事業の内容
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(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容 名称:PPB Ltd 事業内容:サイン&ディスプレイ製品の販売事業 (2) 企業結合を行った主な理由 当社グループは「中期経営計画2026」における海外卸売セグメントの方針として、既存の販売ネットワークや事業基盤を生かした補完的なM&Aによるサイン&ディスプレイなどの高付加価値商材の販売強化を掲げています。今回の株式取得は、この方針に沿った取り組みです。 PPB社は、サイン&ディスプレイ関連製品の販売に特化し、47年にわたり事業を展開してきた英国の老舗企業です。同社の取り扱い製品や顧客層はPremierと大きく重複しておらず、今後、両社間でのクロスセルによる販売シナジーを高めることが可能になると考えております。また、PPB社は自社物流網や断裁機による委託加工サービスを強みとしており、これらはPremierの事業戦略と高い親和性を持っています。 今回の株式取得を通じ、Premierはサイン&ディスプレイ事業領域における基盤をさらに強化し、当社グループの持続的な成長に寄与してまいります。 (3) 企業結合日 2026年2月27日 (4) 企業結合の法的形式 現金を対価とした株式の取得 (5) 結合後企業の名称 変更はありません。 (6) 取得する議決権比率 100% (7) 取得企業を決定するに至った主な根拠 Premierが現金を対価として株式を取得したためであります。 2 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 20百万GBP(4,320百万円)(概算額) 取得原価 20百万GBP(4,320百万円)(概算額) ※円貨への換算は、1GBP=211.03円(2026年3月31日時点)を使用しております。以下同じ。 3 主要な取得関連費用の内容及び金額 アドバイザリー費用等 398千GBP(84百万円)(概算額) 4 発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 (1) 発生したのれんの金額 16百万GBP(3,344百万円)(概算額) なお、のれんの金額は、取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。 (2) 発生原因 主として今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。 (3) 償却方法及び償却期間 現時点では確定しておりません。 5 企業結合日に受け入れる資産及び引き受ける負債の額 資産合計 10百万GBP(2,122百万円)(概算額) 負債合計 5百万GBP(1,147百万円)(概算額) 0105120_honbun_0602000103804.htm
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(3) 中長期的な経営戦略、目標とする経営指標及び事業上の対処すべき課題 当社グループは、長期ビジョン『OVOL長期ビジョン2030 “Paper, and beyond”』(以下、「長期ビジョン2030」)を策定し、2030年のあるべき姿を掲げ、その実現を目指しております。 (当社グループのあるべき姿) 「世界最強の紙流通企業グループ」 「持続可能な社会と地球環境に一層貢献する企業グループ」 「紙業界の枠を超えたエクセレントカンパニー」 長期ビジョン2030の実現に向け、2024年度からの3ヵ年(2025年3月期~2027年3月期)を対象とした中期経営計画『OVOL中期経営計画2026』を策定しております。当中期経営計画では、当該中計期間を2030年に当社グループがあるべき姿を実現するための経済価値と社会価値を創造する「具体的な仕組みづくり・仕掛けづくりの3年間」と位置づけ、以下の3つの基本方針に基づく施策を実行することにより、長期ビジョン2030の実現を目指すこととしております。 「グループ内外のコミュニケーションを拡充し、機能やサービスなどの提供価値を圧倒的に高める」 「人材力を引き上げるとともにワークエンゲージメントを飛躍的に高める」 「M&Aを駆使して既存領域および新規領域での事業を躍進的に拡大する」 OVOL中期経営計画2026の最終年度における連結財務目標は以下のとおりです。 連結経常利益 220億円 ROE(自己資本利益率) 8.0%以上 ROA(総資産利益率) 5.0%以上 ROIC(投下資本利益率) 7.0%以上 ネットD/Eレシオ 1.0倍以下 OVOL中期経営計画2026においては、最終年度(2027年3月期)の連結経常利益目標を220億円として掲げておりますが、「今後の見通し」に記載のとおり、足もとの事業環境等を踏まえますと、当該目標の達成は現時点において困難な見通しとなっております。このような状況においても、当社グループは、当該中期経営計画において掲げた基本方針に基づき、各種施策・取り組みの一層の推進・加速に努めてまいります。これにより、引き続き収益力の強化及び資本効率の向上を図るとともに、長期ビジョン2030の実現並びに中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 セグメント別には次の方針を掲げております。 (セグメント別方針) 「国内卸売セグメント」 グループの総合力を駆使し収益の最大化を実現 「海外卸売セグメント」 安定的な収益構造の構築と収益源のさらなる多様化 「製紙加工セグメント」 地球環境保全への積極的な取り組みと安定収益の基盤構築 「環境原材料セグメント」 循環型ビジネスを通じた持続可能な社会と地球の未来への貢献 「不動産賃貸セグメント」 保有不動産からの安定収益の継続と不動産ポートフォリオの最適化
対処すべき課題
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(5) セグメントごとの経営環境と対処すべき課題 ① 国内卸売セグメント 紙の需要は国内における人口の減少や少子化の進行、情報発信・収集手段としてのSNSの定着等を背景に今後も縮小していくものと想定しております。板紙につきましては、日用品・通販向けの需要やインバウンド需要を背景に、パッケージ用途の需要は底堅く推移することが期待されております。 そのような市場の中で取引先として選ばれるためには、物流改革やDX推進によるサプライチェーンにおける当社グループの機能や価値の提供に加え、製紙加工及び環境原材料セグメントなど、卸売事業以外に拡大しているグループの総合力が勝ち残りのための競合他社との差別化につながると考えており、これらを駆使して収益の最大化を実現してまいります。また、紙の価値普及に向けた取り組みを実施し、紙の特性、魅力、環境優位性等を改めて社会に伝えることで、紙需要のすそ野拡大を図るとともに業界イメージの向上にも貢献してまいります。 ② 海外卸売セグメント 海外卸売セグメントにおいては、各市場に根差した卸商経営の拡充を基本としており、現在では、アメリカ、イギリス、アイルランド、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、ホンコン、シンガポール、マレーシア、インドにおいて、自前の在庫・物流機能を有する有力紙商を展開しており、世界最強の紙流通企業グループの実現に向けたグローバルプラットフォームの構築が着実に進展しております。一方で、前連結会計年度にグループ化したドイツ子会社につきましては、業績回復に遅れがみられておりますが、当連結会計年度に実施した事業構造改革を通じて、収益性の改善に取り組んでおります。 各市場においては、デジタル化の進展に伴いグラフィック用紙の需要減少が継続しておりますが、当社グループは、グローバルなサプライソースの活用と、各拠点の在庫・物流機能を最大限に発揮することで、取引先ニーズを確実に取り込み、販売機会の拡大を図っております。加えて、サイン&ディスプレイ、軟包装材、インダストリアルパッケージなどの高付加価値製品の取り扱いを一層強化し、事業ポートフォリオの高度化を推進しております。さらに、補完的M&Aを継続的に実施することで、各市場におけるシェアと事業領域を拡大し、安定的な収益基盤の強化と収益源の多様化を進めてまいります。 ③ 製紙加工セグメント 当社グループは、再生原料である古紙の回収から製紙、加工、流通に至るまで、紙のサプライチェーンの川上から川下までをグループ内でカバーする事業体制を構築しております。この事業体制を活かして、古紙を原料とした段ボール原紙、印刷用紙及び家庭紙の製紙事業を展開し、安全操業と環境対応の管理を徹底しつつ、環境に配慮した商品を効率的に生産し、安定的にお客様へ供給する事業を展開しております。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況 ① 経営成績の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの業績は、 売上収益606,779百万円 ( 前期比9.4%増 )、 営業利益10,848百万円 ( 同28.0%減 )、 経常利益10,887百万円 ( 同31.2%減 )、親会社株主に帰属する当期純利益 4,720百万円 ( 同37.6%減 )となりました。 ② セグメントごとの経営成績 当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (単位:百万円) 売上収益 経常利益(セグメント利益) 2025年3月期連結会計年度 2026年3月期 連結会計年度 増減率 2025年3月期連結会計年度 2026年3月期連結会計年度 増減率 報告セグメント 国内卸売 200,627 193,118 △3.7% 6,000 5,698 △5.0% 海外卸売 275,488 338,078 22.7% 3,195 △549 製紙加工 51,597 51,409 △0.4% 6,761 7,260 7.4% 環境原材料 22,650 20,044 △11.5% 2,012 561 △72.1% 不動産賃貸 4,161 4,130 △0.7% 1,553 1,511 △2.7% 554,524 606,779 9.4% 19,521 14,482 △25.8% 調整額 △3,698 △3,595 合計 554,524 606,779 9.4% 15,822 10,887 △31.2% 「国内卸売」 紙は、デジタル化の進行などの構造的要因に加え、定期雑誌の発行部数の減少、チラシ・カタログ等の発行回数・部数の減少や判型縮小といった傾向が継続しており、販売数量は前期に比べて減少しました。 板紙では、段ボール原紙は、自動車をはじめとする工業製品向け等の需要低迷が続いたものの、堅調なインバウンド需要の下支え等により、販売数量は前期並みとなりました。白板紙は医薬品・化粧品向け等が堅調であったことに加え、アニメキャラクター等のトレーディングカード用途が好調を継続していることから販売数量は増加し、板紙全体の販売数量は前期並みとなりました。…
セグメント関連
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(3) 支払利息の調整額は、主に全社部門の支払利息と各報告セグメントの全社部門への支払利息との差額であります。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)2 連結財務諸 表計上額 国内卸売 海外卸売 製紙加工 環境原材料 不動産賃貸 売上収益 顧客との契約から 生じる収益 193,118 338,078 51,409 20,044 602,649 602,649 その他の収益 4,130 4,130 4,130 外部顧客への 売上収益 193,118 338,078 51,409 20,044 4,130 606,779 606,779 セグメント間の内部 売上収益又は振替高 9,280 670 5,369 6,429 91 21,839 △ 21,839 202,398 338,748 56,778 26,473 4,221 628,618 △ 21,839 606,779 セグメント利益 又は損失(△) 5,698 △ 549 7,260 561 1,511 14,482 △ 3,595 10,887 セグメント資産 117,098 146,438 60,909 30,851 20,627 375,923 18,781 394,704 その他の項目 減価償却費 181 4,144 2,914 1,558 1,073 9,869 317 10,186 のれんの償却額 1,251 1,251 1,251 受取利息 807 111 19 945 950 支払利息 600 2,091 240 232 541 3,703 △ 681 3,023 持分法投資利益 又は損失(△) 556 131 △ 441 249 249 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 233 1,333 2,461 1,603 380 6,011 203 6,214 (注)1 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。 2 (1) セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去 △3,386百万円 、各報告セグメントに配分していない全社部門の損益 △209百万円 が含まれております。全社部門の損益は、主に各報告セグメントに帰属しない一般管理費、営業外収益、営業外費用の純額であります。 (2) セグメント資産の調整額には、セグメント間取引消去 △18,898百万円 、各報告セグメントに配分していない全社部門の資産 37,678百万円 が含まれております。全社部門の資産は、主に各報告セグメントに帰属しない当社での余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。