事業の内容
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3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社クロスフォー)及び連結子会社3社(Crossfor H.K.Ltd.・歌思福珠宝(深圳)有限公司・株式会社D.Tech)の計4社で構成されており、「ジュエリー事業」の単一セグメントで事業展開を行っております。 当社グループでは、当社特許技術である「Dancing Stone」、着け外しが簡単でスタイリッシュさが特徴の「EXL-LOCK」、自社で高品質製品の大量生産を可能とした「テニスチェーン」を主として、各グループ会社において、その独自の技術や製品力を利用した国内向けジュエリー・アクセサリー製品の製造販売、海外向けパーツの製造販売を行っております。 「Dancing Stone」とは 従来の技術であるレーザーホールダイヤモンドは、ダイヤモンドそのものに穴をあけて、パーツをセッティングし、ダイヤモンドを揺らす仕組みですが、「Dancing Stone」は、当社の特許技術によりダイヤモンドに穴をあけることなく、ダイヤモンドを揺らすことができます。「Dancing Stone」を用いた製品は、着用した人のわずかな動きを細かな振動エネルギーに変え、宝石を揺らせることで光を反射・拡散させ、宝石を輝かせることができます。 従来の技術では、図2のように1点のみで宝石を留めますが、「Dancing Stone」は、図1のように宝石の両サイドの丸カン(他の金具やパーツを連結する際などに、そのつなぎ役として使用する丸型の金具。)で宝石をぶら下げ、2点で留めております。 「Dancing Stone」は全ての生産国及び消費国において特許権及び意匠権を取得する方針です。現在、日本、米国、欧州、中国、香港、台湾、韓国、タイ、カンボジア、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ロシア、イスラエル、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インドにおいて特許権を取得しており、その他2か国において特許出願中であります。また意匠権についても、日本、米国、欧州、中国、韓国及びインドなど、この他に東南アジア、中東、南米などの複数国において取得しております。 「EXL-LOCK」とは 片手で簡単に着脱可能なダブルロック式金具で、内側に入った爪に輪を引っ掛け、挟むだけで装着が可能です。ロック部分が2重になっているので取れにくく、紛失しにくい構造で、ジュエリーを楽しむ人が感じていた小さな煩わしさを解消する技術です。 図2のような従来の留め金具では、特にブレスレットに用いられた場合、留め金具の開閉操作は、片手のみで行うことが多いため、開閉操作を難しく感じること、煩わしく感じることが多く、一人で装着するには苦労していました。…
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、3年後(2024年7月期)に連結売上高50億円、営業利益5億円を目標とする中期経営計画「Challenge for innovation」を策定しました。目標達成に向けた重点戦略である「強み(技術・特許)を活かす、伸ばす」「次世代の人材を育成する」「スピードアップ、効率を上げる」の3項目に則り、収益構造の改革を図り、成長を持続させてまいります。具体的な取り組みは、以下のとおりです。 当社は他社が真似できないオリジナル製品を市場へ投入し成長を続けてまいりました。その姿勢はぶれることなく、世界に向けて当社しかできない製品を提案しビジネスを展開してまいります。主軸製品である「Dancing Stone」の製造工程の自動化の実現により低価格、高品質の製品供給が可能となりました。この「Dancing Stone」パーツを柱としつつ、受注が増加傾向にある「テニスチェーン」、着け外しが簡単でスタイリッシュさが特徴の「EXL-LOCK」をはじめ、その他続々と次世代の売上を担う製品開発を進めております。販売面においても、成長率の高い海外売上高比率を高めるため、連結会社のCrossfor H.K. Ltdや歌思福珠宝(深圳)有限公司を中心に、世界の主要市場を開拓する代理店やエージェントの契約を進め、現地事情に即した販売活動を進めてまいります。 また、事業ごとのビジネスユニットを導入し、役割の明確化や数値管理を行うことで、自律的な事業運営を行う組織体制を構築してまいります。加えて、ビジネスユニットごとの責任者の成長を図ることで、当社グループの成長に必要な次世代の人材育成を進めてまいります。 さらには、時代の変化に対応するため、非対面型ビジネスモデルへの転換およびデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、本年9月より「BtoB ECサイト」(※)をスタートしました。本システムを導入することで、取引先様の利便性を向上させ、自社にとってもバックオフィス業務の効率化を図ります。この結果、日常業務の大幅な時間が短縮され、削減された時間を創造的な業務に充てることで、より機動的に市場の動きを捉えて収益機会の獲得を目指します。 これらを加速させることで、売上の拡大と利益率の改善を目指すとともに、常に新しい価値を創造できるリーディングカンパニーを目指して取り組んでまいります。 ※ 「BtoB ECサイト」とは企業間の取引(モノやサービスの売買など)をインターネット上で行うサイトであります。
対処すべき課題
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(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な需要の減少により、先行きの不透明感が強まっております。当社グループは、そうした事業環境に対処するため、以下の課題に取り組み、継続企業の前提に関する重要事象等の存在について、早期に解消してまいりたいと考えております。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 継続企業の前提に関する重要事象等の解消 前連結会計年度から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、国内外において行政からの外出自粛要請や商業施設の一部営業制限等が続き、販売活動が大きく制限を受けるなど、厳しい事業環境が続きました。このため、当該期間における売上高の減少は継続しており、加えて2期連続で営業損失が生じております。この結果、コミットメントラインに付されている財務制限条項に該当することとなりましたが、当該金融機関と財務制限条項の抵触による期限の利益喪失の権利行使をしないことについて合意しております。 次連結会計年度においては「第2 事業の状況 2 事業等のリスク(18)継続企業の前提に関する重要事象等」に記載した対応策の実施により売上高、収益性を回復しつつあり、早期に継続企業の前提に関する重要事象等を解消するため次連結会計年度の通期黒字化を達成することが最重要課題であると認識しております。 ② 技術開発 ジュエリー・アクセサリー等の宝飾品の製造は、機械化が難しく職人の手作業により製造されています。製造工程の機械化ができれば、使用する貴金属の削減や大量生産による市場への安価な製品供給等も可能となります。このため、当連結会計年度は新型コロナウイルス感染症の影響により遅れが生じているものの、タイの工場と連携しオートメーション生産体制を構築し、本格稼働を開始しました。加えて、「Dancing Stone」、「EXL-LOCK」に次ぐ特許技術等を開発し、安定した収益を継続的に確保していくために、開発体制の整備を図ることを重要な課題と認識しております。 ③ 新規事業の創出 企業収益を確保し、成長し続けるためには、既存事業の伸長はもとより従来とは異なる成長分野において、新たな事業を創出していくことを重要な課題と認識しております。そのためには社内リソースの活用だけではなく、外部リソースを活用することが重要と考えており、事業提携等のあらゆる可能性を追求してまいります。 ④ 経営基盤の強化 中長期的成長に不可欠な経営基盤の強化という観点から、財務基盤の強化及び計画的な設備投資を継続して行います。…
経営成績・財政状態の概況
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3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識並びに分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財務状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による影響はあるものの、アメリカや中国を中心とした国外経済の回復を背景に輸出の増加やワクチン接種の促進に伴う段階的な社会活動の正常化が進み、徐々に持ち直しの動きが続いております。しかしながら、変異株を含む感染症の再拡大が懸念される中、今後も経済活動の抑制と解除が繰り返される見通しで、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 ジュエリー業界におきましても、株高を背景に高額品の需要は堅調に推移しておりますが、イベントの自粛要請や動員数縮小等の動きは続いており、市場環境は依然として厳しい状況が続いております。 このような状況下、国内はコロナ禍での営業活動の見直し、国外は各国の経済活動の規制緩和に合わせた営業活動の再開が進み、第4四半期連結会計期間は売上を回復し、第3四半期連結会計期間に続き黒字化を達成いたしました。具体的な活動内容としては、小売業界の冷え込んだ市場の影響をカバーするため、コロナ禍での巣ごもり需要に着目し、拡販の余地のあるEC(ネット通販)やテレビショッピングなどの非接触型販売チャネルを持つ取引先様などの異業界への営業活動に注力してまいりました。併せて、既存取引先様には販促企画の提案や高額品の「Dancing Stone」(※1)を提案・導入をすることにより、客単価を上げる戦略で収益性を向上させました。一方、国外につきましては、タイの協力工場で進めたプレス製の高品質の「Dancing Stone」パーツの大量生産体制は、新型コロナウイルス感染症再拡大の影響により1ヶ月程度の遅れが生じたものの、テスト生産が完了し、本格稼働を開始しております。加えて、インド国内市場の代理店による営業活動も軌道に乗り始めました。こうした製販活動により、グローバルでの拡販や中国市場の模倣品の排除を進めてまいります。コスト面においても、業務全般のデジタル化や各種プロモーション施策の見直しを継続的に推進してまいりました。引き続き、安定した利益体質の構築に向け、グループ一体で収益構造改革を進めてまいります。…
セグメント関連
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/ 原文長 約199文字
【セグメント情報】 前連結会計年度(自 2019年8月1日 至 2020年7月31日 ) 当社グループの事業セグメントは、ジュエリー事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 当連結会計年度(自 2020年8月1日 至 2021年7月31日 ) 当社グループの事業セグメントは、ジュエリー事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約4452文字
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) MARIGOTJEWELLERY(THAILAND) CO., LTD. 287,108 12.0 331,660 11.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財務状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 b.財政状態の状況」をご参照ください。 (経営成績の分析) a. 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ 487,268千円増加 し、 2,811,604千円 となりました。 売上高の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 b. 売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ 288,872千円増加 し、 1,859,079千円 となりました。主な要因は、売上高が増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ 198,395千円増加 し、 952,525千円 となりました。 c. 販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ 77,512千円減少 し、 1,090,545千円 となりました。 販売費及び一般管理費、営業利益の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 a.経営成績の状況」をご参照ください。 この結果、当連結会計年度の営業損失は 138,020千円 (前期は営業損失 413,928千円 )となりました。 また、当社が重要な経営指標として掲げる営業利益率は、前連結会計年度に比べ12.9%増加し、△4.9%となりました。 d. 営業外損益、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ 23,069千円増加 し、 47,742千円 となりました。主な要因は、為替差益の計上によるものであります。 また、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ 3,199千円減少 し、 31,552千円 となりました。主な要因は、貸倒引当金繰入額が6,087千円、支払利息が 3,616千円 、その他費用が2,565千円増加しましたが、為替差損が15,102千円減少したこと等によるものです。 この結果、当連結会計年度の経常損失は 121,830千円 (前期は経常損失 424,007千円 )となりました。…