事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約990文字
3 【事業の内容】 当グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と連結国内子会社3社、非連結国内子会社1社及び非連結海外子会社1社を合わせた6社により構成されており、医療用医薬品の製造販売を主な内容とし、更に関連する資材の仕入・販売、システム開発・情報処理業務、建設請負業務、施設・設備管理業務、情報収集・開発支援業務及びその他サービス等の事業活動を展開しております。 当グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関係は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 医薬品事業………………………… 当社が研究開発した医療用医薬品を製造販売するほか、一部は当社で仕入れて販売しております。 非連結子会社KISSEI AMERICA,INC.が海外における医薬品の開発に係る情報を収集・分析し、当社の研究開発部門に情報提供するほか、当社の研究開発部門が海外の研究機関に委託した研究開発業務を円滑に進めるためのサービス業務を当社の指示のもと行っております。 物品販売事業……………………… 連結子会社キッセイ商事株式会社が資材を仕入れ販売しております。当社も原材料を中心とする資材を同社から仕入れているほか、当社の設備投資にあわせ固定資産を調達しております。 その他、麺類の製造販売及び保険代理業を営んでおります。 情報サービス事業………………… 連結子会社キッセイコムテック株式会社がコンピュータシステムの設計・開発、情報処理業務、ネットワーク構築及びクラウドサービスを提供しており、当社もこれらの業務を同社に委託しております。 その他、情報機器レンタル事業及び医療・介護・教育等を支援するシステム・サービスの提供を行っております。 非連結子会社株式会社プロスが製薬・化粧品などの業種向けに生産管理システムの設計、開発及び販売を行っております。 建設請負事業……………………… 連結子会社ハシバテクノス株式会社が建設業を営んでおります。当社も工場、研究所、事務所等の新築・増改築等の工事を同社に委託しております。 その他、設備機器の運転、維持管理に関する業務を受託しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約640文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当グループは「輪と和を通じて、より大きく社会に貢献する」を経営理念とし、「株主、社員、地域、歴史・文化、環境」重視を基本方針とする経営を推進しております。グループの中核をなす医薬品事業は「世界の人びとの健康に貢献できる独創的な医薬品を開発し提供する創薬研究開発型企業を目指す」を経営ビジョンとし、「患者さんのために」という観点から医薬品の研究開発、品質の高い医薬品製造、適正使用のための医薬情報活動、効率的な業務とトータルマーケティング体制の構築に向けて積極的に取り組んでおります。また、グループ各社は医薬品事業を補佐するとともに、その技術を活かし、国内外で事業活動を展開しております。 (2) 目標とする経営指標 当社は創薬の研究開発活動を活発に展開するとともに、領域戦略に合致した製商品・開発テーマ導入等のアライアンスも積極的に行ってまいります。これら研究開発・アライアンス投資を継続的に展開することによって、一時的に業績という視点からは影響も懸念されますが、これらへの投資は将来における当社の収益構造を確立するために必要不可欠な投資であり、その過程においては、あらゆる観点から効率性を追求し収益性を改善することによって、最終的には売上高営業利益率および自己資本利益率を向上させることを目標としております。
対処すべき課題
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/ 原文長 約1278文字
(3) 会社の対処すべき課題 製薬産業を取り巻く環境は、構造的変革の渦中にあります。製薬企業には、希少疾病や新興感染症、治療薬のない難治性疾患の治療や、生活の質(Quality of life)の向上におけるイノベーションが求められております。一方、新薬の研究開発は高度化、困難化し、多額の投資を必要としており、研究開発リスクはますます増大しております。世界経済の先行きが極めて不透明な中、我が国においては、人口の少子高齢化に対応した社会保障制度の再構築が進められ、医療においては国民皆保険制度を維持するため、薬価制度の抜本改革や後発品使用促進策等の薬剤費抑制策が矢継ぎ早に実施されております。さらに、製薬企業のプロモーション活動は、2019年4月より適用された販売情報提供活動ガイドラインによって、より厳しく規制され、新たな医薬品情報提供体制を迅速に構築する必要があります。 激変する経営環境において、当社が将来にわたって社会的使命を果たし、安定的に成長していくための第一義的課題は、医療ニーズに応じた特徴ある新薬を継続的に上市していくこと、そして、適切な情報提供活動により必要な患者さんに適正に処方される販売体制を構築することにあります。この方針に沿って、当社はこれまでの3年間で、泌尿器、腎・透析、糖尿病をはじめとする重点領域に10製品を発売してまいりました。そして、今後5年間で6製品、とりわけ希少疾病領域には4製品の上市を計画できる研究開発パイプラインを構築いたしました。 このような内外の経営環境の変化を踏まえ、当社は、創薬研究開発型企業としての持続的成長を成し遂げるため、新たな経営戦略の下で事業活動を展開することといたしました。前中期5ヵ年経営計画を3年間で終了し、2020年4月より新中期5ヵ年経営計画「PEGASUS」をスタートさせ、以下の4つの課題に取り組んでまいります。 ① 国内売上の拡大 新製品群の育成、製商品導入による製品ラインナップの更なる拡充、臨床開発後期ステージの開発プロジェクトの推進と、希少疾病領域における情報提供・販売体制の構築による円滑な市場導入を進め、国内医療用医薬品事業の売上を拡大します。また、ヘルスケア食品事業においては、高品質な製品を提供することによって収益を拡大します。 ② 海外収益基盤の強化 既存製品の海外収益を確保することに加え、KLH-2109(開発番号、一般名:リンザゴリクス)によって新たな海外収益を獲得します。さらに、ライセンスアウトによる新たな海外収益基盤の構築を進めます。 ③ 開発パイプラインの拡充 低分子にフォーカスした創薬研究を推進するとともに、領域戦略に合致したライセンスインにより、将来の安定成長を支える研究開発パイプラインを構築します。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2338文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 売上高につきましては、全体で63,234百万円(前連結会計年度比12.5%減)となりました。そのうち大半を占める当グループの中核をなす医薬品事業では、主力製品における積極的な医薬情報活動を推進いたしましたことなどにより、過活動膀胱治療薬「ベオーバ錠」、高リン血症治療薬「ピートルチュアブル錠」及び「ピートル顆粒分包」、糖尿病治療薬「グルベス配合錠」及び昨年6月に新発売いたしました「グルベス配合OD錠」(剤形追加)などの売上が増加いたしました一方、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ錠」及び「ユリーフOD錠」の後発品の発売による売上の減少などにより、減収となりました。また、JCRファーマ株式会社と共同開発を行いました腎性貧血治療薬「ダルベポエチン アルファBS注JCR」を昨年11月より発売いたしております。これらにより、医薬品事業の売上高は前連結会計年度に比べ10,212百万円(16.6%)減少し、51,308百万円となりました。 情報サービス事業の売上高は6,631百万円(前連結会計年度比19.9%増)、建設請負事業の売上高は3,610百万円(前連結会計年度比6.5%減)、物品販売事業の売上高は1,684百万円(前連結会計年度比21.9%増)となりました。 売上原価につきましては、売上原価率が7.8ポイント上昇いたしました。この結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ10,661百万円(23.4%)減少し、34,905百万円となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、主に研究開発費が減少いたしましたことなどにより、営業利益は前連結会計年度に比べ4,345百万円(70.1%)減少し、1,857百万円となりました。 営業外損益では、有価証券評価損を計上いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ395百万円の費用の増加となり、経常利益は前連結会計年度に比べ4,740百万円(66.1%)減少し2,429百万円となりました。 特別損益では、投資有価証券売却益が増加いたしましたことなどにより、前連結会計年度に比べ利益が2,249百万円増加いたしました。 以上により、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ2,491百万円(35.0%)減少の4,630百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ2,663百万円(48.…
セグメント関連
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/ 原文長 約879文字
4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 医薬品 情報サービス 建設請負 物品販売 売上高 外部顧客への売上高 61,520 5,532 3,862 1,381 72,297 セグメント間の内部売上高 又は振替高 1,694 1,342 1,610 4,647 61,520 7,226 5,205 2,992 76,944 セグメント利益 5,487 405 176 41 6,110 セグメント資産 203,818 5,938 3,189 2,547 215,494 その他の項目 減価償却費(注) 2,357 350 29 28 2,765 有形固定資産及び無形固定 資産の増加額(注) 1,899 299 15 2,224 (注) 減価償却費には長期前払費用の償却額が、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用の増加額が それぞれ含まれております。 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 医薬品 情報サービス 建設請負 物品販売 売上高 外部顧客への売上高 51,308 6,631 3,610 1,684 63,234 セグメント間の内部売上高 又は振替高 1,853 1,095 1,208 4,157 51,308 8,484 4,706 2,892 67,392 セグメント利益 899 543 275 29 1,746 セグメント資産 221,313 6,515 3,258 2,505 233,593 その他の項目 減価償却費(注) 2,292 358 29 27 2,708 有形固定資産及び無形固定 資産の増加額(注) 1,564 403 10 1,980 (注) 減価償却費には長期前払費用の償却額が、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用の増加額が それぞれ含まれております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約1625文字
2.医薬品事業における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりです。 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%) アルフレッサ㈱ 11,612 16.1 9,714 15.4 ㈱スズケン 10,053 13.9 7,655 12.1 ㈱メディセオ 7,737 10.7 6,569 10.4 (2)財政状態 ・総資産 当連結会計年度末の総資産は231,794百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,272百万円増加いたしました。流動資産は受取手形及び売掛金、たな卸資産が減少いたしましたが、現金及び預金、有価証券などが増加いたしましたことなどにより、894百万円増加し96,677百万円となりました。固定資産は投資有価証券の増加などにより、17,378百万円増加し135,117百万円となりました。 ・負債 当連結会計年度末の負債は38,824百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,009百万円増加いたしました。流動負債は、「その他」に含まれる未払金、支払手形及び買掛金などが増加いたしましたことなどにより、3,222百万円増加し17,024百万円となりました。固定負債は繰延税金負債、退職給付に係る負債などが増加いたしましたことなどにより、4,787百万円増加し、21,800百万円となりました。 ・純資産 当連結会計年度末の純資産は192,970百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,262百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金が増加いたしましたことなどによります。 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の85.4%から83.0%となりました。 (3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より10,004百万円増加し、当連結会計年度末では59,319百万円(前連結会計年度末比20.3%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益の減少、たな卸資産の増加など資金の減少要因がありましたが、売上債権の減少、法人税の支払額の減少などが資金の増加要因となり、前連結会計年度に比べ7,588百万円増の13,934百万円となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、投資有価証券の売却による収入の増加などにより、前連結会計年度に比べ2,577百万円増の490百万円となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ2,113百万円支出増の4,419百万円の支出となりました。…