事業の内容
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3 【事業の内容】 当社は事業の種類別に、「モバイル事業」と「ソリューション事業」を展開しております。事業の区分は「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表 注記事項」に揚げるセグメント情報の区分と同一であります。 ※ 売上構成比は2024年12月期の実績を基に算出しております。 (1) モバイル事業 モバイル事業においては「モバイル無双で世界中に“ワォ!”を創り続ける」をミッションとしております。「作画工程を動画にして絵を描く楽しさを共有したい」というコンセプトから、当社が自社開発したiOS・Android用モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発、サービス運営、さらには「ibisPaint」で制作された全世界のユーザーコンテンツに発表の場を与えるオンラインギャラリー「ibispaint.com」の運営を行う事業セグメントであります。 モバイル事業に関する事業系統図は、次のとおりであります。 ※SSPとは「Supply Side Platform」の略で、Supply-Side(媒体社、メディア)が広告収益を最大化するためのプラットフォームのこと。 ※プラットフォーム事業者とは「Google Play」を運営するGoogle LLCや「App Store」を運営するApple Inc.等のこと。 ■ ビジネスモデル 当社は「ibisPaint」をモバイルアプリ提供プラットフォームである「Google Play」や「App Store」等を通じてユーザーに提供しております。 「ibisPaint」は無料で基本的な機能を使用することのできるアプリで、「ibisPaint」上にバナー広告や動画広告等が表示されるようになっており、当社はこの広告枠に複数のSSP事業者から提供される広告をアドネットワーク(注1)を通じて表示することにより、SSP事業者ごとに最適化された広告収益を得ております。SSP事業者への広告枠の提供は本事業の広告ビジネスにおける主な収益源となっております。また、より快適に利用していただくために、2つの有料サービスを提供しております。1つは、広告非表示機能を含む追加機能や追加素材等の利用が可能となる定額課金型のプレミアム会員サービス(サブスクリプション)の提供であり、月額課金制と年額課金制の2種類の方法があります。もう1つは、アプリ上の広告が非表示となる売切型アプリの提供であり、初回インストール時に広告非表示機能付の有料版を購入する方法と無料版のインストール後に広告除去アドオンを購入する方法があります。両サービスは本事業のアプリ課金収入モデルにおける主な収益源となっており ます。 上記、アプリ広告売上及びアプリ課金収入については、ユーザーの獲得・維持が収益構造の源泉となっております。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(1) 経営方針 当社は以下のMission、Vision及びValueを掲げております。 < Mission > アイビスはモバイルに精通した技術者集団 イラストは 言語も 民族も 宗教も ジェンダーも関係ない モバイルペイントアプリで世界のコミュニケーションを創造する < Vision > アイビスは世界での Made in Japan のプレゼンスを上げていく <Value> 高い技術のエキスパート集団 最新の技術を習得し続け、高度な技術のエキスパート集団で あるという自覚を持ち、社会の課題を解決する スピーディな意思決定と実行 スピーディに動作するソフトウェアを開発するのみならず、 スピーディに意思決定を行い実行する 継続的なチャレンジ スピードを緩めることなくチャレンジし続けることにより、 新しい価値を創り出す (2) 経営環境 <モバイル事業> 2024年は社会活動や経済活動がさらに回復し、企業の成長や消費の回復が見られる一方で、物価の変動や賃金の伸び悩みなど、依然として課題も残る年となりました。しかし、全体的には経済の安定化に向けた動きが進んでいるといえます。当社の主要サービスである「ibisPaint」を含むモバイル向けアプリ市場規模は、日本だけでなく世界においても年々拡大し、総務省が公表する令和6年版情報通信白書によると、2016年以降も依然として右肩上がりで推移しており、2025年以降も拡大していく予測がされております。また、2024年の広告市場は、引き続き経済の回復とともに成長を見せており、その中でインターネット広告費は他のメディアと比較して高い成長率を記録しています(株式会社電通「2024年 日本の広告費」)。モバイル向けアプリ市場の拡大と相まって、今後も広告市場はさらに成長すると予測されております。 当社のアプリは累計93.7%が海外からのダウンロードですが、同市場においては、発展途上段階や人口増加の国も多数あり、「ibisPaint」にはまだまだ多くの未開拓ユーザーが全世界に存在すると考えております。 当社は市場の大きさを以下に想定しております。 a.ネット広告市場 TAM(注)1 ターゲット市場 当社売上高実績(注)2 国内(注)3 596億円 66億円 3.9億円 国外(注)4 5,106億円 567億円 12.6億円 (注)1.TAM(Total Addressable Market)獲得可能な最大市場規模のこと。 2.当社売上高実績は2024年12月期の数値(以下、同様)。 3.…
対処すべき課題
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/ 原文長 約2561文字
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、国際情勢の不安定さによるエネルギー・原材料価格の高騰や継続的な物価上昇、中国経済の減速などが依然として続き、景気の先行きは不透明な状況が続くものと想定しております。そのような中、当社は、前事業年度より、モバイル事業、ソリューション事業共に、売上高を成長させるとともに、利益の額及び率を重視する経営方針に転換いたしております。踏まえて、セグメント毎に対処すべき課題を以下に表記いたします。 <モバイル事業> モバイル事業については、前事業年度までの8年にわたる海外プロモーション投資の効果により、「ibisPaint」のブランド力が世界レベルで格段に向上した結果、口コミのみでヘビーユーザーが獲得できる土壌が整ったこと、及び全世界での「ibisPaint」のアクティブユーザー数における対直接競合シェアが高い占有率を継続していること(当事業年度では86.5%(前年同期比3.0%増)※)、以上2点を考慮して、当事業年度から広告宣伝投資(広告宣伝費)を約1/2とするオーガニック成長(グロース)へ転換し、概ね奏功しているものと判断いたしました。従って、2025年12月期もこの戦略を踏襲することとし、広告宣伝投資(広告宣伝費)を前年同期比△17.6%といたしました。同事業における対処すべき主な課題としましては、以下の3点が挙げられます。 ※アクティブユーザーシェアのデータは2024年の数値。data.ai by Sensor Tower調べ。比較対象は当社が全世界で直接競合するものとして考えている5アプリ。 ①アプリ広告売上縮小軽減策 自社開発のモバイルペイントアプリ「ibisPaint」において当事業年度下期から顕在化しているアプリ広告売上の不振について、現時点、一部施策において実装段階で予期せぬ不具合が生じたことが主な原因と考えておりますが、マクロ環境では説明できないモバイル広告市況特有の悪化などその他の原因も考えられる余地もあるため、引き続き調査分析を継続して原因を追究し、同売上の縮小を最小限に食い止めるための対策を講じてまいります。 ②マーケティング強化策 引き続き、「ibisPaint」について、ユーザーのニーズ、トレンドの変化などに今迄以上にスピーディに対応し、AIやディープラーニングなど最先端且つ高度な技術を最大限活用することによって、顧客の更なる拡大及び深耕を図り、引き続き、サブスクリプションの本格強化とプロマーケット開拓の本格強化の両方を目指してまいります。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、企業業績や雇用・所得環境は回復基調にあったものの、エネルギーや原材料価格の高騰による物価の上昇が続きました。一方で、ロシア・ウクライナ問題の長期化や中東情勢の緊迫化など、国際情勢には不安定さが増しており、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような環境のもと、当社は、高成長事業であるモバイルペイントアプリ「ibisPaint(アイビスペイント)」シリーズの開発/運営を主軸としたモバイル事業と、安定成長事業であるスマートフォンやタブレットなどのインターネット端末でのアプリケーション開発支援を行うソリューション事業の2本柱で積極的な事業展開を行ってまいりました。世界200以上の国と地域にユーザーを持つ「ibisPaint」においては、デジタルイラストユーザーのトレンドを常に意識した魅力的な新機能や新サービスの更なる拡充に注力し、サブスクリプション課金などのマネタイズ策の強化に取り組んでまいりました。ソリューション事業においては、急速な技術革新を背景にした企業のDX化における生産性向上や競争力強化のためのIT需要を的確に捉え、長年にわたり培ってきた高い技術力と柔軟な対応力を強みに、法人顧客に高度なソリューション提供を更に推進いたしました。 以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高 4,625,427千円 (前年同期比 13.2%増 )、 営業利益1,155,358千円 (前年同期比 166.1%増 )、 経常利益1,170,367千円 (前年同期比 173.4%増 )、 当期純利益839,294千円 (前年同期比 190.8%増 )となりました。 事業セグメント別の状況は、以下のとおりであります。 <モバイル事業> 当事業年度におきましては、主力製品の「ibisPaint」についてはシリーズ累計のダウンロード数を積み重ね、2024年5月2日に大台の4億ダウンロードを達成し、2024年12月末日時点では4億4,967万ダウンロード(前年同期比20.8%増)となりました。モバイル事業では、新機能の追加やサービス拡充、ユーザーの声をもとにしたアプリの改善や仕様変更への対応(Ver.11.2.0からVer.12.2.12までリリース)をはじめ、YouTubeでの継続的なお絵描き講座の動画投稿、季節やトレンドに合わせた素材コンテストの開催(第37~44回)及び豊富な無料素材の追加など、常にユーザーフレンドリーを意識した製品の提供に注力してまいりました。…
セグメント関連
抽出本文
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前事業年度( 自 2023年1月1日 至 2023年12月31日 ) (単位:千円) 報告セグメント 調整額 (注)1、2、 3、4 財務諸表計上額 (注)5 モバイル事業 ソリューション事業 売上高 外部顧客への売上高 2,455,675 1,631,189 4,086,864 4,086,864 セグメント間の内部 売上高又は振替高 2,455,675 1,631,189 4,086,864 4,086,864 セグメント利益 759,721 90,560 850,281 △ 416,178 434,102 セグメント資産 513,374 232,850 746,225 1,363,099 2,109,325 その他の項目 減価償却費 66,021 3,974 69,996 2,897 72,894 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 97,667 18,681 116,349 467 116,816 (注) 1.セグメント利益の調整額 △416,178千円 は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。