事業の内容
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/ 原文長 約1691文字
3【事業の内容】 当社は、2023年10月2日付で㈱リケン及び日本ピストンリング㈱の経営統合に伴い、共同株式移転の方法により両社の共同持株会社として設立され、グループの経営戦略立案機能を担うとともに、グループ会社への経営管理並びにこれに付帯又は関連する業務を行っております。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社34社及び持分法適用関連会社6社により構成され、自動車・産業機械部品事業、配管・建設機材事業、熱エンジニアリング事業、その他の製品の製造・販売等を主な内容として国内及び海外にてグローバルに事業を営んでおり、更にグループ内外を対象にしたサービス等の事業活動を展開しております。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、当事業年度より、量的な重要性が増したため、報告セグメントに半導体・エレクトロニクス関連向けの事業である「熱エンジニアリング事業」を新たに追加しております。事業の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項」に掲げるセグメント情報等の区分と同一であります。 (自動車・産業機械部品事業) ㈱リケン、日本ピストンリング㈱が製造・販売するほか、㈱リケンキャステックが製造したものを㈱リケンが仕入れて販売しております。また、理研機械㈱、㈱リケンEP、日本メッキ工業㈱、柏崎ピストンリング㈱及び、理研熊谷機械㈱、㈱日ピス岩手は製造工程の一部を下請けしております。理研商事㈱は㈱リケン製品の販売、八重洲貿易㈱は㈱リケン製品の輸出をしております。 なお、海外ではリケンオブアメリカ社、ユーロリケン社、リケンオブアジア社、エヌピーアールオブヨーロッパ社、エヌピーアールシンガポール社、イーエーアソシエーツ社が当社グループ製品を販売しております。 このほか、パカルティリケンインドネシア社、理研汽車配件(武漢)有限公司、理研密封件(武漢)有限公司、リケンメキシコ社、台湾理研工業股份有限公司、サイアムリケン社、南京理研動力系統零部件有限公司(中国)、エヌティーピストンリングインドネシア社、日環汽車零部件製造(儀征)有限公司、エヌピーアールマニュファクチュアリングインドネシア社、エヌピーアールリケン(タイランド)社、エヌピーアールオブアメリカ社、エヌピーアールオートパーツマニュファクチュアリングインディア社及び儀征日環亜新科粉末冶金製造有限公司が各々製造・販売・外注加工をしております。 (配管・建設機材事業) 日本継手㈱が製造・販売するほか、㈱リケン、理研商事㈱は㈱リケンCKJVが製造したものを仕入れて販売しております。 (熱エンジニアリング事業) 工業炉、電熱材については、㈱リケンヒートテクノ及び㈱シンワバネスが製造・販売しております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約716文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、2023年10月2日付で㈱リケンと日本ピストンリング㈱の経営統合に伴い、両社の共同持株会社として設立されましたが、2026年4月1日付のグループ組織再編により、現在は事業持株会社へ移行しております。 経営統合にあたり、リケンNPRグループの経営理念として次の「Mission」、「Vision」、「Value」を定めており、単に競争を通じて利潤を追求するという経済主体にとどまらず、株主、取引先、従業員、地域社会等といったすべてのステークホルダーの立場を尊重し、その期待に応え、社会の一員として義務を果たしていくという決意を込めたものでもあります。今後も持続可能な社会の実現に向け、努力と挑戦を続けてまいります。 リケンNPRグループ経営理念 Mission(リケンNPRの使命・存在意義) 生み出す力で人と地球の「今と未来」を支えます Vision(リケンNPRの目指す姿・ありたい姿) 人と技術の融合によりイノベーションを創出し、変革に挑戦し続けます Value(リケンNPRが提供する価値) 信頼の「環」:ステークホルダーの皆様とのつながりを大切にし、高品質の製品とソリューションの提供を 通じて企業価値を向上させます 成長の「環」:互いの価値を認めて尊重し合い、新たな挑戦を続けることで会社と従業員がともに成長します 社会の「環」:暮らし、環境の社会課題解決に貢献します
対処すべき課題
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/ 原文長 約1512文字
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 世界経済は、中東情勢に伴うエネルギー価格の高騰や予断を許さない地政学的リスク等、かつてないほど不確実性の高い状況に直面しております。このような環境下、当社と関連の深い自動車産業においては、原材料費の高騰やサプライチェーンの分断懸念等、経営環境の厳しさが一段と増しており、変化に対する柔軟かつ適切な対応が求められるものと考えております。 また、当業界は「100年に一度」と言われる大きな変革期にあり、特にエンジン部品を巡る市場環境においては、一時主流であった「急速なBEV化」というシナリオの進展スピードが鈍化しているとの見方が広まりつつあるものの、中長期的な市場環境の厳しさに変わりはありません。このような状況において、当社グループは、内燃機関搭載車が当面の間、モビリティの主役であり続けると認識しており、その主力事業者としての責任を果たすべく、地球環境に貢献するエンジン部品の開発を進めてまいります。同時に、新規事業領域への展開につきましても、上記の事業環境変化を踏まえつつ、SDGsや脱炭素といったグローバルな潮流を捉え、経営上の重要な課題として積極的に取り組んでまいります。 当社グループは、このような大きな環境変化を乗り越え、第一次中期経営計画に掲げた取り組みを着実に進捗させることで、企業価値向上むけて一歩一歩、確実に進んでいくことができるものと考えております。 具体的な課題や取り組み方針は、以下のとおりであります。 ①事業戦略(事業ポートフォリオの改革) <既存事業> 当社グループが「グローバルNo.1サプライヤー」であるピストンリング事業におきましては、その地位の維持・強化を図るため、経営統合シナジーの早期創出と抜本的な生産性向上に注力するとともに、エンジン高機能化、さらには水素・代替燃料に対応する技術開発にも積極的に取り組んでまいります。2026年4月には北中米の補修用市場で圧倒的なブランド力とシェアを有する米国ヘイスティングス社を子会社化し、地域・顧客層における相互補完関係を活かし、生産・調達面でのシナジーを加速させることで、グローバルでの地位を確立してまいります。また、焼結・樹脂等の分野においても、グローバル展開を加速させ、有力サプライヤーとしてシェア拡大を図るとともに、既存事業の収益力を最大化し、グループ全体の持続的成長を支える強靭な事業構造を構築してまいります。 <ネクストコア事業> 半導体・エレクトロニクス事業に関連の深い熱エンジニアリング分野やEMC分野等、次代を担う事業の拡大・基盤強化を推進いたします。同時に、電動化ユニット、機能性樹脂、磁性材、医療機器といった新製品開発を加速させ、次なる中核事業化への育成を進めてまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約4146文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における経済情勢は、国内では個人消費や設備投資の増加等により景気は緩やかな回復が続きました。一方で、米国の関税政策の影響や中東情勢の緊迫化などの地政学リスクが拡大しており、世界経済の先行きは依然として不透明な状況となっております。 当社グループと関連の深い自動車産業におきましては、国内の自動車生産台数は対前年同期比で若干減少したものの、中国やインド市場での成長を背景に、世界全体の自動車生産台数は対前年同期比で増加いたしました。なお、中国市場においては日系各社の販売不振やシェア低下が継続しております。また、配管・建設機材事業が関連する建設業界では、建設資材の価格上昇や人件費の高騰、そして労働力不足といった課題が継続しております。 このような状況のなか、当連結会計年度における当社グループの売上高は、生産台数減少や合弁事業解消に伴う子会社清算の影響等により、163,114百万円(前期比4.2%減)となりました。損益面におきましては、売上高減少の影響があったものの、生産体制の最適化などの経営統合シナジーを含む合理化や価格適正化の効果等により、営業利益は12,847百万円(前期比8.8%増)、経常利益は為替差益を計上したこと等により、17,345百万円(前期比18.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は退職給付信託返還益の計上等により、14,027百万円(前期比60.2%増)となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。中間連結会計期間より量的な重要性が増したため、報告セグメントに半導体・エレクトロニクス関連向けの事業である「熱エンジニアリング事業」を新たに追加しております。なお、各セグメントの金額は、セグメント間の内部売上高等を含めて記載しております。 売上高は自動車・産業機械部品事業が123,209百万円(前期比3.6%減)、配管・建設機材事業が17,259百万円(前期比7.6%減)、熱エンジニアリング事業が9,204百万円(前期比3.7%減)、その他は16,093百万円(前期比3.7%減)となりました。営業利益は自動車・産業機械部品事業が10,405百万円(前期比15.0%増)、配管・建設機材事業644百万円(前期比46.2%減)、熱エンジニアリング事業が879百万円(前期比10.2%減)、その他が1,497百万円(前期比39.0%増)となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1779文字
4 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務諸表計上額 (注)3 自動車・産業 機械部品事業 配管・建設 機材事業 熱エンジニア リング事業 売上高 外部顧客への売上高 127,710 18,676 9,562 14,389 170,340 170,340 セグメント間の内部売上高又は振替高 67 2,326 2,394 △ 2,394 127,778 18,676 9,562 16,716 172,734 △ 2,394 170,340 セグメント利益 9,050 1,197 979 1,077 12,304 △ 497 11,807 セグメント資産 127,826 9,880 6,567 12,841 157,115 61,929 219,045 その他の項目 減価償却費 8,175 271 332 210 8,989 448 9,437 のれん償却額 255 255 255 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 6,243 465 288 144 7,142 79 7,221 減損損失 1,250 50 1,301 1,301 (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、EMC事業、メタモールド、医療・災害救急医療関連製品等を含んでおります。 2.調整額は、次のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額△497百万円は、セグメント間取引及び各報告セグメントに配賦していない研究開発費等であります。 (2)セグメント資産の調整額61,929百万円には、セグメント間債権債務等消去及び各報告セグメントに配賦していない全社資産61,929百万円が含まれております。全社資産は主に報告セグメントに帰属しない連結子会社の余剰運用資金(現預金)、長期投資資金(投資有価証券)、研究開発資産等であります。 3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。…