Chordia Therapeutics株式会社

証券コード: 190A / 対象年度: 2025 / 提出日: 2025-11-21
業種 医薬品
年度切替

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3分で読める事業概要

有価証券報告書の記載内容をもとに、事業内容・主なサービス・確認ポイントを自動整理した参考情報です。

事業の概要

がん領域において、新しい作用機序を持つ低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発を行う創薬ベンチャー企業です。特に「RNA制御ストレス」という新たながんのホールマークに焦点を当てた独自の科学的コンセプトに基づき、革新的な抗がん薬の開発に取り組んでいます。

主な事業領域

アンメットメディカルニーズの高いがん領域において、ファーストインクラスの低分子医薬品の研究開発を行う。外部パートナーとの提携を通じて効率的に創薬を進めるビジネスモデルを採用している。

主な製品・サービス

  • CLK阻害薬CTX-712 (rogocekib)
  • MALT1阻害薬CTX-177
  • CDK12阻害薬CTX-439
  • GCN2阻害薬
  • 新規パイプライン

ビジネスモデル

研究開発に特化し、基礎研究や製造・販売などの専門性の高い工程は外部へ委託。パイプラインの価値が高まるタイミング(主に第2相臨床試験後)で海外販売権のライセンス交渉を行う。

セグメント・事業構成

医薬品事業のみの単一セグメント

戦略・方向性

「日本発」「世界初」の革新的な抗がん薬を早期に提供することを目指す。研究開発体制の強化と資金調達、およびグローバルな提携パートナーの確保を通じて、自社またはパートナーによる製品販売からの安定した収益源の確保を目指す。

強みとして読み取れる点

  • RNA制御ストレスという新しいホールマークへの特化
  • ファーストインクラスの低分子医薬品にフォーカス
  • 独自の科学的コンセプトに基づくパイプライン

課題として読み取れる点

  • 研究開発における多額の費用と長い期間
  • 安定的な収益源の確保(現在はライセンス契約や将来の販売による収入を想定)

確認ポイント

  • rogocekibの臨床試験進捗と承認状況
  • 他パイプラインの提携交渉の進展
  • 資金調達の状況

概要整理の信頼度: 4 / 5 ・事業内容、主要なパイプライン、経営戦略が詳細に記載されており、概要把握には十分な情報がある。

有報ナビによる分析

有価証券報告書の記載内容をもとに、リスク、経営方針、 投資・研究開発に関する情報を整理したものです。

各スコアは、有価証券報告書の記載内容を整理するための参考指標です。 5段階表示で、スコアが高いほど各項目の性質が強く出ていることを表します。 ただし、投資判断、企業価値、将来業績を評価・予測するものではありません。

特に「リスク開示記載度」は、高いほど良いという意味ではありません。 有報上で注意して読むべきリスク記述が多い、具体的、または重い可能性があるという意味です。

スコアの詳しい見方
リスク開示記載度
スコアが高いほど、有価証券報告書に記載されたリスク開示について、 注意して読むべき記述の多さ・具体性・重さが強いことを表します。 企業そのものの危険度や倒産リスクを示すものではありません。
方針記載度
スコアが高いほど、経営方針、対処すべき課題、資本政策、 リスク対応などが具体的に記載されていることを表します。 方針の良し悪しや実現可能性を判定するものではありません。
投資・変化記載度
スコアが高いほど、設備投資、研究開発、新規事業、DX、海外展開、 事業構造の変化など、将来に向けた取り組みの記載が強いことを表します。 成長性や投資成果を予測するものではありません。

リスク開示の整理

リスク開示記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

新薬開発における不確実性(臨床試験での失敗、副作用による損害賠償責任、規制当局による承認遅延等)があり、研究開発の停滞や中止が事業に重大な影響を及ぼす。ライセンス契約への高い依存度があり、特に小野薬品との契約終了に伴う代替パートナー確保の難易度が課題となる。少人数組織のため経営陣への属人的な依存が高く、知的財産権の有効性や訴訟リスクも存在する。財務面では継続的な赤字とマイナスの繰越利益が生じており、資金調達による株式の希薄化リスクがある。

経営方針・課題の整理

方針記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

RNA制御ストレスを標的とした革新的な抗がん薬の開発に特化した創薬ベンチャー。独自の科学的コンセプトに基づくファーストインクラス医薬品の創出を目指しており、特定の技術領域における強みと、戦略的なタイミングでのライセンス供与による事業成長モデルを確立している。

成長方針

RNA制御ストレスという新規領域におけるファーストインクラス医薬品の創出。第2相臨床試験の成功など価値が高まるタイミングでのライセンス供与を基本戦略とし、大手製薬企業との提携を通じて事業価値の最大化を目指す。

資本政策

研究開発への多額の先行投資を前提とし、当面は配当を行わず、新株予約権の発行等を通じて機動的に資金調達を行い、特にリードパイプライン(rogocekib)の開発と財務基盤の強化に注力する方針。

リスク対応方針

専門機関への業務委託による高度な技術領域のカバー、損害賠償保険への加入、競合状況の継続的な監視、および新株予約権を活用した予備的資金確保により、研究開発の不確実性や資金不足リスクに対応する。

関連する原文は、下部の「有報本文」に掲載しています。

投資・研究開発・成長施策の整理

投資・変化記載度: 4 / 5

有報ナビによる整理

RNA制御ストレスを標的とした革新的な抗がん薬の開発を行うバイオベンチャー。独自の科学的知見に基づき、複数のパイプライン(rogocekib等)においてファーストインクラスの医薬品創出を目指す。戦略的に提携先を選定し、ライセンス契約による価値最大化を追求する成長投資型モデルを採用。

設備投資の方向性

研究開発および臨床試験への集中投資。製造・流通・販売などの外部委託が可能な領域はアウトソーシングし、自社は高度な専門性が求められる探索・評価・最適化にリソースを集中する戦略。

研究開発・商品開発

「RNA制御ストレス」という新たながんのホールマークに着目した5つのパイプライン(rogocekib, CTX-177, CTX-439等)の開発。特にロジックが確立された領域でのファーストインクラス医薬品の創出を目指す。

投資・変化テーマ

  • RNA制御ストレス
  • ファーストインクラス創薬
  • がん領域のアンメットメディカルニーズ
  • ライセンスアウト戦略

関連キーワード

  • CLK阻害剤
  • MALT1阻害剤
  • CDK12阻害剤
  • GCN2阻害剤
  • RNA制御ストレス

財務情報

提出書類の財務情報を、会計基準や表示範囲とあわせて整理しています。

表示基準

会計基準 連結区分 対象期間 表示状況主要財務指標を表示できません

提出日: 2025-11-21

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財務項目の関係

資本項目の関係

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根拠・定義
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選定状況
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有報本文

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事業・経営に関する有報本文

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事業・経営に関する有報本文を表示

事業の内容

抜粋表示 / 原文長 約11520文字

3【事業の内容】 (1)事業の概要 ①ビジネスモデル 当社は、新規抗がん薬の市販を目指して研究開発を行う創薬ベンチャー企業です。医療ニーズ(アンメットメディカルニーズ)の高いがん領域で、新しい作用を有する低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発が主要な事業の内容です。当社がマネジメントと研究業務(探索研究、前臨床研究、臨床研究)、特に候補化合物の探索、評価、最適化、臨床試験に集中し、外部協力先が得意な業務、中でも基礎研究、原薬及び製剤の製造、流通・販売などは各外部協力先に委託するという形を取ってビジネスを進めております。 創薬事業においては様々な専門性の高い作業や過程があり、また長い開発期間と多額の研究開発費用が必要です。当社は、効率的な創薬事業を実現するために、大学や公的機関、事業補完性のある企業、製薬会社などと積極的に共同研究やライセンス提携などの協業を行い、より短い期間で効率的に新しい抗がん薬の創出に取り組んでいます。 ・パートナリングに関する方針、考え方 当社における事業提携の基本戦略は、パイプライン(開発プログラム)の医薬品として市販される蓋然性が高まったタイミングで日本国外の販売権についてライセンス交渉を行う事です。2021年のBiotechnology Innovation Organizationの報告では、第2相臨床試験の成功確率が最も低いとされており、第2相臨床試験が成功してパイプラインが医薬品として市販される蓋然性が高まったタイミングは、パイプラインの価値が高くなるタイミングと当社は考えております。そのため事業提携の基本戦略としては第2相臨床試験の結果を確認できるタイミングで行うことが最適であると当社では考えています。 パートナー企業の選定基準としては、①パートナー企業の臨床開発戦略立案力、②パートナー企業の臨床開発に関する資金力、③当社のパイプラインの理解力、④パートナー企業内での当社のパイプラインの優先順位などを基準に選定を行います。 <事業系統図> ②ファーストインクラスの抗がん薬を生み出すための研究開発 がんは世界において主要な死因の一つであり、国立がん研究センターの統計によると日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、2人に1人ががんと診断され、また、がんで死亡する確率は男性が27.9%で約4人に1人、女性が21.1%で約5人に1人となっています(国立がん研究センター調査データに基づく。診断される確率は2021年、死亡確率は2022年のデータを引用)。そのため、患者や家族、社会にとって、がんは大きな問題になっています。…

経営方針・経営戦略・対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約7447文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「日本発」「世界初」のこれまでにない新しい抗がん薬を、一日でも早く患者様のもとに届けることで、『Tomorrow is Another Day~明日に希望を感じる社会の実現』を目指しています。2030年には日本発の研究開発型の製薬会社に成長していくことをビジョンとして掲げ、アンメットメディカルニーズの高いがん領域に特化して事業を進めています。特に、これまでにない新しい作用機序を有する低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発に注力しておりますが、ファーストインクラスの医薬品は、既存治療薬と異なる有用性を示すことが期待され、これまでの治療法を大きく変えることができる医薬品に成長する可能性があります。既存治療薬では十分な効果が認められず、現在のがんの進行に不安を感じている多くの患者様に対して、がんの進行をコントロールできるという希望を届けることを目標に事業の推進を行っております。 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、新規抗がん薬の市販を目指して研究開発を行う創薬ベンチャー企業であり、現時点では製品売上により利益を安定的に計上するステージにはありません。 当面の経営管理上の目標は、抗がん薬の早期の市販に向けて、当社のパイプラインを計画通り研究開発を推進すること、及び新規創薬標的の探索及びパイプラインを安定的に創出する体制を構築することです。 従いまして、当社は、ROAやROEといった経営指標を目標とはせず、パイプラインの進捗等に目標をおいた事業活動を推進しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社の中長期における最重要課題は、新規抗がん薬の研究開発を着実に推進して承認の取得もしくはライセンス契約を締結し、自社もしくはパートナー企業による製品販売からの安定的な収益源を確保することです。 当社のリードパイプラインであるrogocekibは臨床試験段階にあり、自社もしくはパートナー企業により日本国内や欧米などの各地域での承認を取得していく予定です。また、パイプラインの充実に向けた探索研究も継続的に実施してまいります。創薬ベンチャーである当社にとっては、これらの臨床開発と探索研究を並行して行っていくために、研究開発体制の強化と研究開発資金の調達が不可欠であります。 従いまして、当社は、日本の提携先に留まらず、グローバルの製薬会社等の新規提携パートナー企業の確保に努めるとともに、必要に応じて、事業会社や株式発行による資本市場からの資金調達を行いながら、研究開発を推進していく方針です。…

対処すべき課題

抜粋表示 / 原文長 約7447文字

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「日本発」「世界初」のこれまでにない新しい抗がん薬を、一日でも早く患者様のもとに届けることで、『Tomorrow is Another Day~明日に希望を感じる社会の実現』を目指しています。2030年には日本発の研究開発型の製薬会社に成長していくことをビジョンとして掲げ、アンメットメディカルニーズの高いがん領域に特化して事業を進めています。特に、これまでにない新しい作用機序を有する低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発に注力しておりますが、ファーストインクラスの医薬品は、既存治療薬と異なる有用性を示すことが期待され、これまでの治療法を大きく変えることができる医薬品に成長する可能性があります。既存治療薬では十分な効果が認められず、現在のがんの進行に不安を感じている多くの患者様に対して、がんの進行をコントロールできるという希望を届けることを目標に事業の推進を行っております。 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、新規抗がん薬の市販を目指して研究開発を行う創薬ベンチャー企業であり、現時点では製品売上により利益を安定的に計上するステージにはありません。 当面の経営管理上の目標は、抗がん薬の早期の市販に向けて、当社のパイプラインを計画通り研究開発を推進すること、及び新規創薬標的の探索及びパイプラインを安定的に創出する体制を構築することです。 従いまして、当社は、ROAやROEといった経営指標を目標とはせず、パイプラインの進捗等に目標をおいた事業活動を推進しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社の中長期における最重要課題は、新規抗がん薬の研究開発を着実に推進して承認の取得もしくはライセンス契約を締結し、自社もしくはパートナー企業による製品販売からの安定的な収益源を確保することです。 当社のリードパイプラインであるrogocekibは臨床試験段階にあり、自社もしくはパートナー企業により日本国内や欧米などの各地域での承認を取得していく予定です。また、パイプラインの充実に向けた探索研究も継続的に実施してまいります。創薬ベンチャーである当社にとっては、これらの臨床開発と探索研究を並行して行っていくために、研究開発体制の強化と研究開発資金の調達が不可欠であります。 従いまして、当社は、日本の提携先に留まらず、グローバルの製薬会社等の新規提携パートナー企業の確保に努めるとともに、必要に応じて、事業会社や株式発行による資本市場からの資金調達を行いながら、研究開発を推進していく方針です。…

経営成績・財政状態の概況

抜粋表示 / 原文長 約3808文字

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当事業年度における当社の業績としてのパイプラインの開発進捗は以下の通りとなりました。 当社が注力する抗がん薬、ファーストインクラス新薬の承認状況については、FDAが2024年に承認した50品目のうち、それぞれ24品目、13品目でありました。また、そのうちのおよそ半数のモダリティが低分子医薬品であり、ファーストインクラスの低分子抗がん薬の開発が引き続き活発に行われている状況と認識しており、当社パイプラインに対する大手製薬会社からのニーズも引き続き高いものと想定しております。 このような環境の中で、当社は、rogocekibを中心とした5つのパイプラインの研究開発を進めております。当事業年度における主なパイプラインの進捗は以下のとおりです。 <rogocekib> rogocekibは、細胞増殖に重要な役割を果たすRNAスプライシング反応の主要な制御因子であるCLKに対するファーストインクラスの選択的な経口型の低分子阻害薬です。FDAからAML適応でのオーファンドラッグ指定(Orphan Drug Designation(ODD):希少疾病用医薬品指定)を受けています。2018年に開始した単剤での日本国内第1相臨床試験では、進行・再発又は難治性となった46例の固形がん及び14例の血液がん、合計で60例の患者に投与を行いました。rogocekibに関連する有害事象として、吐き気、嘔吐、下痢等が認められましたが、治験医師が参加する安全性評価委員会において、本剤の安全性に関する評価結果は許容範囲内であると考えられました。rogocekibの有効性に関しては、固形がんにおいて4例のPR(partial response:部分奏効)を認め、それらは全て卵巣がんでした。46例の固形がんのうち卵巣がん患者は14例であったため、卵巣がんでの奏効率としては14例中4例、28.6%でした。また、AMLとMDSの計14例においては、4例のCR(complete remission:完全寛解)を含む6例の奏功を認め、奏効率は42.9%でした。この試験結果は、卵巣がん及び血液がんにおいてrogocekibが有効である可能性を示しています。現在は、2023年に米国において開始した再発又は難治性のAML及びMDSの患者を対象にした第1/2相臨床試験の第1相パートを進めており、2025年8月末時点では合計36症例が登録されています。今後、2026年の早い時期に拡大コホートを開始する予定です。…

セグメント関連

抽出本文 / 原文長 約73文字

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】 当社の事業セグメントは、医薬品事業のみの単一セグメントであるため、記載を省略しております。

リスクに関する有報本文

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事業等のリスクの原文を表示

事業等のリスク

抜粋表示 / 原文長 約18220文字

3【事業等のリスク】 当社の事業運営及び展開等について、リスク要因として考えられる主な事項を以下に記載しております。当社として必ずしも重要なリスクとは考えていない事項も含まれておりますが、投資判断上、もしくは当社の事業活動を十分に理解する上で重要と考えられる事項については、投資家や株主に対する積極的な情報開示の観点からリスク要因として挙げております。また、事業への影響度が高いと当社が考えるリスクに対しては、その発生可能性に対する当社評価も合わせて記載しております。発生可能性は、5年に1回程度の発生を中として、それより頻繁な場合は高、稀な場合は低としました。 当社はこれらのリスクの発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、以下の事項及び本項以外の記載も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えます。また、これらは投資判断のためのリスクを全て網羅したものではなく、更にこれら以外にも様々なリスクを伴っていることにご留意頂く必要があると考えます。 当社は、医薬品等の開発を行っていますが、医薬品等の開発には長い歳月と多額の研究費用を要し、全ての開発が成功するとは限りません。特に販売開始前の研究開発段階のパイプラインを有する研究開発型バイオベンチャー企業は、事業のステージや状況によっては、一般投資者の投資対象として供するには相対的にリスクが高いと考えられており、当社への投資はこれに該当します。 なお、文中の将来に関する記載は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 Ⅰ.医薬品の研究開発、医薬品業界に関するリスク (1)新薬開発の不確実性(事業への影響度:高、発生可能性:中) 医療用医薬品の研究と開発は、一般的に多額の投資と長い時間を要し、またその成功確率は他の産業に比べて極めて低い確率となっています。実際に、新薬の研究開発においては基礎研究及び非臨床研究において高い効果が期待される医薬品候補が見つかったとしても、その後の臨床試験において、期待した効果が得られない場合、重篤な副作用が生じた場合、当局の審査において承認が得られない場合などには、研究開発に遅れが生じ、研究開発計画の大幅な変更あるいは研究開発を中止せざるを得ない可能性があります。 当社では、上記のリスクを低減するために非臨床試験での研究や評価、臨床試験での治験デザインの策定や計画、原薬及び製剤に関する施策などにおいて、外部の専門家のアドバイスを受けて適切にリスク対策を行っておりますが、当社の現在及び将来のパイプラインについても研究開発の遅延や、計画変更あるいは計画自体を中断せざるを得ない不確実性が内在すると考えております。…

投資・研究開発に関する有報本文

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研究開発・設備投資などの有報本文を表示

サステナビリティ

抜粋表示 / 原文長 約1862文字

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 (1)サステナビリティに関する考え方 当社は、「日本発」「世界初」のこれまでにない新しい抗がん薬を、一日でも早く患者のもとに届けることで、『Tomorrow is Another Day~明日に希望を感じる社会の実現』を目指しています。ファーストインクラスの抗がん薬を創ることを設立以来のミッションに掲げ、2030年には日本発の研究開発型の製薬会社をビジョンとして、患者が幸せに明るく暮らすことができる社会の実現に向け事業活動を続けております。 当社の製品が患者のQOL(Quality of Life)を改善することは、患者及びその家族にとって有益となるだけでなく、患者自身の社会及び経済活動への復帰に大きく寄与することとなり、持続可能な社会の継続に貢献できると考えております。 また、当社が新たな医療手段を提供するための事業基盤を構築する上で、多様な経験や価値観を背景に能力を最大限に発揮する人材を確保及び維持することが重要であり、社内労働環境の整備、各従業員の健康管理、ワークライフバランスの取れた働き方の実現等を通じ、社員が生き生きと働くことができるような組織風土の構築に全社的に取り組む必要があると考えております。 当社はがんの治療を通じて、持続可能な社会の継続に貢献すべく、長期的な視野に立って事業活動を推進いたします。 (2)サステナビリティに関する取組 ガバナンス及びリスク管理 当社では、代表取締役はサステナビリティ関連(気候変動などの地球環境問題、人的資本等)を含むリスク管理に関する統括責任者として、経営管理部をリスク管理の担当部門と定め、業務運営に関するすべてのリスクについて、適切に管理・対応できる体制を整備しています。代表取締役又は経営管理部は、定期かつ随時にリスク管理に関する状況を経営会議に報告し、重要な事項を認識したときは取締役会及び監査等委員会に報告しています。サステナビリティをめぐる課題への対応はリスクの減少のみならず、中長期的な企業価値の向上の機会へつながる重要な経営課題であると認識し、管理・対応しております。 サステナビリティ関連(気候変動などの地球環境問題、人的資本等)を含むリスク及び機会の特定及び管理方法として、経営管理部にて、事業環境、法規制、人的資本、気候変動などの地球環境問題等に関連するリスク及び機会を特定し、かつ発生頻度及び事業に与える影響度を分析しています。また、識別したリスク及び機会の評価・管理の過程として、経営管理部にて各種リスク及び機会の網羅性や妥当性などのモニタリングを行い、モニタリング結果に基づく対応策について経営会議に報告し協議しております。また、識別したリスク及び機会に変更がないか事業年度毎に見直しを行っています。…

研究開発活動

抜粋表示 / 原文長 約5249文字

6【研究開発活動】 (1)研究開発体制 当社は、抗がん薬に関する研究開発の経験が豊富な少人数の専門家集団です。当社は、大規模な研究所や製造施設を保有せず、湘南ヘルスイノベーションパークというオープンラボを活用して医薬品研究開発を行いながら、研究開発受託企業及び製造受託企業などを積極的に活用することに加え、大学等のアカデミアとの共同研究を活用することで効率的な研究開発体制を構築しております。 創薬プロセスにおける当社の各部門が担っている役割として、研究本部は非臨床研究に関する業務で薬理、薬物動態、安全性、創薬化学を担い、プログラムマネジメント部は治験薬製造及び品質管理、知的財産に関連する業務を担い、臨床開発部は臨床開発に関する業務で臨床企画や臨床試験のオペレーション、臨床試験における安全性に関する業務を担っています。 (2)パイプラインの状況 <rogocekib> ①rogocekibの開発状況 2018年から実施中のrogocekibの第1相臨床試験では、治験実施医療機関の協力の基で患者登録が継続され、2023年8月末には全ての症例登録が完了し、固形がん46名、血液がん14名で合計60名の患者への投薬が行われました。当社は第1相臨床試験の結果報告を2022年6月の米国臨床腫瘍学会、12月の米国血液学会及び2024年4月の米国癌学会の年次総会で報告しました。 米国臨床腫瘍学会では、2021年12月時点までの固形がん(用量漸増コホート16名、拡大コホート10名)と血液がん(用量漸増コホート4名)を対象とした第1相臨床試験の安全性プロファイルを報告しました。観察されたDLT(Dose-Limiting Toxicity:用量制限毒性)は、脱水、血小板数減少、低カリウム血症であり、週2回の投与におけるMTD(Maximum Tolerated Dose:最大耐用量)は140 mgと決定されました。有効性に関しては、卵巣がんとAML患者において、それぞれ2例のPR (partial response:部分奏効)と2例のCR(complete remission:完全寛解)が認められました。さらにPK(pharmacokinetics:薬物動態)解析では、用量依存的な全身曝露量の増加が観察され、PD(pharmacodynamics:薬力学的)マーカーとして設定した2つのRNAのエクソンスキッピングが用量依存的に増加したことから、rogocekibによるmRNAのスプライシング変化が確認されました。 米国血液学会では、2022年10月時点までの第1相臨床試験の血液がんに関する追加の報告を行いました。…

設備投資等の概要

抽出本文 / 原文長 約355文字

2【主要な設備の状況】 2025年8月31日現在 事業所名 (所在地) 設備の内容 帳簿価額(千円) 従業員数 (人) 工具、器具及び備品 合計 本社 (神奈川県藤沢市) 研究用設備 オフィス設備 20(1) 東京事務所 (東京都中央区) 事務所 (注)1.当社は子会社を有していないため、上記は当社について記載しております。また、当社の事業セグメントは 医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 2.本社及び東京事務所は賃借しており、その年間賃借料は、30,081千円です。 3.従業員数は、就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

その他の有報本文

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配当政策

抽出本文 / 原文長 約444文字

3【配当政策】 当社は、設立以来配当を実施しておらず、また、今後も多額の先行投資を行う研究開発活動を計画的に実施していくため、当面は配当を実施せず、研究開発活動の継続に備えた資金の確保を優先する方針であります。そのため、内部留保資金につきましては研究開発に充当する方針であります。 しかしながら、株主への利益還元については重要な経営課題と認識しており、将来においても安定的な収益の獲得が可能であり、かつ、研究開発資金を賄うに十分な利益が確保できる場合には、将来の研究開発活動等に備えるための内部留保充実の必要性等を総合的に勘案した上で、年1回の8月31日の期末配当を基本方針とし、定款に定める2月末日の中間配当についても検討してまいります。 なお、剰余金の配当を行う場合には、その決定機関は株主総会となっております。また、剰余金の配当等、会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議によって定めることができる旨を定款に定めております。

従業員の状況

抽出本文 / 原文長 約529文字

5【従業員の状況】 (1)提出会社の状況 2025年8月31日現在 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円) 20 ( 1 ) 47.45 4.69 11,146,752 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。 2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。 3. 当社の事業セグメントは医薬品事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の従業員の記載はしておりません。 (2)労働組合の状況 当社において労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。 (3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金差異 当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。 有価証券報告書(通常方式)_20251121122511

コーポレート・ガバナンス

抜粋表示 / 原文長 約5907文字

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】 コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社は、企業活動を支える様々なステークホルダーの利益を重視しており、これに応えるべく公正かつ透明な企業活動を目指しコーポレート・ガバナンスの強化を重要な経営課題に位置付けており、経営の効率性の追求と健全性の確保により、株主価値の最大化を図ることが使命であると認識しています。 また、コーポレート・ガバナンスの重要性を充分認識し、経営の透明性・公正性・迅速な意思決定の維持向上を実現するための施策並びに組織体制の継続的な改善・強化に努めてまいります。 ① 企業統治の体制 a.企業統治の体制の概要 当社は、監査等委員会設置会社であり、会社の機関として取締役会及び監査等委員会を設置しております。 当社の取締役会は、有価証券報告書提出日現在、三宅洋(代表取締役(議長))、嶋内明彦(社外取締役)、中村学(社外取締役)、石井幸佑(常勤社外取締役監査等委員)、西方ゆかり(常勤社外取締役監査等委員)、橋本阿友子(社外取締役監査等委員)の6名(うち社外取締役5名)で構成されております。取締役会は、毎月1回の定例取締役会に加え、必要に応じて臨時取締役会を開催し、迅速かつ効率的な経営監視体制をとっております。なお、当社は会社法第399条の13第6項の規定により、取締役会の決議によって重要な業務執行(同条第5項各号に掲げる事項を除く。)の決定を取締役に委任することができる旨定款に定めております。 ※2025年11月25日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役(監査等委員である取締役を除く。)4名選任の件」を提案しています。当該議案が承認可決された場合、取締役会は、三宅洋(代表取締役(議長))、中村学(社外取締役)、土屋裕(社外取締役)、平崎誠司(社外取締役)、石井幸佑(常勤社外取締役監査等委員)、西方ゆかり(常勤社外取締役監査等委員)、橋本阿友子(社外取締役監査等委員)の7名(うち社外取締役6名)で構成される予定であります。 当社の監査等委員会は有価証券報告書提出日現在、石井幸佑(常勤社外取締役監査等委員)、西方ゆかり(常勤社外取締役監査等委員)、橋本阿友子(社外取締役監査等委員)の3名で構成されております。監査等委員会では、法令、定款で定められた事項及び監査方針等の重要事項を決定するとともに、監査実施状況、監査結果等の検討等、監査等委員間の情報共有等を行っております。監査等委員会の委員長(議長)は、常勤社外取締役監査等委員の石井幸佑であります。 当社の経営会議は三宅洋(代表取締役(議長))及び6名の部門長で構成されております。…

重要な契約等

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5【重要な契約等】 (1)当社が実施許諾を受けているライセンス契約 相手方 契約品目 契約締結日 契約内容 契約期間 名称 地域 武田薬品工業株式会社 全世界 ライセンス契約 CLK阻害薬 (2017年4月特許申請) MALT1阻害薬 (2019年11月特許申請) (2021年5月特許申請) CDK12阻害薬 (2019年3月特許申請) GCN2阻害薬 (2017年8月特許申請) 2017年11月21日 全世界において、それぞれ4つの阻害薬及びその関連化合物を独占的に研究、開発、製造及び商業化する権利を許諾された。 当社は、契約一時金を支払い、また開発マイルストン、売上高に応じた比率のロイヤリティの支払い義務がある。 2017年11月21日から契約に定められた期間 (2)当社が実施を許諾するライセンス契約 当社のMALT1阻害薬CTX-177については、2020年に小野薬品とライセンス契約を締結し、小野薬品によって米国及び日本において第1相臨床試験が実施されていました。しかしながら、2025年4月28日に、戦略上の理由で臨床試験を中止する旨の通知を小野薬品より受領し、ライセンス契約を終了しました。現在は、進行中の試験の取り扱い、これまでに得られたデータの移管、知的財産の取り扱い等の細部に関する協議を進めている状況です。ライセンス契約の終了に伴い、当社がCTX-177の全世界での全権利を有することになりました。 (3)共同研究開発契約、再委託研究開発契約 相手名称 契約内容 契約締結日 契約内容 対象パイプライン 契約期間 国立大学法人京都大学 共同研究契約 2018年 5月1日 新規低分子抗がん薬候補の薬効評価、及び作用機序の解明 CLK他 2026年 4月30日 国立大学法人京都大学 再委託研究開発契約 2025年 4月1日 早期発がん過程の解明によるがんの予防、早期診断・介入技術の構築 CLK他 2026年 3月31日 国立大学法人京都大学 再委託研究開発契約 2025年 4月1日 大規模ゲノムデータと検体バンクを用いた骨髄系腫瘍とクローン性造血の病態解明と新規診断・治療技術の創出 CLK 2026年 3月31日 国立大学法人京都大学 再委託研究開発契約 2025年 4月1日 RNAスプライシング変異を有する難治性腫瘍に対する新規治療薬の非臨床試験 新規パイプライン 2026年 3月31日 国立大学法人京都大学 再委託研究開発契約 2025年 4月1日 ネオ抗原誘導薬による革新的がん免疫療法の開発 新規パイプライン 2026年 3月31日 国立がん研究センター、株式会社ヒューマノーム研究所 共同研究契約 2024年 1月15日 AIを利用したデータ解析に関する共同研究契約 CLK 2026年 3月31日 国立研究開発法人国立がん研究センター 再委託研究開…

大株主の状況

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(6)【大株主の状況】 2025年8月31日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 (株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 武田薬品工業株式会社 大阪府大阪市中央区道修町4丁目1番1号 10,760,500 15.59 New Life Science1号投資事業有限責任組合 東京都港区虎ノ門5丁目13番1号 7,252,100 10.51 日本グロースキャピタル投資法人 東京都千代田区大手町2丁目2番2号 4,810,500 6.97 イノベーション京都2016投資事業有限責任組合 京都府京都市左京区吉田本町36番1号 4,657,700 6.75 MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合 東京都港区六本木1丁目6番1号 4,210,800 6.10 三菱UFJライフサイエンス1号投 資事業有限責任組合 東京都中央区日本橋2丁目3番4号 2,971,700 4.30 京大ベンチャーNVCC2号投資事業有限責任組合 東京都千代田区丸の内2丁目4番1号 2,570,900 3.72 楽天証券株式会社 東京都港区南青山2丁目6番21号 1,830,400 2.65 株式会社メディパルホールディングス 東京都中央区京橋3丁目1番1号 1,307,100 1.89 山田祥美 東京都中野区 1,070,700 1.55 41,442,400 60.07 (注)前事業年度末において主要株主であったイノベーション京都2016投資事業有限責任組合は、当事業年度末現在で は、主要株主ではありません。

出典

データ元
EDINET 有価証券報告書
docID
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技術情報

分析バージョン
2025
使用モデル
gemma4:12b

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