事業の内容
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3 【事業の内容】 当社グループは、クニミネ工業株式会社(当社)および子会社6社により構成されており、事業はベントナイト原鉱石の採掘、ベントナイトの製造、販売、農薬加工および化成品の製造販売を行っているほか、粘土鉱物、調泥剤の仕入販売、サービス部門として運送取扱い業務や各種研究・分析業務を営んでおります。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) ベントナイト事業 ベントナイト事業は、鋳物用、土木建築用、ペット用トイレ砂等の製造販売であり、他に調泥剤の仕入販売があります。クニマイン株式会社、川崎鉱業株式会社および関ベン鉱業株式会社は、ベントナイト原鉱石の採掘、販売をしております。当社は、鋳物用、土木建築用、ペット用トイレ砂等の製造販売の他、調泥剤の仕入販売および各種研究・分析を行っております。クニミネマーケティング株式会社は、主にペット用トイレ砂のベントナイトを仕入販売しております。KUNIMINE(THAILAND)CO.,LTD.は、主に鋳物用のベントナイトを仕入販売しております。TRANS WORLD PROSPECT CORPORATIONはベントナイト採掘会社に出資しているためベントナイト事業に含めております。 (2) アグリ事業 アグリ事業は、当社が農薬加工、農薬基剤および農薬加工用原材料、農業資材等の製造、加工、販売および運送取扱いを行っております。 (3) 化成品事業 化成品事業は、当社が精製ベントナイト、環境保全処理剤等を製造販売しております。 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約636文字
(2) 当社グループの現状の認識、目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループを取り巻く環境は、欧米諸国を中心とした金融引き締め、コロナ収束から経済活動再開による需給ひっ迫、地政学リスクの高まり等、海外原鉱を多く取り扱う当社グループにとって大変な向い風であると認識しております。 このような見通しの下、当社グループは、2021年度にスタートした中期経営計画の見直しを図り、改めて2023年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画を策定する事といたしました。当中計期間において、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした高付加価値製品の開発、生産販売の省人化、デジタル化を通じて、社会課題の解決、顧客の価値創造を実現し、高収益事業構造を構築してまいります。 具体的な戦略としては、次のとおりであります。 ① 脱炭素関連・国土強靭化関連・静脈産業への取組み ・地熱発電事業/放射性廃棄物処理事業への注力(環境建設分野) ・森林整備事業(アグリビジネス分野) ・インフラ整備事業(国土強靭化)の取込み推進(環境建設分野) ② 新規事業領域拡大 ・種子コーティング事業(アグリビジネス分野) ・ガスバリア材料(ファインケミカル分野) ③ 海外市場展開・海外鉱探査 ・素形材分野、ファインケミカル分野のアセアン市場展開推進 ・高品質原鉱の安定調達に向けた海外鉱利用 ④ 企業体質強化 ・ESG経営及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進 ・新鉱区開発、採鉱技術開発
対処すべき課題
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(3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の我が国経済は、ウクライナ情勢を始めとする地政学リスクに加え、欧米を中心とした金融引き締め、金融機関の融資厳格化による景気減速のリスク、我が国経済においては、円安常態化、生産年齢人口の減少等、不確実性の高い状況が継続すると認識しております。このような見通しのもと、当社グループは、より一層のコストダウンへの取組みを進めるとともに、各種コストの上昇に対しては、より付加価値の高い製品、サービスの提案を進める事で、収益確保を図ってまいります。一方で成長戦略の実現のため、研究開発・人材教育に注力するとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けた体制の整備に努めてまいります。 各事業部門の経営環境及び事業上の課題については、下記の通りであります。 ベントナイト事業、素形材分野につきましては、世界的な脱炭素化への潮流を受けて自動車の国内生産台数の減少が懸念されております。環境建設分野につきましては、一部大型公共工事において、自治体の財源不足、地域との調和不足による工期遅延等が発生しております。 クレイサイエンス事業、ファインケミカル分野につきましては、粘土本来の秘められた効能を最大限引き出す新規用途開発が求められております。アグリビジネス分野につきましては、農業就業人口、化学合成農薬忌避による農薬市場の縮小等が懸念されております。 (4) 対処方針、具体的な取組状況等 ベントナイト事業において、素形材分野につきましては、引き続きアセアンを中心とした海外市場への販売拡大を図ってまいります。KUNIMINE (THAILAND) CO.,LTD.を通じてアセアンへ進出する日系企業との連携を強め、海外ユーザーへ対応していくとともに、国内においても高い販売占有率(シェア)を活かした関連商材の拡販、製品と技術サービスの充実を図ることにより、顧客満足度の向上に努めてまいります。環境建設分野 につきましては、国内インフラ整備事業、地熱発電事業の取り込みを推進するとともに、放射性廃棄物処理事業に対して積極的な営業活動を展開してまいります。 クレイサイエンス事業において、ファインケミカル分野につきましては、国内外、新市場へ一層の拡大を図るとともに、先端機能材料分野等での新用途開発に向けた研究を産学官連携で継続してまいります。アグリビジネス分野につきましては、製剤技術力、特に造粒技術の高度化にさらに磨きをかけるとともに、ITを活用した省人・省力化を行うことにより、人手不足の解消や生産性向上に繋げ、顧客満足度を高めてまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く環境は、経済活動の正常化が進み、先進国経済の持ち直しが続くなか、総じて緩やかな回復基調となりました。鉱工業生産は、主力の自動車産業を中心に国内生産に回復の兆しが見えつつありますが、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源・エネルギー価格の高騰や、米国の政策金利引き上げによる為替変動等、先行き不透明な状況が継続しております。 このような状況のもと、当社グループは、より一層のコストダウンへの取り組みを進めるとともに、各種コストの上昇に対しては、より付加価値の高い製品、サービスの提案、適切な価格改定を行う事で、収益確保に向けて注力して参りました。今後も、円安・インフレの進行とエネルギー価格高騰によるコスト上昇が懸念され、予断を許さない状況が続いておりますが、引き続き原価低減と製品・サービスの高付加価値化、販売価格の適正化による収益の改善に取り組んでまいります。 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は16,410百万円となり、前連結会計年度末に比べ370百万円減少いたしました。これは主に原材料及び貯蔵品が885百万円増加したものの現金及び預金が523百万円減少、有価証券が1,254百万円減少したことによるものであります。 固定資産は8,150百万円となり、前連結会計年度末に比べ82百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が6百万円減少したものの、投資その他の資産が投資有価証券の為替評価等により87百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、24,560百万円となり、前連結会計年度末に比べ288百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,049百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円増加いたしました。 固定負債は前連結会計年度末に比べ672百万円減少し、1,161百万円となりました。これは主に長期借入金900百万円を期限前に一括返済したことによるものであります。 この結果、負債合計は、3,210百万円となり、前連結会計年度末に比べ659百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は21,349百万円となり、前連結会計年度末に比べ370百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が455百万円増加したことによるものであります。…
セグメント関連
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(2) セグメント資産の調整額 8,496,742千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。 2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 3.有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、投資その他の資産「その他」を含んでおります。 当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 連結財務諸表 計上額 ベント ナイト事業 アグリ事業 化成品事業 合計 売上高 鋳物 6,409,683 6,409,683 6,409,683 土木 3,642,914 3,642,914 3,642,914 ペット 934,504 934,504 934,504 ライフサイエンス 62,381 62,381 62,381 アグリ 2,774,577 2,774,577 2,774,577 化成品 1,501,667 1,501,667 1,501,667 顧客との契約から生じる 収益 11,049,484 2,774,577 1,501,667 15,325,729 15,325,729 外部顧客への売上高 11,049,484 2,774,577 1,501,667 15,325,729 15,325,729 セグメント間の内部売上高 又は振替高 92,417 95,727 188,144 △ 188,144 11,141,901 2,774,577 1,597,395 15,513,873 △ 188,144 15,325,729 セグメント利益 575,691 577,336 102,126 1,255,154 △ 426,449 828,705 セグメント資産 12,301,198 3,512,290 2,248,878 18,062,367 6,497,781 24,560,149 その他の項目 減価償却費 417,108 180,444 247,532 845,085 909 845,994 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 507,494 156,467 192,574 856,536 856,536 (注) 1.調整額の内容は以下のとおりであります。 (1) セグメント利益の調整額△ 426,449千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△ 552,278千円及び棚卸資産の調整額 125,829千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
主要な顧客・販売先
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2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が 100分の10を超える相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成につきましては「第5 経理の状況 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1)」、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度における売上高の概況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 (営業利益の状況) 売上原価につきましては、11,448百万円と前連結会計年度に比べ926百万円の増加(前年同期比 8.8%増)となり、売上原価率は前連結会計年度の69.0%から当連結会計年度は74.7%と5.7ポイント増加いたしました。これは主にベントナイト事業部門で急激な円安による輸入原鉱価格の上昇や各種原材料価格の高騰 が生じた ことによるものであります。 販売費及び一般管理費につきましては、主に発送運賃比率の高いベントナイト事業部門の土木分野の売上減少に伴う発送運賃の減少により、前連結会計年度に比べ20百万円減少(同 0.7%減)の3,048百万円となりました。 以上の結果、営業利益は828百万円となり、前連結会計年度に比べ837百万円の減少(同 50.3%減)となりました。 (経常利益の状況) 営業外収益につきましては、有価証券売却益が257百万円発生したことや前連結会計年度に65百万円であった為替差益が円安の影響により、当連結会計年度は97百万円となったことにより、前連結会計年度に比べ311百万円増加の593百万円となりました。…