事業の内容
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/ 原文長 約2257文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社7社(国内:大幸TEC株式会社、大幸薬品インターナショナル株式会社、海外:大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司<香港>、大幸環保科技(上海)有限公司<中国>、大幸薬品(深圳)有限公司<中国>、台湾大幸薬品股份有限公司<台湾>、正露丸(國際)有限公司<香港>)により構成されております。 事業に関しましては、① 医薬品事業、② 感染管理事業、③ その他事業の3つの事業を展開しております。 なお、当該事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 ※当連結会計年度において、大幸薬品インターナショナル株式会社、台湾大幸薬品股份有限公司及び大幸薬品(深圳)有限公司を新たに設立したため、連結の範囲に含めております。 <医薬品事業> 当社では「正露丸」、「セイロガン糖衣A」を中心とした一般用医薬品の製造及び国内外での販売を行っております。 国内販売につきましては、薬局やドラッグストア等を通じて、一般消費者へ供給しております。「正露丸」は、100年以上の歴史があり、国内においては高いブランド認知率を維持しております。軟便・下痢・食あたり・水あたり・はき下し等に有効に作用する「正露丸」、「セイロガン糖衣A」に加え、2017年には約50年ぶりに新たなカプセルタイプの「正露丸クイックC」を発売致しました。これまで築き上げてきたブランドを大切にしながら、新たな購入者層の獲得を目指します。その他、水なしでも飲める下痢止め薬「ピシャット下痢止めOD錠(セルフメディケーション税制対象製品)」に加え、医薬部外品である「ラッパ整腸薬BF」の販売も行っております。 海外販売では、主に当社の子会社である大幸薬品(亞洲太平洋)有限公司<香港>を通じて、代理店から小売店に販売しております。 中国では香港を拠点に華南市場へ販売しており、さらに華東、華北、東北にも販路を拡げております。また、アメリカ、カナダ、タイ、ベトナム、マレーシア、モンゴル等への販売にも取り組んでおります。 なお、「正露丸」等の主成分である日局木クレオソート(注1)は、当社にて製造しており、その業務を当社の子会社である大幸TEC株式会社に委託しております。 <感染管理事業> 感染管理事業につきましては、人類の脅威となる感染症に対して優れた効果と安全性を有する製品を市場に提供していくために、医薬品事業で培った基礎研究や応用研究開発力を活かし、二酸化塩素特許技術(注2、3)を応用した製品の企画・開発・販売を進めております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約2903文字
(3) 経営環境、経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 医薬品事業 国内市場においては、人口の高齢化等に伴う医療費の高騰が社会問題化する中で、セルフケアとしてのセルフメディケーションの推進により、一般用医薬品の市場はさらに拡大するものと予測されます。一方で、当社の主力製品「正露丸」が属する止瀉薬市場は、多数のメーカーによる厳しい競争環境下にあり、国内人口の減少による市場規模の縮小等と相まって、当社製品のシェアは49.4%と5割を切っております<出所:株式会社インテージ>。 さらに、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響により、インバウンド関連の需要消失のみならず、消費者の外出自粛やリモートワークの拡大等で、医薬品の利用機会の減少が続き、国内需要の縮小は当連結会計年度末時点においても復調の兆しが見られておりません。また、中国本土や香港を中心とした海外市場でも、国内同様の状況にあり、消費の冷え込みが改善しておりません。 このような厳しい環境ではありますが、当社グループでは研究開発活動を継続し、「正露丸」及び「セイロガン糖衣A」の主成分「木クレオソート」の新たな知見と成果の探求に努めてまいります。近年では、「木クレオソート」がヒトの腸内細菌に対して作用しないことを臨床的に実証し、日本薬局方ではかつて「化学薬品等」の分類でありましたが、「生薬等」に改正されました。これを受けて一般薬承認基準(胃腸薬)でも同様に、「殺菌剤」から「生薬」に分類が改められました。さらには、アニサキス症に対する効果検証や、安全性として他のお薬との飲み合わせに対する影響の調査等、複数の研究も進めており、引き続き胃腸内環境改善による“健全な体内環境”を実現するための実績と信頼を培ってまいります。 国内の顧客基盤強化策については、明確なポジショニングとわかりやすいストーリー展開で、若年層を中心とした新規ユーザーの製品理解の深耕に努め、市場シェア拡大を図ってまいります。 海外市場においては、特に当社グループの主要市場である中国本土、香港、台湾を含むアジア地域で、所得水準の向上等に伴う潜在的な消費需要の拡大が見込まれています。また、日本製品は安全性、信頼性、高品質の点で高く評価されていることもあり、当社製品への需要拡大の期待が持たれます。引き続き、現地の販売代理店と連携を強化し、営業・マーケティング体制を整備し、国内で蓄積した経験・ノウハウ等を活かしながら、主力製品「正露丸」、「セイロガン糖衣A」の販売を強化してまいります。 ② 感染管理事業 感染管理事業においては、世界的な感染症による脅威により、医療・生活等に関わるあらゆる場面で、感染予防と衛生対策への重要性が高まっております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2903文字
(3) 経営環境、経営戦略並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 医薬品事業 国内市場においては、人口の高齢化等に伴う医療費の高騰が社会問題化する中で、セルフケアとしてのセルフメディケーションの推進により、一般用医薬品の市場はさらに拡大するものと予測されます。一方で、当社の主力製品「正露丸」が属する止瀉薬市場は、多数のメーカーによる厳しい競争環境下にあり、国内人口の減少による市場規模の縮小等と相まって、当社製品のシェアは49.4%と5割を切っております<出所:株式会社インテージ>。 さらに、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響により、インバウンド関連の需要消失のみならず、消費者の外出自粛やリモートワークの拡大等で、医薬品の利用機会の減少が続き、国内需要の縮小は当連結会計年度末時点においても復調の兆しが見られておりません。また、中国本土や香港を中心とした海外市場でも、国内同様の状況にあり、消費の冷え込みが改善しておりません。 このような厳しい環境ではありますが、当社グループでは研究開発活動を継続し、「正露丸」及び「セイロガン糖衣A」の主成分「木クレオソート」の新たな知見と成果の探求に努めてまいります。近年では、「木クレオソート」がヒトの腸内細菌に対して作用しないことを臨床的に実証し、日本薬局方ではかつて「化学薬品等」の分類でありましたが、「生薬等」に改正されました。これを受けて一般薬承認基準(胃腸薬)でも同様に、「殺菌剤」から「生薬」に分類が改められました。さらには、アニサキス症に対する効果検証や、安全性として他のお薬との飲み合わせに対する影響の調査等、複数の研究も進めており、引き続き胃腸内環境改善による“健全な体内環境”を実現するための実績と信頼を培ってまいります。 国内の顧客基盤強化策については、明確なポジショニングとわかりやすいストーリー展開で、若年層を中心とした新規ユーザーの製品理解の深耕に努め、市場シェア拡大を図ってまいります。 海外市場においては、特に当社グループの主要市場である中国本土、香港、台湾を含むアジア地域で、所得水準の向上等に伴う潜在的な消費需要の拡大が見込まれています。また、日本製品は安全性、信頼性、高品質の点で高く評価されていることもあり、当社製品への需要拡大の期待が持たれます。引き続き、現地の販売代理店と連携を強化し、営業・マーケティング体制を整備し、国内で蓄積した経験・ノウハウ等を活かしながら、主力製品「正露丸」、「セイロガン糖衣A」の販売を強化してまいります。 ② 感染管理事業 感染管理事業においては、世界的な感染症による脅威により、医療・生活等に関わるあらゆる場面で、感染予防と衛生対策への重要性が高まっております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約3553文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 経営成績の状況 当社は、2020年6月26日開催の第74回定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認されたことを受け、2020年度より決算日を3月31日から12月31日に変更致しました。このため、当連結会計年度は決算期変更の経過期間となり、当社並びに3月決算であった連結子会社は9ヵ月(2020年4月1日~2020年12月31日)、12月決算の連結子会社は12ヵ月(2020年1月1日~2020年12月31日)を連結対象期間とした変則決算となっております。このため、対前期比については記載しておりません。 当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い緊急事態宣言が発出されたこと等により、経済活動が大幅に抑制されました。緊急事態宣言解除後は段階的な経済活動の再開によって景気回復の兆しが見られたものの、秋頃から年末にかけて再び感染が拡大し始め、年明けには緊急事態宣言が再発出される等先行きが不透明な状況が継続しております。 こうした中、当社グループは「世界のお客様に健康という大きな幸せを提供する」という企業理念のもと、特に衛生管理製品である「クレベリン」の安定供給に最大限努めるとともに、感染拡大防止に向け尽力される政府諸官庁や自治体、医療関係者の方々への衛生対策の支援として、当社製品の寄贈等も行ってまいりました。 また、「クレベリン」の主成分である二酸化塩素のウイルス・菌に対する安全性・有効性のエビデンスを蓄積する中で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するデータ取得等も行ってまいりました。 ※「クレベリン」は日用雑貨品のため、特定ウイルス・菌、疾病等に対する効果・予防等を謳うことはできません。 当連結会計年度の業績は、医薬品事業につきましては、新型コロナウイルスの影響を受け店頭消化が伸び悩んだことから国内・海外共に低調に推移した一方で、感染管理事業につきましては、消費者の衛生管理意識の高まりを受け、当社製品に対する需要は高い水準で推移しました。 その結果、売上高は17,582百万円、営業利益は5,650百万円、経常利益は5,454百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3,851百万円となりました。 セグメント別の経営成績につきましては以下の通りであります。 (医薬品事業) 医薬品事業は3,575百万円の売上高となりました。 国内向けの売上高は2,534百万円、海外向けの売上高は1,040百万円となりました。セグメント利益は1,144百万円となりました。…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約776文字
3.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産の償却費及び増加額であります。 4.セグメント利益又はセグメント損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。 当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) (単位:千円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1、2、3 連結 財務諸表 計上額 (注)4 医薬品事業 感染管理事業 その他事業 売上高 外部顧客への売上高 3,575,003 14,000,778 7,206 17,582,989 17,582,989 セグメント間の内部売上高又は振替高 3,575,003 14,000,778 7,206 17,582,989 17,582,989 セグメント利益又はセグメント損失(△) 1,144,733 5,765,824 △ 61,255 6,849,302 △ 1,198,314 5,650,987 セグメント資産 10,770,034 12,794,835 16,608 23,581,478 8,176,218 31,757,696 その他の項目 減価償却費 201,742 203,394 405,136 67,734 472,871 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 406,932 2,299,071 2,706,003 130,750 2,836,753 (注)1.セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、その主なものは当社の管理部門に係る費用であります。 2.セグメント資産の調整額は、全社資産であり、その主なものは当社での余剰運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)、及び管理部門に係る資産であります。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約4224文字
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先 前連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) アルフレッサヘルスケア㈱ 6,088,617 40.7 7,559,929 43.0 ㈱大木 2,175,502 14.5 2,589,973 14.7 ㈱PALTAC 1,775,736 11.9 2,448,822 13.9 4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、2020年6月26日開催の第74回定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認されたことを受け、2020年度より決算日を3月31日から12月31日に変更致しました。このため、当連結会計年度は決算期変更の経過期間となり、当社並びに3月決算であった連結子会社は9ヵ月(2020年4月1日~2020年12月31日)、12月決算の連結子会社は12ヵ月(2020年1月1日~2020年12月31日)を連結対象期間とした変則決算となっております。このため、対前期比については記載しておりません。 ⅰ 経営成績の分析 当連結会計年度の売上高につきましては、主に感染管理事業の大幅な増収により17,582百万円となりました。売上総利益につきましては、増収影響等から12,420百万円となり、売上総利益率は70.6%となりました。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費につきましては、マーケティング強化に伴う販売費の増加等により6,769百万円となりました。 これらの結果、当連結会計年度の営業利益につきましては5,650百万円、経常利益は5,454百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3,851百万円となりました。 なお、当連結会計年度の自己資本利益率(ROE)につきましては、18.3%となりました。 セグメント別の経営成績につきましては以下の通りであります。 (医薬品事業) 医薬品事業につきましては3,575百万円の売上高となりました。…