事業の内容
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(1) 相手先企業の名称及びその事業の内容 相手先企業の名称 Inapa Deutschland GmbH Inapa ComPlott GmbH Inapa Packaging GmbH 譲受事業の内容 グラフィック用紙の販売 サイン&ディスプレイ関連商品の販売 包装関連資材の販売 (事業を譲受する連結子会社) OVOL Papier Deutschland GmbH OVOL ComPlott GmbH OVOL Packaging GmbH (2) 事業譲受を行った主な理由 当社グループは、 本年度を初年度とする「OVOL中期経営計画2026」において、海外卸売セグメントの方針として「安定的な収益構造の構築と収益源のさらなる多様化」を掲げ、補完的M&Aの継続的な実行による各市場でのシェアアップや事業領域の拡大を図るとともに、サイン&ディスプレイやパッケージ、軟包装など高付加価値商材の販売拡大による収益増に取り組んでおります。 今回、事業譲受の相手先は、欧州で3位の規模となる紙商グループ Inapa–Investimentos, Participações e Gestão, S.A.(本社:ポルトガル)のドイツを拠点とする3社であり、それぞれグラフィック用紙、包装関連資材、サイン&ディスプレイ関連商品の販売を行っております。ドイツでの紙・板紙消費量は他の先進国同様、減少傾向にあるものの、年間約1,800万トンと、中国、米国、日本に次ぐ市場規模であります。当社グループは、海外事業戦略において、各市場に根差した卸商経営の拡充を基本としておりますが、今回、ドイツ全域をカバーする物流網を有する3社の事業を譲り受けたことにより、欧州大陸での卸商基盤の拡充を実現するとともに、「OVOL中期経営計画2026」で取り組む高付加価値商材の欧州地域における販売拡大にも寄与するものと考えております。 (3) 企業結合日 2024年11月30日 (4) 企業結合の法的形式 現金を対価とした事業譲受 (5) 結合後企業の名称 変更はありません。 (6) 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社の連結子会社として設立した、OVOL Papier Deutschland GmbH、OVOL ComPlott GmbH及びOVOL Packaging GmbHが現金を対価として事業を譲り受けたことによります。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(3) 中長期的な経営戦略、目標とする経営指標及び事業上の対処すべき課題 当社グループは、長期ビジョン『OVOL長期ビジョン2030 “Paper, and beyond”』(以下、「長期ビジョン2030」)を策定し、2030年のあるべき姿を掲げ、その実現を目指しております。 (当社グループのあるべき姿) 「世界最強の紙流通企業グループ」 「持続可能な社会と地球環境に一層貢献する企業グループ」 「紙業界の枠を超えたエクセレントカンパニー」 長期ビジョン2030の実現に向け、2024年度からの3ヵ年(2025年3月期~2027年3月期)を対象とした中期経営計画『OVOL中期経営計画2026』を策定いたしました。当中期経営計画では、当該中計期間を2030年に当社グループがあるべき姿を実現するための経済価値と社会価値を創造する「具体的な仕組みづくり・仕掛けづくりの3年間」と位置づけ、以下の3つの基本方針に基づく施策を実行することにより、長期ビジョン2030の実現を目指すこととしております。 「グループ内外のコミュニケーションを拡充し、機能やサービスなどの提供価値を圧倒的に高める」 「人材力を引き上げるとともにワークエンゲージメントを飛躍的に高める」 「M&Aを駆使して既存領域および新規領域での事業を躍進的に拡大する」 OVOL中期経営計画2026の最終年度における連結財務目標は以下のとおりです。 連結経常利益 220億円 ROE(自己資本利益率) 8.0%以上 ROA(総資産利益率) 5.0%以上 ROIC(投下資本利益率) 7.0%以上 ネットD/Eレシオ 1.0倍以下 セグメント別には次の方針を掲げております。 (セグメント別方針) 「国内卸売セグメント」 グループの総合力を駆使し収益の最大化を実現 「海外卸売セグメント」 安定的な収益構造の構築と収益源のさらなる多様化 「製紙加工セグメント」 地球環境保全への積極的な取り組みと安定収益の基盤構築 「環境原材料セグメント」 循環型ビジネスを通じた持続可能な社会と地球の未来への貢献 「不動産賃貸セグメント」 保有不動産からの安定収益の継続と不動産ポートフォリオの最適化
対処すべき課題
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(5) セグメントごとの経営環境と対処すべき課題 ① 国内卸売セグメント 紙の需要は国内における人口の減少やデジタル化など構造的要因を背景に縮小しており、この流れは今しばらく継続するものと想定しております。板紙に関しては、賃上げによる個人消費マインドの改善や、インバウンド需要の継続が期待されております。 そのような市場の中で取引先として選ばれるためには、物流改革やDX推進によるサプライチェーンにおける当社グループの機能や価値の提供に加え、製紙加工及び環境原材料セグメントなど、卸売事業以外に拡大しているグループの総合力が勝ち残りのための競合他社との差別化につながると考えており、これらを駆使して収益の最大化を実現してまいります。また、紙の価値普及に向けた取り組みを実施し、紙の特性、魅力、環境優位性等を改めて社会に伝えることで、紙需要のすそ野拡大を図るとともに業界イメージの向上にも貢献してまいります。 ② 海外卸売セグメント 海外卸売セグメントにおいては、各市場に根差した卸商経営の拡充を基本としており、アメリカ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、インド、ホンコン、シンガポール、マレーシアで自前の在庫・物流機能を有する各国屈指の紙商を経営し、世界最強の紙流通企業グループの実現に必要なプラットフォームを構築しております。当連結会計年度におきましては、ドイツ及びフランスにおいて国内全域をカバーする在庫・物流網を有する事業のM&Aを実施したことにより、欧州地域での当該機能の拡充を実現するとともに、高付加価値商材の欧州地域への販売拡大にも寄与するものと考えております。また、東南アジア地域においても在庫・加工・配送といった物流機能の充実化に取り組み、グローカル戦略を加速させ、アジアビジネスの規模拡大を目指します。 各市場においてはデジタル化の進展により、グラフィック用紙の需要減少は継続しておりますが、当社グループはグローバルなサプライソースの活用、及び各拠点の在庫・物流機能を活かし取引先の需要を確実に取り込むとともに、サイン&ディスプレイ、パッケージ、軟包装、環境配慮型製品などの高付加価値製品の取り扱いをより一層拡大してまいります。また、補完的M&Aの継続的な実施により、各市場におけるシェアと事業領域を拡大し、安定的な収益構造の拡大と収益源のさらなる多様化を追求してまいります。 ③ 製紙加工セグメント 当社グループは、再生原料である古紙の回収から製紙、加工、流通に至るまで、紙のサプライチェーンの川上から川下までをグループ内でカバーする事業体制を構築しております。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況 ① 経営成績の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの業績は、 売上収益554,524百万円 ( 前期比3.8%増 )、 営業利益15,071百万円 ( 同13.4%減 )、 経常利益15,822百万円 ( 同5.6%減 )となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、製紙加工及び海外卸売の連結子会社においてそれぞれ有形固定資産及びのれんの減損損失を計上したこと等から、 前期比26.9%減 の 7,569百万円 となりました。 ② セグメントごとの経営成績 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 「国内卸売」 紙は、デジタル化の進行などの構造的要因による需要の減少に加え、定期雑誌の発行部数の減少、またカタログ等の発行回数や部数の減少、判型縮小等の傾向が継続しており、販売数量は前期に比べて減少しました。板紙では、段ボール原紙は、天候不順による青果物向けが低調、また工業製品向けの需要回復の遅れも見られましたが、飲料向けは堅調に推移しました。白板紙はインバウンドの回復等による人流の増加に伴い医薬品・化粧品向け等が堅調、またアニメキャラクター等のトレーディングカード用途も増加したことから、板紙全体の販売数量は前期に比べて増加しました。 エレクトロニクス関連を中心とする機能材料製品については、需要回復の傾向が継続し、販売は増加しました。 これらの結果、販売数量は前期並みとなり、売上収益は 前期比2.2%増 の 200,627百万円 となりました。 経常利益は、人件費や物流費の増加等により、 前期比10.1%減 の 6,000百万円 となりました。 「海外卸売」 主要マーケットである米国、英国、豪州では、デジタル化の進行などによる紙・板紙の需要の減少傾向が継続しましたが、前連結会計年度の米国における在庫調整が一巡したことや、当連結会計年度に実施したドイツ及びフランスにおけるM&Aに伴う販売が第4四半期より加わり、売上収益は増加しました。 本邦からの輸出においては、中国向けの板紙の販売は減少したものの、韓国、東南アジア向けの紙の販売が増加したこと等により、数量・金額ともに前期を上回りました。 これらの結果に加えて為替換算の影響もあり、売上収益は 前期比5.9%増 の 275,488百万円 となりました。…
セグメント関連
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3 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び 収益の分解情報 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) 報告セグメント 合計 (百万円) 調整額 (百万円) (注)2 連結財務諸 表計上額 (百万円) 国内卸売 (百万円) 海外卸売 (百万円) 製紙加工 (百万円) 環境原材料 (百万円) 不動産賃貸 (百万円) 売上収益 顧客との契約から 生じる収益 196,359 260,104 50,051 23,641 530,155 530,155 その他の収益 4,075 4,075 4,075 外部顧客への 売上収益 196,359 260,104 50,051 23,641 4,075 534,230 534,230 セグメント間の内部 売上収益又は振替高 8,335 491 6,104 5,972 95 20,998 △ 20,998 204,695 260,595 56,155 29,613 4,170 555,228 △ 20,998 534,230 セグメント利益 又は損失(△) 6,673 3,481 7,044 1,645 1,540 20,382 △ 3,630 16,753 セグメント資産 122,425 103,502 65,318 35,951 22,540 349,737 22,908 372,645 その他の項目 減価償却費 136 2,194 3,518 1,655 1,046 8,549 310 8,859 のれんの償却額 1,177 1,177 1,177 受取利息 745 37 12 799 11 810 支払利息 550 2,252 391 250 583 4,025 △ 905 3,120 持分法投資利益 又は損失(△) 214 △ 0 89 26 329 329 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 185 818 1,805 561 655 4,023 242 4,265 (注)1 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。 2 (1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去 △2,473百万円 、各報告セグメントに配分していない全社部門の損益 △1,156百万円 が含まれております。全社部門の損益は、主に各報告セグメントに帰属しない一般管理費、営業外収益、営業外費用の純額であります。 (2) セグメント資産の調整額には、セグメント間取引消去 △30,974百万円 、各報告セグメントに配分していない全社部門の資産 53,882百万円 が含まれております。全社部門の資産は、主に各報告セグメントに帰属しない当社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。