事業の内容
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/ 原文長 約5518文字
3【事業の内容】 製造業におけるJMCという強固なブランドを確立するため、「MADE BY JMC」という企業理念及び「ものづくりに知性を。」というビジョンのもと、3次元CADデータ技術を用いて「樹脂を素材とする3Dプリンター」と「金属を素材とする砂型鋳造」の両成型法を利用、発展させながら、製造業を中心に幅広い業種の「試作品」から「最終製品」までの「ものづくり」をトータルサポートすることを主たる事業としております。 当社の事業は、3Dプリンター事業、鋳造事業及びCT事業から構成されており、報告セグメントの区分も当該事業によっております。3つの事業を持つことで、3次元CADデータのノウハウを共有するだけでなく、人員のローテーションや設備の共同利用など社内のハード・ソフト資源を有効に活用することが可能になります。 3Dプリンター事業につきましては、製品開発を行っている顧客からの試作の依頼を3Dプリンターで作製し、提供するサービスを行っております。製造だけではなく、3次元CADデータの特殊な処理や装置のメンテナンスも自社で行うことで、メーカーと受託サービス会社が持つノウハウを一貫して有しております。 なお、当該事業は年中無休の稼働体制で顧客のニーズに合わせてサービスを提供しております。 また、3Dプリンターの技術を用いて開発された心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」は、国内外で心臓カテーテル治療に携わる医師やデバイスメーカー向けに、「HEARTROID PROJECT」(国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科、フヨー株式会社及び当社)を通じて自社製品としてラインアップの増強を進めております。 鋳造事業につきましては、多品種少量生産に適した砂型鋳造法を採用しております。また、多くの鋳造業者が鋳造以外の工程の外注化を図っているのに対し、当社では木型、鋳造、熱処理、機械加工、検査まで一貫した製造工程を内製化したことにより、顧客メーカーの要求に応える安定した製品品質と短納期化を実現しております。従来の「伝統の職人技」と言える部分を精緻な3次元CADデータの取り込みなどを通して、砂型鋳造の精度をダイカスト法(注1)と同等レベルまで向上させたことで、試作品のみならず最終製品の受託も手掛けており、最終製品と同素材の試作品を顧客に販売することで、製品に対する需要を把握するテストマーケティングにも利用されております。 さらに、砂型3Dプリンター(注2)を導入し、益々大型化・複雑化する設計に対して、これまで手作業で造型することのできなかった複雑な砂型にも対応可能となり、付加価値の拡大に寄与しております。 また、製造部門では、トヨタ生産方式(注3)を導入し、設備増強と併せて製造工程の効率化を進めております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約5917文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「MADE BY JMC」を企業理念にしており、ビジョンは「ものづくりに知性を。」です。 企業理念には、製造業におけるJMCという強固なブランドを確立し、私たちが先頭に立って日本の製造業を変えていくという、強い想いが込められています。 そして、ビジョンでは、製造方法や設備によって自らの事業を定義するのではなく、「社会に求められているもの」や「時代にふさわしいサービス」をとことん考え抜き、既存のものづくりの枠組みに縛られない事業展開によって“最強のサプライヤー”を目指す、当社の姿勢を表現しました。 (行動指針) 当社の使命は、全てのステークホルダーの利益を尊重しつつ、革新的な製品及びサービスを提供し、顧客満足度を最大化できる価値を創造しつづけることです。 我々は社会的責任を持って公正かつ倫理的に事業を行い、公平な雇用をし、職場の安全性を守り、我々の業務に適用される全ての法律を遵守します。 ① 法令等遵守の徹底 法令・社会的規範、社内諸規程・マニュアル等を遵守します。また、適正な会計処理を行い、事実に基づいた経理処理や証票類の記載を行います。 ② 高品質とスピードを両立したサービス提供 関連する法律・ルールを遵守したうえで、お客様の視点を踏まえて、そのニーズを反映した良質なサービスを迅速にご提供します。 ③ お客様の声への適切な対応 ご意見、お問い合わせ、クレーム等いかなる「お客様の声」にも誠実に対応するとともに、今後のサービス提供や業務改善に反映します。 ④ 人権を尊重する職場環境の実現 職場における差別、各種ハラスメント等の人権侵害行為を許容せず、相互の信頼と良識のある職場環境を実現します。 ⑤ 快適な職場環境の整備 社員が能力や個性を存分に発揮するとともに、能力を積極的に向上できる、快適で働きやすい職場環境を整備します。 ⑥ ステークホルダーとの関係 ステークホルダーとの関係は、健全かつ節度を保ち、疑義を招くような接待・贈答を行ったり受けたりしません。 ⑦ インサイダー取引の禁止 インサイダー取引となりうる株式等の売買は行いません。そのために、当社及び取引先等の内部情報は厳重かつ適切に管理します。 ⑧ 業務の相互牽制と管理 あらゆる業務活動において、社員が相互に牽制を働かせるとともに、管理者は所管の業務活動の遂行状況を適切に管理・把握します。 ⑨ 適切かつ透明な意思決定の確保 業務活動におけるあらゆる意思決定は、法令や社内の諸規程に則り、合理的根拠に基づいて第三者に説明することを前提として実行します。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約5917文字
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「MADE BY JMC」を企業理念にしており、ビジョンは「ものづくりに知性を。」です。 企業理念には、製造業におけるJMCという強固なブランドを確立し、私たちが先頭に立って日本の製造業を変えていくという、強い想いが込められています。 そして、ビジョンでは、製造方法や設備によって自らの事業を定義するのではなく、「社会に求められているもの」や「時代にふさわしいサービス」をとことん考え抜き、既存のものづくりの枠組みに縛られない事業展開によって“最強のサプライヤー”を目指す、当社の姿勢を表現しました。 (行動指針) 当社の使命は、全てのステークホルダーの利益を尊重しつつ、革新的な製品及びサービスを提供し、顧客満足度を最大化できる価値を創造しつづけることです。 我々は社会的責任を持って公正かつ倫理的に事業を行い、公平な雇用をし、職場の安全性を守り、我々の業務に適用される全ての法律を遵守します。 ① 法令等遵守の徹底 法令・社会的規範、社内諸規程・マニュアル等を遵守します。また、適正な会計処理を行い、事実に基づいた経理処理や証票類の記載を行います。 ② 高品質とスピードを両立したサービス提供 関連する法律・ルールを遵守したうえで、お客様の視点を踏まえて、そのニーズを反映した良質なサービスを迅速にご提供します。 ③ お客様の声への適切な対応 ご意見、お問い合わせ、クレーム等いかなる「お客様の声」にも誠実に対応するとともに、今後のサービス提供や業務改善に反映します。 ④ 人権を尊重する職場環境の実現 職場における差別、各種ハラスメント等の人権侵害行為を許容せず、相互の信頼と良識のある職場環境を実現します。 ⑤ 快適な職場環境の整備 社員が能力や個性を存分に発揮するとともに、能力を積極的に向上できる、快適で働きやすい職場環境を整備します。 ⑥ ステークホルダーとの関係 ステークホルダーとの関係は、健全かつ節度を保ち、疑義を招くような接待・贈答を行ったり受けたりしません。 ⑦ インサイダー取引の禁止 インサイダー取引となりうる株式等の売買は行いません。そのために、当社及び取引先等の内部情報は厳重かつ適切に管理します。 ⑧ 業務の相互牽制と管理 あらゆる業務活動において、社員が相互に牽制を働かせるとともに、管理者は所管の業務活動の遂行状況を適切に管理・把握します。 ⑨ 適切かつ透明な意思決定の確保 業務活動におけるあらゆる意思決定は、法令や社内の諸規程に則り、合理的根拠に基づいて第三者に説明することを前提として実行します。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2823文字
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の概要 経営成績 当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による各種制限が緩和され、社会経済活動の正常化が進む一方で、為替相場の円安化、物価・人件費の高騰、金融政策の変更にともなうゼロ金利解除など、経済状況の不安定化が継続しており、依然として不透明な状況が継続しております。 当社を取り巻く試作・開発市場は、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)目標達成に向けたEV(電気自動車)開発競争が加速し、複雑形状かつ大型サイズの試作品が求められる傾向が顕著となりました。その一方、国内自動車メーカー各社での認証不正問題や、一部で企業統合を念頭に置いた慎重な経営方針の下、各種開発スケジュールの大幅な繰り延べや、開発費用の凍結などの影響が生じ、一時的な受注量の減少が続いております。 このような環境の中、当社では主力の鋳造事業において、大型低圧鋳造炉と、国内最大規模の砂型鋳造による工場棟「第8期棟」の稼働を通じ、「ギガキャスト(注)」の製作実績を積み上げるとともに、各種展示会での周知や、顧客別の鋳造工場見学の実施など受注活動の強化を継続しました。また、マグネシウムを中心としたダイカスト工法領域では、株式会社STG(大阪府八尾市)と事業拡張に向けた協議を行い、相互に送客を開始しました。 しかしながら、受注総量の減少期間が想定より長期化したことに加え、新たな取組みである大型鋳造品製作による一時的な製造コスト増加、新工場棟の操業コストが先行したことで、大幅な減益を余儀なくされました。 この結果、当事業年度の経営成績は、売上高3,072,417千円(前期比15.6%減)、営業利益88,089千円(前期比83.6%減)、経常利益122,937千円(前期比77.0%減)、当期純利益50,671千円(前期比86.1%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 ①3Dプリンター事業 3Dプリンター事業におきましては、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID(ハートロイド)」のラインナップ強化や国際会議、展示会でのデモンストレーションなど、積極的な販売促進活動を実施したことで、ユーザーの裾野の広がりがあったものの、事業年度内に成約に至らない案件が増加したことで、前期をやや下回る水準で推移しました。 また、工業向け試作品を中心とした出力サービスは、総案件数の増加が伸び悩む中、3Dプリントだけではなく、顧客のニーズを捉えた多岐にわたる工法提案を行えるよう、社内体制の強化に努めました。 この結果、3Dプリンター事業の売上高は630,401千円(前期比13.6%減)、セグメント利益は150,582千円(前期比24.6%減)となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1329文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注1) 財務諸表 計上額 (注2) 3D プリンター 事業 鋳造事業 CT事業 売上高 外部顧客への売上高 729,705 2,505,656 404,640 3,640,002 3,640,002 セグメント間の内部売上高又は振替高 729,705 2,505,656 404,640 3,640,002 3,640,002 セグメント利益 199,751 558,000 276,003 1,033,755 △ 497,131 536,623 セグメント資産 315,715 4,011,539 157,313 4,484,568 496,035 4,980,604 その他の項目 減価償却費 25,683 238,812 24,012 288,509 5,493 294,002 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 9,979 775,498 2,963 788,441 6,266 794,707 (注)1.調整額は、以下のとおりであります。 (1)セグメント利益の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2)セグメント資産の調整額は、主に報告セグメントに配分していない全社資産であります。 (3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、本社等の設備投資額であります。 2.セグメント利益は、損益計算書の営業利益と調整を行っております。 当事業年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注1) 財務諸表 計上額 (注2) 3D プリンター 事業 鋳造事業 CT事業 売上高 外部顧客への売上高 630,401 1,949,653 492,362 3,072,417 3,072,417 セグメント間の内部売上高又は振替高 630,401 1,949,653 492,362 3,072,417 3,072,417 セグメント利益 150,582 42,977 367,419 560,979 △ 472,890 88,089 セグメント資産 301,319 3,547,518 233,137 4,081,975 619,411 4,701,386 その他の項目 減価償却費 20,494 334,066 7,765 362,326 6,322 368,649 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 6,197 102,498 42,506 151,202 1,559 152,761 (注)1.調整額は、以下のとおりであります。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約4443文字
2.主な販売先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 相手先 前事業年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) 当事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) ファナック株式会社 1,400,546 38.5 473,661 15.4 株式会社メックインターナショナル 120,108 3.3 404,648 13.2 株式会社安川電機 192,678 5.3 350,428 11.4 当事業年度の販売実績を産業区分別に示すと次のとおりであります。 3Dプリンター事業 セグメント内産業区分 当事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 販売件数(件) 販売金額(千円) 比率(%) 卸売業 419 336,951 53.5 精密機械・医療機械器具製造業 308 79,478 12.6 電気機械器具製造業 268 51,756 8.2 専門サービス業(他に分類されないもの) 63 39,263 6.2 一般機械器具製造業 152 29,782 4.7 輸送用機械器具製造業 56 24,740 3.9 その他の製造業 170 15,512 2.5 化学工業 47 8,362 1.3 学術研究機関 15 6,951 1.1 その他 267 37,603 6.0 合計 1,765 630,401 100.0 鋳造事業 セグメント内産業区分 当事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 販売件数(件) 販売金額(千円) 比率(%) 一般機械器具製造業 1,683 1,263,793 64.8 輸送用機械器具製造業 157 273,797 14.1 卸売業 147 140,725 7.2 電気機械器具製造業 66 91,005 4.7 鉄鋼業、非鉄金属製造業 62 85,545 4.4 自動車・自転車小売業 24 65,685 3.4 精密機械・医療機械器具製造業 30 17,870 0.9 専門サービス業(他に分類されないもの) 4,554 0.2 自動車整備業、駐車場業 2,500 0.1 その他 4,177 0.2 合計 2,177 1,949,653 100.0 CT事業 セグメント内産業区分 当事業年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 販売件数(件) 販売金額(千円) 比率(%) 卸売業 169 121,419 24.7 輸送用機械器具製造業 135 102,920 20.9 一般機械器具製造業 65 73,449 14.9 電気機械器具製造業 80 70,514 14.3 専門サービス業(他に分類されないもの) 72 37,259 7.…