事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約851文字
3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社76社及び関連会社等2社で構成されており、検体検査に関連する製品及び関連するサービスを提供する「ヘルスケア事業」を主たる事業としております。 国内では、主に当社が製品の開発、製造、販売及びサービスを担当し、一部の製品の開発、製造及び販売を連結子会社が担当しております。また、海外では、米州、EMEA、中国及びアジア・パシフィックの各地域において、製品の製造、販売等を地域によって66社が分担しております。 主要な連結子会社及び関連会社等の主な事業内容等は、以下のとおりであります。 (連結子会社) 会社名 セグメントの名称 主な事業内容 シスメックス国際試薬株式会社 日本 検体検査試薬の製造 シスメックス アメリカ インク 米州 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 シスメックス ヨーロッパ ゲーエムベーハー EMEA 検体検査機器の販売及び検体検査試薬の製造、販売 シスメックス ドイチュラント ゲーエムベーハー EMEA 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 シスメックス ユーケー リミテッド EMEA 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 シスメックス フランス エスエーエス EMEA 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 シスメックス ルース エルエルシー EMEA 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 希森美康医用電子(上海)有限公司 中国 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 シスメックス アジア パシフィック ピーティーイー リミテッド アジア・パシフィック 検体検査機器の販売及び検体検査試薬の製造、販売 シスメックス コリア カンパニー リミテッド アジア・パシフィック 検体検査機器及び検体検査試薬の販売 その他 66社 (関連会社等) 会社名 セグメントの名称 主な事業内容 株式会社メディカロイド 日本 医療用ロボットのマーケティング、開発、製造及び販売 その他 1社 また、当社グループの事業系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来の経営基本方針である「3つの安心」の価値観を受け継ぎ、内外環境変化に適応するために発展的に再定義した新たな企業理念「Sysmex Way」を制定し、これに基づき、お客様、従業員、取引先、株主、社会に対する提供価値を示した「行動基準」を掲げております。 Mission ヘルスケアの進化をデザインする。 Value 私たちは、独創性あふれる新しい価値の創造と、 人々への安心を追求し続けます。 Mind 私たちは、情熱としなやかさをもって、 自らの強みと最高のチームワークを発揮します。 当社グループの進むべき方向性と大切にすべき価値観を表した「Sysmex Way」をグループ全体で実践し、社会からのより厚い信頼とさらなる飛躍を目指します。 (2) 経営環境の認識 今後の見通しにつきましては、国内においては、新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、設備投資や個人消費は依然として低調に推移しており、景気の先行きは不透明な状況にあります。また、海外においても、ワクチンの接種拡大により収束への期待が高まっているものの、変異ウイルスを含めた感染拡大に加え、米中の通商問題の動向、地政学的リスクの顕在化等、景気の不確実性も一層高まっております。 医療を取り巻く環境につきましては、先進国の高齢化に伴う医療の効率化、新興国の経済成長に伴う医療需要の拡大と医療の質・サービス向上へのニーズの高まりに加えて、人口知能(AI)、情報通信技術(ICT)などの最先端技術のヘルスケア領域への応用が急速に進展しており、今後も継続した成長が期待されております。また、グローバルでの新型コロナウイルス感染症のパンデミックを起点とした医療体制の在り方や医療環境自体が大きく変化する可能性もあり、さらなる成長機会も見込まれております。 こうした中、当社グループでは、2021年4月より新たな中期経営計画(2022年3月期から2024年3月期まで)をスタートさせました。長期ビジョンに基づくポジショニング目標達成に向けて、グループの力強い成長の持続とそれを支える経営基盤の強化を推進いたします。 2022年3月期の連結業績予想につきましては、前期に新型コロナウイルス感染症拡大の影響により減少した売上高が概ね回復し、さらに製品ラインアップの拡充や販売・サービス体制の強化などにより、売上・利益共に伸張することを想定しており、売上高350,000百万円、営業利益60,000百万円、税引前利益57,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益40,000百万円を予想しております。 (注)新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、経済活動も徐々に再開する前提であります。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2009文字
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループ中期経営計画では、2025年に向けた長期ビジョン(2018年制定)に基づくポジショニング目標の達成に向けて、グループ最大の収益源である血球計数検査分野に加え、血液凝固検査分野、免疫検査分野、ライフサイエンス分野を重点分野と定め、優先的な資源配分により研究開発活動を強化し、新たな価値の創出と製品ラインアップの拡充を実現いたします。さらに、手術支援ロボットを核とした新たな事業の創出と育成にも引き続き取り組み、非連続な成長の実現を目指します。そのため、2021年4月よりビジネスユニットによる事業推進体制から機能別体制へ再編を行い、グループの施策実行力の向上を図ってまいります。 また、新たな価値創造及び企業体質強化に向けたビジネスプロセス改革をグローバルに推進するため、前中期経営計画に引き続き、次世代基幹システムやデジタル基盤刷新への取り組みを継続いたします。グループ全体の生産性を向上すると共に、お客様に対する新たなソリューションの創出に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指してまいります。 経営戦略の実行における重要な課題は以下のとおりであります。 <ポジショニング目標達成に向けた取り組み> ① 成長性・収益性の向上を目指した新製品の投入加速、新興国戦略の推進 血球計数検査分野では、「多項目自動血球分析装置XRシリーズ」「多項目自動血球計数装置XQシリーズ」の導入に加え、AIを活用した画像解析、システム連携やデータ統合により、早期の診断確定と適正な治療方針決定へのサポートなど、新たな付加価値の提供を目指します。加えて、マーケットニーズに合わせた製品の市場導入、販売体制の強化により、グローバルにおける高成長の実現を目指します。 また、各事業分野及び分野横断的な新たなクリニカルバリューを継続的に創出するため、戦略的にKOL(Key Opinion Leader)ネットワークを構築し、連携強化を図ります。さらに、新製品投入加速に向け、商品開発に関わるバリューチェーン全体を変革するほか、売上原価率の低減、サービス収益の向上及び事業活動全般のプロセスを効率化し、収益性向上を目指します。 ② 重点分野(血液凝固検査分野、免疫検査分野、ライフサイエンス分野)への積極的な投資による高成長の実現 今後、大きな成長が期待される血液凝固検査分野、免疫検査分野、ライフサイエンス分野を重点分野に定め、経営資源を優先配分し、製品ラインアップの拡充と販売・サービス体制の強化により高成長と大幅な収益性の改善を目指します。また、必要に応じて戦略的なアライアンスやM&Aを効果的に活用し、強固な事業構造への変革を推進します。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約9967文字
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1.経営成績等の概要 (1) 経営成績の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済活動が大きく抑制された結果、個人消費や企業収益が急速に悪化するなど、極めて厳しい状況で推移いたしました。その後、社会経済の活動レベルの段階的な引き上げや各種政策の効果によって持ち直しているものの、再度の感染拡大、それに伴う緊急事態宣言の発令などもあり、未だ先行きが不透明な状況が続いております。海外においても、新型コロナウイルス感染症拡大は深刻な状況であり、主要都市のロックダウン(都市封鎖)や外出禁止令などにより経済活動が大きく制限されました。その後、各政府の金融財政政策なども打ち出され、段階的に回復基調に戻りつつあるものの、収束の目途は依然としてつかない状況にあり、景気の先行きは不透明になっております。 医療面におきましては、国内では医療及びヘルスケア分野は高齢化や健康・医療ニーズの多様化を背景に、需要期待が高まっております。政府も成長戦略の一つと位置付けており、医療関連産業は引き続き活性化が見込まれております。海外においても先進国の高齢化に伴う医療の効率化、新興国の経済成長に伴う医療需要の拡大と医療の質・サービス向上へのニーズの高まりに加えて、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)などの最先端技術のヘルスケア領域への応用が急速に進展しており、今後も継続した成長が期待されております。また、グローバルでの新型コロナウイルス感染症のパンデミックを起点とした医療体制の在り方や医療環境自体が大きく変化する可能性もあり、さらなる成長機会が見込まれております。 このような状況の下、当社は血球計数検査分野における製品ポートフォリオの持続的な進化を目指し、次世代フラッグシップモデル「多項目自動血球分析装置XRシリーズ」と、白血球3分類コンパクトモデル「多項目自動血球計数装置XQシリーズ」を日本国内において発売いたしました。今後、各国における許認可取得を経て、グローバルな販売活動を推進すると共に、地域の特性や施設のニーズに応じた検査室運営の最適化に貢献すべく、血球計数検査分野における製品ポートフォリオの進化に引き続き取り組んでまいります。 血液凝固検査分野においては、さらなる効率化と質の向上を目指し「全自動血液凝固測定装置CN-6500/CN-3500」を日本国内において発売いたしました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約35880文字
(1) 報告セグメントの概要 連結会社の報告セグメントは、連結会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 連結会社は、主に検体検査機器及び検体検査試薬を生産・販売しており、国内においては当社が、海外においては米州、EMEA、中国及びアジア・パシフィックの各地域に設置した地域統括会社が、それぞれの地域特性に応じた包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。地域統括会社及びその他の国内子会社並びに海外子会社は、それぞれ独立した経営単位であり、生産又は販売を地域毎に担当しております。 従って、連結会社は、生産・販売体制を基礎とした所在地別のセグメントから構成されており、「日本」、「米州」、「EMEA」、「中国」及び「アジア・パシフィック」の5つを報告セグメントとしております。 (2) セグメント収益及び業績 連結会社の報告セグメントによる継続事業からの収益及び業績は、以下のとおりであります。 セグメント間の売上高は、主に市場実勢価格や製造原価に基づいております。 報告セグメントの会計方針は、「3.重要な会計方針」で記載しております連結会社の会計方針と同じであります。 前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) (単位:百万円) 報告セグメント 調整額 (注)1 連結 (注)2 日本 米州 EMEA 中国 アジア・パシフィック 売上高 外部顧客への売上高 50,540 66,189 78,596 79,966 26,687 301,980 301,980 セグメント間の 売上高 111,623 711 3,722 116,065 △ 116,065 162,164 66,900 82,318 79,969 26,692 418,046 △ 116,065 301,980 セグメント利益 36,282 2,856 8,347 5,726 3,119 56,333 △ 1,049 55,284 金融収益 595 金融費用 1,031 持分法による投資損益 (△は損失) △ 2,398 為替差損益 (△は損失) △ 3,017 税引前利益 49,433 法人所得税費用 14,619 当期利益 34,813 その他の情報 減価償却費及び 償却費(注)3 12,784 4,053 4,625 769 2,706 24,940 △ 985 23,955 (注)1.セグメント利益の調整額 △1,049 百万円には、棚卸資産の調整額 △1,275 百万円、固定資産の調整額224百万円などが含まれております。 2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.…