事業の内容
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/ 原文長 約2307文字
3 【事業の内容】 当社は創業以来、ファインセラミック技術をベースに新技術、新製品開発や新市場創造を進めています。また、素材・部品からデバイス、機器、システム、サービスに至るグループ内の経営資源を活用し、事業の多角化により成長を図るとともに、半導体、情報通信、産業機械、自動車、環境・エネルギー関連等の市場において、多種多様な製品の開発・製造・販売及びサービスをグローバルに提供しています。 当社は、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しています。また、関係会社についてもIFRSにおける連結及び持分法適用の範囲に基づき開示しています。なお、「第2 事業の状況」及び「第3 設備の状況」においても同様に開示しています。 各レポーティングセグメントの具体的な内容は次のとおりですが、このレポーティングセグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記6.セグメント情報」に掲げるレポーティングセグメント情報の区分と同一です。 (1)コアコンポーネント 半導体製造装置用部品等の各種ファインセラミック部品や車載カメラモジュール、電子部品やICを保護するセラミック・有機パッケージ等を半導体、産業機械、自動車及び情報通信関連市場向けに展開しています。 (2)電子部品 コンデンサや水晶部品、コネクタ、パワー半導体等の各種電子部品やデバイス等を情報通信、産業機器、自動車及び民生関連市場向けに展開しています。 (3)ソリューション 機械工具事業では、自動車や一般産業・建築市場向けに切削工具や空圧・電動工具を、ドキュメントソリューション事業では、オフィス用プリンター・複合機やドキュメント管理システム等のソリューションサービス、商業・産業用プリンターを、コミュニケーション事業では、法人向け通信端末や通信ソリューションサービス、ICTソリューション及びエンジニアリングサービスを、また、その他としてはスマートエネルギー関連の製品・サービス等を展開しています。 レポーティングセグメント/主要事業・製品 主要会社 (1) コアコンポーネント 産業・車載用部品 ファインセラミック部品 京セラ㈱ 自動車用部品 Dongguan Shilong Kyocera Co., Ltd. 光学部品 Kyocera (Thailand) Co., Ltd. Kyocera International, Inc. Kyocera Europe GmbH 半導体関連部品 セラミックパッケージ 京セラ㈱ 有機基板(パッケージ、ボード) Kyocera (China) Sales & Trading Corporation Kyocera Korea Co., Ltd. Kyocera Asia Pacific Pte. Ltd. Kyocera Vietnam Co., Ltd.…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当社が当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)経営の基本方針 当社は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」という経営理念の追求のため、「人間として何が正しいか」を判断基準とした企業哲学である「京セラフィロソフィ」と、独自の経営管理システムである「アメーバ経営」の実践を通して、持続的な売上拡大と高い収益性の実現を目指しています。 (2)中期の経営目標 当社は、今後の中期的な経営目標を設定し、その達成に必要な施策を明確化するために、2024年3月期から2026年3月期までの中期経営計画を策定し、遂行しています。 中期経営計画における主要な施策は次のとおりです。 ・長期的な展望に基づいた先行投資の集中実施 ・高成長の実現に向けたグループ内経営資源の競争優位分野への統合・結集 ・事業の選択と集中の推進、及び低成長・低採算領域における構造改革の実施 ・社会課題解決型の新規事業創出に向けた研究開発体制の強化 (中期経営計画) 2026年3月期目標 売上高 2兆5,000億円 税引前利益 3,500億円 税引前利益率 14.0% ROE 7.0%以上 中期経営計画の達成に向けて、当社は、既存事業への設備投資及び新規事業創出のための研究開発の一層の拡大を見込んでいます。この資金の源泉としては、営業活動によるキャッシュ・フローに加え、金融資産を活用した借入金を充当する計画です。 詳細は下記キャピタル・アロケーションをご参照ください。 (2024年3月期から2026年3月期までの投資計画を含むキャピタル・アロケーション) (3)中長期的な経営環境及び対処すべき課題 AI技術や5G通信技術の進化とともに社会全体のデジタル化が加速しており、今後も半導体関連産業や電子部品産業の更なる拡大が見込まれます。また、技術の進化と併せて、脱炭素等の環境対応や労働人口減少に対する生産現場のスマート化の進展等、様々な社会課題の解決に貢献する技術やサービスへのニーズが高まっています。 当社はこれらの環境変化を事業機会と捉え、当社の強みである幅広い事業領域と多様な技術、強固な財務基盤を活用し、社会課題の解決に貢献する製品やソリューションの展開を通じ、事業拡大を図ります。 a. 既存事業の拡大及び新規事業の創出に向けた投資の強化 AIの活用領域拡大に伴い、中長期的に5G/6Gや半導体、モビリティ関連市場での各種製品の需要が見込まれます。これらの市場においては、より高精細、高性能、高品質な製品供給が求められる一方、需要の変動や技術革新の加速化により、生産能力だけでなく、ニーズの変化にタイムリーに対応できる供給体制の構築が必要となっています。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約5524文字
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当社が当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)経営の基本方針 当社は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」という経営理念の追求のため、「人間として何が正しいか」を判断基準とした企業哲学である「京セラフィロソフィ」と、独自の経営管理システムである「アメーバ経営」の実践を通して、持続的な売上拡大と高い収益性の実現を目指しています。 (2)中期の経営目標 当社は、今後の中期的な経営目標を設定し、その達成に必要な施策を明確化するために、2024年3月期から2026年3月期までの中期経営計画を策定し、遂行しています。 中期経営計画における主要な施策は次のとおりです。 ・長期的な展望に基づいた先行投資の集中実施 ・高成長の実現に向けたグループ内経営資源の競争優位分野への統合・結集 ・事業の選択と集中の推進、及び低成長・低採算領域における構造改革の実施 ・社会課題解決型の新規事業創出に向けた研究開発体制の強化 (中期経営計画) 2026年3月期目標 売上高 2兆5,000億円 税引前利益 3,500億円 税引前利益率 14.0% ROE 7.0%以上 中期経営計画の達成に向けて、当社は、既存事業への設備投資及び新規事業創出のための研究開発の一層の拡大を見込んでいます。この資金の源泉としては、営業活動によるキャッシュ・フローに加え、金融資産を活用した借入金を充当する計画です。 詳細は下記キャピタル・アロケーションをご参照ください。 (2024年3月期から2026年3月期までの投資計画を含むキャピタル・アロケーション) (3)中長期的な経営環境及び対処すべき課題 AI技術や5G通信技術の進化とともに社会全体のデジタル化が加速しており、今後も半導体関連産業や電子部品産業の更なる拡大が見込まれます。また、技術の進化と併せて、脱炭素等の環境対応や労働人口減少に対する生産現場のスマート化の進展等、様々な社会課題の解決に貢献する技術やサービスへのニーズが高まっています。 当社はこれらの環境変化を事業機会と捉え、当社の強みである幅広い事業領域と多様な技術、強固な財務基盤を活用し、社会課題の解決に貢献する製品やソリューションの展開を通じ、事業拡大を図ります。 a. 既存事業の拡大及び新規事業の創出に向けた投資の強化 AIの活用領域拡大に伴い、中長期的に5G/6Gや半導体、モビリティ関連市場での各種製品の需要が見込まれます。これらの市場においては、より高精細、高性能、高品質な製品供給が求められる一方、需要の変動や技術革新の加速化により、生産能力だけでなく、ニーズの変化にタイムリーに対応できる供給体制の構築が必要となっています。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当社が当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)業績等の概要 当連結会計年度において、世界経済は各国の金融政策や地政学的リスクの高まりにより成長鈍化が見られたものの、底堅く推移しました。当社の主要市場である自動車関連市場は受注状況が改善した一方で、半導体関連や情報通信関連市場は依然として在庫調整等の影響があり、回復には至りませんでした。 当連結会計年度の売上高は、ソリューションセグメントが増加したものの、コアコンポーネントセグメント及び電子部品セグメントにおいては主要製品の受注減少の影響を受けたことを主因に減少しました。 利益は、将来的な生産拡大に向けた積極的な設備投資を継続している一方で、受注減少に伴う生産設備の稼働率低下や、人件費等の増加を主因に、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益のいずれも減少しました。 (百万円) 前連結会計年度 (自 2022年 4月 1日 至 2023年 3月31日) 当連結会計年度 (自 2023年 4月 1日 至 2024年 3月31日) 増 減 金 額 売上高比 (%) 金 額 売上高比 (%) 増減金額 増減率 (%) 売上高 2,025,332 100.0 2,004,221 100.0 △21,111 △1.0 営業利益 128,517 6.3 92,923 4.6 △35,594 △27.7 税引前利益 176,192 8.7 136,143 6.8 △40,049 △22.7 親会社の所有者に帰属する当期利益 127,988 6.3 101,074 5.0 △26,914 △21.0 米ドル平均為替レート (円) 135 145 ユーロ平均為替レート (円) 141 157 (2)財政状態及び経営成績の状況 a.売上高 当連結会計年度の売上高は2,004,221百万円となり、前連結会計年度の2,025,332百万円と比較し、21,111百万円(1.0%)減少しました。 ソリューションセグメントが増収となったものの、コアコンポーネントセグメント及び電子部品セグメントにおいては主要製品の受注減少の影響を受けたことを主因に、前連結会計年度に比べ減収となりました。 b.売上原価及び売上総利益 当連結会計年度の売上原価は1,451,110百万円となり、前連結会計年度の1,460,388百万円と比較し、9,278百万円(0.6%)減少しました。 売上原価の主な内訳は、原材料費が前連結会計年度の516,172百万円から15,918百万円(3.1%)減少の500,254百万円となり全体の34.5%を占め、人件費が前連結会計年度の295,080百万円から2,036百万円(0.…
セグメント関連
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6.セグメント情報 (1)レポーティングセグメントの概要 当社のレポーティングセグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、マネジメントが経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。 なお、当社のレポーティングセグメントは、事業セグメントの区分と同じとしています。 各レポーティングセグメントの主要事業・子会社は次のとおりです。 レポーティングセグメント 主要事業・子会社 コアコンポーネント ファインセラミック部品、自動車部品、光学部品、セラミック材料、有機材料、 医療機器、宝飾・応用商品 電子部品 電子部品、Kyocera AVX Components Corporation ソリューション 機械工具、情報機器(京セラドキュメントソリューションズ㈱)、 通信機器、情報通信サービス(京セラコミュニケーションシステム㈱)、 スマートエナジー、ディスプレイ、プリンティングデバイス (2)レポーティングセグメントに関する情報 レポーティングセグメントの会計方針は、注記「3.重要性がある会計方針」で記載している会計方針と同一です。 セグメント間の売上高及び振替額は市場実勢価格に基づいています。事業利益は、売上高から、本社部門損益、持分法による投資損益並びに法人所得税費用以外の関連原価と営業費用を差し引いたものです。 前連結会計年度及び当連結会計年度のセグメント情報は次のとおりです。 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) (百万円) レポーティングセグメント その他の事業(注)1 合 計 調整額 (注)2 連結合計 コアコン ポーネント 電子部品 ソリュー ション 売上高 外部売上高 591,662 377,687 1,043,731 12,252 2,025,332 2,025,332 セグメント間取引 714 849 24,866 11,151 37,580 △ 37,580 合 計 592,376 378,536 1,068,597 23,403 2,062,912 △ 37,580 2,025,332 事業利益(△損失) 89,475 44,064 42,239 △ 28,795 146,983 146,983 本社部門損益等(注)3 28,514 持分法による投資損益 695 税引前利益 176,192 その他の項目 減価償却費及び償却費 45,696 34,560 52,922 7,520 140,698 8,905 149,603 設備投資額 (有形固定資産) 66,629 49,118 27,644 13,097 156,488 17,413 173,901 事業投下資産(注)4 640,552 555,857 1,095,459 132,632 2,424,…