事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約578文字
3【事業の内容】 当社は、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 当社グループは、当社及び子会社3社によって構成されており、主に手芸に関連する小売店の展開、書籍の出版及び教室の運営を行っております。 当社のその他関係会社は、合同会社ルビィであり、業務資本提携を行っております。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業に関わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 小売事業 手芸専門店「クラフトハートトーカイ」を中心とした店舗、ECモールサイトでの手芸用品・生活雑貨等の販売を藤久が行っております。 (2) 出版・教育事業 手芸関連書籍の出版事業を日本ヴォーグ社が行っております。 また、店舗やカルチャースクール、オンライン等でのハンドメイドに関する教室事業をヴォーグ学園が行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約377文字
(2) 経営戦略等 経営戦略として、店舗網の再編やEC強化、商品戦略により事業力を強化し、M&A・アライアンスの推進により新たな商品の取り扱いやサービスの拡充を図り、人材強化や財務戦略、DX推進を進めることで経営体質を強化し、継続的な事業価値の向上を目指します。 (3) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞から脱却し、インバウンド需要が回復したこともあり経済活動の正常化が進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢に端を発した物価高騰や世界的な金融引き締めなどにより依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。
対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約1079文字
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 こうした経営環境の中、当社グループは、グループ経営理念“「手づくり」を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ”のもと、2023年6月期を初年度とする中期経営計画を掲げ、最重要課題である黒字体質確立へ向けて取組んでまいりました。当連結会計年度においては構造改革を遂行し、収益構造は大きく改善し、次期計画は営業黒字化を見込んでおります。今後、さら中期経営計画に掲げた以下の経営戦略を着実に実行することでさらなる成長基盤の構築を実現してまいります。 ① 事業力の強化 構造改革に伴う不採算店舗の全廃により減少した店舗数をカバーし、新たに販路を開拓するためBtoBの営業体制を継続的に強化してまいります。BtoBでは手芸用品売場の提案を本格化させるとともに、手芸の枠にとらわれない商品・サービス展開を可能にする取引先との取組みも模索してまいります。 また、既存事業では商品価格や割引の適正化により、さらなる収益性の向上に取組んでまいります。 ② M&A・アライアンス推進 2024年7月1日にМ&Aに係る費用を資金使途とする第三者割当による第1回新株予約権(以下、「本新株予約権」という。)を発行しております。お客様のニーズに合わせた商品・サービスの提供と販売チャネルの環境整備にМ&A・アライアンスを活用いたします。当社グループが保有する顧客基盤を活用し、事業シナジーが創出可能な企業を中心に候補の選定を進めてまいります。 ③ 経営体質強化 成長基盤構築へ向けて、引き続き資本・財務基盤の安定化を図ってまいります。2024年7月1日には合同会社ルビィを割当先とする第三者割当による株式(以下、「本株式」という。)発行により9億64百万円の資金調達を完了しております。柔軟かつ機動的な資本・財務戦略を実現できる体制を構築してまいります。 また、環境負荷の低減や健康経営の推進などサステナビリティの重要課題へ取組むとともに、事業計画の達成に向けた人材開発や研修制度の充実などにより継続的な人材強化に取組んでまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主重視の経営推進という観点から企業価値を高めるため、高付加価値の商品やサービスの提供により収益基盤の強化を図り、継続的に利益を出せる企業体質を目指しております。 目標とする経営指標として中期経営計画を策定しており、2025年6月期の目標数値は売上高145億円、営業利益80百万円、営業利益率は0.6%であります。
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約4445文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ.経営成績 当連結会計年度(2023年7月1日から2024年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞から脱却し、インバウンド需要が回復したこともあり経済活動の正常化が進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢に端を発した物価高騰や世界的な金融引き締めなどにより依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが属する手芸業界及び出版業界においても、手芸コーナーの充実を図る百円ショップとの競合激化や趣味の多様化、愛好者の高齢化によるユーザー減少など、経営環境は一層厳しさを増しております。 このような状況のなか、当社は、グループ経営理念“「手づくり」を通して豊かな心を育み幸せを紡ぐ企業グループへ”とその信念に基づいたサステナビリティ方針を掲げ、環境・社会・ガバナンス面での各種課題への継続的な取組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考えております。このような考えのもと、足元の経営環境を踏まえ、中期経営計画において成長の3本柱として掲げた、事業力強化、M&A・アライアンス推進、経営体質の強化に努めてまいりました。 事業力強化では、新規顧客獲得、販路拡大に向けBtoB事業の専担事業部を立ち上げ、業務提携先や取引先へ商品・サービスの提供を開始しました。ホームセンター大手のDCM株式会社が運営する北海道・東北地区一部店舗の手芸用品売場のプロデュースを実施しており、さらなる展開拡大の準備を進めております。 また、全国書店への展開においては、営業体制強化に努め契約数は堅調に増加しております。さらに、商業施設や携帯ショップでのワークショップを提案し、取引先の集客に寄与するとともに当社にとっては新たな顧客層との接点強化につながりました。BtoB事業をもう1つの事業の柱とすべく、売場やイベント展開のモジュール化を進め、引き続き収益改善に努めてまいります。 M&A・アライアンス推進では、株式会社IKホールディングス(以下、「IKホールディングス」という。)と業務提携契約を締結し、小売事業においてはテレビショッピングで人気の商品を当社顧客ニーズに応じて店舗で展開しクロスセルを促進するとともに、出版・教育事業においてはIKホールディングスの有する生協ルートでのカタログ通販を開始するなど販路拡大にもつながっております。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1720文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自2022年7月1日 至2023年6月30日) (単位:千円) 報告セグメント 合計 調整額 (注)1、3 連結損益計算書 計上額(注)2 小売事業 出版・教育事業 売上高 外部顧客への売上高 13,707,773 3,286,147 16,993,920 16,993,920 セグメント間の内部売上高又は振替高 5,370 99,429 104,799 △ 104,799 13,713,143 3,385,576 17,098,720 △ 104,799 16,993,920 セグメント利益又は損失(△) △ 1,760,094 4,765 △ 1,755,329 △ 330,216 △ 2,085,545 資産 7,167,063 6,345,375 13,512,439 △ 800,085 12,712,354 その他の項目 減価償却費 144,971 80,231 225,203 225,203 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 305,309 38,600 343,910 343,910 (注)1 セグメント利益又は損失(△)の調整額330,216千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用 △305,066千円及び未実現利益の調整額△25,150千円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない持株会社運営に係る費用であります。 2 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。 3 セグメント資産の調整額△800,085千円には、セグメント間消去額△2,044,693千円と、各セグメントに配分していない全社資産1,244,607千円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社である当社の現金及び預金、貸付金等であります。 4 当連結会計年度において、株式会社日本ヴォーグ社の株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、前連結会計年度の末日に比べ、当連結会計年度末の報告セグメントの資産の金額は、「出版・教育事業」セグメントにおいて6,345,375千円増加しております。…
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約1524文字
2 主な相手先別販売実績及び当該販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績 黒字化体質確立に向けた構造改革における不採算店舗の閉鎖に加え、新ビジネス・BtoBによる売上増強に時間を要したこと及び出版業界の縮小等により売上が減少し、当連結会計年度の売上高は153億93百万円(前年同期比9.4%減)となりました。営業損失は15億92百万円(前連結会計年度は20億85百万円の営業損失)、経常損失は16億65百万円(前連結会計年度は21億49百万円の経常損失)となりました。収益性の低下に伴う減損損失2億84百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は20億91百万円(前連結会計年度は32億83百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 ロ.財政状態 当連結会計年度の財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 ロ.財政状態」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入、人件費等の販売費及び一般管理費であり、設備投資需要のうち主なものは、新規店舗出店に伴う建物及び什器、備品の取得等であります。このような資金需要に対しましては、自己資金及び金融機関からの借入による資金調達により充当しております。 なお、資金の流動性に関しては、当社を借入人として運転資金を安定的かつ機動的に調達することを目的としたタームアウト型コミットメントライン契約(貸付極度額29億円)を2023年2月24日に締結(当連結会計年度末における借入実行残高12億円、未実行残高17億円)したことに加え、2024年5月28日開催の取締役会及び2024年6月28日開催の臨時株主総会において、合同会社ルビィを割当先とする本株式及び本新株予約権の発行(以下、「第三者割当増資」という。…