事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約994文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社サンリオ(当社)及び子会社21社により構成されており、主にキャラクターの使用許諾業務、ギフト商品の企画・販売、テーマパーク事業等を営んでおります。キャラクターの使用許諾業務の主な内容は、商品化権の許諾・管理です。ギフト商品の企画・販売の主な内容は、ギフト商品、グリーティングカード及び出版物の企画・販売や、ビデオソフトの製作・販売です。テーマパーク事業の主な内容は、テーマパークの運営、ミュージカル等の企画・公演です。その他事業の主な内容は、ロボットの販売・賃貸、自動車等の賃貸、損害保険代理業務等です。 事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、次の区分は、セグメント情報の区分と同一であります。 報告セグメント区分 主要な会社 主な事業 日本 当社 ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理 ㈱サンリオエンターテイメント※ テーマパークの運営 ㈱ココロ※ ロボットの販売・賃貸 ㈱サンリオエンタープライズ※※、 ㈱サンリオ音楽出版社※※ 損害保険代理業務等 欧州 Sanrio GmbH※、 Sanrio Global Ltd.※、 Mister Men Ltd.※、 THOIP※ ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理 Sanrio UK Finance Ltd.※ 資金貸付 北米 Sanrio,Inc.※ ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理 南米 Sanrio Do Brasil Comercio e Representacoes Ltda.※、 Sanrio Chile SpA. ※ ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理 アジア 三麗鴎股イ分有限公司※、 Sanrio(Hong Kong)Co., Ltd.※、 Sanrio Korea Co., Ltd.※、 Sanrio Wave Hong Kong Co., Ltd.※、 三麗鴎(上海)国際貿易有限公司※、 Sanrio Global Asia Ltd.※、 SANRIO SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.※、 三麗鴎遠東(深圳)貿易有限公司 ※※ ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理 (注)※連結子会社 ※※非連結子会社
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約7560文字
(3) 経営戦略及び経営計画についてのリスク 当社グループは、2024年5月に2027年3月期までの3年間の経営戦略及び経営計画を定めた中期経営計画を策定し、これに基づき各種施策を実行し、企業価値向上に取り組んでおります。 しかしながら、当該中期経営計画の前提とした経済や市場の状況の変化、当社グループが所期したコストコントロールや効率性の未達成、他社の動向等当社グループがコントロールできない事象の発生、その他本「事業等のリスク」に記載された事項を含むリスク要因の発生等により、当社グループがこれらの施策を実行できない可能性や、計画を達成できない可能性があり、また、当社グループが当該中期経営計画とは異なる内容で事業戦略の調整等を行う可能性があります。 (4) 新キャラクター開発力及び人材の確保等事業リスク 当社グループは、キャラクターの開発、育成にあたって、短期の爆発的な人気を追うことよりも、長期的に安定した人気を得る方針で、経営を行っております。また、当社グループは、常に新キャラクターの開発のための努力を重ねるとともに、既存キャラクターへの投資や各国、各地域の趣向に合わせたキャラクターのローカル化、ゲーム等の従前とは異なるデジタル媒体でのストーリー型IPの創出にも力を入れております。しかしながら、これらの施策が成功するとは限らず、また、各キャラクターの人気には移り変わりがあり、それに伴い既存キャラクターの人気を維持できない、又は新キャラクターの人気を獲得することができない可能性があり、そのことにより当社グループの財務状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループのキャラクター開発は、原則として当社グループの社員が担当しております。そして、開発されたキャラクターは、当社グループ各部門の協力を得て市場に出ることとなります。この場合、著作権は全て当社グループに帰属します。当社グループは、キャラクター開発部門をはじめとする重要な人材の安定的な雇用に向けて、各種のインセンティブを付与する等万全を期しておりますが、雇用を長期に亘って持続できるとは限りません。また、特に海外における賃金上昇等に伴い、キャラクター開発に係る人材をはじめとする人材等の獲得競争は国内外で激しさを増しており、当社グループは優秀な人材を獲得し、雇用を持続することができない可能性があります。それらにより、当社グループのキャラクター開発力が低下する可能性があります。また、当社グループにおける豊富な経験やノウハウを有する従業員が他社に移籍することにより、他社との開発競争に不利な影響を及ぼす可能性があります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2616文字
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① ボラティリティ(業績の変動性)の抑制 当社グループはこれまで、『ハローキティ』をはじめとしたキャラクターをブランドとして育て、他社にライセンスし、また、ギフト商品の企画・製造・販売を行うことで利益を獲得し事業を拡大してまいりました。その主たる収益獲得の要因は商品化権ビジネス、いわゆるプロダクトライセンスであり、『ハローキティ』を中心とするものでした。また、2015年3月期から2021年3月期まで7期連続で営業減益となるなど、過去の歴史において業績のアップダウンを繰り返してきました。その大きな要因の一つが、欧州・米州におけるプロダクトライセンスと、『ハローキティ』中心のビジネス展開に偏ったことであったと考えております。 しかしながら、2022年3月期以降は複数キャラクター展開が奏功し業績がV字回復し、2025年3月期におきましては、過去最高の営業利益を更新するなど大きな飛躍を遂げることができました。今後も成長を止めることなく、ボラティリティ(業績の変動性)の小さい事業体制を確立することを経営課題として認識しております。 業績を安定化させるには、欧米での話題性を高めること、成長をストック化させていくこと、キャラクターをはじめとするIPの属性の幅を広げていくことが必要だと考えています。欧米での話題性を高めるために映像等の投資を行っていきます。成長をストック化させていくためにファンのエンゲージメントを高めロイヤリティを向上するための取り組みを実施してきます。IPの属性の幅を広げるために従来以上に機能を強化し、他社IPやクリエイターを巻き込み、IPプラットフォームを構築していきます。 ② マーケティング・営業戦略の見直しによるグローバルでEvergreenなIP化 当社グループが今後長期安定成長を図る上では、IPが外的要因に依拠したブームに左右されることから脱却し、当社IPの“ブランディングを変える”ことが重要と認識しております。特に海外ではボラティリティに耐える基盤がなかったことから、マーケティング・営業戦略を見直し、グローバルでEvergreenなIP化を実現してまいりたいと考えております。EvergreenなIPとは、「常緑樹のように季節が変わっても長期間にわたって色あせることなく人々に必要とされ続けるIP」を指しており、当社のIPが外的要因のブームに左右されない、市場の中で常に認知や好意度が新鮮で維持され続ける状態を創ることを通じて市場の環境変化に耐える持続的なブランド価値を有するIPの育成に注力してまいりたいと考えております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約7157文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は2,024億円で、前期末比463億円増加しました。資産の部の主な増加項目は現金及び預金285億円、売掛金87億円、退職給付に係る資産68億円です。 負債の部は947億円で前期末比36億円増加しました。主な増加項目は支払手形及び買掛金5億円、リース債務(流動負債及び固定負債合計)9億円、未払金62億円、未払法人税等34億円、契約負債14億円、流動負債のその他12億円です。主な減少項目は転換社債型新株予約権付社債27億円、長短借入金及び社債(1年内償還予定社債を含む)76億円です。 純資産の部は1,076億円で前期末比427億円増加しました。主な増加項目は、資本剰余金18億円、利益剰余金335億円、為替換算調整勘定33億円、退職給付に係る調整累計額30億円です。 自己資本比率は52.9%で前期末比11.5ポイント上昇しました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善に加えインバウンド需要の高まりにより、一部に足踏みが残るものの緩やかに回復いたしました。一方で、物価高への継続した懸念に加え、地政学リスクや世界経済の減速懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のなか、当社グループは3ヵ年の中期経営計画「不確実な成長から、安定・永続成長へ」(2025年3月期~2027年3月期)に基づき、主要施策である「マーケティング・営業戦略の見直しによるグローバルでEvergreenなIP化」「グローバル成長基盤の構築」「IPポートフォリオ拡充とマネタイズの多層化」を推し進めてまいりました。また、複数キャラクター戦略の継続に加え、50周年を迎えた『ハローキティ』関連の様々な施策(2023年11月~2024年12月)を実行いたしました。 国内の店舗・テーマパークは、外国人観光客が大幅に増加したことに加え、Z世代を中心に国内客も増加し、売上高を押し上げました。国内外のライセンス事業は複数キャラクター戦略が好調に推移し、50周年の『ハローキティ』のみならず『クロミ』や『シナモロール』などの様々なキャラクターの人気も高まり、売上高の伸長に寄与いたしました。東京国立博物館表慶館で開催された「Hello Kitty展-わたしが変わるとキティも変わる-」(2024年11月1日~2025年2月24日)は、国内外から注目を集め、期間中には35万人を動員するなど連日多くの方にお越しいただきました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1997文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注1) 連結財務諸表計上額(注2) 日本 欧州 北米 南米 アジア 売上高 外部顧客への売上高 68,951 2,423 12,439 1,025 15,140 99,981 99,981 (うちロイヤリティ売上高) ( 14,161 ) ( 2,422 ) ( 10,199 ) ( 1,001 ) ( 12,028 ) ( 39,813 ) ( -) ( 39,813 ) セグメント間の内部 売上高又は振替高 14,136 68 76 38 4,036 18,355 △ 18,355 (うちロイヤリティ売上高) ( 13,153 ) ( 3 ) ( -) ( -) ( -) ( 13,157 ) (△ 13,157 ) ( -) 83,088 2,492 12,515 1,063 19,176 118,336 △ 18,355 99,981 セグメント利益 19,737 268 2,838 227 6,016 29,089 △ 2,136 26,952 セグメント資産 121,160 9,732 16,252 2,735 32,528 182,409 △ 26,347 156,062 その他の項目 減価償却費 1,358 244 91 11 257 1,963 1,968 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 2,531 55 551 3,155 3,155 (注) 1. 調整額は、以下のとおりであります。 (1) セグメント利益の調整額 △2,136百万円 は、セグメント間取引消去及び配賦不能営業費用であり、配賦不能営業費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (2) セグメント資産の調整額 △26,347百万円 は、セグメント間取引消去及び全社資産であり、全社資産は、主に当社の管理部門に係る資産であります。 (3) 減価償却費の調整額 5百万円 は、全社資産に係る償却費であります。 2. セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3. 減価償却費には長期前払費用に係る償却額が含まれております。 4. 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額0百万円は、全社資産に係る増加額であります。…