事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約211文字
3 【事業の内容】 提出会社(以下、「当社」という。)、子会社(258社)および関連会社(18社)は、自動車、産業車両および繊維機械などの製造、販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。なお、当社を関連会社とするトヨタ自動車株式会社は「その他の関係会社」であり、主要な販売先であります。 当社および連結子会社(以下、「当社グループ」という。)の事業に係る位置づけおよびセグメントとの関連は、概ね次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約351文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営の基本方針 当社グループは、経営の基本方針を「基本理念」として掲げており、その内容は次のとおりであります。 「公明正大」 内外の法およびその精神を遵守し、公正で透明な企業活動を実践する 「社会貢献」 各国、各地域の文化や慣習を尊重し、経済・社会の発展に貢献する 「環境保全、品質第一」 企業活動を通じて住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組むとともに、クリーンで安全な優れた品質の商品を提供する 「顧客優先、技術革新」 時流に先んずる研究と新たな価値の創造に努め、お客様に満足していただける商品・サービスを提供する 「全員参加」 労使相互信頼・自己責任を基本に、一人ひとりの個性と能力を伸ばし、全体の総合力が発揮できる活力ある企業風土をつくる
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約907文字
(2) 経営環境、対処すべき課題 新型コロナウイルス感染症は未だ収束の兆しが見えず、当期から続く半導体不足、コンテナ不足等による物流の 混乱、さらには、地政学的緊張の高まりを受けた資源価格の高騰や供給制約等の長期化懸念により、世界経済は先 行きの不透明感が増しております。 また、カーボンニュートラル実現に向けた世界的な取り組みの加速、デジタル化の進展など、政治、経済、テク ノロジーの分野における変化のスピードが増しておりますが、当社の主要な事業である自動車、産業車両分野にお いても、電動化、自動運転領域の開発の進展や、デジタル技術の活用による新規参入や業界構造の変化が生じてお り、企業間の競争がますます激しくなっております。 このような状況のもと、当社は変化やリスクに迅速に対応しながらモノづくりを継続する一方で、成長分野への投資や取り組みを進めてまいりました。そして、今後もより強固な経営基盤を築き、企業価値を一層向上していくため、次に挙げる3点に取り組んでまいります。 ①基本の徹底 会社の基盤である、安全、健康、品質、コンプライアンスを徹底し、安全を最優先に品質や生産性を高めてモノづくりを進めてまいります。 また、脱炭素社会や循環型社会の構築に向けて取り組みを進めてまいります 。 ②体質強化 様々なリスクに対する取り組みを強化し、有事においても柔軟に対応できる、しなやかで強い組織づくりを進めてまいります。あわせて、自ら学び、考え、スピーディに実行する人材を育成するとともに、多様な人材が個々の能力を最大限に発揮できる組織、職場づくりを進めてまいります。 ③成長への布石 市場や業界の変化を当社の成長に向けたチャンスと捉え、デジタル技術やオープンイノベーションも積極的に活用のうえ、新たな技術、商品開発を進め、お客様が求めるサービスの提供に努め、さらなる成長機会の取り込みをはかってまいります。 これらの取り組みを通じて、今後も各事業を持続的に成長させ、2030年ビジョンに示しますとおり、世界の産業、社会基盤を支え、住みよい地球、豊かな生活、温かい社会づくりに貢献できるように努めてまいります。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約2891文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。なお、以下の経営成績等は、IFRSに準拠した連結財務諸表に基づいて記載しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当期の経済情勢を概観しますと、世界経済は、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、ワクチン接種の進展もあり経済活動が再開し景気は回復し始めました。しかしながら、半導体不足、コンテナ不足等による物流の混乱、期末にかけてのロシア、ウクライナ情勢悪化などの影響から、その回復の勢いは弱まりつつあります。また、日本経済も世界経済に遅れながらも回復傾向が見られましたが、同様にそのペースは鈍化しております。このような情勢のなかで、当社グループは、品質優先を基本に、お客様の信頼におこたえしますとともに、各市場の動きに的確に対応して、販売の拡大に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度を 5,868億円 (28%)上回る 2兆7,051億円 となりました。 利益につきましては、原材料の値上がり、人件費の増加などがありましたものの、主に売上の増加により、営業利益は前連結会計年度を 409億円 (35%)上回る 1,590億円 、税引前利益は前連結会計年度を 621億円 (34%)上回る 2,461億円 、親会社の所有者に帰属する当期利益は前連結会計年度を 436億円 (32%)上回る 1,803億円 となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (自動車) 自動車におきましては、市場はアジアで増加し、全体で小幅に回復しました。こうしたなかで、当セグメントの売上高は前連結会計年度を 2,012億円 (34%)上回る 7,928億円 となりました。営業利益は前連結会計年度を 283億円 ( 590 %)上回る 330億円 となりました。 このうち車両につきましては、RAV4が国内、海外向けともに減少したことにより、売上高は前連結会計年度を 49億円 (6%)下回る 834億円 となりました。 エンジンにつきましては、主にGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、売上高は前連結会計年度を 1,277億円 (91%)上回る 2,676億円 となりました。 カーエアコン用コンプレッサーにつきましては、主に北米で増加したことにより、売上高は前連結会計年度を 545億円 (18%)上回る 3,561億円 となりました。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約24349文字
(1) 事業の種類別セグメント情報 ① セグメントごとの売上高、利益または損失、資産、その他の重要な金額に関する情報 前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 ) (単位:百万円) 自動車 産業車両 繊維機械 その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結 (注)3 売上高 外部顧客への売上高 591,673 1,431,455 40,850 54,322 2,118,302 2,118,302 セグメント間の内部 売上高または振替高 23,235 1,332 275 26,610 51,454 △ 51,454 614,909 1,432,788 41,125 80,933 2,169,756 △ 51,454 2,118,302 セグメント利益 または損失(△) 4,786 109,984 △ 1,125 4,489 118,134 25 118,159 セグメント資産 660,944 2,078,219 54,203 193,688 2,987,055 3,516,930 6,503,986 金融収益 73,999 金融費用 △ 9,830 持分法による投資損益 1,682 税引前利益 184,011 (注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主要なサービスは、陸上運送サービスであります。 2 調整額の内訳 セグメント利益または損失の調整額 25百万円 は、セグメント間取引消去であります。 セグメント資産の調整額には、全社資産が含まれております。 その主なものは、提出会社の現金および預金、有価証券および投資有価証券であります。 3 セグメント利益または損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 その他の重要な項目 (単位:百万円) 自動車 産業車両 繊維機械 その他 (注) 合計 調整額 連結 減価償却費 及び償却費 66,086 136,744 3,684 3,324 209,839 209,839 減損損失 (△は戻し入れ) △ 10 3,019 3,008 3,008 持分法で会計処理 されている投資 4,030 12,726 49 16,812 16,812 有形固定資産および 無形資産の増加額 90,377 175,651 2,105 2,783 270,917 270,917 (注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主要なサービスは、陸上運送サービスであります。…
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約3033文字
(1) 主要な販売先 当社グループは、車両およびエンジンなどの商品を主にトヨタ自動車株式会社に販売しており、当連結会計年度の販売額は当社グループの総売上高の12.6%となっております。そのため、同社の自動車販売動向によっては経営成績に影響を受ける可能性があります。なお、同社は、当連結会計年度末現在、当社の議決権の24.7%を所有しております。 (2) 商品開発 当社グループは、「魅力ある新商品の開発」という考えのもとに、年々高度化、多様化する市場のニーズを先取りし、お客様の満足が得られるよう、先進技術を導入した積極的な新商品開発を進めております。その主な活動は、現在の事業分野および周辺事業分野での開発、改良であります。この分野での収益が、引き続き、当社グループの収益の大部分を占めると考えており、将来の成長は主にこの分野での新商品の開発と販売に依存すると予想しております。当社グループは、継続して魅力ある新商品を開発できると考えておりますが、「新商品への投資に必要な資金を今後十分充当できる保証はないこと」「市場に支持される新商品を正確に予想できるとは限らず、商品の販売が成功する保証はないこと」「開発した新商品や技術が、知的財産権として必ず保護される保証はないこと」などのリスクをはじめとして、当社グループが市場のニーズを予測できず、魅力ある新商品のタイムリーな開発と市場投入ができない場合には、将来の成長を低下させる可能性があります。 (3) 知的財産権 当社グループは、事業活動を展開する上で、製品、製品のデザイン、製造方法などに関連する特許などの知的財産権を、海外を含め多数取得しておりますが、出願したものすべてが権利として登録されるわけではなく、特許庁で拒絶されたり、第三者からのクレームにより無効となる可能性があります。第三者が当社グループの特許を回避して競合製品を市場に投入する可能性もあります。また、当社グループの製品は広範囲にわたる技術を利用しているため、第三者の知的財産権に関する訴訟の当事者となる可能性があります。 (4) 商品の欠陥 当社グループは、「クリーンで安全な優れた品質の商品を提供すること」を経営の基本理念のひとつとし、総力をあげて品質向上に取り組んでおります。しかし、すべての商品に欠陥がなく、将来にリコールや製造物責任賠償が発生しないという保証はありません。大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような商品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を及ぼし、売上げや利益の減少、株価の低下などをまねく可能性があります。 (5) 価格競争 当社グループの収益基盤である自動車事業、産業車両事業をはじめ、各業界における競争は厳しいものとなっております。…