事業の内容
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3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ファーマフーズ)、子会社3社及び関連会社1社によって構成されております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。 (1) 機能性素材事業 当社が営む事業であり、食品分野を中心として各種の機能性素材を販売しております。 主な機能性素材製品は次のとおりであります。 ① ファーマギャバ ® GABAは動植物や微生物で生産される非タンパク系のアミノ酸の一種で、脳内で抑制系の神経伝達物質として働くと言われております。当社では、GABA生産乳酸菌を食品中より分離し、醗酵法によりGABAを生産する方法を確立し、ファーマギャバ ® として発売しております。 ファーマギャバ ® は、「ストレス緩和」「疲労感の軽減」「血圧の改善」及び「睡眠の質の改善」の4つの機能性表示に対応可能であり、機能性表示食品への採用が拡大しております。 また、「筋肉量増加」及び「認知機能改善」等の効果を見出しており、ファーマギャバ®のエビデンス強化を行っております。 海外にも展開しており、北米、中国、東南アジア等で積極的に営業活動を行っており、採用が拡大しております。 ② ボーンペップ ® ボーンペップ ® は、卵黄タンパク由来の機能性素材で、骨の成長を促す成分として開発いたしました。代表的な採用商品として、ロート製薬株式会社の「セノビック」に採用されております。 海外では、中国を中心に営業展開を進めており、飲料メーカー、サプリメントメーカー等で採用されております。 ③ Cerepron ® (セレプロン) Cerepron ® は、酵母由来の機能性素材で、美白効果が期待できる「食べる美白素材(活性酵母エキス末)」であります。特に海外市場では美白に対するニーズが高まっており、東南アジアを中心に採用が拡大しております。 ④ ランペップ ® ランペップ ® は卵白タンパク由来の機能性素材で、血管拡張因子であるNO(一酸化窒素)を産生し、血管拡張、血流改善効果を有する成分として開発いたしました。血流改善や運動疲労軽減に関わる製品、ダイエット関連製品、男性機能製品に同素材が採用されております。 ⑤ ファーマバイオミックス 葉酸は水溶性ビタミン(B群)の一種で、近年、海外では葉酸と胎児の健全な発育についての重要性が認識されております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、『Bio Business Triangle』をコンセプトとして、バイオテクノロジーを基軸に、「機能性素材事業 (Bio seeds)」「通信販売事業(Bio value)」「バイオメディカル事業(Bio medical)」の三事業を展開しております。 事業の展開としては「機能性素材事業(Bio seeds)」で、収益基盤を構築、事業の裾野を拡大し、「通信販売事業(Bio value)」では機能性素材事業の技術シーズを基に事業規模の拡大を図り、これらの技術、収益を基盤にして「バイオメディカル事業(Bio medical)」を進めております。 当社グループの事業は、新型コロナウイルス感染症拡大による免疫力向上及びストレス低減等への需要増加並びに100歳時代という価値観の広がりによるアンチエイジング、運動機能及び認知機能等への需要増加という経営環境の変化に直面しております。このような変化の局面においても、当社が従来行ってきた健康維持と生活の質の向上に役立つ研究は引続き求められているため、当社はこれまでの経営方針・経営戦略等を見直す必要は無いと認識しております。 当社グループ事業の根幹は研究開発力にあり、科学的根拠に基づいた独自の技術及び製品を提供することでオンリーワン企業を目指してまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループ は、継続的な事業の拡大を通じて企業価値の向上を目指しております。目標とする経営指標としては、事業の規模、成長性及び企業の収益力を表す各項目を重視しております 。特に事業規模の拡大、成長性を重視する指標として売上高の前期比増加率30%以上、収益性を重視する指標として営業利益率5%以上を目標としております。
対処すべき課題
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(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えようとしております。このような中、当社グループは、『「医薬」と「食」の融合』という経営理念のもと、「100歳時代に価値ある豊かさと価値ある健康を」というビジョンを掲げ、中長期的な成長を図っております。市場環境及び事業環境の現状並びに新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた当社グループとして認識している対処すべき課題については、以下のように考えております。 (バイオメディカル事業) ① パイプラインの拡充 当社グループは、保有するパイプラインを製薬会社へライセンスアウトすることにより、契約一時金、マイルストン収入及びロイヤリティを受けとるビジネスモデルをとっております。現在は「自己免疫疾患」、「悪性腫瘍」、「骨再生」の分野で3つのパイプラインを有しておりますが、その数を増加させていくことが必要となっております。今後も、パイプラインの拡充による事業基盤の拡大を図り、将来の成長を目指してまいります。 ② 企業及び公的研究機関との連携強化 創薬分野において、企業及び公的研究機関が日進月歩で創薬開発を進めております。競争力強化のため、創薬開発力の一層の強化が必要となっております。自社開発を進めつつ、企業及び公的研究機関と共同で創薬開発を行うことで、開発スピードを加速させてまいります。 (機能性素材事業) ① 各国の許認可取得及び安定供給体制の構築 当セグメントにおける海外販売比率は33.6%であり、拡大の余地が残されております。海外販売強化のため、現地食品メーカー及び卸売事業者との連携により、各国において必要な許認可の取得を迅速に行ってまいります。また、販売拡大とともに、海外市場での安定供給のため、海外における生産体制を構築してまいります。 ② 営業人材の育成及び即戦力人材の獲得 海外での販売体制強化のため、海外営業のスキルを持った人材の獲得が必要となっております。海外市場に対応する人材の増強を図り、主力の北米・中国に加え、今後市場拡大が見込まれる東南アジア地域での展開に注力してまいります。 ③ 新しい価値を想像する新規素材の開発 当セグメントの売上高に占める「ファーマギャバ Ⓡ 」の割合は48.0%となっており、当セグメントの業績に与える影響が強まっております。当該製品に続く、機能性表示が可能な価値ある製品の研究開発を行い、セグメント業績の安定化を目指してまいります。 (通信販売事業) ① 商品開発 当セグメントが継続的に成長するためには、絶えず新たな主力商品の開発を続けることが必要となっております。新型コロナウイルス感染症拡大により、心身ともに健康であることへのニーズがさらに高まっております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約7498文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループは「医薬」(Pharmaceuticals)と「食」(Foods)の融合「ファーマフーズ(Pharma Foods)」を実現するため、「Bio Business Triangle」をコンセプトに、「機能性素材(Bio seeds)」「バイオメディカル(Bio medical)」「通信販売(Bio value)」の3事業を主要事業としております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績の向上、雇用情勢や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が見受けられましたが、第3四半期以降、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限及び営業自粛等、先行きの不透明な状況が続きました。 当社グループを取り巻く環境は、高齢化社会の進展による人口構造の変化で、健康や美容に対する意識がますます高くなりました。また、インターネットやドラッグストアでの販売の増加など、健康食品や化粧品の販売チャネルの多様化がみられました。 このような状況下において、当社グループは、広告宣伝費は7,376百万円(前期比49.7%増)、研究開発費は437百万円(前期比38.0%増)と各事業への積極投資を継続し、過去最高の売上及び利益を達成いたしました。 当連結会計年度の売上高は15,353百万円(前期比45.8%増)、営業利益は740百万円(前期比28.4%増)、経常利益は788百万円(前期比23.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は690百万円(前期比38.2%増)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (バイオメディカル事業) バイオメディカル事業では、当社独自のニワトリ由来抗体作製技術「ALAgene Ⓡ technology(アラジンテクノロジー)」及び卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いた創薬事業を行っております。 「ALAgene Ⓡ technology」は、従来技術では作製困難な創薬ターゲット分子に対する抗体作製を可能とする、当社の基盤技術です。本技術を用いて「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」を対象疾患とした抗体医薬の研究開発を行っております。 「自己免疫疾患プロジェクト」においては、2018年10月、田辺三菱製薬株式会社と抗体医薬に関する共同研究契約を締結しております。本共同研究では、当社が所有する自己免疫疾患の創薬ターゲット分子に対するヒト化抗体を改良し、田辺三菱製薬株式会社が自己免疫疾患モデル動物を用いた評価を行いました。その結果、当社の抗体は優れた評価を受けたため、同社との独占的ライセンス契約に向け着実に進捗いたしました。…
セグメント関連
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(3) その他の項目ののれんの償却費の調整額37,406千円は、各報告セグメントに配分していないのれん償却額であります。 2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.セグメント資産、セグメント負債については、経営の意思決定上、各セグメントに配分していないため記載しておりません。 当連結会計年度(自 2019年8月1日 至 2020年7月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結損益 計算書 計上額 (注)2 機能性素材 事業 通信販売 事業 バイオ メディカル 事業 売上高 外部顧客への売上高 2,575,817 12,591,134 186,431 15,353,384 15,353,384 セグメント間の内部売上高又は振替高 2,575,817 12,591,134 186,431 15,353,384 15,353,384 セグメント利益又は損失(△) 799,625 573,484 △ 45,130 1,327,979 △ 587,960 740,018 その他の項目 減価償却費 8,942 21,912 56,614 87,470 26,971 114,441 のれんの償却額 37,406 37,406 (注)1.調整額は、次のとおりであります。 (1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△587,960千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△550,554千円及びのれん償却額△37,406千円が含まれております。なお、全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。 (2) その他の項目の減価償却費の調整額26,971千円は、全社費用に係る減価償却費であります。
主要な顧客・販売先
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3. 当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは主に、機能性素材事業において 「ファーマギャバ Ⓡ 」及びOEM製品が、通信販売事業において「ニューモ Ⓡ 育毛剤」が販売拡大したこと等によるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析等 ⅰ.概観 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ4,820百万円増加し、15,353百万円(前期比45.8%増)となりました。これは主に、機能性素材事業の売上高の増加797百万円、通信販売事業の売上高の増加4,067百万円によるものであります。なお、当連結会計年度におけるセグメント別の売上高構成比は、機能性素材事業が16.8%(前年同期は16.9%)、通信販売事業が82.0%(前年同期は80.9%)、バイオメディカル事業が1.2%(前年同期は2.2%)となっており、前連結会計年度に比べ著しい変動はないとの認識であります。 売上原価は、前連結会計年度に比べ1,181百万円増加し、3,178百万円(前期比59.2%増)となりました。これは主に、機能性素材事業の売上原価の増加602百万円、通信販売事業の売上原価の増加579百万円によるものであります。また、売上原価率は、前連結会計年度に比べ1.7ポイント上昇し、20.7%となりました。これは主に、機能性素材事業における売上原価率が上昇したことによるものであります。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ3,474百万円増加し、11,435百万円(前期比43.7%増)となりました。これは主に、通信販売事業における広告宣伝費等が増加したことによるものであります。 これらの結果、営業利益は740百万円(前期576百万円、前期比28.4%増)となりました。また、営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.7ポイント低下し、4.8%となりました。 経常損益は、補助金収入の計上等により48百万円の黒字(前期60百万円の黒字、前期比19.4%減)となりました。この結果、経常利益は788百万円(前期636百万円、前期比23.9%増)となりました。 特別損益は、償却債権取立益の計上等により59百万円の黒字(前期31百万円の黒字、前期比89.0%増)となりました。また、税金費用は、法人税等調整額を含め157百万円(前期160百万円、前期比1.9%減)となりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は690百万円(前期499百万円、前期比38.2%増)となりました。 また、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度に比べ6.58円増加し、23.79円となりました。…