主要3ブランド(「ポカリスエット」「ネイチャーメイド」、ニュートリション エ サンテ社ブランド)、ニュートラシューティカルズ育成3ブランド(デイヤフーズ社ブランド、「エクエル」「ボディメンテ」)を成長ドライバーと位置付け、戦略的な取り組みを強化 ② 次世代の事業・製品への取り組み ・医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業における持続的成長を牽引する新製品群の上市と育成 医療関連事業:“大塚だからできる”新領域での挑戦、未充足な医療ニーズの解決と独創的かつ多様な研究基盤からのイノベーション創出 ニュートラシューティカルズ関連事業:環境変化を見据えた新しいコンセプトの創出、新カテゴリ…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約9106文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループは、当連結会計年度よりIFRS第16号「リース」(以下「IFRS第16号」)を適用しております。IFRS第16号の適用による影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2.作成の基礎(4) 会計方針の変更」に記載しております。 当連結会計年度より、「営業利益」から「減損損失」及び「その他の収益・費用」を除いた経常的な収益力を示す指標として「事業利益」を採用しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2018年12月期) 当連結会計年度 (2019年12月期) 増減額 増減率 売上収益 1,291,981 1,396,240 104,259 8.1% 研究開発費投資前事業利益 313,824 402,957 89,133 28.4% 事業利益 120,892 187,168 66,275 54.8% 営業利益 108,304 176,585 68,280 63.0% 税引前当期利益 109,497 173,515 64,017 58.5% 当期利益 85,395 131,187 45,791 53.6% 親会社の所有者に帰属する 当期利益 82,492 127,151 44,659 54.1% 研究開発費 192,931 215,789 22,858 11.8% 減損損失 34,742 13,476 △21,266 △61.2% 当連結会計年度における売上収益は、医療関連事業におけるグローバル4製品(「エビリファイ メンテナ」、「レキサルティ」、「サムスカ/ジンアーク」、「ロンサーフ」)等の売上収益の増加が貢献し、1,396,240百万円(前期比8.1%増)となり、研究開発費投資前事業利益は402,957百万円(同28.4%増)となりました。また、AVP-786、 超音波腎デナベーション治療デバイス、 センタナファジン、「レキサルティ」 、TAS-120及びビステラ社開発品による 開発費が増加したことから研究開発費は215,789百万円(同11.8%増)となり、その結果、事業利益は187,168百万円(同54.8%増)となりました。 営業利益につきましては176,585百万円(同63.0%増)、当期利益は131,187百万円(同53.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は127,151百万円(同54.1%増)となりました。 なお、当連結会計年度における減損損失は、13,476百万円(同61.2%減)でした。 セグメントの業績は次のとおりです。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約12781文字
(2) 報告セグメントの売上収益及び業績 当社グループの報告セグメントごとの売上収益及び業績は、以下のとおりであります。 報告セグメントの利益は、営業利益に基づく数値であります。 セグメント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいて算定した合理的な内部振替価格によっております。 前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結 医療関連 事業 ニュートラシューティカルズ関連事業 消費者 関連事業 その他の 事業 合計 売上収益 外部顧客への売上収益 817,110 338,585 33,651 102,634 1,291,981 1,291,981 セグメント間の内部売上収益又は振替高 372 156 38,614 39,144 △ 39,144 817,110 338,957 33,807 141,249 1,331,125 △ 39,144 1,291,981 セグメント利益 84,823 43,041 8,668 9,882 146,415 △ 38,111 108,304 その他の項目 減価償却費及び償却費 38,655 10,448 1,028 6,043 56,176 3,099 59,275 持分法による投資利益 2,883 506 11,351 1,774 16,516 △ 7 16,508 減損損失 33,884 428 329 85 34,727 15 34,742 資本的支出(注)2 166,872 11,789 1,939 9,546 190,147 3,635 193,782 当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結 医療関連 事業 ニュートラシューティカルズ関連事業 消費者 関連事業 その他の 事業 合計 売上収益 外部顧客への売上収益 924,250 333,757 33,553 104,680 1,396,240 1,396,240 セグメント間の内部売上収益又は振替高 23 39,152 39,176 △ 39,176 924,250 333,780 33,553 143,833 1,435,417 △ 39,176 1,396,240 セグメント利益 161,342 39,175 8,852 10,858 220,229 △ 43,644 176,585 その他の項目 減価償却費及び償却費 48,977 13,091 1,311 7,805 71,185 4,504 75,690 持分法による投資利益 3,421 262 10,638 1,302 15,624 △ 2 15,621 減損損失 8,754 1,034 678 490 10,957 2,5…
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約1799文字
2.前連結会計年度及び当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社、以下同じ)の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要な会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載されているとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループのキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は334,040百万円であり、社債及び借入金の合計額186,527百万円を上回っています。なお、資金調達手段の多様化と経営の機動性確保を目的に2019年3月7日に国内無担保普通社債を80,000百万円発行し(5年債20,000百万円、7年債30,000百万円、10年債30,000百万円)、その一部を借入金の繰り上げ返済に充当いたしました。 当社グループにおける経常的な資金需要としましては、主に事業の拡大に伴う運転資金需要、生産設備の増強・更新に伴う設備投資資金及び研究開発資金がありますが、基本的に営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。現在、徳島工場、徳島美馬工場等で生産設備の増強を行っております。一方、事業の買収等に伴う非経常的な資金需要につきましては、必要に応じて外部から調達しております。…