事業の内容
抽出本文
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3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(帝国通信工業株式会社)及び子会社16社により構成されており、抵抗器、前面操作ブロック(ICB)、スイッチ、センサ等の電子部品の製造販売を主要事業とし、その他機械設備等の販売等を行っております。当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けとセグメントとの関連は、下記のとおりであります。 なお、次の部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〈電子部品〉 〔生産体制〕 国内生産は、当社及び当社の生産体制と一体となっている国内子会社が行っております。海外生産は、タイ、中国、ベトナムで海外子会社が行っております。 〔販売体制〕 国内販売は、概ね当社が行っております。海外販売は東南アジア、北米、中国において各々の海外販売子会社が担当し、その他地域は概ね当社が行っております。 以上述べた電子部品の概要は次のとおりであります。 〈その他〉 機械設備等の販売会社及び環境対応素材の製造販売会社の国内連結子会社2社、ビル及び家屋の清掃会社の非連結子会社1社があります。 連結子会社のセグメントとの関連は次のとおりであります。 〈電子部品〉会社総数 以下の子会社及び当社を含め 14社 飯田帝通株式会社 固定抵抗器及び前面操作ブロックの製造 須坂帝通株式会社 可変抵抗器、同部品及びセンサ部品の製造 福井帝通株式会社 可変抵抗器、同部品及び前面操作ブロック等部品の製造 木曽精機株式会社 機構部品及び可変抵抗器等部品の製造及び販売 台湾富貴電子工業株式会社 可変抵抗器の製造及び販売 シンガポールノーブルエレクトロニクス株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック等の販売 ノーブルU.S.A.株式会社 可変抵抗器等の販売 香港ノーブルエレクトロニクス株式会社 センサ及び可変抵抗器等の販売 ノーブルエレクトロニクス(タイランド)株式会社 可変抵抗器、前面操作ブロック 及びプラスチック成型品等の製造 ノーブルエレクトロニクスベトナム株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック、センサ等の製造 ノーブル貿易(上海)有限公司 固定抵抗器及び前面操作ブロック、センサ等の販売 ノーブルトレーディング(バンコク)株式会社 可変抵抗器及び前面操作ブロック等の販売 富貴電子(淮安)有限公司 固定抵抗器の製造 〈その他〉会社総数 2社 帝通エンヂニヤリング株式会社 機械設備等の販売 株式会社エコロパック 環境対応素材の製造及び販売
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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(2) 中長期的な経営戦略等 当社グループの置かれている市場環境は、顧客ニーズの高度化・多様化に加え、生成AIの急速な普及により、今までにない市場ニーズや変化への対応が求められており、AI関連市場向けや環境対応関連、Beyond 5Gなどによる電子部品の需要にも変化が見込まれ、「創造力」と「挑戦する精神」を礎にしてさらなる成長を目指し未来のNOBLEを見据えて、「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を長期ビジョンとして、2026年5月に第2期「中期経営計画2030」を策定し、以下の項目を中長期的な基本戦略として取り組んでおります。 ① 既存領域の拡大 当社の競争優位性である素材・加工・組み立てを一貫で可能な独自の生産体制を生かし、モジュール、ユニット化による高付加価値化と単価向上、車載HVAC向けポジションセンサのバリエーションの拡大や社会課題を解決する領域への拡販を進め、確実な「成長領域」での深堀り、海外市場への展開、既存領域における一貫生産×自動化×標準化による利益率強化既存業界への製品の横展開を目指し、顧客ニーズを捉えた抵抗式センサの開発・量産技術による利益成長の実現を目指します。 ② 顧客ニーズを捉えた新製品展開 当社の競争優位性である顧客と上流から仕様を作り込める共創型の開発力と量産まで見据えた技術提案を実現することで、車載ドアミラーポジションセンサのバリエーションの拡大やxEV関連への固定抵抗器参入強化等のモビリティ領域、生活家電向けヒーター抵抗器の熱効率改善品の展開などの家電機器領域、電子楽器市場への操作ユニットの提案(カーボン抵抗体方式タッチセンサ)等のアミューズメント・ホビー機器領域など、多様化する顧客ニーズを捉えた新製品開発を行います。 ③ 新領域の確立(チャレンジ分野) 当社の競争優位性である印刷技術・エレメント技術を基盤にIoT・電気化学センサへ応用展開できる技術拡張力を生かし、高血圧を未然に防止するナトカリセンサ(電気化学センサ)の開発および企業向け販売の強化といった社会課題解決への貢献、漏水センサの技術確立およびテスト販売(サブスクモデルへの挑戦)、時刻同期(屋内UWB)への取組み、印刷技術を生かしたRFIDの技術確立・社会実装等トレンド分野への展開(IoTセンサ領域)など、社会・生活課題起点の新市場を見据えた研究開発による新たな収益の獲得を目指します。 ④ 組織力の強化 社員のウェルビーイングと人材育成を両輪とした人材戦略の推進、DXの推進・セキュリティの強化による業務基盤の高度化、資本効率・収益性を意識した財務基盤の構築や事業成長を支える戦略法務への転換を図り、人・知・財のシナジーで、未来を駆動する強靭な経営基盤の実現を目指します。…
対処すべき課題
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(4) 経営環境と対処すべき課題 当社グループは「創造力」と「挑戦する精神」を礎にしてさらなる成長を目指し、未来のNOBLEを見据えて「抵抗器のNOBLEから新生NOBLEへの深化と進化」を長期ビジョンとした第2期となる「中期経営計画2030」を新たに策定し2026年5月に公表いたしました。「中期経営計画2030」の初年度にあたる2026年度は、第1期中期経営計画において新領域として拡販を進めた医療・ヘルスケア市場向けの拡大が見込まれ、さらにAI関連市場向け・インフラ市場向けの製品などの展開が見込まれております。加えて自動車電装向けは、接触センサを含めた各種センサ類の開発等により、新たな製品の展開が進んでおります。医療・ヘルスケア市場向けに開発をしている製品の他市場への展開も図っており、新領域の確立の取組が進んでおります。 今後の医療・ヘルスケア市場向けにおいては、すでに量産化されている筋電・心電や脳波測定に用いる電極の更なる革新が必須であり、今後市場の拡大が見込まれるPOCT(Point of Care Testing)用バイオセンサについては、近々量産化を計画しているナトリウムカリウム測定に加え、アグリビジネス、インフラビジネスなど、将来的に様々な物質の測定に使用が見込まれる電気化学センサの技術を確立することを今後の柱の1つとしていきたいと考え、大学などとの共同研究を積極的に行っております。加えて、静電容量方式のセンサ等の自動車向け製品の開発を加速しており各種センサの拡販を進めております。また、環境に配慮した素材の選定や、開発技術力向上ならびに製造設備の省人化・無人化などによる生産性向上と原価低減を継続的に行うことで競争力強化を図るとともに、DX化(IoT)を組み込んだ生産ラインの導入も進めており、またBCPを念頭に生産の最適化についても進めております。 インフラ投資に関しましては、様々な新市場開拓及び新製品開発にインクや印刷工法の研究が求められており当社の要素技術の要であるエレメント技術の向上が必須であります。その実現に向けて研究開発機能と本社機能を複合したサステナビリティを体現する本社ビルへの建替えを2027年度の完成を目標にすすめております。新たな研究開発棟により開発された製品の量産については、BCPや既存領域製品の増産対応も念頭にして、既存の生産拠点に高度な精度・性能が求められる製品製造が可能な新工場建設も検討してまいります。 今後の経済見通しにつきましては、米国経済の底堅さが維持される一方で、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ価格の急騰を招き、世界的なインフレ再燃の懸念材料となるなどの地政学リスクの再燃により、先行きは極めて不透明な状況が続いております。…
経営成績・財政状態の概況
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国経済の底堅さが維持される一方で、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ価格の急騰を招き、世界的なインフレ再燃の懸念材料となるなどの地政学リスクの再燃により、先行きは極めて不透明な状況が続いております。米国経済は、底堅い雇用と消費が続きつつも、中東情勢の緊迫化を受けたエネルギー価格の高騰がインフレ鎮静化の足かせとなり、トランプ政権による外交政策の進展が注視されております。中国経済は、長引く不動産不況による内需停滞に加え、エネルギー価格の高騰が製造業の利益率を悪化させ、景気回復の足取りは重いものとなりました。我が国の経済は、堅調な企業収益と賃上げの進展が見られる一方で、食料品などの消費財の価格上昇、エネルギー価格の高騰およびナフサ由来の基礎化学品が調達難になるなど製造業をはじめ幅広い産業において甚大な影響を及ぼしており、先行きの見通しが困難な状況にあります。 当社グループの属するエレクトロニクス業界は、自動車市場において、電気自動車の販売に鈍化が見られる一方で、ハイブリッド車向けの需要増加や車載電子化の進展により、全体としては底堅く推移いたしました。生活家電市場において、在庫調整の一巡を経て好調に推移した一方で、エネルギー価格高騰に伴う消費マインドの減退が一部で見られました。産業機器市場において、生成AIに関連する半導体需要が大幅に伸長した一方で、FA機器関連や設備投資関連は、金利の高止まりや景気の先行き不透明感から在庫調整が継続しており需要回復の足取りは依然として重い状況にあります。加えて、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが原油およびナフサ由来のプラスチック、合成ゴム、溶剤および半導体封止材などの原材料に深刻な調達難と価格高騰を及ぼし、海上物流の混乱による物流費の高騰や配送リードタイムの長期化するなどの影響を受けております。 このような状況の中で当社グループは、2021年5月に策定した第1期中期経営計画の最終年度にあたる2025年度は、その目標達成に向けて、センサ・医療・非接触を合言葉に、第2期「中期経営計画2030」の柱と考えている医療・ヘルスケア分野への生体電極・電気化学センサ、及び自動車電装分野へのセンサ開発を進めており、顧客ニーズを捉えた新製品の展開を行った結果、2021年5月に策定した第1期中期経営計画期間の連結売上高及び営業利益の累計額では目標を達成することとなりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約2024文字
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日 ) 報告セグメント 調整額 (千円) (注)2 連結財務諸表 計上額 (千円) (注)3 電子部品 (千円) (注)1 その他 (千円) (千円) 売上高 外部顧客への売上高 16,188,983 601,056 16,790,040 16,790,040 セグメント間の内部売上高 又は振替高 2,680 149,232 151,913 △ 151,913 16,191,664 750,288 16,941,953 △ 151,913 16,790,040 セグメント利益 1,543,471 113,434 1,656,905 6,122 1,663,027 セグメント資産 26,239,478 729,086 26,968,565 6,491,986 33,460,552 その他の項目 減価償却費 772,947 3,675 776,622 776,622 減損損失 3,347 3,347 3,347 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 882,851 1,699 884,550 884,550 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日 ) 報告セグメント 調整額 (千円) (注)2 連結財務諸表 計上額 (千円) (注)3 電子部品 (千円) (注)1 その他 (千円) (千円) 売上高 外部顧客への売上高 16,709,598 547,217 17,256,815 17,256,815 セグメント間の内部売上高 又は振替高 3,479 188,585 192,064 △ 192,064 16,713,077 735,802 17,448,879 △ 192,064 17,256,815 セグメント利益 1,052,053 116,547 1,168,601 △ 10,593 1,158,008 セグメント資産 29,235,106 765,564 30,000,670 4,737,997 34,738,667 その他の項目 減価償却費 776,526 4,659 781,186 781,186 減損損失 11,786 11,786 11,786 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 3,246,058 8,854 3,254,912 3,254,912 (注) 1.電子部品の地域別の内訳は下記のとおりであります。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2369文字
2 主な相手先別の販売実績及び当該 販売実績の総販売実績 に対する割合については、総販売実績に対する割合が 10%以上を占める 相手先がいないため記載を省略しております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 連結売上高は前連結会計年度と比べ2.8%増加し172億56百万円となり、営業利益は前連結会計年度と比べ30.4%減少し11億58百万円となりました。 当社グループの主要セグメントである電子部品事業を地域別に分析いたしますと、日本では、生活家電市場の給湯器向け、自動車電装市場向け、医療・ヘルスケア市場向けについては好調に推移した一方、アミューズメント市場向けは顧客の需要減などにより低調でした。この結果、売上高は76億65百万円(前年同期比9.5%増)、営業損失は58百万円(前年同期は3億68百万円の営業利益)となりました。 アジアでは、中国市場は、依然として景気の減速傾向が続いており低調でしたが、他のアジア地域において、AV機器市場向けのミラーレス一眼カメラが好調に推移しました。この結果、売上高は87億80百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益は10億43百万円(前年同期比12.2%減)となりました。 北米では、景気動向としては、不透明な状況ではありましたが個人消費が底堅く推移したことで、産業機器市場向けが好調でした。この結果、売上高は2億64百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は6百万円(前年同期比16.3%減)となりました。 経常利益については前連結会計年度と比べ20.8%減少し16億84百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べ36.6%減少し12億73百万円となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性として、当連結会計年度末において有利子負債残高が46百万円ありますが、この有利子負債は非連結子会社からの借入金であります。…