事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約470文字
3 【事業の内容】 当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」)と、連結子会社101社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」、「オーガンテクノロジーズ事業」の4事業に区分しております。 2025年10月29日付でオーガノックス, Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化したことにより、当期より、新たに「オーガンテクノロジーズ事業」を報告セグメントとして追加しております。 上記事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。 当社グループを構成している各会社間の取引の概要と位置づけは以下の図のとおりです。関係会社と事業区分の関係は「第1企業の概況 4関係会社の状況」に、事業区分ごとの主要な製品は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約4401文字
(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。 3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約4401文字
(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、慢性疾患の増加など「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、患者管理の長期化など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療及びデジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真摯に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、5カ年成長戦略「GS26」の達成を目指しています。 5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモは、2021年12月に次の10年超を見据えた5カ年成長戦略「GS26」を策定し、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラディアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになっています。患者さんに提供するバイタル測定機器やアプリの開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが具体的な例です。 3つ目はDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが取り組んでいる原料血漿の分野もこの一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> GS26のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラディアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラディアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2812文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 [業績等の概要] (1) 業績 当社グループでは、2021年12月に次の5カ年を対象とする成長戦略を策定しました。高齢化社会における慢性疾患との共生や患者さんのQOL向上、ゲノム医療とAIの進化による個別化医療の進展といった、医療のパラダイムシフトに対応するための中長期ビジョンとして「デバイスからソリューションへ」を掲げました。製品軸から顧客軸へフォーカスを移し、医療のエコシステム全体とより積極的にかかわることで、顧客の課題に複合的なソリューションを提案できる企業を目指して経営を推進しています。 5カ年成長戦略の4年目となる当期の連結業績は以下のとおりです。 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 増減率 (%) 売上収益 1,036,171 1,131,877 95,706 9.2 (海外) 818,964 909,274 90,309 11.0 (日本) 217,206 222,603 5,396 2.5 調整後営業利益 203,445 219,369 15,923 7.8 営業利益 157,668 176,320 18,652 11.8 税引前利益 154,574 178,252 23,677 15.3 当期利益 116,978 135,914 18,935 16.2 親会社の所有者に帰属 する当期利益 116,978 135,914 18,935 16.2 セグメントの業績は以下のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 心臓血管カンパニー 売上収益 624,357 676,421 52,063 調整後営業利益 154,682 163,994 9,312 メディカルケア ソリューションズ カンパニー 売上収益 211,235 216,138 4,903 調整後営業利益 22,993 21,568 △1,424 血液・細胞テクノロジー カンパニー 売上収益 200,280 231,037 30,756 調整後営業利益 26,482 33,635 7,152 オーガン テクノロジーズ事業 売上収益 7,985 調整後営業利益 1,665 (注) 調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益です。 <心臓血管カンパニー> 海外は、インターベンショナルシステムズ事業を中心に全事業で伸長し、前期比8.6%の増収となりました。日本は、インターベンショナルシステムズ事業及びニューロ事業の売上が好調に推移し、前期比5.9%の増収となりました。 その結果、心臓血管カンパニーの売上収益は前期比 8.3%増 の 6,764億円 となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約49246文字
1) 外部顧客への売上収益の調整額 294百万円 は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。 2) セグメント利益の調整額 △1,494百万円 には、欧州医療機器規則(MDR)への適合に伴う準備費用 △1,629百万円 、棚卸資産の調整額 1,846百万円 、全社費用△1,993百万円等が含まれております。全社費用は、各報告セグメントに配賦した販売費及び一般管理費の予定配賦額と実績発生額との差額です。 2.一時的な損益 △18,828百万円 には、現在係争中の訴訟関連費用 △5,507百万円 、注記「13.非金融資産の減損」の(1)に記載の減損損失、これに伴う関連費用がそれぞれ △4,520百万円 、△3,631百万円、買収関連費用△3,906百万円等が含まれております。 3.減価償却費及び償却費には買収無形資産の償却費を含めております。 4.有形固定資産及び無形資産の増加額には、企業結合による資産の増加は含めておりません。 (3) 製品及びサービスに関する情報 製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。 (4) 地域別に関する情報 売上収益及び非流動資産の地域別内訳は以下のとおりです。 (a) 売上収益 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 ) 米州 395,653 443,405 (うち、米国) ( 342,898 ) ( 388,576 ) 日本 217,206 222,603 欧州 218,287 242,655 中国 84,968 91,309 アジア他 120,054 131,902 合計 1,036,171 1,131,877 (注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (b) 非流動資産 (単位:百万円) 前連結会計年度 ( 2025年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2026年3月31日 ) 米州 635,440 664,033 (うち、米国) ( 595,472 ) ( 604,205 ) 日本 212,099 243,260 欧州 62,761 350,593 (うち、英国) (24,323) ( 274,274 ) 中国 23,114 26,040 アジア他 46,031 30,706 合計 979,447 1,314,635 (注) 非流動資産は、当社グループ各社の所在地を基礎としております。また、金融資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産は除いております。…
主要な顧客・販売先
抽出本文
/ 原文長 約413文字
(3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメント サブセグメント 金額(百万円) 前連結会計年度比(%) 心臓血管カンパニー インターベンショナル システムズ 443,505 9.2 ニューロ 106,902 10.0 カーディオバスキュラー 70,020 4.0 アオルティック 55,993 4.6 メディカルケアソリューションズ カンパニー ホスピタルケアソリューション 146,116 0.6 ライフケアソリューション 20,761 △2.8 ファーマシューティカルソリューション 49,260 10.4 血液・細胞テクノロジーカンパニー 231,037 15.4 オーガンテクノロジーズ事業 7,985 調整額 294 △1.1 合計 1,131,877 9.2 (注) 1.調整額 294 百万円は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。