事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1010文字
3 【事業の内容】 当社グループ(当社、連結子会社41社、持分法適用関連会社2社)は、親会社である日本製鉄㈱と共通の事業方針の下、緊密に連携して事業活動を展開しており、鋼材事業、粉末事業、素形材事業などを営んでおります。 当社グループにおけるセグメントごとの各社の位置づけは、次のとおりであります。 (鋼材事業) 軸受鋼、機械構造用鋼、ステンレス鋼、耐熱鋼、工具鋼などの各種特殊鋼製品の製造および販売などを行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 特殊鋼製品の製造・販売 Mahindra Sanyo Special Steel Pvt. Ltd. Ovako AB 特殊鋼製品の販売、製鋼原料・諸資材などの売買 陽鋼物産㈱ 特殊鋼製品の加工・販売 サントク精研㈱ P.T. SANYO SPECIAL STEEL INDONESIA SKJ Metal Industries Co., Ltd. 特殊鋼の加工、機械設備のメンテナンス 山特工業㈱ 特殊鋼製品の販売等に関わる業務 Sanyo Special Steel India Pvt. Ltd. 山陽特殊鋼貿易(上海)有限公司 (粉末事業) 金属粉末製品の製造および販売を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 粉末製品の販売 陽鋼物産㈱ (素形材事業) 特殊鋼棒鋼・鋼管を素材とする素形材製品の製造および販売を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 素形材製品の製造 サントクテック㈱ 素形材製品の販売 陽鋼物産㈱ SANYO SPECIAL STEEL U.S.A., INC. 素形材製品の製造・販売 Sanyo Special Steel Manufacturing de México, S.A. de C.V. 寧波山陽特殊鋼製品有限公司 Siam Sanyo Special Steel Product Co., Ltd. (その他) 鋼材事業、粉末事業および素形材事業の補助・支援事業として、情報処理等のサービスの提供を行っております。 <主な関係会社>(連結子会社) 事業内容 該当会社 情報処理サービスの提供 サントクコンピュータサービス㈱ 警備業、施設管理等のサービス業務 サントク保障サービス㈱ 事業活動に係る系統図は次のとおりであります。 事業系統図
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約282文字
(1) 経営方針 当社グループは、“社会からの信頼”、“お客様からの信頼”、“人と人の信頼”を確立することを目指す「信頼の経営」を経営理念としております。 この経営理念のもと、当社グループは、特殊鋼製品の製造・販売を通じて、「高信頼性鋼の山陽」のブランド力のさらなる強化とともに、地球環境対策の確実な実行や企業倫理の徹底など、社会を構成する一員として求められる責任を果たすことにより経済性と社会性の両立を図ります。これらの取組みを通じて企業価値を高め、株主の皆様、需要家、従業員、社会など、全てのステークホルダーからの一層の信頼を得られる企業を目指してまいります。
対処すべき課題
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/ 原文長 約2361文字
(2) 経営環境及び対処すべき課題 特殊鋼は、鋼にクロムやニッケルなどの元素を添加することで、硬度、強度、粘り強さ、耐磨耗性、耐熱性、耐食性等、用途に応じた特殊な性能を持たせた鋼であり、自動車、鉄道、建設機械、エレクトロニクス製品や情報通信機器など、さまざまな工業製品の重要部品・基幹部品として使用されるため、高い品質と信頼性が求められる素材であります。 特殊鋼に求められるニーズは、最終製品の機能向上や環境負荷の低減などを背景に多様化・高度化の一途をたどっております。当社グループは、長年にわたって培ってきた「高清浄度鋼製造技術」をベースに、それらのニーズに的確に応える高品質の特殊鋼製品を提供してきました。 当社グループは、電気炉による製鋼から最終製品までの一貫生産を行う事業拠点を日本、欧州、インドに有しております。当社の直接輸出比率は約2割ですが、当社製品の間接輸出等や海外事業拠点における製造・販売分を含めますと、当社グループ製品の多くは海外で使用されております。 当社グループの主力製品は、ベアリングの素材となる軸受用鋼であります。軸受用鋼は機械の回転運動を支えるため、特に厳しい品質が求められます。ベアリングの寿命を左右するのは鋼の清浄度の高さとされており、ここに当社が強みとする「高清浄度鋼製造技術」が生かされております。 当社グループの主要な最終需要先は、自動車、産業機械、建設機械業界等であり、当社グループの製品には、自動車メーカー等に直接販売されるものとベアリングメーカーや部品メーカー等へ販売され、各サプライチェーンにおいて各種の部品に加工された後、最終的に自動車メーカー等へ納入されるものがあります。 特殊鋼の需要は、新興国を中心とする世界的な経済成長に伴い、今後も緩やかに増加するとみておりますが、競合他社の生産能力の増強や品質・技術力の向上等により、近年、特殊鋼業界における国際競争は激しさを増しております。 このような中、当社グループでは、事業基盤の強化を通じた盤石な企業体質の確立や研究開発・品質競争力の強化による技術先進性の更なる追求、「高信頼性鋼の山陽」のグローバルブランド化の推進等を通じて、厳しい環境の中でも持続的成長を追求してまいりました。 事業基盤の強化につきましては、製品の小径化・小ロット化などへの対応、生産性や品質の向上を目的とする当社第2棒線工場のボトルネック解消投資を中心とした生産構造改革投資を実行中であります。また、迅速・透明な経営の推進を目的として執行役員制度を導入し、当社取締役会機能の独立性・客観性と説明責任の強化を目的として、代表取締役社長(議長)および独立社外取締役で構成される役員人事・報酬会議を設置いたしました。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約2853文字
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、以下の記述のうち、将来に関する事項は、当連結会計年度末(2020年3月31日)現在における当社グループの判断に基づくものであります。 (1) 重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。連結財務諸表の作成に際し、固定資産の減損要否等、繰延税金資産の回収可能性などにつきまして、過去の実績や他の合理的な方法による、会計上の見積りを行っております。当社グループは、これらの見積りの妥当性に対し継続して評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う、世界的な消費の低迷や生産活動の停滞等により、主要需要業界の活動水準が大幅に低下すると見込まれ、翌連結会計年度において、当社グループにも相応の影響が発生すると予想されます。当連結会計年度の連結財務諸表作成に際しましては、新型コロナウイルス感染症の影響が翌連結会計年度において一定期間継続するとの仮定を行い、固定資産の減損要否等の検討や繰延税金資産の回収可能性の判断などの会計上の見積りを行っております。 (2) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費と雇用環境の改善を背景として緩やかな回復基調で推移しましたものの、米中貿易摩擦が世界経済に与える影響、中国をはじめとする新興国経済の減速懸念に加えて、年明け以降の新型コロナウイルス感染症の拡大により、先行き不透明な状況が続いております。 特殊鋼業界におきましては、前連結会計年度後半からの工作機械、ロボット、半導体製造装置など一部の向け先への在庫調整の動きが、昨年夏頃に自動車、産業機械、建設機械向け等、主要需要業界全体に拡がったことなどから、下期以降の受注状況が悪化し、特殊鋼熱間圧延鋼材の生産量は、前連結会計年度を下回る水準で推移しました。 当社グループの売上高は、当社単体の売上数量は減少したものの、当期からスウェーデンの連結子会社Ovako等の売上を連結したことなどにより、前連結会計年度比766億34百万円増の2,624億52百万円となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1300文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務諸 表計上額 (注)3 鋼材 粉末 素形材 売上高 外部顧客への売上高 160,803 4,897 19,983 185,684 133 185,818 185,818 セグメント間の内部 売上高又は振替高 9,431 9,431 1,507 10,938 △ 10,938 170,234 4,897 19,983 195,115 1,641 196,756 △ 10,938 185,818 セグメント利益 8,452 683 879 10,014 42 10,057 65 10,123 その他の項目 減価償却費 8,031 520 737 9,289 10 9,300 △ 19 9,280 のれん償却額 305 305 305 305 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業等であります。 2 セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。 3 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。 4 資産および負債については、事業セグメントごとの情報が経営資源の配分の決定および業績を評価するための検討対象となっていないため、記載しておりません。 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注)1 合計 調整額 (注)2 連結財務諸 表計上額 (注)3 鋼材 粉末 素形材 売上高 外部顧客への売上高 240,236 4,125 17,938 262,300 151 262,452 262,452 セグメント間の内部 売上高又は振替高 8,131 8,131 1,721 9,853 △ 9,853 248,368 4,125 17,938 270,432 1,873 272,306 △ 9,853 262,452 セグメント利益又は 損失(△) △ 1,676 262 △ 121 △ 1,534 67 △ 1,467 49 △ 1,417 その他の項目 減価償却費 13,890 347 753 14,991 12 15,003 △ 26 14,977 のれん償却額 2,941 2,941 2,941 2,941 (注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業等であります。 2 セグメント利益又は損失の調整額は、セグメント間取引消去であります。 3 セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業損失と調整を行っております。…
主要な顧客・販売先
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/ 原文長 約2359文字
2 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先 前連結会計年度 当連結会計年度 販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%) 伊藤忠丸紅鉄鋼㈱ 36,717 19.8 29,602 11.3 3 上記の金額に消費税等は含まれておりません。 (4) 財政状態 当社グループの当連結会計年度末の資産残高は、受取手形及び売掛金の減少、たな卸資産の減少、有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末比462億82百万円減の3,279億63百万円となりました。受取手形及び売掛金、たな卸資産は、売上高の減少やそれに伴う生産高の減少、鉄スクラップ等の原燃料価格の低下などにより減少いたしました。有形固定資産は、製品の小径化・小ロット化等の受注構成変化への対応や生産性・品質向上を目的とする当社第2工場のボトルネック解消投資の実施などにより増加いたしました。 負債残高は、支払手形及び買掛金の減少、借入金およびコマーシャル・ペーパーの減少などにより、前連結会計年度末比282億85百万円減の1,457億60百万円となりました。支払手形及び買掛金は、売上高の減少に伴う生産高の減少、原燃料価格の低下などにより減少しました。借入金およびコマーシャル・ペーパーは、売上債権やたな卸資産の減などによって得られた営業活動によるキャッシュ・フローを借入金の返済やコマーシャル・ペーパーの償還に充てたことにより減少いたしました。 純資産残高は、親会社株主に帰属する当期純損失の計上、自己株式の取得および消却、株価や為替相場の変動に伴うその他の包括利益累計額の減少などにより、前連結会計年度末比179億97百万円減の1,822億2百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末におけるD/Eレシオ(純資産残高に対する有利子負債残高(現預金残高控除後)の割合)は0.27(前連結会計年度末は0.34)となりました。 (5) キャッシュ・フロー 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動で394億25百万円の収入、投資活動で124億63百万円の支出、財務活動で210億93百万円の支出となりました。 これらにより、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、272億19百万円(前連結会計年度末比54億27百万円増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。…