事業の内容
抽出本文
/ 原文長 約1053文字
3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社5社及び関連会社1社により構成されており、その事業は、ビート糖、精糖、イースト、オリゴ糖等食品素材、配合飼料、紙筒(移植栽培用育苗鉢)、農業用機械器具等の製造販売、物流を主な内容とし、さらに不動産事業、石炭・石油類及び自動車部品の販売、スポーツ施設の経営を行っております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。 砂糖事業 ビート糖、精糖、ビート糖蜜、精糖蜜、ポケットシュガーは当社が製造(精糖及び精糖蜜は関門製糖㈱に製造を委託)し、販売代理店を通じて各得意先に販売しており、うち一部は子会社ニッテン商事㈱を通じて販売しております。なお、ビート糖製造の燃料である石炭・石油類の一部を子会社スズラン企業㈱を介して購入し、また、ビート糖原材料及び製品ビート糖の輸送・保管の一部を子会社十勝鉄道㈱が行っております。 食品事業 イースト、オリゴ糖、ベタインなどは、当社が製造し販売しており、うち一部は子会社ニッテン商事㈱を通じて販売しております。 子会社ニッテン商事㈱は食品の仕入れ販売を行っております。 飼料事業 配合飼料は、関連会社とかち飼料㈱に製造を委託し、当社が販売しております。なお、配合飼料の輸送の一部を、子会社十勝鉄道㈱が行っております。 ビートパルプは当社が製造し、子会社スズラン企業㈱を通じて販売しております。 農業資材事業 紙筒(移植栽培用育苗鉢)、種子などは当社が製造し販売しております。 農業機材(農業用機械器具及び農業資材)は当社が仕入れ販売しております。 子会社サークル機工㈱にて、ビート用移植機を中心とした農業用機械器具の製造販売等の事業を行っております。 不動産事業 当社及び子会社スズラン企業㈱は、社有地に商業施設等を建設し賃貸するなどの不動産事業を行っております。 その他の事業 子会社十勝鉄道㈱は、貨物輸送事業を行っており、当社のビート糖原材料、製品ビート糖及び配合飼料等の輸送の一部を行っております。また、倉庫業として主に当社製品ビート糖の保管を行っております。 子会社スズラン企業㈱は、石炭・石油類及び自動車部品の販売を行っており、その一部を当社へ販売しております。また、保険代理業、スポーツ施設等の営業も行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 〇印は連結子会社、※印は関連会社で持分法適用会社であります。
経営方針・経営戦略・対処すべき課題
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/ 原文長 約1968文字
(2) 対処すべき課題及び中長期的な経営戦略 砂糖業界におきましては、インバウンド消費の拡大等による需要の持ち直しが見られたものの、消費者の低甘味嗜好や、異性化糖、輸入加糖調製品等の代替甘味料の増加等により砂糖消費量は減少傾向にあり、依然として厳しい状況が続いております。 2022年12月、政府は2026年10月までに、てん菜・てん菜糖に係る政策支援数量を砂糖量にして64万トンから55万トンへ漸減させることを決定しました。砂糖事業を主な事業とする当社グループにとりましては、非常に厳しい決定となっております。 てん菜の作付面積減少は、当社の主業であるビート糖事業の根幹であるてん菜生産力の減少につながることから、作付面積減少に歯止めをかけるべく、気候変動や病害虫に耐えうる新たなてん菜品種の導入や、農作業の省人・省力化に資する栽培技術の開発など、生産者所得の向上によりてん菜栽培を選択してもらうための取り組みを進めております。 当社グループは、このような著しい外部環境の変化に適応する経営戦略の再構築が急務と捉えており、今まで以上のコスト削減への努力に加え、適正価格での販売を含めた事業基盤の強化に取り組んでまいります。 「第2次日甜グループ中期経営計画」(2024年3月期~2028年3月期) 砂糖消費の減少や燃料価格の高止まりは続いておりますが、この状況下での業績の回復、そして成長を図っていくことを目指し、2024年3月期から5年間の「第2次日甜グループ中期経営計画」を策定しております。 中期経営計画の2年度目となる2025年3月期は、猛暑等の影響を大きく受けた2023年産原料てん菜の記録的な低糖分により前期での砂糖生産量が大幅に減少したことから、2025年3月期における砂糖事業での販売数量が減少し、減収となりました。また製造原価が高止まりしていることに加え、製品在庫に対する棚卸資産評価損が増加し、営業利益を圧迫しました。固定資産売却益により当期純利益は増加したものの、営業利益は前期比41.2%減の535百万円(経常利益は前期比37.6%減の1,124百万円、売上高経常利益率1.74%)にとどまり、非常に厳しい結果となりました。 政府によるてん菜・てん菜糖に係る政策支援数量の漸減、および気候変動の影響を大きく受けた2023年産てん菜の記録的な低糖分や肥料価格の高止まり等による収益性の悪化に不安を抱く生産者のてん菜栽培離れが進み、作付面積はさらに減少しております。…
対処すべき課題
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/ 原文長 約1968文字
(2) 対処すべき課題及び中長期的な経営戦略 砂糖業界におきましては、インバウンド消費の拡大等による需要の持ち直しが見られたものの、消費者の低甘味嗜好や、異性化糖、輸入加糖調製品等の代替甘味料の増加等により砂糖消費量は減少傾向にあり、依然として厳しい状況が続いております。 2022年12月、政府は2026年10月までに、てん菜・てん菜糖に係る政策支援数量を砂糖量にして64万トンから55万トンへ漸減させることを決定しました。砂糖事業を主な事業とする当社グループにとりましては、非常に厳しい決定となっております。 てん菜の作付面積減少は、当社の主業であるビート糖事業の根幹であるてん菜生産力の減少につながることから、作付面積減少に歯止めをかけるべく、気候変動や病害虫に耐えうる新たなてん菜品種の導入や、農作業の省人・省力化に資する栽培技術の開発など、生産者所得の向上によりてん菜栽培を選択してもらうための取り組みを進めております。 当社グループは、このような著しい外部環境の変化に適応する経営戦略の再構築が急務と捉えており、今まで以上のコスト削減への努力に加え、適正価格での販売を含めた事業基盤の強化に取り組んでまいります。 「第2次日甜グループ中期経営計画」(2024年3月期~2028年3月期) 砂糖消費の減少や燃料価格の高止まりは続いておりますが、この状況下での業績の回復、そして成長を図っていくことを目指し、2024年3月期から5年間の「第2次日甜グループ中期経営計画」を策定しております。 中期経営計画の2年度目となる2025年3月期は、猛暑等の影響を大きく受けた2023年産原料てん菜の記録的な低糖分により前期での砂糖生産量が大幅に減少したことから、2025年3月期における砂糖事業での販売数量が減少し、減収となりました。また製造原価が高止まりしていることに加え、製品在庫に対する棚卸資産評価損が増加し、営業利益を圧迫しました。固定資産売却益により当期純利益は増加したものの、営業利益は前期比41.2%減の535百万円(経常利益は前期比37.6%減の1,124百万円、売上高経常利益率1.74%)にとどまり、非常に厳しい結果となりました。 政府によるてん菜・てん菜糖に係る政策支援数量の漸減、および気候変動の影響を大きく受けた2023年産てん菜の記録的な低糖分や肥料価格の高止まり等による収益性の悪化に不安を抱く生産者のてん菜栽培離れが進み、作付面積はさらに減少しております。…
経営成績・財政状態の概況
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/ 原文長 約10345文字
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、デフレ脱却に向けた歩みが進み、インバウンド需要の増加等、景気は緩やかな回復の兆しがみられるものの、物価上昇の継続による消費マインドの下振れやアメリカの通商政策等、先行きが不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループでは、第2次日甜グループ中期経営計画(2023年4月~2028年3月)を策定し、「持続可能なてん菜産業の創造にチャレンジし、安全・安心で幸せな社会の実現に貢献していく」を掲げるとともに、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、企業価値の一層の向上に取り組んでおります。 当連結会計年度は、主に砂糖事業の売上減少により、売上高は前期比6.5%減の64,796百万円となり、営業利益は飼料事業で増益となったものの、砂糖事業、農業資材事業及び不動産事業の減益により、前期比41.2%減の535百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失で減損損失が増加したものの、特別利益での固定資産売却益の計上により、前期比49.2%増の2,703百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <砂糖事業> 海外市況につきましては、ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)において1ポンド当たり期初22.65セントで始まり、9月には主要生産国であるブラジルでの干ばつやサトウキビ畑での大規模火災により23セント台まで上昇しましたが、被害は限定的との見方が強まり、またその他の主産地から安定的な供給が見込まれたこともあり、18.85セントまで下落し、当期を終えました。 一方、国内市況につきましては、期初249円~251円(東京精糖上白現物相場、キログラム当たり)で始まり、そのまま当期を終えました。 ビート糖は、販売価格は上昇したものの、2023年の猛暑等による前年度産原料てん菜の低糖分により砂糖生産量が大きく減少したため、売上高は前期を下回りました。また、依然として製造原価が高止まりしていることに加え、当年度産原料てん菜は前年度を上回る数量、品質を確保したものの、原価率の高い原料糖生産も増加することから、原料糖在庫に対する棚卸資産評価損が増加しました。 精糖は、販売数量は減少したものの、適正価格での販売とコスト削減に努めたため、売上高、利益ともに前期を上回りました。 砂糖事業の売上高は、42,897百万円(前期比9.3%減)となり、1,598百万円の営業損失(前期は552百万円の営業損失)となりました。…
セグメント関連
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/ 原文長 約1404文字
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日 ) (単位:百万円) 報告セグメント その他 (注) 合計額 砂糖 食品 飼料 農業資材 不動産 売上高 顧客との契約から生じる収益 47,294 2,615 12,673 3,847 66,430 1,352 67,782 その他の収益 1,462 1,462 52 1,514 外部顧客への売上高 47,294 2,615 12,673 3,847 1,462 67,892 1,404 69,297 セグメント間の内部売上高 又は振替高 137 34 16 124 312 5,294 5,607 47,431 2,649 12,689 3,847 1,587 68,205 6,699 74,904 セグメント利益又は損失(△) △ 552 188 121 179 903 839 65 905 セグメント資産 39,042 2,798 4,637 5,538 8,120 60,137 2,914 63,052 その他の項目 減価償却費 1,488 52 243 131 306 2,222 184 2,406 特別損失(減損損失) 88 88 88 持分法適用会社への投資額 279 279 279 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 2,210 29 386 79 467 3,173 186 3,360 (注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、貨物輸送、石油類の販売及びスポーツ施設・書店の営業等を含んでおります。…