事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約492文字
3 【事業の内容】 当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下当社という。)と、連結子会社102社、持分法適用会社4社により構成されており、その事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3事業に区分しております。上記事業は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に掲げるセグメントの区分と同一です。 なお、当連結会計年度より、従来の「ホスピタルカンパニー」のセグメント名称を「メディカルケアソリューションズカンパニー」に変更しております。詳細は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。 当社グループを構成している各会社間の取引の概要と位置づけは以下の図のとおりです。関係会社と事業区分の関係は「第1企業の概況 4関係会社の状況」に、事業区分ごとの主要な製品は「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 ⑥連結財務諸表注記 5.セグメント情報」に記載のとおりです。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約5121文字
(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、糖尿病などの慢性疾患が増えるなど「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、長期の時間軸での患者管理など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療、再生医療へのシフトと、デジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真剣に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、GS26を策定しました。 新5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモはGS26を、次の10年超を見据えた5カ年成長戦略とし、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラジアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになってきました。糖尿病の患者さんに提供するアプリ開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが、具体的な例です。 最後にDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが新たに参入した原料血漿の分野も、この一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> 5カ年成長戦略のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを 拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラジアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラジアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約5121文字
(2) 経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき課題 医療は大きな変化の途中にあります。世界的な高齢化と生活水準向上の帰結として、糖尿病などの慢性疾患が増えるなど「疾病構造」の変化が起きています。このような慢性疾患の増加は、長期の時間軸での患者管理など、「医療の時間軸」に変化を与えています。また、バイオ医薬や細胞・遺伝子治療、再生医療へのシフトと、デジタル・AI技術の発展は「医療を支える技術」に変化をもたらしています。これらの変化はいずれも、テルモが真剣に取り組むべき課題であり、その課題解決に向けて、GS26を策定しました。 新5カ年成長戦略「GS26」 1)中長期を見据えたビジョン テルモはGS26を、次の10年超を見据えた5カ年成長戦略とし、そのビジョンを「デバイスからソリューションへ」と掲げました。具体的には、この中で3つの“D”に取り組みます。 1つ目はDeliveryです。心臓血管カンパニーの成長ドライバーである「ラジアル・アプローチ(TRI)」を支えるカテーテルなど、強みである生体内へのアクセス・デリバリーという機能とそれを支える技術を指します。今後の新しいソリューション開発においても、これらの技術は最大の武器です。 2つ目はDigitalです。データを活用した効率改善や、診断・治療の最適化に活用するデジタル技術など、医療機器の分野においても不可欠なものになってきました。糖尿病の患者さんに提供するアプリ開発など、「デジタルペーシェントジャーニー」のソリューションが、具体的な例です。 最後にDeviceuticalsです。これは、テルモが目指す、Device(機器)とPharmaceuticals(薬剤)の融合を表した造語です。テルモの機器が、薬剤の利用や製造に、付加価値を提供することを目指します。血液・細胞テクノロジーカンパニーが新たに参入した原料血漿の分野も、この一例です。 2)カンパニー別成長戦略 <心臓血管カンパニー> 5カ年成長戦略のビジョンとして、「患者さんに寄り添い、変わりゆく治療の未来を共に創造する」ことを掲げます。これを実現するための戦略として、以下の3つを実行します。 ①新製品ローンチを通じた治療事業の拡大 脳血管・大動脈・下肢動脈の疾患や、がんの治療セグメントに向けた新製品を発売することでパイプラインを 拡充し、大きな市場で高い成長を実現していきます。同時に、デジタル技術を用いた個別化医療へのソリューション提供を進めます。 ②疾病横断でのラジアル手技の普及 これまでは心臓血管を中心に実施されてきたラジアル手技(患者さんの負担がより少ない手首の血管からのカテーテル治療)を、下肢血管・腹部血管・脳血管など、全身の血管に拡げていきます。…
経営成績・財政状態の概況
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3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 [業績等の概要] (1) 業績 当社グループでは、2016年12月に次の5カ年を対象とする中長期成長戦略を策定しました。中長期ビジョンとして「日本発のグローバル企業」を掲げ、世界の医療現場からトップブランドとして信頼されるメーカーとなること、そしてその信頼を製品・供給・サービスのトータルクオリティーで担保することを目指して経営を推進してきました。 最終年度となった当連結会計年度の売上収益は、前期比 14.6%増 の 7,033億円 となり、営業利益は前期比 17.9%増 の 1,160億円 となりました。 ≪連結業績≫ 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 増減率 (%) 売上収益 613,842 703,303 89,460 14.6 (日本) 201,758 206,143 4,385 2.2 (海外) 412,084 497,159 85,075 20.6 調整後営業利益 115,927 134,441 18,513 16.0 営業利益 98,386 115,960 17,573 17.9 税引前利益 97,060 114,501 17,441 18.0 当期利益 77,200 88,813 11,612 15.0 親会社の所有者に帰属 する当期利益 77,268 88,813 11,545 14.9 セグメントの業績は以下のとおりです。 セグメントの名称 前連結会計年度 (百万円) 当連結会計年度 (百万円) 増減額 (百万円) 心臓血管カンパニー 売上収益 328,549 397,130 68,580 調整後営業利益 74,399 93,227 18,827 メディカルケア ソリューションズ カンパニー 売上収益 175,545 185,335 9,789 調整後営業利益 25,739 23,604 △2,134 血液・細胞テクノロジー カンパニー 売上収益 109,491 120,586 11,094 調整後営業利益 19,088 20,841 1,752 (注) 調整後営業利益は、営業利益から買収に伴い取得した無形資産の償却費及び一時的な損益を調整した利益です。 <心臓血管カンパニー> 海外では、特に欧米において全事業が堅調に推移しましたが、中でもTIS(カテーテル)事業とニューロバスキュラー事業の需要について、力強い回復が見られました。日本では、新型コロナウイルス感染症拡大からの需要回復は緩やかだったものの、ニューロバスキュラー事業の頸動脈ステントなどが牽引し、増収となりました。 その結果、心臓血管カンパニーの売上収益は前期比 20.9%増 の 3,971億円 となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約44898文字
(3) 報告セグメントの変更等に関する情報 当連結会計年度より、従来の「ホスピタルカンパニー」のセグメント名称を「メディカルケアソリューションズカンパニー」に変更しております。当該変更は名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。なお、サブセグメントにつきましては、従来のホスピタルシステムのうち、医療器と医薬品が「ホスピタルケアソリューション」に、DM・ヘルスケアが「ライフケアソリューション」に変更、アライアンスが「ファーマシューティカルソリューション」に変更となっております。これに伴い、前連結会計年度につきましても、変更後の名称で記載しております。 (4) 製品及びサービスに関する情報 製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。 (5) 地域別に関する情報 売上収益及び非流動資産の地域別内訳は以下のとおりです。 (a) 売上収益 (単価:百万円) 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 日本 201,758 206,143 欧州 120,389 140,417 米州 180,798 220,400 (うち、米国) ( 157,882 ) ( 191,409 ) 中国 45,525 59,350 アジア他 65,371 76,991 合計 613,842 703,303 (注)1.売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 2.当連結会計年度より、当社グループの管理実態に合わせ、従来はアジア他に含めていた中国を別掲してお ります。これに伴い前連結会計年度の地域別情報は組み替えて表示しております。 (b) 非流動資産 (単位:百万円) 前連結会計年度 ( 2021年3月31日 ) 当連結会計年度 ( 2022年3月31日 ) 日本 174,846 178,297 欧州 44,153 55,211 米州 498,373 552,923 (うち、米国) ( 481,075 ) ( 526,312 ) 中国 18,745 22,344 アジア他 39,411 43,440 合計 775,530 852,217 (注)1.非流動資産は、当社グループ各社の所在地を基礎としております。また、金融資産、繰延税金資産及び退職 給付に係る資産は除いております。 2.当連結会計年度より、当社グループの管理実態に合わせ、従来はアジア他に含めていた中国を別掲しており ます。これに伴い前連結会計年度の地域別情報は組み替えて表示しております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約387文字
(3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりです。 報告セグメント サブセグメント 金額(百万円) 前連結会計年度比(%) 心臓血管カンパニー TIS(カテーテル) 263,947 19.6 ニューロバスキュラー 58,155 29.2 カーディオバスキュラー 47,350 13.9 血管 27,677 29.8 メディカルケアソリューションズ カンパニー ホスピタルケアソリューション 128,041 6.1 ライフケアソリューション 26,690 1.9 ファーマシューティカルソリューション 30,603 6.9 血液・細胞テクノロジーカンパニー 120,586 10.1 調整額 251 △2.0 合計 703,303 14.6 (注) 1.調整額 251 百万円は、報告セグメントに帰属しない外部向け人材派遣による収入等です。