サステナビリティ
抜粋表示
/ 原文長 約17059文字
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1) 全体像 当社は創業以来、社会のため、お客様のために、事業を通じて社会課題解決に貢献するサステナビリティ経営を進めてきました。サステナビリティ経営の考え方は、当社の社是にもその精神が記され、脈々と受け継がれた当社経営の根幹であり、成長の原動力と考えています。サステナビリティ経営の着実な実践に向け、社会課題を当社の長期ビジョン、優先取組課題(マテリアリティ)に落とし込み、事業活動を通じてその解決に取り組んでいます。長期ビジョンでは事業を通して貢献できる分野を「環境」「安心」及び「共感」と設定しました。また、社会課題の中から、持続可能な社会実現のために重要度が高く、当社が貢献すべきテーマをマテリアリティに選定するとともに、各テーマに対し目標を定め、その達成に向けた取り組みを進めています。 昨年、社会課題及び当社を取り巻く事業環境の変化を踏まえ、マテリアリティの見直しを行いました。当社にとっての財務的影響と当社が社会に与えるインパクトの両観点から機会とリスクの特定を行い、また顧客、取引先、投資家、従業員等のステークホルダーとの対話を通じていただいた意見や期待を加味してマテリアリティを再設定しました。現在、マテリアリティごとの目標・指標や活動計画等を策定しています。なお、昨今のサステナビリティを取り巻く社会動向を踏まえ、サステナビリティ経営のガバナンス体制の強化を見据えて「サステナビリティ会議」を創設しました。 当社のサステナビリティ経営の推進に向けた基本的なマネジメント体制は以下のとおりです。 サステナビリティ経営推進体制 ① ガバナンス <責任機関(役割・権限、スキル等)> 当社にとっての財務的影響と当社が社会に与えるインパクトの両観点から機会とリスクの特定を行い、策定したデンソーグループのマテリアリティ案の審議及び活動のフォローアップと軌道修正を行う等、サステナビリティ経営の推進に責任をもつ機関としてサステナビリティ会議を設置しています。取締役副社長が議長を務め、経営戦略部が事務局を担っています。またマテリアリティごとに推進責任者(役員クラス)を構成メンバーとして任命しています。議長は、サステナビリティ担当役員の経験を有しており、また各マテリアリティ推進責任者も各マテリアリティに関する業務経験を有しています。加えて、マテリアリティの選定プロセスの参画や、最新の社会課題動向等の共有・議論等、同会議への参画を通じて、サステナビリティに関する専門知識・スキルを深めています。習得した専門知識やスキルを基に、社会への影響やリスク・機会の特定、及びそれに基づくマテリアリティの見直しに反映しています。…
研究開発活動
抜粋表示
/ 原文長 約2919文字
6 【研究開発活動】 デンソーグループ2030年長期方針では、「環境」「安心」の提供価値を最大化することに加え、社会から「共感」していただける「新価値創造」を通じて、笑顔広がる社会づくりに貢献することを宣言しています。 (1) 環境分野ではカーボンニュートラル実現を目指して、モビリティーの電動化に貢献する従来の車載製品だけでなく電動車の普及に貢献するインフラシステムやカーボンニュートラル実現に不可欠なサーキュラーエコノミー(CE)まで開発領域を拡げています。 インフラシステム領域では、電動車を保有する企業や商業施設、集合住宅にむけたEV充電制御システム「EVECOM(イブコム)」の販売を開始しました。EVECOMはEV充電器に接続するコントローラーやクラウドサーバー等から構成され、使用電力ピークを抑制する最適化制御やユーザー認証、電力計量等の機能を提供し、インフラ導入におけるコスト抑制、サービス提供のための環境サポートを行います。本システムを活用して、株式会社東急コミュニティーと、居住者へのEV充電サービスを含めたマンション管理に関するサービスを一元管理した体制を目指す実証を開始しています。 また、充電の手間を省き、無限に走行できる未来を目指し、走行中給電技術の研究開発も進めています。この技術は、EVが走行中に地面に埋め込まれた送電装置から自動的に給電されるもので、これにより、EVの普及が進み、環境負荷の軽減にも貢献します。現在、愛知県国際展示場の駐車場にも埋設し、社会実証を開始しています。 CE領域では、限られたクルマ資源を最大限活用するために、クルマのすべての構成部品を原材料に戻し次なるクルマの製造へと循環する「Car to Car」の事業化に挑戦しています。この取り組みの一環として、環境省の令和5年度自動車リサイクルにおける再生材利用拡大に向けた産官学連携推進事業として、自動車リサイクルにおける再生材利用拡大を目指し、解体事業者、材料メーカー、部品メーカー等と連携した自動車部品解体プロセス等の技術実証を開始しています。これまでの開発・実証により、精緻解体により使用済自動車から重量ベースで80%以上を単一素材化可能であること、自動精緻解体の導入によりバリューチェーン全体で使用済自動車1台あたり630kgのCO2の削減ポテンシャルがあることを確認しています。また、欧州でのCE施策の一つである欧州電池規則により、2027年2月以降に欧州域内で販売されるEV/産業用電池には「バッテリーパスポート」の導入が義務付けられます。デンソーは、既存の自動車部品ビジネスに加え、サブスクリプション型デジタルサービスという新収益源も見据え、バッテリーパスポート用アプリケーションの開発を進めています。…
設備投資等の概要
抜粋表示
/ 原文長 約4261文字
2 【主要な設備の状況】 連結会社における主要な設備は次のとおりです。 (1) 提出会社 2025年3月31日 現在 事業所名 (所在地) セグメント の名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び運搬具 土地 (面積千㎡) その他 合計 本社 (愛知県刈谷市) 日本 統括業務設備・試作用設備 45,676 29,507 5,649 (300) 20,240 101,072 12,377 安城製作所 (愛知県安城市) エレクトリフィケーションシステム等生産設備 27,532 49,460 9,856 (576) 6,309 93,157 4,980 西尾製作所 (愛知県西尾市) サーマルシステム・パワトレインシステム生産設備 15,464 56,232 4,702 (1,284) 6,050 82,448 6,059 高棚製作所 (愛知県安城市) モビリティエレクトロニクス等生産設備 5,720 29,574 3,750 (375) 3,580 42,624 2,865 大安製作所 (三重県いなべ市) パワトレインシステム・先進デバイス生産設備 13,172 46,591 17,826 (876) 4,411 82,000 4,322 幸田製作所 (愛知県額田郡幸田町) モビリティエレクトロニクス等生産設備 7,679 56,692 8,007 (302) 7,592 79,970 3,429 豊橋製作所 (愛知県豊橋市) サーマルシステム・非車載機器生産設備 2,492 8,789 4,489 (174) 1,038 16,808 972 阿久比製作所 (愛知県知多郡阿久比町) 非車載機器生産設備 2,301 1,092 7,540 (280) 294 11,227 813 善明製作所 (愛知県西尾市) パワトレインシステム生産設備 13,289 23,808 20,117 (788) 1,692 58,906 1,313 湖西製作所 (静岡県湖西市) エレクトリフィケーションシステム生産設備 11,148 27,232 4,071 (320) 3,211 45,662 3,316 豊橋東製作所 (愛知県豊橋市) 2,600 367 5,868 (179) 15 8,850 677 広瀬製作所 (愛知県豊田市) エレクトリフィケーションシステム・モビリティエレクトロニクス生産設備 9,878 30,905 5,769 (247) 1,950 48,502 1,104 先端技術研究所 (愛知県日進市) 研究開発施設設備 7,409 4,682 3,947 (81) 994 17,032 278 網走テストセンター (北海道網走市)(注) 4,130 34 7,390 (5,481) 19 11,573 東京支社他…