事業の内容
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/ 原文長 約1350文字
3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ASJ)及び連結子会社3社により構成され、ネットサービス事業の単一セグメントとして展開しております。当社グループでは、自社データセンターと自社開発ソフトウエアを組み合わせた国産クラウドサービスを提供しております。 当社グループの強みは、インフラからアプリケーションまでを自社グループで一貫して保有・運営する垂直統合型のサービス提供体制にあり、高い安全性、柔軟性及びコスト競争力を実現しております。 主要なサービスは、クラウドインテグレーションサービスとECサービスに分類されます。 (クラウドインテグレーションサービス) 当社が保有する姫路ラボ&サーバセンターをはじめとする複数の自社データセンターを基盤として、主に自社開発のソフトウエアにより構築した各種クラウドサービスを、インターネットを介して顧客に提供しております。具体的なサービスといたしましては、主力のHRTechサービスをはじめ、決済代行サービス、インターネットグループウェア等であります。 当サービスにおける強みは、基盤となるデータセンターとその上で稼働するソフトウエアの双方を当社グループで保有・開発している点にあります。このことから、顧客の多様な要望に対してきめ細かなカスタマイズが可能である他、複数のサービスをシームレスに連携させ、統合的なソリューションとして提供しております。また、開発から運用の大半を内製化することで、高品質なサービスを安価で提供できる体制を構築しております。 また、当社及びアイテックス株式会社は、ISMS(ISO/IEC 27001:2022)認証及びプライバシーマーク付与事業者であり、決済代行サービスにおきましては、PCIDSS Ver.4.0.1完全準拠認定を取得している等、複数のセキュリティ認証を取得し、高レベルなセキュリティ環境によるサービスの提供を行っております。 (ECサービス) 連結子会社である株式会社ASJコマースが中心となって展開しております。主要販売チャネルといたしましては、「楽天市場」「Amazon.co.jp」「Yahoo!ショッピング」等の大手インターネットショッピングモールに出店し、ペットケア商品、ウェルネスケア商品、日用品及び化粧品等の様々な商品を一般消費者向けに販売しております。 また、自社が運営するWebサイトを通じ、EC事業者向けのインターネット卸売も行っております。 当サービスにおける強みは、当社開発のデータベースを活用した独自の在庫・受注管理システムと、当社グループで保有する物流拠点を有機的に連携させた運営体制にあります。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約860文字
(1) 経営方針 当社グループは、ネットサービス事業及びその付随するサービスの提供を行っております。 当社グループの基本理念に則り、新たなサービスを積極的に提供することにより、永続的な利益の計上と長期的な成長を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループでは、企業価値の向上を図るため、資本効率性の指標として、主に「ROIC(投下資本利益率)」及び「ROE(自己資本利益率)」をモニタリングしております。当連結会計年度は、将来の売上成長及び収益拡大に向けた先行投資を積極的に実施したことから、ROICが3.5%(前連結会計年度4.3%)、ROEは3.1%(前連結会計年度8.9%)といずれも前年同期を下回る結果となりました。 一方で、これらの投資は「姫路ラボ&サーバセンター」を中心とした将来の収益基盤構築を目的としたものであり、今後の稼働率向上及び新規サービスの展開を通じて、中長期的なROIC及びROEの改善を目指してまいります。 安全性の指標としては「DEレシオ(デット・エクイティ・レシオ)」をモニタリングしております。当連結会計年度は長期借入金の計画的返済等により、DEレシオは0.23倍(前連結会計年度0.24倍)と改善し、財務状況は健全な状況にあります。 市場評価の指標として「PBR(株価純資産倍率)」をモニタリングしております。当連結会計年度末時点のPBRは1.01倍(前連結会計年度末0.94倍)であります。PBRを向上するためには、ROIC及びROEの改善及び収益の向上は必須であると認識しております。 その中で、当社グループでは「(3) 経営環境及び対処すべき課題」に記載のとおり、「姫路ラボ&サーバセンター」の稼働率の向上及び新たな事業領域の進出、人材の確保及び育成による中長期的な成長に向けた先行投資を行うとともに、自己株式の取得等を含む適切な株主還元やIR活動の強化を行うことにより、ROIC、ROE及びPBRの中長期的な成長を果たし、企業価値の向上を目指してまいります。
対処すべき課題
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/ 原文長 約2155文字
(3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループにおける経営環境及び対処すべき課題は以下のとおりであります。 当社グループが属するクラウドサービス業界におきましては、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の流れが継続するとともに、生成AI等のAI技術の実装に向けた企業の投資意欲が一段と高まっております。クラウドサービスはビジネスを支える基盤として位置付けられており、業容拡大や競争力強化に向けたクラウドサービスへの投資は引き続き活性化している状況にあります。 このような環境の下、当社グループは、今後の重点施策として、以下の事項を中心に取り組んでまいります。 ①AI時代に対応したサイバーセキュリティ対策および事業継続体制の強化 当社グループでは、データセンター事業者として、生成AI技術の進展に伴い高度化・巧妙化するサイバー攻撃への対応力強化を、重要な経営課題として認識しております。ランサムウェア対策、サプライチェーンセキュリティ対策、生成AI利活用に伴うAIセキュリティリスクへの対応等を推進するとともに、災害時及び障害発生時における事業継続体制(BCP)の強化に取り組んでまいります。 また、複数拠点のデータセンターを活用した安定的なサービス提供体制の構築を推進し、顧客企業の重要データ及び情報資産を安全かつ継続的に保護できる体制整備に努めてまいります。 ②「姫路ラボ&サーバセンター」の稼働率の向上 「姫路ラボ&サーバセンター」は、生成AIの普及やサイバーセキュリティ需要の拡大に対応するとともに、 BCP強化を目的とした中長期的な成長基盤として整備したものであります。 当社グループの収益は、「姫路ラボ&サーバセンター」の稼働率が向上することにより、ストック型売上収益の増加が見込まれます。 稼働率の向上に向けた具体的な施策といたしましては、データセンター運用を担うインフラエンジニアの計画的採用及び営業体制の強化を推進してまいります。さらに、新規サービスを2027年3月期以降順次リリースしていくことにより、サブスクリプション型売上収益の成長を継続していくことで安定的な収益拡大を見込んでおります。 ③生成AI等を活用した新規事業領域・新規サービスの提供 当社グループでは、生成AIに関する研究活動の強化、及び生成AIを活用したサービスの提供を継続的に推進してまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5395文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における業績は、安定的な収益基盤であるサブスクリプション売上収益が二桁成長を達成した一方、「姫路ラボ&サーバセンター」竣工後の新規サービス開発、生成AI人材の育成、生成AI利活用に向けたAIセキュリティ等への取組みなど、前連結会計年度に計上した大型受託開発案件の反動及び将来成長に向けた先行投資の実施により、2027年3月期以降の成長加速に向けた基盤整備を着実に推進した上で、前期比では減収減益となりましたが、概ね計画どおりに進捗し、利益面では当初業績予想を上回って着地いたしました。 サブスクリプション売上収益は前期比11.0%増の1,224,196千円となり、クラウドインテグレーションサービス内のストック収益比率は66.8%(前連結会計年度61.7%)まで上昇いたしました。営業利益は126,669千円(当初業績予想110百万円を15.2%上振れ)、親会社の所有者に帰属する当期利益は88,799千円(当初業績予想70百万円を26.9%上振れ)と、いずれも当初業績予想を上回って着地いたしました。 加えて、コーポレート・ガバナンス強化に向けた取組みを積極的に推進し、2026年2月6日付で、東京証券取引所スタンダード市場への市場区分の変更並びに名古屋証券取引所メイン市場への新規上場を果たし、当連結会計年度は事業基盤及びコーポレート・ガバナンスの両面において、次の成長ステージへ移行する重要な1年となりました。 当社グループは、ネットサービス事業の単一セグメントであります。売上収益につきましては、クラウドインテグレーションサービスとECサービスに分類しております。 クラウドインテグレーションサービスは、クラウドサービスを顧客のニーズに合わせて柔軟なカスタマイズやインテグレーションを行った上で提供するサービスであり、ECサービスは、各種ショッピングモールや当社決済代行サービスを活用したインターネット通信販売を行っているものであります。 2025年3月期 連結会計年度 2026年3月期 連結会計年度 売上収益 前期比 売上収益 前期比 クラウドインテグレーションサービス サブスクリプション売上収益 1,102,683千円 -% 1,224,196千円 111.0% インテグレーション売上収益 684,510千円 -% 608,852千円 88.9% クラウドインテグレーションサービス小計 1,787,193千円 -% 1,833,049千円 102.6% ECサービス ECサービス小計 954,351千円 -% 828,909千円 86.9% 売上収益合計 2,741,544千円 -% 2,661,959千円 97.…
セグメント関連
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/ 原文長 約4247文字
6.セグメント情報 (1)報告セグメントの概要 当社グループは、ネットサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 (2)製品及びサービスに関する情報 製品及びサービスごとの外部顧客に対する売上収益は以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日) 当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) 千円 千円 サービス 1,102,683 1,224,196 受託開発 643,185 549,913 商品販売 995,675 887,848 合計 2,741,544 2,661,959 (3)地域別に関する情報 ① 外部顧客への売上収益 本邦の外部顧客への売上収益が連結損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しております。 ② 非流動資産 本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額の大部分を占めるため、記載を省略しております。 (4)主要な顧客に関する情報 外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 7.現金及び現金同等物 現金及び現金同等物の内訳は以下のとおりであります。 前連結会計年度 (2025年3月31日) 当連結会計年度 (2026年3月31日) 千円 千円 現金及び現金同等物 現金及び預金 989,514 1,090,517 合計 989,514 1,090,517 8.営業債権及びその他の債権 営業債権及びその他の債権の内訳は以下のとおりであります。 前連結会計年度 (2025年3月31日) 当連結会計年度 (2026年3月31日) 千円 千円 電子記録債権 3,121 売掛金 307,568 215,656 契約資産 6,038 未収入金 415,769 405,546 合計 723,338 630,363 営業債権及びその他の債権は、償却原価で測定する金融資産に分類しております。 9.その他の金融資産 (1)その他の金融資産の内訳 その他の金融資産は以下のとおりであります。 前連結会計年度 (2025年3月31日) 当連結会計年度 (2026年3月31日) 千円 千円 その他の金融資産 株式 209,108 224,012 保証金 27,245 25,749 デリバティブ債権 16,935 合計 236,353 266,697 流動資産 非流動資産 236,353 266,697 合計 236,353 266,697 デリバティブ債権は純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(ヘッジ会計が適用されているものを除く。…