事業の内容
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/ 原文長 約863文字
3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社76社および関連会社20社で構成されています。 主な事業内容と、当該事業に係わる位置づけは次のとおりです。 〔飲料および食品製造販売事業〕 ①乳製品: 当社が製造し、主に全国に所在するヤクルト販売会社112社(宮城中央ヤクルト販売㈱の子会社1社、東京ヤクルト販売㈱の子会社1社、㈱ヤクルト東海の子会社4社、㈱ヤクルト北陸の子会社1社、㈱ヤクルト山陽の子会社2社を含む。このうち、連結子会社は東京ヤクルト販売㈱他25社、関連会社は香川ヤクルト販売㈱他15社(持分法非適用)以下同じ)へ販売しています。 なお、製造にあたっては、製造工程の一部を㈱岩手ヤクルト工場他4社(連結子会社)に委託し、㈱ヤクルトマテリアル他1社(連結子会社)からは製造原材料の供給を受けています。 ②清涼飲料: 当社が商品を仕入れ、主に全国に所在する112社のヤクルト販売会社へ販売しています。 ③その他の食品: 主なものは、麺類および健康食品であり、連結子会社であるヤクルト食品工業㈱他1社が製造し、当社を経由して全国に所在する112社のヤクルト販売会社へ販売しています。 ④輸送事業: 連結子会社であるヤクルトロジスティクス㈱が、製商品の輸送事業を行っています。 ⑤海外での事業: 海外においては、中国ヤクルト㈱他26社(連結子会社)のほか、関連会社4社が乳製品の製造販売等を行っています。 ⑥販売用資材等: 販売用資材等は、連結子会社であるヤクルト商事㈱が仕入れ、当社を経由してヤクルト販売会社等へ販売しています。 〔医薬品製造販売事業〕 医薬品: 当社が製造し、国内においては「医薬品卸し」をとおして「病院」「薬局」へ、国外においては提携先の製薬会社へ販売しています。 〔その他事業〕 ①化粧品: 当社が製造し、全国に所在する101社のヤクルト販売会社へ販売しています。 ②プロ野球興行: 連結子会社である㈱ヤクルト球団が行っています。 以上に述べた事業の系統図は、次頁のとおりです。 事業の系統図
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約935文字
(3) 長期的な経営戦略 《「Yakult Vision 2020」の策定と推進》 当社は、ヤクルトグループとしての成長を維持し、変化に対応していくための道標として、2011年度から2020年度までの長期ビジョン「Yakult Vision 2020」を2011年1月に策定しました。10年後の会社のありたい姿および目指す方向性を全従事者で共有するためのものであります。 主な内容は以下のとおりです。 長期ビジョン(2011年度~2020年度) 《定性目標》 ・地球上の一人でも多くの方たちに「健腸長寿」を普及しよう! ・当社ならではの予防医学と治療医学の両輪で、「健康社会」を実現しよう! ・最高の技術をまごころと感謝でお届けし、お客さまや私たちの「満足と幸せ」を創出しよう! 《実現のための戦略》 世界の市場を「導入」「成長」「成熟」「再構築」の各段階に分け、最適な戦略を展開することで、グループの成長を継続していく考えです。成熟期にある国内事業については、次世代のグローバル事業を引っ張るための基盤作りを行い、持続的成長へとつなげていきます。 また、10年間を3つの期間(フェーズ)に区分して、10年後の目標を達成する考えです。 3つの期間は、第1フェーズ(2011~2013年)、第2フェーズ(2014~2016年)、第3フェーズ(2017~2020年)となっています。 (4) 中期経営計画 2017年度から2020年度までの4年間を対象期間とする第3フェーズ計画(2017~2020年)を2017年5月に策定しました。内容は以下のとおりです。 《第3フェーズ計画》 (2020年度) (第1フェーズ終了時) (第2フェーズ終了時) 計 画 2013年度対差 2016年度対差 乳製品世界平均販売数量 4,350万本/日 +1,113万本/日 +613万本/日 連結売上高 4,540億円 +1,037億円 +757億円 連結営業利益 570億円 + 250億円 +198億円 ※なお、2020年5月14日に発表した2020年度業績予想は、連結売上高4,110億円、連結営業利益470億円であり、 第3フェーズ計画の2020年度計画を下回る予想となっています。
対処すべき課題
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/ 原文長 約1893文字
(5) 優先的に対処すべき課題 当社グループは前述の経営環境のもと、事業を展開しておりますが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国内外における乳製品乳酸菌飲料については、一部の地域で、宅配チャネルのヤクルトレディの活動が制限・制約されており、今後も感染状況によっては制限・制約が継続される可能性があります。これに対し、従事者の安全に最大限配慮しながら、お届け方法の工夫等によりお客さまの購入機会を維持するとともに、店頭チャネルにおいても安定的な供給体制の確保に努めることで、お客さまのニーズに対応し、一人でも多くのお客さまに「健康」をお届けしていきます。 加えて、当社グループは海洋プラスチックごみや温暖化、資源の枯渇などの世界的な環境問題を踏まえ、未来に向けて、プラスチック製容器包装の資源循環を推進していきます。 各事業部門の対処すべ き課題は次のとおりであります。 <飲料および食品製造販売事業部門(日本)> お 客さまの価値観の多様化や健康意識の高まりに対応し、健康で楽しい生活づくりに貢献するため、「腸」の健康の大切さを訴求していきます。また、競争の激しい市場において、当社独自の乳酸菌の有用性とエビデンスを伝え、お客さまにその効果を体感していただくことが、当社商品の優位性を高めることにつながると考えます。 宅配チャネルにおいては、 人材獲得競争が激化する中、宅配組織の強化という課題に対し、ヤクルトレディの働く環境整備および仕事の魅力を高めることで対応していきます。また、地域に根ざした「価値普及」活動を推進し、売り上げの増大に努めていきます。 店頭チャネルにおいては、 競合他社商品との競争が激化する中、プロバイオティクス市場における優位性向上という課題に対し、当社独自の「乳酸菌 シロタ株」および「ビフィズス菌 BY株」の認知度向上に向けた取り組みを強化して推進します。 <飲料および食品製造販売事業部門(海外)> プロバイオティクスに対する注目が高まる中、 事業の拡大および収益性の向上という課題に対し、販売エリアでのさらなる市場深耕、既進出国・地域における未配エリアへの市場拡大および新規進出国の検討をすすめていきます。あわせて、納品店舗数の拡大、新規チャネルでの取引強化および宅配体制の充実と人材の確保・育成に取り組みます。 また、各国の法的規制および個別課題についても対応していきます。 <医薬品製造販売事業部門> 増大する医療費の抑制 や後発医薬品の使用促進など、医療制度改革を中心として、国内市場環境が大きく変化し続けていく中、引き続き当社製品を選択してもらうために、最新の情報提供活動およびこれまで築き上げてきた医療関係者との信頼関係を基盤とし、当社の存在感をさらに高められるよう努めていきます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約5327文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、 世界経済の変動の影響や消費税率引き上げ後の消費マインドの動向に留意する必要があるものの、所得環境の改善が続くなかで、景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、2020年1月以降、感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により、先行きは厳しい状況が続くと見込まれています。 このような状況の中で、当社グループは、事業の根幹であるプロバイオティクスの啓発・普及活動を展開し、商品の優位性を訴求してきました。また、販売組織の拡充、新商品の研究開発や生産設備の更新に加え、国際事業や医薬品事業にも積極的に取り組み、業績の向上に努めました。 この結果、当連結会計年度の連結売上高は406,004百万円(前期比0.2%減)となりました。利益面においては、営業利益は45,675百万円(前期比0.4%減)、経常利益は58,478百万円(前期比2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は39,735百万円(前期比13.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 ・飲料および食品製造販売事業部門(日本) 乳製品につきましては、当社独自の「乳酸菌 シロタ株」や「ビフィズス菌 BY株」などの科学性を広く普及するため、エビデンスを活用し、地域に根ざした「価値普及」活動を積極的に展開しました。 宅配チャネルにおいては、 乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」および「ヤクルト400LT」の飲用促進を図りました。また、インターネット注文サービス「ヤクルト届けてネット」の広告展開を実施することで新たなお客さまとの接点づくりを強化しました。さらに、宅配組織の強化を図るため、ヤクルトレディの働く環境整備を推進するとともに、採用活動を積極的に実施しました。 店頭チャネルにおいては、 乳製品乳酸菌飲料「Newヤクルト」および「Newヤクルトカロリーハーフ」を中心に、プロモーションスタッフの試飲宣伝による「価値普及」活動を推進しました。また、昨年10月に「Newヤクルトカロリーハーフ」のデザインリニューアルを実施し、店頭での視認性向上を図り、売り上げの増大に努めました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約758文字
(4) 有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額1,480百万円は、報告セグメントに帰属しない親会社の設備投資額です。 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 ) (単位:百万円) 飲料および食品製造販売事業 (日本) (米州) (アジア・ オセアニア) (ヨーロッパ) 売上高 外部顧客への売上高 186,682 48,746 122,317 7,940 セグメント間の内部売上高又は振替高 22,698 209,380 48,746 122,317 7,940 セグメント利益又は損失(△) 18,209 12,360 31,853 332 セグメント資産 180,889 86,824 229,250 9,511 その他の項目 減価償却費 9,845 2,025 8,247 397 持分法適用会社への投資額 60,653 有形固定資産および無形固定資産の増加額 8,812 1,499 7,953 465 (単位:百万円) 医薬品製造 販売事業 その他 事業 調整額 連結財務諸表 計上額 売上高 外部顧客への売上高 19,670 20,646 406,004 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,265 △ 24,964 19,670 22,911 △ 24,964 406,004 セグメント利益又は損失(△) △ 811 2,049 △ 18,318 45,675 セグメント資産 14,349 14,950 92,094 627,871 その他の項目 減価償却費 224 433 1,149 22,324 持分法適用会社への投資額 60,653 有形固定資産および無形固定資産の増加額 263 437 1,999 21,431 (注) 調整額は、以下のとおりです。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約4052文字
2 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省略しています。 3 セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。 ① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 ア.財政状態 当連結会計年度の自己資本比率は59.5%と前連結会計年度の57.8%から1.7ポイント増加しました。 非支配株主持分を含めた純資産額は、前期比5.0%、198億円増加しました。主な要因は、株価下落によるその他有価証券評価差額金の減少や、円高による為替換算調整勘定の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が増加したためです。 また、当連結会計年度の自己資本利益率(ROE)は10.9%と前連結会計年度の9.8%から1.1ポイント増加しました。総資産経常利益率(ROA)は9.4%と前連結会計年度の9.2%から0.2ポイント増加しました。 有利子負債の短期借入金については、主に当社および海外子会社の返済により73億円減少しました。また、1年内返済予定を含む長期借入金についても、主に当社の返済により、57億円減少しました。この結果、有利子負債依存度(有利子負債÷総資産)は18.1%と前連結会計年度の19.8%から1.7ポイント減少しています。また、有利子負債対自己資本比率は30.5%と前連結会計年度の34.2%から3.7ポイント減少しています。 なお、財政状態は依然として堅固な状態が続いています。 イ.売上高 売上高は前連結会計年度から10億円減収(前期比0.2%減)の4,060億円となりました。飲料および食品製造販売事業部門(日本)では、55億円の減収(前期比2.6%減)、飲料および食品製造販売事業部門(海外)では、6億円の増収(同0.4%増)、医薬品製造販売事業部門では、20億円の減収(同9.3%減)、その他事業部門では、4億円の増収(同2.1%増)となりました。事業部門別の調整額控除前の売上高構成比は、飲料および食品製造販売事業部門(日本)が48.6%(前連結会計年度は49.1%)、飲料および食品製造販売事業部門(海外)が41.5%(同40.8%)、医薬品製造販売事業部門が4.6%(同5.0%)、その他事業部門が5.3%(同5.1%)となっています。飲料および食品製造販売事業部門(日本)が減収となった主な要因は、前期の生産機器売上増加の反動による減少があったためです。…