事業の内容
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3 【事業の内容】 日本化薬グループ(当社グループ)は、日本化薬㈱(当社)、子会社36社、関連会社10社より構成されており、各社の当該事業に関わる位置付けの概要は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (モビリティ&イメージング事業領域) セイフティシステムズ : 当社及び連結子会社のカヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.、化薬(湖州)安全器材有限公司、カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.及びカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.は、エアバッグ用インフレータ及びシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ等を製造・販売しております。当社は、カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.、化薬(湖州)安全器材有限公司、カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ,S.A. de C.V.及びカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.より原材料・製品を購入しております。当社は、カヤク セイフティシステムズ ヨーロッパ a.s.、化薬(湖州)安全器材有限公司、カヤク セイフティシステムズ デ メキシコ, S.A. de C.V.及びカヤク セイフティシステムズ マレーシア Sdn.Bhd.に原材料・製品を供給、技術等を供与しております。 ポラテクノ : 当社は、偏光フィルム等の液晶ディスプレイ用部材及び液晶プロジェクター用部材を製造・販売しております。連結子会社の無錫宝来光学科技有限公司は、液晶ディスプレイ用部材及び液晶プロジェクター用部材を製造し当社へ販売しております。連結子会社のモクステック, Inc.は液晶プロジェクター用途の無機偏光板を製造し当社及び外部の得意先へ販売しており、またX線分析装置部材を製造・販売しております。連結子会社のデジマ テック B.V.は連結子会社のデジマ オプティカル フィルムズ B.V.の株式を保有し、同社に製造設備を貸与しております。連結子会社のデジマ オプティカル フィルムズ B.V.は特殊位相差フィルムを製造し当社へ販売しております。連結子会社のレイスペック Ltd.はX線分析装置部材を製造・販売しております。連結子会社の㈱ポラテクノは当社へ土地を貸与しております。 (ファインケミカルズ事業領域) 機能性材料 : 当社は、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、紫外線硬化型樹脂、LCD・半導体用クリーナー、高機能化学品等を製造・販売しております。一部製品については、連結子会社の厚和産業㈱が製造業務の請負をしております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(1) 経営方針・経営戦略・経営指標等 当社グループの企業ビジョンはKAYAKU spirit「最良の製品を不断の進歩と良心の結合により社会に提供し続けること」です。また当社グループのありたい姿は、「KAYAKU spiritのもと、存在感をもって、永続的に環境、社会、全てのステークホルダーに幸せやうれしさを提供できる会社であること」です。2022年4月1日に制定したサステナブル経営基本方針に基づき、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンスをベースに、事業活動を通じて持続可能な環境と社会の実現に貢献するサステナブル経営を実践しております。このサステナブル経営の実践が、当社グループの経済的価値及び環境・社会的価値を向上し、ありたい姿、またその先のKAYAKU spiritの実現につながると考えております。 2022年4月より4ヵ年中期事業計画" KAYAKU Vision 2025 ( KV25 ) "をスタートいたしました。 モビリティ&イメージング事業領域、ファインケミカルズ事業領域 では2025年を、 ライフサイエンス事業領域 では2030年を「ありたい姿=Vision」の到達点とし、そのゴールに向けてのロードマップを策定しております。 本中期事業計画では、そのロードマップを着実に実行し、最終年度の2025年度に売上高2,300億円、営業利益265億円、ROE8%以上、ROIC 10%以上の目標を確実に達成すべく取組んでおります。そのために、全社重要課題として「新事業・新製品創出」、「気候変動対応」、「DX」、「仕事改革」、「働き方改革」の5つを定めました。これらの課題に対して、全社横断的組織を作り、課題解決に取組んでおります。 「新事業・新製品創出」では、4事業と連携し既存組織の壁を越えて新事業・新製品の創出をより一層加速してまいります。「気候変動対応」では、温室効果ガス排出量削減やカーボンニュートラルの取組目標を設定し、気候変動リスク対策を進めてまいります。「DX」では最新ITを活用し、業務プロセス変革により売上拡大やコストダウンを実現してまいります。「仕事改革」では、A3 (KAIZEN)活動を通した仕事の効率化や生産性向上により資産効率と稼ぐ力を高めてまいります。「働き方改革」では、従業員一人ひとりが活力をもって仕事ができるよう働き方改革と人事制度改革を進め、従業員のエンゲージメントを高めてまいります。 これらの取組と合わせて、各事業のありたい姿到達に向けて、引き続き積極的な研究開発投資と設備投資を続けてまいります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2039文字
(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当期の世界経済は、燃料・資源価格の上昇は抑えられているものの高止まりをしており、またロシアのウクライナ侵攻など地政学リスクが依然高く、不透明感が続いています。 モビリティ&イメージング事業領域においては、当期は世界的な半導体をはじめとする部品供給不足が緩和されたことにより、自動車生産の回復が見られました。自動車市場では新興のEVメーカーの台頭や新しいEV技術の発展によりサプライチェーン全体が大きく変化する一方で、中国やグローバルサウスと呼ばれる地域を中心に自動車の安全部品の需要はより一層旺盛になると期待されます。 ファインケミカルズ事業領域においては、急速なデジタル技術の進歩により、次世代高速通信(5G/6G)デバイス等のデジタル機器の高機能化、AIサーバをはじめとするデータセンター向けサーバの普及拡大及び自動車の高度電装化に伴う半導体関連部材のニーズが高まっております。また、世界的な省エネ・省資源の流れの中で、カーボンニュートラルに貢献する新素材やリサイクル技術の開発が求められております。一方で、こうした環境の中、当期の半導体市場は物流の混乱による在庫調整等による市況の低迷が見られました。市況の変動の影響を受けにくい事業体として安定した収益の確保が課題となっております。 ライフサイエンス事業領域においては、革新的創薬により我が国の健康寿命の延伸に寄与するとともに、医薬品の品質確保・安定供給を通じて、国民が安心して良質な医療を受けられる社会を次世代へと引き継いでいくことが求められています。これらの実現のために、医薬品の研究・開発・製造・供給をいかに迅速かつ安定的に行うことが期待されています。一方で、医療費等の社会保障費増加により財政が逼迫し、薬剤費を含む医療費の抑制政策が更なる厳しさを増す中、持続可能な医療の実現が課題となっています。また、世界人口が増え続け、食の安全保障の重要性が叫ばれる中で、食糧の増産と農業の環境負荷低減の双方に寄与する製品が求められています。これらの実現のために、環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスとともに提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続けることが求められています。 このような状況の中、当社グループは前期より開始した中期事業計画“ KAYAKU Vision 2025 ”が2年目に入り、引き続き事業ごとに定めた「ありたい姿=Vision」に向けたロードマップを実行するとともに、ありたい姿実現に向けて定めた全社重要課題に対し取組を進めています。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約6125文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、その作成には経営者による会計方針の選択・適用と、資産・負債及び収益・費用の報告金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りにあたっては過去の実績等を勘案し合理的な判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によりこれらの見積りと異なる場合があります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当社グループは、2022年度より中期事業計画“ KAYAKU Vision 2025 ”をスタートしました。事業ごとに定めた「ありたい姿=Vision」に向けたロードマップを実行するとともに、ありたい姿実現に向けて定めた全社重要課題に対し取組を進めております。 当連結会計年度の連結売上高は、ファインケミカルズ事業領域が前連結会計年度を下回ったものの、モビリティ&イメージング事業領域、ライフサイエンス事業領域が前連結会計年度を上回り、 2,017億9千1百万円 となり、前連結会計年度に比べ 34億1千1百万円 (1.7%)増加 しました。当社の業績と比べると、当連結会計年度の連結売上高は当社の1.67倍となりました。 連結売上総利益は、 613億1百万円 となり、前連結会計年度に比べ 54億5千万円 (8.2%)減少 しました。 販売費及び一般管理費は、 539億6千4百万円 となり、前連結会計年度に比べ 87億1千7百万円 (19.3%)増加 しました。 連結営業利益は、原材料価格高騰の影響、ファインケミカルズ事業領域の売上高減少に加え、医薬事業のアンハート社への契約締結一時金60億円の支払いに伴う販管費の増加により、 73億3千7百万円 となり、前連結会計年度に比べ 141億6千8百万円 (65.9%)減少 しました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ7.2ポイント低下し、 3.6%となりました。 営業外損益は、前連結会計年度に比べ 37億4百万円増加 し、 52億2千4百万円の利益 となりました。主な営業外損益の増加は為替差益 25億2千3百万円 であります。連結経常利益は、 125億6千2百万円 と前連結会計年度に比べ 104億6千3百万円 (45.4%)減少 しました。…
セグメント関連
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1 連結財務諸表計上額 (注)2 モビリティ&イメージング事業 領域 ファインケミカルズ事業 領域 ライフサイエンス事業 領域 売上高 外部顧客への売上高 71,869 64,047 62,463 198,380 198,380 198,380 セグメント間の内部 売上高又は振替高 163 164 164 △ 164 71,869 64,210 62,464 198,544 198,544 △ 164 198,380 セグメント利益 8,215 10,221 10,668 29,105 29,105 △ 7,600 21,505 セグメント資産 110,514 78,169 83,674 272,358 272,358 50,499 322,858 その他の項目 減価償却費 7,004 3,593 2,616 13,214 13,214 480 13,694 のれん償却費 103 442 546 546 546 減損損失 2,127 2,127 2,127 2,127 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 4,609 4,843 2,636 12,089 12,089 368 12,457 (注) 1 調整額は以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額 △7,600百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用△7,630百万円、セグメント間取引消去30百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額 50,499百万円 は、報告セグメントに配分していない全社資産50,601百万円及びセグメント間取引消去△102百万円が含まれております。全社資産は、主に親会社での余資運用資金(現金及び有価証券)及び長期投資資金(投資有価証券等)であります。 (3)減価償却費の調整額 480百万円 は、全社資産に係るものであります。 (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 368百万円 は、親会社本社の管理部門に係るものであります。 2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。…