セイコーエプソン株式会社

証券コード: 6724 / 対象年度: 2026 / 提出日: 2026-06-24
業種 電気機器
年度切替

このページは、EDINETに提出された有価証券報告書をもとに、 企業のリスク認識・投資領域・経営方針を自動整理したものです。

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

セイコーエプソン株式会社は、独自のマイクロピエゾ技術やドライファイバーテクノロジー、マイクロディスプレイ技術などの高度な精密技術を基盤に、プリンティングソリューションズ、ビジュアルコミュニケーション、マニュファクチャリング関連・ウエアラブルといった多岐にわたる分野で製品の開発、製造、販売および付帯サービスの提供を行っています。特にインクジェット技術や産業用ロボット、マイクロデバイスなどの高度な技術力を強みとしています。

主な事業領域

独自の精密技術(マイクロピエゾ、ドライファイバー等)を核とし、プリンティングソリューションズ、ビジュアルコミュニケーション、マニュファクチャリング関連・ウエアラブルの3つの主要事業を展開。インクジェットプリンターや産業用ロボット、マイクロデバイスなどを提供。

主な製品・サービス

  • インクジェットプリンター
  • シリアルインパクトドットマトリクスプリンター
  • カラーイメージスキャナー
  • 乾式オフィス製紙機
  • インクジェットプリントヘッド
  • POSシステム関連製品
  • ラベルプリンター
  • デジタル印刷ソフトウエアソリューション
  • 液晶プロジェクター
  • スマートグラス
  • 産業用ロボット
  • ウオッチ
  • ウオッチムーブメント
  • 水晶デバイス
  • 半導体
  • 金属粉末
  • 表面処理加工
  • PC

ビジネスモデル

独自の高度な精密技術(マイクロピエゾ、技術等)を基盤とした製品の開発、製造、販売および付帯サービスの提供。事業部制による世界連結マネジメントのもと、国内外の製造・販売関係会社を通じて展開。

セグメント・事業構成

1.プリンティングソリューションズ事業(オフィス・ホーム、商業・産業)、2.ビジュアルコミュニケーション事業(液晶プロジェクター、スマートグラス等)、3.マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業(産業用ロボット、ウオッチ、マイクロデバイス、PCなど)

戦略・方向性

新長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」のもと、資本効率の改善と成長領域への資源集中投下を推進。特にグローバルオペレーション改革による効率化(固定費圧縮等)と、新興市場や成長余地が大きい地域・分野への投資強化を通じた収益基盤の変革を目指す。

強みとして読み取れる点

  • 独自のマイクロピエゾ技術
  • ドライファイバーテクノロジー
  • マイクロディスプレイ技術
  • プロジェクション技術
  • 高度な精密メカトロニクス技術
  • 超微細・超精密加工技術
  • 高密度実装技術

課題として読み取れる点

  • 資本効率のさらなる改善(コスト上昇圧力への対応)
  • 成長領域への資源配分の不足(過去の課題として認識)
  • 地政学的リスクや各国の通商政策による影響

確認ポイント

  • 新長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」に基づく事業基盤の変革進捗
  • マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業における生産性の向上と収益性の改善
  • グローバルオペレーション改革による固定費削減の効果

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・提供された本文に、事業内容、セグメント構成、経営戦略(新長期ビジョン)、および具体的な課題が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報が含まれているため。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 1 / 5

有報ナビによる整理

プリンティングソリューションズ事業への高い売上依存による経営成績への影響、競合他社との技術・価格競争、第三者による非純正インクカートリッジ販売による収益への影響、海外展開に伴う地政学的リスクや為替変動の影響、特定仕入先からの調達における供給不足リスク、知的財産権に関する訴訟や侵害の可能性、および長野県中部における地震等の自然災害リスクが挙げられています。これらに対し、同社はリスク管理体制の構築、技術開発の高度化、BCPの策定、情報セキュリティ対策などの対応策を講じています。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

同社は「ENGINEERED FUTURE 2035」を掲げ、資本効率の改善と成長領域への資源集中を軸とした構造変革を進めています。強固な技術基盤を背景に、事業セグメントを再編し、安定的な収益基盤と高成長領域の両立を目指す方針が非常に明確です。

成長方針

「ENGINEERED FUTURE 2035」のもと、プレシジョンイノベーション(インクジェット、マイクロデバイス等)やインダストリアル&ロボティクスへの資源集中。R&D体制の再編による技術優位性の確立と事業ポートフォリオの最適化。

資本政策

ROIC 8.0%(2028年度)の達成に向けた資本効率の改善、DOE 3%を下限とする配当方針、および今後3年間で計800億円の自己株式取得を含む積極的な株主還元策を推進。

リスク対応方針

ISO 31000およびRBAに基づくグローバルなリスク管理体制の構築。為替変動へのヘッジ、サプライチェーンの強靭化、情報セキュリティ対策、環境ビジョン2050を通じたESG対応を推進。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

同社は「省・小・精」のコア技術を基盤に、インクジェットやロボティクス等の成長領域へ戦略的に投資を行う。特にAI技術の統合やMEMSデバイスなどの高度な技術分野への集中投資により、次世代の競争優位性を構築する方針。既存事業で安定した収益を得つつ、高付加価値な産業向けソリューションへとリソースをシフトさせる構造転換を進めている。

設備投資の方向性

次年度850億円の設備投資を計画。成長領域である「プレシジョンイノベーション」および「インダストリアル&ロボティクス」への資源集中投下と、既存事業の効率化による収益基盤の強化を両立させる方針。

研究開発・商品開発

売上高の3.3%(468億円)を研究開発に投入。組織を「材料・加工プロセス」「MEMS・デバイス」「AI開発・分析技術」の3つのセンターへ再編し、高度な専門性と全社共通のAI基盤強化を両立。特にインクジェットやマイクロデバイス等の成長分野での競争優位性確立に注力。

投資・変化テーマ

  • マイクロピエゾ技術
  • インクジェットソリューション
  • ロボティクス
  • MEMSデバイス
  • AI・分析技術の統合
  • 精密メカトロニクス

関連キーワード

  • マイクロピエゾ
  • 3LCD
  • センシング技術
  • CMOS LSI
  • 金属粉末(エプソンアトミックス)
  • 高度な制御技術
  • 自動運転支援

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準IFRS 連結区分連結 対象期間2025-04-01 〜 2026-03-31 表示状況表示可能

提出日: 2026-06-24

財務情報

業績

収益

1.41兆円
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収益
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営業利益

495.58億円
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税引前利益

500.23億円
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親会社帰属利益

182.01億円
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財政状態・流動性

総資産

1.53兆円
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資本

8,536.48億円
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親会社所有者帰属持分

8,535.03億円
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現金及び現金同等物

2,885.82億円
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キャッシュフロー

3区分

営業CF

+1,123.72億円
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-655.61億円
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-396.04億円
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財務項目の関係

資本項目の関係

異なる値・別Fact
根拠・定義
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参考情報

別基準の参考値

主要指標とは別に掲載

経常利益

-65.07億円
会計基準
日本基準
連結区分
単体
比較可能性
主要値とは直接比較できません

会計基準と連結区分が主要値と異なるため、直接比較できません。

根拠・定義
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経常利益又は経常損失
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確認事項

開示上の確認事項

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文書情報を確認
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2025-04-01 〜 2026-03-31
表示状況
表示可能
選定状況
一部項目未表示
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ready
raw selection status
partial

有報本文

有報ナビによる整理の根拠となる原文を、項目ごとに確認できます。

事業・経営に関する有報本文

有価証券報告書から抽出した本文の一部です。抽出位置や区分は自動処理のため、原文全体の確認もあわせて推奨します。

事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約4403文字

3【事業の内容】 当社および当社の関係会社(以下「エプソン」という。)は、プリンティングソリューションズ事業、ビジュアルコミュニケーション事業およびマニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業などに係る各製品の開発、製造、販売およびこれらに付帯するサービスの提供を主な事業としております。 エプソンでは、事業部制による世界連結マネジメントのもと、開発活動については先行研究開発や製品開発を主に当社(本社研究開発部門および事業部研究開発部門)で行い、生産活動および販売活動については国内外の製造・販売関係会社を中心に展開しております。 各事業の内容と事業に携わる主要な関係会社は、次のとおりです。 なお、エプソンの報告セグメントは、「プリンティングソリューションズ事業」、「ビジュアルコミュニケーション事業」および「マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業」の三つとしております。各報告セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。 (プリンティングソリューションズ事業セグメント) 当セグメントは、オフィス・ホームプリンティング事業、商業・産業プリンティング事業から構成されており、独自のマイクロピエゾ技術のほか、ドライファイバーテクノロジーなどの強みを生かし、各製品の開発、製造、販売およびこれらに付帯するサービスの提供を行っております。 各事業の主な内容は、次のとおりです。 <オフィス・ホームプリンティング事業> 当事業では、オフィス・ホーム向けのインクジェットプリンター、シリアルインパクトドットマトリクスプリンター、カラーイメージスキャナー、乾式オフィス製紙機、およびこれらの消耗品などを取り扱っております。 <商業・産業プリンティング事業> 当事業では、商業・産業向けのインクジェットプリンター、インクジェットプリントヘッド、POSシステム関連製品、ラベルプリンター、およびこれらの消耗品、デジタル印刷ソフトウエアソリューションなどを取り扱っております。 なお、前記各事業に携わる主要な関係会社は、次のとおりです。 事業領域 主要製品等 主要な関係会社 製造会社 販売会社 オフィス・ホームプリンティング事業 オフィス・ホーム用インクジェットプリンター、シリアルインパクトドットマトリクスプリンター、カラーイメージスキャナー、乾式オフィス製紙機、およびこれらの消耗品 等 東北エプソン㈱ 秋田エプソン㈱ Epson Portland Inc. Epson do Brasil Industria e Comercio Ltda. Epson Telford Ltd. Epson Como Printing Technologies S.r.l.…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約5635文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在における予想や一定の前提に基づくものであり、これらの記載は実際の結果と異なる可能性があるとともに、その達成を保証するものではありません。 (1)経営の基本方針 エプソンのあらゆる企業活動の中心にはパーパスがあります。エプソンのパーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」は、エプソンが社会に対してどのような価値を提供する存在であるかを定めるとともに、エプソンならではの存在意義と志を社内外に示したものです。そして、エプソンは、グループの価値観・行動様式を定めた「エプソンウェイ」の普遍的な考え方である経営理念を礎とし、ビジョンによりパーパスを実現することで社会へと新しい価値を提供します。これにより、将来にわたって持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図ってまいります。 <理念構造> (2)前長期ビジョン「Epson 25 Renewed」(2021年度-2025年度)の振り返り ①主な成果 「Epson 25 Renewed」ではビジョンステートメントを「『省・小・精の技術』とデジタル技術で人・モノ・情報がつながる、持続可能でこころ豊かな社会を共創する」と定めました。このビジョンステートメントのもと取り組みを進め、さまざまな成果がありました。 ●インクジェット技術による成長 ・中国市場の攻略などインクジェットヘッド外販事業が大幅に成長 ●新興市場でのビジネスが拡大 ・大容量インクタンクモデルの売上収益が大きく伸長 ・インドで製造拠点を開設 ●構造改革の進展 ・プロジェクター、ウエアラブルプロダクツの収益性が改善 ●将来成長に向けた投資 ・将来成長戦略に向けFieryを買収 ・ドバイに販売会社を新設、中東・アフリカ地域をさらに強化 ●先進的なサステナビリティ活動の推進 ・グローバル全拠点の100%再生可能エネルギー化を達成 ・サステナビリティに対する取り組みへの高い外部評価 ②財務目標 「Epson 25 Renewed」では、2025年度の目標に対して、ROIC(※1)、ROE、ROSとも未達となりました。 目標 2025年度 目標(※2) 2025年度 実績 ROIC 7.0%以上 5.5% ROE 8.0%以上 2.2% ROS 7.0%以上 5.9% ※1 税引後事業利益/(親会社の所有者に帰属する持分+有利子負債) ※2 2024年4月更新 ③課題と対応 「Epson 25 Renewed」では、大きく二つの課題が残りました。 一つ目は、資本効率のさらなる改善です。コロナ禍を機に市場供給を優先したオペレーション体制としましたが、それ以降の市場変化に応じた対応が遅れ、資本効率が低下しました。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約5635文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在における予想や一定の前提に基づくものであり、これらの記載は実際の結果と異なる可能性があるとともに、その達成を保証するものではありません。 (1)経営の基本方針 エプソンのあらゆる企業活動の中心にはパーパスがあります。エプソンのパーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」は、エプソンが社会に対してどのような価値を提供する存在であるかを定めるとともに、エプソンならではの存在意義と志を社内外に示したものです。そして、エプソンは、グループの価値観・行動様式を定めた「エプソンウェイ」の普遍的な考え方である経営理念を礎とし、ビジョンによりパーパスを実現することで社会へと新しい価値を提供します。これにより、将来にわたって持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図ってまいります。 <理念構造> (2)前長期ビジョン「Epson 25 Renewed」(2021年度-2025年度)の振り返り ①主な成果 「Epson 25 Renewed」ではビジョンステートメントを「『省・小・精の技術』とデジタル技術で人・モノ・情報がつながる、持続可能でこころ豊かな社会を共創する」と定めました。このビジョンステートメントのもと取り組みを進め、さまざまな成果がありました。 ●インクジェット技術による成長 ・中国市場の攻略などインクジェットヘッド外販事業が大幅に成長 ●新興市場でのビジネスが拡大 ・大容量インクタンクモデルの売上収益が大きく伸長 ・インドで製造拠点を開設 ●構造改革の進展 ・プロジェクター、ウエアラブルプロダクツの収益性が改善 ●将来成長に向けた投資 ・将来成長戦略に向けFieryを買収 ・ドバイに販売会社を新設、中東・アフリカ地域をさらに強化 ●先進的なサステナビリティ活動の推進 ・グローバル全拠点の100%再生可能エネルギー化を達成 ・サステナビリティに対する取り組みへの高い外部評価 ②財務目標 「Epson 25 Renewed」では、2025年度の目標に対して、ROIC(※1)、ROE、ROSとも未達となりました。 目標 2025年度 目標(※2) 2025年度 実績 ROIC 7.0%以上 5.5% ROE 8.0%以上 2.2% ROS 7.0%以上 5.9% ※1 税引後事業利益/(親会社の所有者に帰属する持分+有利子負債) ※2 2024年4月更新 ③課題と対応 「Epson 25 Renewed」では、大きく二つの課題が残りました。 一つ目は、資本効率のさらなる改善です。コロナ禍を機に市場供給を優先したオペレーション体制としましたが、それ以降の市場変化に応じた対応が遅れ、資本効率が低下しました。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約3885文字

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国関税政策の影響や直近の中東情勢等により、不確実性の高い環境下で推移しました。地域別の動向では、国内経済は緩やかな回復基調のもと推移しました。米国経済は個人消費が底堅く、堅調さを維持しました。欧州経済はエネルギー価格の高止まりや地政学的要因の影響を受け、成長鈍化基調で推移しました。中国経済は政策下支えを背景に、総じて安定した推移となりました。 今後の経済環境についても、地政学的リスクや各国の通商政策の動向等から不透明な状況が続くものと見込まれることから、引き続き市場動向や経済情勢を注視してまいります。 このような状況のなか、売上収益は、プリンティングソリューションズ事業セグメントやマニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメントの増収等により1兆4,133億円(前期比3.7%増)となりました。 事業利益は、増収や為替のプラス影響があった一方で、米国関税による影響等を受けた費用増が生じ838億円(同6.5%減)となりました。また、営業利益は連結子会社であるFieryののれんの一部に減損損失を計上したこと等から496億円(同34.0%減)となり、税引前利益は500億円(同36.2%減)となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は182億円(同67.0%減)となりました。 なお、当連結会計年度の米ドルおよびユーロの平均為替レートはそれぞれ150.69円および174.74円と前期に比べ、米ドルは1%の円高、ユーロは7%の円安に推移しました。 (単位:億円) 前連結 会計年度 当連結 会計年度 増減金額 増減率 主な増減理由 売上収益 13,629 14,133 503 3.7% [売上収益] プリンティングソリューションズ事業セグメント+494 ビジュアルコミュニケーション事業セグメント△224 マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメント+246 [事業利益] プリンティングソリューションズ事業セグメント△43 ビジュアルコミュニケーション事業セグメント△168 マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメント+140 売上原価 △8,699 △9,125 △426 売上総利益 4,930 5,008 77 1.6% 販売費及び 一般管理費 △4,034 △4,170 △135 事業利益(※1) 896 838 △58 △6.5% その他の営業収益・ その他の営業費用 △145 △342 △197 のれんの減損損失の計上によるその他の営業費用の増加等 営業利益 751 496 △255 △34.…

セグメント関連

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6.セグメント情報 (1)報告セグメントの概要 エプソンの報告セグメントは、エプソンの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績の評価をするために定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定されております。 エプソンは、製品の種類、性質、販売市場等から総合的に区分されたセグメントから構成される「プリンティングソリューションズ事業」、「ビジュアルコミュニケーション事業」および「マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業」の3つを報告セグメントとしております。 なお、報告セグメントに属する主要な製品等は次のとおりであります。 報告セグメント 主要な製品等 プリンティングソリューションズ事業 オフィス・ホーム用インクジェットプリンター、シリアルインパクトドットマトリクスプリンター、カラーイメージスキャナー、乾式オフィス製紙機、商業・産業用インクジェットプリンター、インクジェットプリントヘッド、POSシステム関連製品、ラベルプリンター、およびこれらの消耗品、デジタル印刷ソフトウエアソリューション 等 ビジュアルコミュニケーション事業 液晶プロジェクター、スマートグラス 等 マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 産業用ロボット、ウオッチ、ウオッチムーブメント、水晶デバイス、半導体、金属粉末、表面処理加工、PC 等 (2)セグメント収益および業績 エプソンの報告セグメントによる収益および業績は、以下のとおりであります。セグメント間の取引はおおむね市場実勢価格に基づいております。…

主要な顧客・販売先

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2.総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点によるエプソンの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在における予想や一定の前提に基づくものであり、これらの記載は実際の結果と異なる可能性があるとともに、その達成を保証するものではありません。 ①経営成績等 (財政状態) 当連結会計年度末における資産合計は、主にのれんの減損損失の計上により、のれん及び無形資産が減少した一方で、現金及び現金同等物や売上債権及びその他の債権、棚卸資産が増加したこと等により前連結会計年度末に対して784億円増加し1兆5,349億円となりました。 負債合計は、主に社債、借入金及びリース負債の増加等により、前連結会計年度末に対して297億円増加し、6,812億円となりました。 親会社の所有者に帰属する持分合計は、主に配当金の支払いを行った一方で、在外営業活動体の換算差額を主因としたその他の包括利益や親会社の所有者に帰属する当期利益182億円の計上等があったこと等により、前連結会計年度末に対して488億円増加し8,535億円となりました。 (経営成績) 経営成績につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりです。 (キャッシュ・フローの状況) キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ②資金の源泉および流動性 当連結会計年度後1年間の設備投資計画金額は850億円であり、所要資金につきましては、内部資金によりまかなう予定です。セグメントごとの設備投資計画金額につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。なお、上記設備投資計画金額には、リースによる設備投資を含めております。 エプソンでは、設備投資等の事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用および金融機関からの借入と社債の発行により資金を調達しております。 有利子負債の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度と比較して67億円増加し、2,315億円となりました。現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度と比較して216億円増加し、2,886億円となり、手元流動性は十分に確保しております。 また、有事に備えた財務基盤強化の一環として、2020年5月に主要行との間で、環境評価融資商品のコミットメントライン契約を締結し、2023年5月に契約を更新しておりますが、当連結会計年度末における当該コミットメントライン契約に基づく借入実行残高はありません。…

リスクに関する有報本文

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事業等のリスク

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3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクは次のとおりです。これらのリスクについては、リスク要因になる可能性があると考えられる事項を記載していますが、すべてのリスクを網羅したものではなく、有価証券報告書提出日現在では想定していないリスクや重要性が低いと考えられるリスクも、今後、エプソンの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、エプソンは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針ですが、係る施策等が成功する保証はなく、効果的に対応できない場合には、エプソンの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてエプソンが判断したものです。 (1)リスク管理体制 エプソンは、「内部統制システムの基本方針」に基づき、子会社を含むグループ全体のリスク管理の総括責任者を社長とし、グループ共通のリスク管理については本社主管部門が各事業部門および子会社と協働してグローバルに推進し、各事業固有のリスク管理については事業部長が担当事業に関する子会社を含めて推進する体制としています。リスク管理統括部門は、グループ全体のリスク管理全般をモニタリングおよび是正・調整し、リスク管理活動の実効性を確保しています。これらのリスク管理体制は、エプソングループリスク管理基本規程で定めています。 贈収賄・腐敗行為・カルテル等の不正行為に加え、情報の透明性、知的財産の保護、公正な競争、内部通報者の保護、責任ある鉱物調達、プライバシー保護等、RBA(Responsible Business Alliance)行動規範に基づく幅広い倫理的リスクを重要な経営課題と認識しています。 これらのリスクは、内部統制フレームワーク「COSO(※1)」やリスクマネジメント国際規格「ISO 31000」を参考にしたリスク評価により優先度を定め、エプソングループオペレーションに重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを「全社重要リスク」、事業オペレーションに重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを「事業重要リスク」、また子会社オペレーションに重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクを「子会社重要リスク」として特定しています。その特定した重要リスクに対し、制御計画の立案・実行と進捗状況のモニタリングを定期的に行っています。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

サステナビリティ

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2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 エプソンは、長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」のもと、事業活動を通じて創出した価値を社会や産業の現場につなげ、社会価値と経済価値の両立を図ることで、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現することを、サステナビリティの基本的な考え方としています。 環境問題や資源制約、人手不足、地政学リスク等の社会課題や事業環境の変化が顕在化するなか、エプソンは、これらを踏まえて特定したマテリアリティに基づき、エネルギー・資源利用の効率化、生産性および信頼性の高度化、ならびに学び・働き・暮らしの質の向上に資する価値の提供に取り組んでいます。 (1)サステナビリティ共通 ①ガバナンス エプソンでは、社長直轄の組織としてサステナビリティ・コーポレートコミュニケーション推進室を設置し、サステナビリティ担当役員のもと、グループ全体のサステナビリティ活動を統括しています。また、社長の諮問機関として、本部長、事業部長等の経営層に加え、社外取締役、監査等委員等で構成される「経営戦略会議」では、社会要請や社会動向を踏まえ、サステナビリティに関する中長期戦略を策定するとともに、取り組み状況の確認や重要課題への対応について審議しています。 さらに、経営戦略会議の下部組織として、「サステナビリティ推進会議」を設置し、サステナビリティ活動に関する専門事項について協議・検討を行っています。同推進室はサステナビリティ推進会議の事務局を担当するとともに、これらの内容を取締役会に定期的に報告し、経営監督のもとで各種活動を推進しています。 なお、役員報酬に関しては、より実効的なサステナビリティガバナンスの体制を構築する観点から、サステナビリティの取り組みを譲渡制限付株式報酬と連動させることで、サステナビリティ経営の実効性向上を図っています。役員報酬については、「 第4 提出会社の状況 4 コーポレートガバナンスの状況等 (4)役員の報酬等 」に記載しています。 ■ 推進体制図 ②戦略 エプソンは、長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」の実現に向け、社会課題の解決と企業価値向上の両立を図る重要課題として、七つのマテリアリティを特定しています。 これらのマテリアリティは、「価値創造」と「価値創造を支える基盤」の二層で構造化しています。 第一層の「価値創造」に関わるマテリアリティは、エプソンの事業活動を通じて社会に提供する価値を示すものです。エネルギー・資源効率の向上、テクノロジーの進化、人手不足への対応、学び・働き・暮らしの質の向上といった社会課題に対し、エプソンの技術、製品およびサービスを通じて価値創出を目指します。 第二層は「価値創造を支える基盤」に関わるマテリアリティです。…

研究開発活動

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6【研究開発活動】 (1)研究開発の考え方と体制 エプソンは創業以来、「省・小・精」の技術を核とした独自の技術力を強みに、社会に価値を提供してきました。これまで長期ビジョン「Epson 25 Renewed」のもと、社会課題の解決を起点とした技術開発へとシフトし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指してきました。 技術開発においては、顧客価値や事業性を踏まえ、当社の技術的実力と現場で培った知見を掛け合わせながら、複数の選択肢を比較検討し、開発シナリオを設計する取り組みを継続してきました。これにより、研究開発成果の事業への接続と社会実装を加速し、開発の確度とスピードの両立を図ってきました。 エプソンは、新たに策定した長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」のもと、「省・小・精」の技術・思想を基盤として、精密技術と現場で培った知見を掛け合わせ、最適解を産業と社会に実装していく考え方を明確にしています。また、成長を牽引する領域に経営資源を集中し、その成果を確実に企業価値へつなげていく方針です。 研究開発体制は、2026年4月1日付の組織変更により、従来の技術開発本部体制を見直し、三つの開発センターへ再編しました。三つの開発センター(材料・加工プロセス開発センター、MEMS・デバイス開発センター、AI開発・分析技術センター)を中核に、技術の出口にあたる事業責任者が各センターの責任者を兼任することで、事業戦略と開発の方向性を一致させ、技術の強みの最大化と成長を加速させます。 材料・加工プロセス開発センターおよびMEMS・デバイス開発センターは、事業戦略と連動した中長期技術開発を担当し、AI開発・分析技術センターは全社共通基盤として、AI技術と分析・CAE技術を最大活用し全事業に対する技術開発を支援します。 各事業の製品開発および事業化に直結した技術開発と、全社に共通した技術基盤の高度化を両輪で推進し、全社一体となって技術革新と社会実装による価値創出に取り組んでまいります。 (2)研究開発費 当連結会計年度の研究開発費総額は 468 億円であり、売上収益の3.3%にあたります。各セグメントの内訳は、プリンティングソリューションズ事業が 227 億円、ビジュアルコミュニケーション事業が 73 億円、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業が 47 億円、その他および全社が122億円です。なお、その他および全社の研究開発費には、事業強化や新規事業創出のための技術基盤の構築に必要な研究開発などを含みます。…

設備投資等の概要

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2【主要な設備の状況】 エプソンにおける主要な設備は、次のとおりです。 (1)提出会社 (2026年3月31日現在) 事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数 (人) 建物及び 構築物 機械装置 及び運搬具 土地 (面積㎡) その他 合計 本社 (長野県諏訪市) 管理全般及びその他 その他設備 1,207 197 1,200 (42,353) [2,136] 93 2,698 362 新宿事業所(本店) (東京都新宿区) 管理全般及びその他 その他設備 4,149 17 (-) 104 4,271 96 松本南事業所 (長野県松本市) その他 その他設備 661 3,766 (181,226) [284] 157 4,593 585 広丘事業所 (長野県塩尻市) プリンティングソリューションズ その他 プリンター開発・設計及び部品生産設備 研究開発設備 44,531 28,542 6,821 (225,204) [29,706] 4,417 84,312 6,451 豊科事業所 (長野県安曇野市) ビジュアルコミュニケーション マニュファクチャリング関連・ウエアラブル 液晶プロジェクター、スマートグラス及び産業用ロボット開発・設計設備 3,668 1,251 840 (77,226) [34,743] 961 6,723 1,397 諏訪南事業所 (長野県諏訪郡富士見町) プリンティングソリューションズ ビジュアルコミュニケーション その他 プリンター部品及び液晶パネル生産設備 研究開発設備 6,317 4,821 1,443 (113,082) [28,909] 696 13,279 827 千歳事業所 (北海道千歳市) ビジュアルコミュニケーション 液晶パネル生産設備 2,108 1,811 1,363 (159,169) 55 5,338 183 塩尻事業所 (長野県塩尻市) マニュファクチャリング関連・ウエアラブル ウオッチ開発・設計及び生産設備 1,944 1,592 1,073 (43,088) [9,006] 165 4,775 458 伊那事業所 (長野県上伊那郡箕輪町) マニュファクチャリング関連・ウエアラブル 水晶デバイス開発・設計設備 1,136 2,429 129 (39,943) [1,502] 196 3,891 344 富士見事業所 (長野県諏訪郡富士見町) マニュファクチャリング関連・ウエアラブル その他 産業用ロボット開発・設計・生産設備及び半導体開発・設計設備 研究開発設備 6,172 2,432 1,911 (247,143) 900 11,416 873 酒田事業所 (山形県酒田市) マニュファクチャリング関連・ウエアラブル 半導体生産設備等 14,124 3,225 2,177…

その他の有報本文

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配当政策

抽出本文 / 原文長 約905文字

3【配当政策】 当社は、お客様価値の創造を通じて持続的な事業成長を実現すべく、成長戦略に基づく投資を最優先に行ったうえで、経営環境を踏まえた最適資本構成の実現と積極的な利益還元に並行して取り組むことを配当政策の基本方針としています。 当期までは、当社の本業による利益を示す事業利益(日本基準の営業利益とほぼ同じ概念の利益)から法定実効税率相当額を控除した利益に基づき、中期的には連結配当性向(※1)40%程度を目標としたうえで、株価水準や資金の状況などを総合的に勘案し、必要に応じて機動的に自己株式の取得を行い、より積極的な株主還元を図ってまいりました。 当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会です。中間配当については、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。 当期の配当につきましては、当社の配当方針および安定的な配当の観点を踏まえ、1株当たり年間配当は74円とさせていただきました。 なお、当事業年度に係る剰余金の配当は、以下のとおりです。 決議年月日 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 2025年11月5日 11,855 37 取締役会決議 2026年6月25日 11,855 37 定時株主総会決議(予定) 当社は、次期以降、株主資本に対する安定的かつ継続的な還元を確保する観点から、DOE(※2)3%を下限とする安定配当を実施します。DOEを下限として設定することで、業績変動の影響を一定程度吸収しつつ、株主資本に対する責任ある還元水準を明確にし、資本効率への意識を高めることを意図しています。また、株価水準や資金状況等を総合的に勘案し、機動的に自己株式の取得を実施することで、より積極的な株主還元を図ってまいります。 ■ 株主還元の推移 ※1 連結配当性向は、事業利益から法定実効税率相当額(30%)を控除した額を元に算出 ※2 株主資本配当率=配当総額/親会社の所有者に帰属する持分

従業員の状況

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(2)【従業員の状況】 ①連結会社の状況 2026年3月31日現在 セグメントの名称 従業員数(人) プリンティングソリューションズ事業 51,926 ビジュアルコミュニケーション事業 8,509 マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 10,325 報告セグメント計 70,760 その他 486 全社(共通) 3,373 合計 74,619 (注)1.従業員数は、就業人員数です。 2.全社(共通)として記載している従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものです。 ②提出会社の状況 2026年3月31日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円) 平均年間給与の 対前事業年度増減率 (%) 12,311 42.9 18.1 8,087 1.8 セグメントの名称 従業員数(人) プリンティングソリューションズ事業 6,012 ビジュアルコミュニケーション事業 1,396 マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 2,035 報告セグメント計 9,443 その他 全社(共通) 2,868 合計 12,311 (注)1.従業員数は、就業人員数です。 2.平均年齢、平均勤続年数および平均年間給与は、提出会社の正規従業員をもとに計算しております。 3.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。 4.全社(共通)として記載している従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものです。 ③労働組合の状況 当社および一部の連結子会社において労働組合が組織されております。 当社および一部の連結子会社における労使関係は良好であり、特に記載すべき事項はありません。 ④管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 a.提出会社 当事業年度(2025年度) 補足説明 管理職に占める女性労働者の割合(%) 男性労働者の育児休業 取得率(%) 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 正規雇用 労働者 非正規雇用 労働者 5.9 95.7 78.4 78.5 79.2 賃金制度上、同一資格等級での男女の賃金差異はないが、上位職位・資格等級に占める女性の割合が少ないことが差異の主な理由 (注)1.管理職に占める女性労働者の割合および労働者の男女の賃金の差異は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。 2.管理職に占める女性労働者の割合は、セイコーエプソン株式会社組織における女性管理職の割合です。 3.…

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約14920文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 ①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社のコーポレートガバナンスに関する基本的な考え方は次のとおりです。 ・株主の権利を尊重し、平等性を確保する。 ・株主、お客様、地域社会、ビジネスパートナー、従業員を含むさまざまなステークホルダーの利益を考慮し、それらステークホルダーと適切に協働する。 ・会社情報を適切に開示し、透明性を確保する。 ・取締役、執行役員および監査等特命役員は、その受託者責任を認識し、求められる役割・責務を果たす。 ・株主との間で建設的な対話を行う。 なお、当社は、「経営理念・EXCEED YOUR VISION」を礎として当社の価値観・行動様式を定めた「エプソンウェイ」に基づき、社会における存在意義・志を示した「パーパス」を実現し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るため、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を実現するコーポレートガバナンスの充実・強化に継続的に取り組んでおります。引き続き、取締役会の監督機能のさらなる向上、審議の一層の充実および経営の意思決定の迅速化を図り、コーポレートガバナンスの実効性をより一層高めてまいります。 ②企業統治の体制の概要およびその体制を採用する理由 当社は機関設計として監査等委員会設置会社を採用しており、取締役会、監査等委員会および会計監査人を設置しております。また、役員の指名・報酬などに係る任意の審議会を設置しております。 これは、経営の監視・監督機能の強化を図るとともに、取締役会における審議の一層の充実および経営陣による迅速な意思決定ができる体制を構築することにより、コーポレートガバナンスの実効性をより一層高めることを目的としております。 主な会議体およびその設置目的は、次のとおりです。 <取締役会> 取締役会は、株主からの委託を受け、効率的かつ実効的なコーポレートガバナンスを実現し、それを通じて、当社が社会的使命を果たし持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を図ることについて責任を負っております。取締役会は、当該責任を果たすため、経営全般に対する監督機能を発揮して経営の公正性・透明性を確保するとともに、経営計画および事業計画の策定ならびに一定金額以上の投資案件等、重要な業務執行の決定等を通じて、意思決定を行います。 取締役会は、定款および取締役会の決議により定めた規則に従い運営しており、有価証券報告書提出日(2026年6月24日、以下、「提出日」という。)現在、後掲の「(2)役員の状況」に記載の社外取締役6名を含む11名の取締役で構成し、原則として毎月1回および必要に応じ随時開催しております。なお、取締役会の議長は非業務執行取締役である取締役会長が務めております。…

重要な契約等

抽出本文 / 原文長 約565文字

5【重要な契約等】 相互技術援助契約 契約会社名 相手方の名称 国名 契約内容 契約期間 当社 HP Inc. アメリカ 情報関連機器に関する特許実施権の許諾 2018年3月28日から許諾特許の権利満了日まで 当社 International Business Machines Corporation アメリカ 情報関連機器に関する特許実施権の許諾 2006年4月1日から許諾特許の権利満了日まで 当社 Microsoft Corporation アメリカ 情報関連機器およびこれに用いるソフトウエアに関する特許実施権の許諾 2006年9月29日から許諾特許の権利満了日まで 当社 Eastman Kodak Company アメリカ 情報関連機器に関する特許実施権の許諾 2006年10月1日から許諾特許の権利満了日まで 当社 Xerox Corporation アメリカ 電子写真およびインクジェットプリンターに関する特許実施権の許諾 2008年3月31日から許諾特許の権利満了日まで 当社 キヤノン株式会社 日本 情報関連機器に関する特許実施権の許諾 2008年8月22日から許諾特許の権利満了日まで 当社 ブラザー工業株式会社 日本 情報関連機器に関する特許実施権の許諾 2018年6月28日から許諾特許の権利満了日まで

訴訟・重要な係争等

抽出本文 / 原文長 約103文字

2.重要な訴訟事件等 エプソンに関する重要な訴訟事件等については、「(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 39.偶発事象」に記載のとおりであります。 有価証券報告書(通常方式)_20260624101544

大株主の状況

抜粋表示 / 原文長 約3125文字

(6)【大株主の状況】 2026年3月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式 (自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 東京都港区赤坂1-8-1 73,898,200 23.06 株式会社日本カストディ銀行 (信託口) 東京都中央区晴海1-8-12 28,530,700 8.90 セイコーグループ株式会社 東京都中央区銀座4-5-11 11,000,000 3.43 JPモルガン証券株式会社 東京都千代田区丸の内2-7-3 8,504,881 2.65 みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 東京都中央区晴海1-8-12 8,153,800 2.54 エプソングループ従業員持株会 長野県諏訪市大和3-3-5 6,851,102 2.13 野村信託銀行株式会社(投信口) 東京都千代田区大手町2-2-2 6,282,500 1.96 STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS (東京都港区港南2-15-1) 6,159,370 1.92 第一生命保険株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) 東京都千代田区有楽町1-13-1 (東京都中央区晴海1-8-12) 4,586,400 1.43 服部 悦子 東京都港区 4,321,400 1.34 158,288,353 49.39 (注)1.当社は、自己株式53,145,401株を所有しておりますが、上記大株主の状況から除外しております(発行済株式総数に対する所有株式数の割合14.23%)。 2.みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行の所有株式は、株式会社みずほ銀行が退職給付信託の信託財産に拠出したものです。 3.ブラックロック・ジャパン株式会社およびその共同保有者から2025年6月4日付で関東財務局長に提出された変更報告書により、2025年5月30日現在でそれぞれ以下のとおり株式を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として議決権行使基準日における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。 氏名又は名称 住所 保有株券等 の数(株) 株券等保有 割合(%) ブラックロック・ジャパン株式会社 東京都千代田区丸の内1-8-3 7,064,000 1.…

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
S100YJ6A 外部サイト(EDINET公式サイト)を開きます

技術情報

分析バージョン
2026Q2
使用モデル
gemma4:12b

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