事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約370文字
3 【事業の内容】 当社は、自社製品及び受託製品からなる産業用電子機器の製造・販売を行っております。自社製品におきましては組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器の製造・販売並びに受託製品におきましては半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器の製造・販売を主な内容とし、更に各事業に関連する製品開発等を展開しております。 当社の事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (自社製品) 自社製品は、独自に開発、製造を行っており、得意先へ販売しております。 (受託製品) 受託製品は、開発、製造販売を行っており、主要な得意先である㈱ニコン、東京エレクトロン㈱及びその他の得意先に販売しております。 以上に述べた事項の概要図は次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約1149文字
(2) 経営戦略 当社の経営戦略については、業界変革のなか新たな経営環境での飛躍を目指すため、 次の7項目を掲げております。 1.サ ステナビリティ・コーポレートガバナンス 健全かつ公正な企業活動で、社会などからの信頼を高める。 2. 風土・マネジメント(人事・組織) フラットな組織と適材適所で、より強い企業に変革。 3. 製品開発戦略 差別化ポイントを『顧客の競争力向上への貢献』と定義し、自社製品をベースに、提案型受託開発で競争力と付加価値を最大化。 新製品への経営資源積極投入と戦略パートナーとの協業により、早期ビジネス化。 4. 営業戦略 効率的な営業組織への進化と戦略パートナーとのコラボレーションによるソリューション提案で、新規分野の開拓と付加価値向上を実現する。 5. 製造戦略 進化し続ける革新工場の確立 。 6. 戦略購買と戦略的在庫政策 戦略的生産計画で管理の効率化を図り、製品競争力強化に貢献する 。 7. 品質の確保 高付加価値と高品質を両立させた製品群で、顧客満足を獲得する。 また、目標とする経営指標につきましては、(3)に記載しているとおりとなります。 (3) 目標とする経営指 標 当社が目標とする経営指標は、 1. 売上高経常利益率 目標 20.5%以上 2. 自己資本比率 目標 80%以上 3. 自己資本当期純利益率(ROE) 目標 9%以上 の3指標であります。 当社は、株主価値の最大化を経営の最重要課題とし、付加価値の高い製品の開発と共に収益の安定的な確保を目指しております。また、当社の主たる市場である半導体製造装置業界は、特有の急激な需要変動が生じやすいため、このような経営環境に対応すべく強固な財務体質の維持に注力しております。更にこれらに加えて利益の確保並びに使用資本効率の向上を示す本指標を目標としております。 なお、売上高経常利益率の目標数値を前事業年度23.0%以上から2.5ポイント引き下げた20.5%以上へと見直しを行いました。これは、事業環境の変化や今後の成長戦略を踏まえた上での調整となります。 目標とする経営指標の実績推移は次のとおりとなります。 回次 第63期 第64期 第65期 第66期 決算年月 2022年3月 2023年3月 2024年3月 2025年3月 売上高経常利益率 20.6% 17.3% 18.1% 14.0% 自己資本比率 75.4% 74.7% 82.8% 90.2% 自己資本当期純利益率(ROE) 8.69% 21.74% 24.08% 5.31% (注)第64期及び第65期の自己資本当期純利益率が、第63期と比較して大幅に増加しておりますが、これは、投資有価証券売却に伴う影響を受けております。
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約825文字
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 成長事業の確立はもとより、スリムな企業体質および生産性拡大を行い、経営資源を有効活用し収益拡大を行い、更なる株主還元の充実を検討してまいります。 優先的に対処すべき課題は、以下のとおりであります。 1.市場(顧客)の多角化 当社の主要市場(顧客)は、半導体製造装置、産業用装置、インフラ関連、医療機器関連、FA全般および検査装置等に及んでおりますが、既存市場(顧客)の拡大に注力するとともに、特に医療、薬剤、食品および社会インフラ関連における新規市場(顧客)の開拓を推進し、半導体製造装置業界を始めとする急激な需要変動を回避し、更なる成長路線の確立に努めてまいります。 2.製品開発の差別化と新たな分野の製品開発 自社製品は、 「組込みモジュール」、「画像処理モジュール」、「計測通信機器」に分類しておりますが、既存の要素技術の進化とともに、非可視光カメラのシリーズ化、CoaXPress製品のシリーズ化、更なる高性能・高速性の追求により、主力製品の拡張を目指してまいります。また、新分野の開拓とともに、さまざまな検査要求への対応、IoT・ビッグデータへの提案を行うことで、 お客様の競争力の向上に資する 新たな価値を提供してまいります。 3.顧客ニーズを満足する生産体制の更なる充実、新ビジネスモデル生産体制の構築 当社の主要顧客の一つである半導体製造装置関係の顧客は、業界特有の急激な需要変動を繰り返しており、加えて多品種変量生産でもあります。そのような状況下で、安定供給、コストダウン、生産リードタイム短縮、品質向上および環境負荷削減のご要求に応えることが求められております。そのため、研究開発拠点の 本格稼働 により潜在的顧客ニーズに備えるとともに、多角化した調達リスクに対応するために戦略購買による部材確保、製品構成の変化に伴う製造技術力の向上等に努め、生産体制を構築、進化してまいります。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約8402文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当事業年度の末日現在において当社が判断したものであります 。 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、 個人消費や設備投資が持ち直し、景気は一部に足踏みがみられるものの緩やかに回復しております。一方で世界経済では、米国の政権交代に伴う経済・外交政策の影響や、中国経済の停滞の継続に伴う影響、地政学的リスクの高まりなどが、海外景気の下押しリスクとなり、先行きが不透明な状況となっております。 当社に関連深い半導体製造装置市場は、AIサーバ向けGPU関連への設備投資が堅調に推移しておりますが、需要の停滞により踊り場を迎える分野も見られ、全体的な回復には、なお一定程度の時間を要するとみられます。 このような経営環境のもと、 当社では、引続き中長期での需要の増加に備えた必要な先行投資を行いつつ、お客様の装置の付加価値向上に資する製品の提供に努めてまいりましたが、FA分野における回復の遅れと一部顧客の在庫調整による需要減少の継続により、売上高が減少し、想定を下回りました。また、成長投資積極化の中での当該トップライン低下の影響により、営業利益、経常利益及び当期純利益についても減少し、前年同期比で減少いたしました。 この結果、当事業年度における 売上高は10,980百万円 ( 前期比12.7%減 )、 営業利益は1,420百万円 ( 前期比32.2%減 )、 経常利益は1,535百万円 ( 前期比32.5%減 )、 当期純利益は1,137百万円 ( 前期比78.4%減 )となりました。 なお、当期純利益は前期比で78.4%減少しております。 これは、売上高、営業利益、経常利益の減少要因に加え、前事業年度は、政策保有株式の見直しによる資本効率の向上を図るため、投資有価証券の一部を売却したことにより多額の売却益を計上していることが要因となります 。 当社は、事業内容を2つの報告セグメントに分けております。当事業年度におけるセグメント別の状況は次のとおりであります。 ① 受託製品 当該セグメントは、 半導体製造装置関連、産業用制御機器および計測機器の開発・製造・販売を行っております。部材入手難の解消が進み、受注残の製品が完成、納品されましたが、一部顧客で在庫調整が長期化しており、全般的な産業用装置における設備投資は回復に至らず、 前年同期 比 で減少いたしました。 この結果、 売上高は7,161百万円 ( 前期比11.7%減 )、 セグメント利益(営業利益)は1,131百万円 ( 前期比21.…
セグメント関連
抽出本文
/ 原文長 約780文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失等の金額に関する情報 前事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) (単位:千円) 受託製品 自社製品 合計 売上高 外部顧客への売上高 8,108,530 4,471,750 12,580,281 セグメント間の内部 売上高又は振替高 8,108,530 4,471,750 12,580,281 セグメント利益 1,444,371 1,387,974 2,832,345 その他の項目 減価償却費 68,615 42,344 110,960 (注) 減価償却費は、報告セグメントに帰属しない一般管理費を除き、生産実績等の合理的な基準に基づいて各報告セグメントに配分しております。資産の額については、受託製品及び自社製品とも同じ製造工程であり同一の設備を用いているため、投資の意思決定上においても区分しておらず各報告セグメントに配分しておりません。 当事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) (単位:千円) 受託製品 自社製品 合計 売上高 外部顧客への売上高 7,161,279 3,819,100 10,980,379 セグメント間の内部 売上高又は振替高 7,161,279 3,819,100 10,980,379 セグメント利益 1,131,890 971,881 2,103,772 その他の項目 減価償却費 86,587 88,938 175,525 (注) 減価償却費は、報告セグメントに帰属しない一般管理費を除き、生産実績等の合理的な基準に基づいて各報告セグメントに配分しております。資産の額については、受託製品及び自社製品とも同じ製造工程であり同一の設備を用いているため、投資の意思決定上においても区分しておらず各報告セグメントに配分しておりません。