事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約484文字
3 【事業の内容】 当社および子会社(以下、当社グループ)、並びに当社グループの関連会社においては、医薬品部門に関係する事業を行っております。2018年3月31日現在において、子会社は6社、関連会社は1社で構成されております。 医薬品事業における当社および関係会社の位置づけ等は次のとおりであります。 < 医薬品事業 > 医療用、一般用医薬品の製造・販売を行っております。このうち医療用医薬品については、従前より研究開発活動に特に注力しており、当企業集団の中で主力分野と位置づけております。 〔関係会社〕 (販売及び販売支援等) 韓国小野薬品工業㈱、台灣小野藥品工業股份有限公司 (製造・販売) 東洋製薬化成㈱、㈱ビーブランド・メディコーデンタル、㈱ナミコス (医薬品の臨床開発・導出入活動) オノ・ファーマ・ユーエスエー インク、オノ・ファーマ・ユーケー・リミテッド なお、当社グループ並びに当社グループの関連会社の事業は医薬品事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1711文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)企業理念および基本方針 当社グループは、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、積極的な努力を続けています。 また、人の生命に関わる医薬品を取り扱う製薬企業としての責任を深く自覚し、法令遵守はもとより、高い倫理観に基づき行動すべく、コンプライアンスの一層の強化に努めています。 (2)経営課題 新薬開発型医薬品企業として永続的な発展を実現するため、次のとおり、事業の根幹となる創薬の方針と現状の課題を定めています。 〈創薬の方針〉 当社は、これまで脂質や酵素など各種標的に対する作用を持つ化合物をライブラリーとして蓄積し、そのなかから疾患や治療に結びつく薬剤を探し出す「化合物オリエント」という独自の手法で創薬に取り組んできましたが、今後は、この手法を基盤としつつ、医療ニーズの高いがんや免疫疾患、中枢神経疾患を重点研究領域に定めて経営資源を集中的に投入していきます。また、従来の低分子や抗体による創薬を強化するとともに、細胞治療や中分子など新たな創薬モダリティによる創薬にも挑戦していきます。さらに、オープンイノベーション戦略を推進し、国内外のバイオベンチャーや大学・研究機関との共同研究を通じて世界最先端の知見や技術を取り入れることで、医療現場に革新をもたらす新薬の創製を加速させます。 〈現状における課題と取り組み〉 医薬品業界においては、新薬創製の成功確率が年々低下し、研究開発コストが増大するとともに、医療制度改革による種々の医療費抑制政策が強化されるなど、厳しい環境が続いています。このような状況の下、当社はオプジーボ等の製品価値を最大限に引き出すことで国内での飛躍的な成長につなげていきます。また、研究開発力をさらに高めて革新的な新薬の創製を目指すとともに、将来の海外事業の拡大にむけて、次のとおり取り組んでいきます。 (a)製品価値最大化 持続的な成長を実現するため、オプジーボをはじめとする製品の価値最大化を目指していきます。積極的な研究開発活動、全社を横断する部門間連携と人財育成機能の強化を通じて、早期の上市・効能追加取得、上市から最短でのピークセールスを達成することはもとより、製品ライフサイクルのステージごとの環境変化を機敏に捉え、常に競争優位性を担保しうる戦略立案を実現することにより、各製品のポテンシャルを最大限引き出せるよう取り組んでいきます。 (b)R&Dの変革 オプジーボのような画期的新薬を継続的に創出できるような研究開発力の強化が急務です。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約1711文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)企業理念および基本方針 当社グループは、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、積極的な努力を続けています。 また、人の生命に関わる医薬品を取り扱う製薬企業としての責任を深く自覚し、法令遵守はもとより、高い倫理観に基づき行動すべく、コンプライアンスの一層の強化に努めています。 (2)経営課題 新薬開発型医薬品企業として永続的な発展を実現するため、次のとおり、事業の根幹となる創薬の方針と現状の課題を定めています。 〈創薬の方針〉 当社は、これまで脂質や酵素など各種標的に対する作用を持つ化合物をライブラリーとして蓄積し、そのなかから疾患や治療に結びつく薬剤を探し出す「化合物オリエント」という独自の手法で創薬に取り組んできましたが、今後は、この手法を基盤としつつ、医療ニーズの高いがんや免疫疾患、中枢神経疾患を重点研究領域に定めて経営資源を集中的に投入していきます。また、従来の低分子や抗体による創薬を強化するとともに、細胞治療や中分子など新たな創薬モダリティによる創薬にも挑戦していきます。さらに、オープンイノベーション戦略を推進し、国内外のバイオベンチャーや大学・研究機関との共同研究を通じて世界最先端の知見や技術を取り入れることで、医療現場に革新をもたらす新薬の創製を加速させます。 〈現状における課題と取り組み〉 医薬品業界においては、新薬創製の成功確率が年々低下し、研究開発コストが増大するとともに、医療制度改革による種々の医療費抑制政策が強化されるなど、厳しい環境が続いています。このような状況の下、当社はオプジーボ等の製品価値を最大限に引き出すことで国内での飛躍的な成長につなげていきます。また、研究開発力をさらに高めて革新的な新薬の創製を目指すとともに、将来の海外事業の拡大にむけて、次のとおり取り組んでいきます。 (a)製品価値最大化 持続的な成長を実現するため、オプジーボをはじめとする製品の価値最大化を目指していきます。積極的な研究開発活動、全社を横断する部門間連携と人財育成機能の強化を通じて、早期の上市・効能追加取得、上市から最短でのピークセールスを達成することはもとより、製品ライフサイクルのステージごとの環境変化を機敏に捉え、常に競争優位性を担保しうる戦略立案を実現することにより、各製品のポテンシャルを最大限引き出せるよう取り組んでいきます。 (b)R&Dの変革 オプジーボのような画期的新薬を継続的に創出できるような研究開発力の強化が急務です。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3083文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりとなりました。 ①財政状態及び経営成績の状況 (財政状態) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ 82億円減 の 6,092億円 となりました。 流動資産は、その他の金融資産や棚卸資産、その他の流動資産などの増加があったものの、現金及び現金同等物の減少などから 616億円減 の 2,095億円 となりました。 非流動資産は、その他の金融資産や投資有価証券、有形固定資産、無形資産の増加などから 533億円増 の 3,998億円 となりました。 負債は、未払法人所得税の減少などから 136億円減 の 796億円 となりました。 親会社の所有者に帰属する持分は、利益剰余金の減少があったものの、その他の資本の構成要素の増加などから 53億円増 の 5,244億円 となりました。 (経営成績) (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 対前年度増減額 対前年度増減率 売上収益 244,797 261,836 17,039 7.0% 営業利益 72,284 60,684 △11,599 △16.0% 税引前当期利益 74,540 63,922 △10,618 △14.2% 当期利益 (親会社の所有者帰属) 55,793 50,284 △5,509 △9.9% [売上収益] 売上収益は、前連結会計年度比 170億円 (7.0%)増加 の 2,618億円 となりました。 ・抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」は、前連結会計年度に効能追加された腎細胞がん、頭頸部がん、2017年9月に効能追加された胃がん等への使用が拡大しているものの、2017年2月より薬価が50%引き下げられた影響などにより、前連結会計年度比138億円(13.3%)減少の901億円となりました。 ・その他の主要新製品では、2型糖尿病治療剤「グラクティブ錠」は274億円(前連結会計年度比6.7%減)、関節リウマチ治療剤「オレンシア皮下注」は141億円(同22.0%増)、2型糖尿病治療剤「フォシーガ錠」は111億円(同41.8%増)、骨粗鬆症治療剤「リカルボン錠」は109億円(同3.3%減)、抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐治療剤「イメンドカプセル」、「プロイメンド点滴静注用」は合わせて99億円(同0.7%増)、アルツハイマー型認知症治療剤「リバスタッチパッチ」は89億円(同0.3%増)、多発性骨髄腫治療剤「カイプロリス点滴静注用」は55億円(同182.4%増)、血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「パーサビブ静注透析用」は34億円(同1660.…
セグメント関連
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/ 原文長 約31968文字
(1) 報告セグメント 当社グループは「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、医薬品事業(研究開発、仕入、製造、販売)の単一セグメントに経営資源を集中し事業を行っております。このため報告セグメント別の記載は省略しております。 (2) 売上収益の内訳 売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) 製品商品 214,337 205,888 ロイヤルティ・その他の営業収益 30,460 55,948 合計 244,797 261,836 (3) 地域別の売上収益に関する情報 地域別の売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) 日本 214,039 204,023 米州 27,251 52,525 アジア 3,135 5,071 欧州 373 218 合計 244,797 261,836 (注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。 (4) 主要な顧客に関する情報 主要顧客に対する売上収益の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2016年4月1日 至 2017年3月31日) 当連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) ㈱メディパルホールディングス およびそのグループ会社 52,006 48,932 ㈱スズケンおよびそのグループ会社 47,487 45,662 ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 およびそのグループ会社 26,832 43,662 アルフレッサホールディングス㈱ およびそのグループ会社 32,906 31,987 東邦ホールディングス㈱ およびそのグループ会社 35,327 31,392 7 現金及び現金同等物 現金及び現金同等物の内訳は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度末 (2017年3月31日) 当連結会計年度末 (2018年3月31日) (現金及び現金同等物) 現金及び預金 146,323 65,273 連結財政状態計算書に おける現金及び現金同等物 146,323 65,273 連結キャッシュ・フロー計算書に おける現金及び現金同等物 146,323 65,273 8 売上債権及びその他の債権 売上債権及びその他の債権の内訳は次のとおりであります。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2722文字
3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 金額 割合 金額 割合 ㈱メディパルホールディングス およびそのグループ会社 52,006 21.2% 48,932 18.7% ㈱スズケンおよびそのグループ会社 47,487 19.4% 45,662 17.4% ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 およびそのグループ会社 26,832 11.0% 43,662 16.7% アルフレッサホールディングス㈱ およびそのグループ会社 32,906 13.4% 31,987 12.2% 東邦ホールディングス㈱ およびそのグループ会社 35,327 14.4% 31,392 12.0% (注) 4 消費税等抜きの価額で示しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容、資本の財源及び資金の流動性に関する状況は次のとおりであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 医薬品業界においては、新薬創製の成功確率は年々低下し、研究開発費負担が増大するとともに、医療制度改革による種々の医療費抑制政策が強化されるなど、新薬開発型企業にとっては厳しい経営環境が続いています。このような経営環境の中、当社グループでは、抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」等の製品価値を最大限に引き出すことで国内での飛躍的な成長につなげていきます。また、研究開発力をさらに高めて革新的な新薬の創製を目指すとともに、将来の海外事業の拡大に向けて、(a)製品価値最大化、(b)R&Dの変革、(c)海外への挑戦、(d)企業基盤の強化、を経営上の重要課題と捉え、これらの課題を達成していくことにより、持続的な成長に努めてまいります。 当社グループの収益は、医薬品事業の単一セグメントですが、売上収益の内訳としては、「製品商品」「ロイヤルティ・その他の営業収益」に区分しています。 「製品商品」については、抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」の売上収益が、経営成績に重要な影響を与えるものと認識しています。「オプジーボ点滴静注」については、二度にわたる薬価の引き下げがあったことに加え、今後も競合他社製品との競争は激化すると予想されるものの、これまで承認取得したがん腫での使用拡大に加え、新たな適応がん腫の拡大と治療ラインの拡大、併用療法の開発等により使用対象患者数の拡大を見込んでおり、持続的に伸長できると考えています。…