事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約599文字
3 【事業の内容】 当社および子会社(以下、当社グループ)、並びに当社グループの関連会社においては、医薬品部門に関係する事業を行っております。2023年3月31日現在において、子会社は13社、関連会社は1社で構成されております。 医薬品事業における当社および関係会社の位置づけ等は次のとおりであります。 < 医薬品事業 > 医療用、一般用医薬品等の製造・販売を行っております。このうち医療用医薬品については、従前より研究開発活動に特に注力しており、当企業集団の中で主力分野と位置づけております。 〔関係会社〕 (販売および販売支援等) 韓国小野薬品工業㈱、台灣小野藥品工業股份有限公司 (製造・販売) 小野薬品ヘルスケア㈱、東洋製薬化成㈱、㈱ビーブランド・メディコーデンタル、㈱ナミコス (医薬品の臨床開発・導出入活動) オノ・ファーマ・ユーエスエー インク、オノ・ファーマ・ユーケー・リミテッド (その他) オノ ベンチャー インベストメント インク オノ ベンチャー インベストメント ファンド I エルピー 小野デジタルヘルス投資合同会社 小野薬品ユーディ㈱ ㈱michiteku その他1社 なお、当社グループ並びに当社グループの関連会社の事業は医薬品事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2944文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)企業理念および基本方針 当社グループは、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を行う「グローバル スペシャリティ ファーマ」を目指して積極的な努力を続けています。また、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するため、財務と非財務の経営課題を統合的に捉えて価値創造につなげるサステナブル経営方針を定め、重点課題への取り組みを推進しています。 そして、すべての事業活動において、人の生命に関わる医薬品を取り扱う製薬企業としての責任を深く自覚し、法令遵守はもとより、高い倫理観に基づき行動すべく、コンプライアンスの一層の強化に努めています。 (2)経営課題 新薬開発型医薬品企業として永続的な発展を実現するため、次のとおり現状の課題を定め、対応に取り組んでいます。 <現状における課題と取り組み> 医薬品業界を取り巻く環境は目まぐるしいスピードで日々変化していますが、オープンイノベーションの活発化やデジタルを核とした異業種連携による新しい価値の創出、セルフメディケーションの重要性の高まりなど、新薬開発やヘルスケア領域において様々な成長機会は存在しています。当社では、あらゆる状況に柔軟かつ迅速に対応して世界で通用する企業となることを目指し、4つの成長戦略「製品価値最大化~患者本位の視点で~」「パイプライン強化とグローバル開発の加速」「欧米自販の実現」「事業ドメインの拡大」を定めて事業活動に取り組んでいます。さらに、これらの成長戦略を支える経営基盤であるデジタル・IT基盤、人的資本、企業ブランド等の無形資産の拡充に努めます。 成長戦略:製品価値最大化~患者本位の視点で~ 患者さんとその家族のウェルビーイング(心身的・社会的・生活満足度が満たされている状態)実現に、医療従事者とともに挑み、その結果として新薬が速やかに浸透している状態を目指して、スピーディーかつ効果的な開発、競争力のあるマーケティング、そして精緻な情報提供・収集に取り組みます。 マーケティング、情報提供・収集においては、医療課題に対して医療従事者とともに患者視点で取り組むスペシャリティ人財を育成するとともに、デジタルを活用して効果的かつ効率的な情報提供・収集を実践し、製品のポテンシャルを最大限引き出せるよう取り組んでいます。開発においては現在、重要戦略分野であるオンコロジー領域を中心に、100近くに及ぶ多くの臨床試験を行っています。 オンコロジー領域の主力製品の一つであるオプジーボでは、パートナー企業である米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とともに、適応がん腫の拡大・治療ラインの拡大・併用療法の開発を行い、製品価値の最大化を目指します。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2944文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)企業理念および基本方針 当社グループは、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を行う「グローバル スペシャリティ ファーマ」を目指して積極的な努力を続けています。また、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献するため、財務と非財務の経営課題を統合的に捉えて価値創造につなげるサステナブル経営方針を定め、重点課題への取り組みを推進しています。 そして、すべての事業活動において、人の生命に関わる医薬品を取り扱う製薬企業としての責任を深く自覚し、法令遵守はもとより、高い倫理観に基づき行動すべく、コンプライアンスの一層の強化に努めています。 (2)経営課題 新薬開発型医薬品企業として永続的な発展を実現するため、次のとおり現状の課題を定め、対応に取り組んでいます。 <現状における課題と取り組み> 医薬品業界を取り巻く環境は目まぐるしいスピードで日々変化していますが、オープンイノベーションの活発化やデジタルを核とした異業種連携による新しい価値の創出、セルフメディケーションの重要性の高まりなど、新薬開発やヘルスケア領域において様々な成長機会は存在しています。当社では、あらゆる状況に柔軟かつ迅速に対応して世界で通用する企業となることを目指し、4つの成長戦略「製品価値最大化~患者本位の視点で~」「パイプライン強化とグローバル開発の加速」「欧米自販の実現」「事業ドメインの拡大」を定めて事業活動に取り組んでいます。さらに、これらの成長戦略を支える経営基盤であるデジタル・IT基盤、人的資本、企業ブランド等の無形資産の拡充に努めます。 成長戦略:製品価値最大化~患者本位の視点で~ 患者さんとその家族のウェルビーイング(心身的・社会的・生活満足度が満たされている状態)実現に、医療従事者とともに挑み、その結果として新薬が速やかに浸透している状態を目指して、スピーディーかつ効果的な開発、競争力のあるマーケティング、そして精緻な情報提供・収集に取り組みます。 マーケティング、情報提供・収集においては、医療課題に対して医療従事者とともに患者視点で取り組むスペシャリティ人財を育成するとともに、デジタルを活用して効果的かつ効率的な情報提供・収集を実践し、製品のポテンシャルを最大限引き出せるよう取り組んでいます。開発においては現在、重要戦略分野であるオンコロジー領域を中心に、100近くに及ぶ多くの臨床試験を行っています。 オンコロジー領域の主力製品の一つであるオプジーボでは、パートナー企業である米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とともに、適応がん腫の拡大・治療ラインの拡大・併用療法の開発を行い、製品価値の最大化を目指します。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2844文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりとなりました。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (財政状態) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,432億円増加 の 8,824億円 となりました。 流動資産は、 現金及び現金同等物やその他の金融資産の増加 などから 638億円増加 の 3,451億円 となりました。 非流動資産は、 その他の金融資産や繰延税金資産の増加 などから 794億円増加 の 5,373億円 となりました。 負債は、 未払法人所得税や仕入債務及びその他の債務の増加 などから 571億円増加 の 1,346億円 となりました。 親会社の所有者に帰属する持分は、 剰余金の配当があった一方で、当期利益の計上など から 860億円増加 の 7,419億円 となりました。 (経営成績) (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 対前年度増減額 対前年度増減率 売上収益 361,361 447,187 85,826 23.8% 営業利益 103,195 141,963 38,768 37.6% 税引前当期利益 105,025 143,532 38,507 36.7% 当期利益 (親会社の所有者帰属) 80,519 112,723 32,204 40.0% [売上収益] 売上収益は、前連結会計年度比 858億円 (23.8%)増加 の 4,472億円 となりました。 ・ 抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、競合他社製品との競争が激化する一方、胃がん、食道がんなどでの使用が拡大したことにより、前連結会計年度比299億円(26.6%)増加の1,423億円となりました。 ・ その他の主要新製品では、糖尿病、慢性心不全および慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」は565億円(前連結会計年度比54.3%増)、関節リウマチ治療剤「オレンシア皮下注」は248億円(同8.1%増)、2型糖尿病治療剤「グラクティブ錠」は225億円(同8.3%減)、多発性骨髄腫治療剤「カイプロリス点滴静注用」は87億円(同4.0%増)、抗悪性腫瘍剤「ベレキシブル錠」は85億円(同36.2%増)、血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「パーサビブ静注透析用」は84億円(同5.3%減)、パーキンソン病治療剤「オンジェンティス錠」は50億円(同72.9%増)となりました。 ・ 長期収載品は、薬価改定の影響などにより、末梢循環障害改善剤「オパルモン錠」は44億円(前連結会計年度比7.6%減)、気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「オノンカプセル」は25億円(同30.…
セグメント関連
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/ 原文長 約33143文字
(1) 報告セグメント 当社グループは「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、医薬品事業(研究開発、仕入、製造、販売)の単一セグメントに経営資源を集中し事業を行っております。このため報告セグメント別の記載は省略しております。 (2) 売上収益の内訳 売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 製品商品 245,956 295,045 ロイヤルティ・その他 115,405 152,141 合計 361,361 447,187 (3) 地域別の売上収益に関する情報 地域別の売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 日本 241,971 288,155 米州 106,916 142,791 アジア 8,895 11,625 欧州 3,579 4,616 合計 361,361 447,187 (注)1 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。 2 顧客の所在地の変更により、地域別情報の区分を見直しました。その結果、前連結会計年度の地域別情報は組み替えて表示しております。 (4) 主要な顧客に関する情報 主要顧客に対する売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) ブリストル・マイヤーズ スクイブ社およびそのグループ会社 79,490 100,176 ㈱メディパルホールディングス およびそのグループ会社 57,262 68,436 ㈱スズケンおよびそのグループ会社 49,438 58,693 アルフレッサホールディングス㈱ およびそのグループ会社 37,665 46,423 東邦ホールディングス㈱ およびそのグループ会社 36,119 45,376 メルク社およびそのグループ会社 30,830 45,176 7 現金及び現金同等物 現金及び現金同等物の内訳は次のとおりであります。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約3489文字
3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 金額 割合 金額 割合 ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 およびそのグループ会社 79,490 22.0% 100,176 22.4% ㈱メディパルホールディングス およびそのグループ会社 57,262 15.8% 68,436 15.3% ㈱スズケンおよびそのグループ会社 49,438 13.7% 58,693 13.1% アルフレッサホールディングス㈱ およびそのグループ会社 37,665 10.4% 46,423 10.4% 東邦ホールディングス㈱ およびそのグループ会社 36,119 10.0% 45,376 10.1% メルク社およびそのグループ会社 30,830 8.5% 45,176 10.1% (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 医薬品業界においては、新薬創製の成功確率は年々低下し、研究開発費負担が増大するとともに、医療制度改革による種々の医療費抑制政策が強化されるなど、新薬開発型企業にとっては厳しい経営環境が続いています。このような経営環境の中、当社グループでは「製品価値最大化~患者本位の視点で~」「パイプライン強化とグローバル開発の加速」「欧米自販の実現」「事業ドメインの拡大」および経営基盤であるデジタル・IT基盤、人的資本、企業ブランド等の無形資産の拡充を経営上の重要課題と捉え、これらの課題を達成していくことにより、持続的な成長に努めています。 当社グループの収益は、医薬品事業の単一セグメントですが、売上収益の内訳としては、「製品商品」「ロイヤルティ・その他」に区分しています。 「製品商品」については、抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」の売上収益が、経営成績に重要な影響を与えるものと認識しています。「オプジーボ点滴静注」については、これまでの薬価の引き下げに加え、今後も競合他社製品との競争は激化すると予想されるものの、これまで承認取得したがん腫での使用拡大に加え、新たな適応がん腫の拡大と治療ラインの拡大、併用療法の開発等により使用対象患者数の拡大を見込んでおり、持続的に伸長できると考えています。 「ロイヤルティ・その他」については、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社からの「オプジーボ点滴静注」に係るロイヤルティ収入等が、経営成績に重要な影響を与えるものと認識しています。…