事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1145文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社8社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社6社、及び持分法非適用関連会社7社により構成され、紙パルプ製品の製造販売、発電事業を主な内容とし、さらに、セルロース・ナノファイバー関連製品の製造・販売、紙加工品の製造・販売、原材料等の供給、製品の断裁加工・選別包装、並びに製品の物流及びその他のサービス等の事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容及び事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 紙・パルプ製造事業 事業の内容 主要製品 会社名 紙・パルプ製造 新聞用紙、印刷用紙、 包装用紙、特殊紙、 板紙及び加工品、パルプ 当社、三善製紙㈱、O&Cアイボリーボード㈱ (会社総数3社) 発電事業 事業の内容 主要製品 会社名 売電事業 発電事業 当社 (会社総数1社) その他 事業の内容 主要製品 会社名 ナノフォレスト事業 セルロース・ナノファイバー 関連製品 当社 (会社総数1社) 紙加工品の製造・販売 O&Cペーパーバッグホールディングス㈱ (会社総数1社) 紙袋、紙管、段ボール 中越パッケージ㈱、中部紙工㈱、 王子製袋㈱、王子包装(上海)有限公司、 中央紙工㈱、㈱楠見製袋所、 Japan Paper Technology(Viet Nam) Co.,Ltd.、 Japan Paper Technology Dong Nai(VN)Co.,Ltd. (会社総数8社) 造林・緑化事業及び薬品製造 造林、緑化事業、 排水処理薬品他 中越緑化㈱、㈲南薩緑化センター、 中越物産㈱ (会社総数3社) 植林事業 Acacia Afforestation Asia Co.,Ltd. (会社総数1社) 巻取原紙用紙管加工 中越物産㈱ (会社総数1社) 紙断裁選別包装 中越ロジスティクス㈱、中越物産㈱、 石川紙工㈱ (会社総数3社) 機械設備設計施工・修理 中越テクノ㈱ (会社総数1社) 紙パルプ及び原材料他輸送 中越ロジスティクス㈱、中越物産㈱ (会社総数2社) 木材チップの製造・仕入・販売 木材チップ 中越緑化㈱、中越パルプ木材㈱、 OCMファイバートレーディング㈱ (会社総数3社) 保険代理業 共友商事㈱ (会社総数1社) 産業廃棄物処理 エヌシー共同開発㈱ (会社総数1社) 土木建築請負 中越ロジスティクス㈱ (会社総数1社) 中越エコプロダクツ事業 マプカ関連製品 中越エコプロダクツ㈱ (会社総数1社) 不動産賃貸 当社、㈱中越エステート (会社総数2社) [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
抽出本文
/ 原文長 約631文字
(3) 会社の経営戦略 当社グループは、2030年に目指す姿を「ビジョン2030」として掲げており、既存事業の発展・環境ビジネスの発展・イノベーションにより、森林資源の有効活用を通した循環型社会の構築と、持続可能な未来の実現に取り組みます。またカーボンニュートラル社会の実現に向けて、事業活動におけるCO₂排出量削減の新たな目標に向けた取り組みを進めています。 「ビジョン2030」の実現に向けて、「既存事業の構造転換」「森林資源を活用した環境投資・環境ビジネス推進」を柱とした「中期経営計画2025」の取り組みを進めています。 「既存事業の構造転換」では、グラフィック用紙の需要減少への対応として高岡工場6号抄紙機の停機による印刷情報用紙の生産集約を図ります。また、コロナ禍で高まった家庭紙分野の需要は今後成長が期待できる分野であることから家庭紙分野へ新規参入します。さらに事業領域拡大としてパルプの増産、販売強化に取り組みます。グループ事業においては、他社商権の譲受による販路拡大、文具事業の整理など選択と集中による収益力の強化を目指します。 「森林資源を活用した環境投資・環境ビジネスの推進」においては、新素材CNF実用化の加速や、脱プラスチックへの対応として新素材マプカを製造する中越エコプロダクツ事業の早期事業化を目指します。また、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、新たなバイオマス発電設備の設置、既存ボイラーの脱石炭、植林事業の検討を進めます。
対処すべき課題
抜粋表示
/ 原文長 約1610文字
(4) 会社の対処すべき課題 新型コロナウイルス感染症も終息に向かい、消費の回復が期待される一方で、長期化するウクライナ情勢や欧米や中国の景気後退懸念など、様々なリスクが事業環境に影響をおよぼすことが予測され、予断を許さない状況が続く見通しです。このような情勢の変化にも耐えうる安定した収益基盤を構築すべく、以下の諸施策についてグループを挙げて取り組んでまいります。 ① 収益基盤の強化 ・紙製品の販売強化 新規販路の開拓に取り組むとともに、生産品目を見直し、不採算品種から優利品種への置き換えによる販売製品構成の改善を図ることで、収益確保に努めます。 ・原材料調達コストの削減 海外産木材チップと比べ価格的に優位である国内産木材チップの集荷を増やし、製紙工程で使用する諸資材の原価改善を図ることでコスト削減を推進します。 ・安定操業と製造コストの削減 安定操業のもと、製造工程における効率改善や新たなコストダウン策の検討により製造コストの圧縮に努めます。 ・物流について 物流業界の2024年問題に対し、製品および原材料の安定輸送体制の構築に努めます。 ② 中期経営計画の取り組み 当社グループは、2030年に目指す姿を掲げた「ビジョン2030」と、その実現のために収益目標と環境目標を定めた「中期経営計画2025」を策定し、達成に向けて取り組んでいます。 「中期経営計画2025」では、収益目標については「2025年度までに営業利益40億円、ROE5%以上」、カーボンニュートラル社会の実現に向けた環境目標については「製造工程における化石燃料由来のCO₂排出量を2030年度までに2013年度比で50%削減」と定め、目標達成に向けて取り組んでいます。2022年度は営業利益2,594百万円、ROE6.1%となり、ROEについては収益目標を達成しました。事業ポートフォリオにおいては、家庭紙や外販パルプなどの紙パルプ事業領域拡大、エネルギー、環境ビジネスの比率増加を図っております。 また、企業価値の向上に向けて、気候変動に関する対応やサステナビリティの取り組みを進めております。昨年6月にはTCFD提言に賛同し、提言に沿って事業への影響の分析と、対応するための体制や活動の強化に努めております。また人材育成、従業員の労働環境への配慮、女性従業員の活躍推進などサステナビリティをめぐる課題へ取り組んでおります。 ・既存事業の構造転換 グラフィック用紙の需要減少への対応として、高岡工場6号抄紙機を停機し、川内・高岡両工場の抄紙機へ移抄による生産集約を行うとともに、2023年12月の家庭紙マシン稼働に向けて設置工事を進めております。また、外販パルプ生産体制の強化を図った結果、2022年度は、「中期経営計画2025」計画期間前の2020年度比で大幅な増産となりました。…
経営成績・財政状態の概況
抜粋表示
/ 原文長 約3100文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループを取り巻く経済環境は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限緩和により、経済活動の正常化が進み、景気は持ち直してきましたが、一方で、円安や長期化するロシア・ウクライナ問題による国際情勢の不安定化、原燃料価格の高止まり等、景気の先行きは依然不透明な状況が続いております。 このような状況のなか当社グループは、グラフィック用紙の需要減退に対応すべく、紙・パルプ事業の生産体制再構築の取り組みを進めるとともに、グループ事業について選択と集中による収益力向上を図るなど、既存事業の発展・強化に努めております。 環境ビジネスとして、nanoforestの化粧品原料への利用拡大、鶏舎用環境改善資材の販売を進めるとともに、農林水産省が策定する「みどりの食糧システム戦略」で推進する総合防除(IPM)の「物理的防除」に対応した農業資材の実用化への取り組みや、nanoforestを用いてプラスチック再生時の物性低下を防止する技術を利用し、再生プラスチック循環型社会の実現に向けた取り組みを進めております。加えて、プラスチック使用削減に貢献する中越エコプロダクツ事業については試運転を進め、早期事業化に注力しております。 当期の営業成績につきましては、製品価格の改定や製品販売強化、安定操業に取り組んだことにより前期と比較し、増収・増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は105,668百万円(前年同期比17.3%増収)となり、営業利益は2,594百万円(前年同期比10.3%増益)、経常利益は3,397百万円(前年同期比10.4%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,050百万円(前年同期比140.5%増益)となりました。 事業の種類別セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (紙・パルプ製造事業) ◎ 新聞用紙 発行部数の減少による全体的な需要減に歯止めが掛からず、数量は前期を下回りました。金額は価格改定が寄与したものの数量減を補完するには至りませんでした。 ◎ 印刷用紙 国内販売につきましては、コロナ禍で落ち込んでいた経済活動は正常化するも、複数回に亘る値上げやチラシ関連を中心とした低グレード化が進み全体数量は前期を下回りました。輸出については、期前半は好調に推移しましたが、期後半は東南アジアを中心とした需要減退があり、数量は前期並みとなりました。金額は販売数量減があったものの、価格改定が寄与して前期を上回ることが出来ました。…
セグメント関連
抜粋表示
/ 原文長 約1325文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注) 合計 紙・パルプ 製造事業 発電事業 売上高 68,211 68,211 68,211 パルプ 7,218 7,218 7,218 発電事業 6,450 6,450 6,450 その他 8,224 8,224 顧客との契約から生じる収益 75,429 6,450 81,880 8,224 90,104 外部顧客への売上高 75,429 6,450 81,880 8,224 90,104 セグメント間の内部 売上高又は振替高 3,730 3,730 10,954 14,684 79,159 6,450 85,610 19,179 104,789 セグメント利益 1,301 717 2,018 246 2,264 セグメント資産 105,172 6,720 111,892 18,351 130,243 その他の項目 減価償却費 5,344 668 6,012 275 6,288 減損損失 337 337 337 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 4,763 139 4,902 643 5,546 (注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ナノフォレスト事業、紙加工品製造事業、運送事業、設備設計施工・修理事業、原材料事業、紙断裁選別包装事業、中越エコプロダクツ事業等を含んでおります。…
主要な顧客・販売先
抜粋表示
/ 原文長 約2836文字
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) 金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%) 新生紙パルプ商事㈱ 18,145 20.1 20,557 19.5 日本紙パルプ商事㈱ 13,939 15.5 16,456 15.6 国際紙パルプ商事㈱ 12,594 14.0 15,281 14.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績等は、製品価格の改定や国内・輸出向けに製品の販売を強化したことが寄与し、売上高は105,668百万円と前期に比べ15,563百万円の増収(前年同期比17.3%増)となりました。収益面では、円安や原燃料価格の高騰の影響を受けたものの、製品価格の改定のほか、安定操業や製造コストの縮減に努めたことで、営業利益2,594百万円(前年同期比10.3%増)、経常利益3,397百万円(前年同期比10.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,050百万円(前年同期比140.5%増)の増益となりました。 セグメント別の売上高については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。…